東方黒鉄伝   作:荒無 時竜

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なぜ、こんなにも執筆力が向上しないのでしょうか
謎です




未華を家に送り届け、博霊神社残骸に向かっているのだが

「また雨か……」

さっきから降ったりやんだりする雨、正直鬱陶しい

晴れてたのになんで雨が降り始めたのだろうか?

原因として考えられるのは一つ

「降ろしなさいよ!!」

この背中背負っている天人だ

 

……あの剣って、気質を見て天候を変えるんだっけ?

「なぁ、天子。その剣ってさ」

「む?ああ、天気が変わるのはコレのせいだよ?

私は極光だから、時雨はきっと蒼真だね」

あー、なるほど……って

「なんで名前?」

「楽だから」

……何もいえねぇよ……

 

「なぁ、蒼真。濡れるのいい加減やだぜ」

「そうよそうよ、濡れないようにしなさいよ」

「そんな無茶苦茶な……あ、」

俺は地面からズッと適当な金属を引っ張り出して傘のように頭上に持ち上げる

そのまま形を変えて浮かした状態で固定

後は移動と同時に動かしていけば、傘の完成

「最初からやりなさいよ」

「最初からやれよな」

「ごめんなさい……」

二人とも不機嫌だよ、俺のせいだけど。多分

 

そもそも天子が壊すから悪いんだけどさ、それなりの理由(仕方のない理由とは言ってない)があるからしょうがない

横目で二人を見れないし(別に服が透けてるわけじゃないんだからね)

そんなこんなで歩いていると、目の前に崩落した神社が見える

視界が悪くて見辛いなぁ……

「この剣邪魔だあああああああ!!」

俺は感情に身を任せて、天子の持つ剣を思いっきりブン投げた

~雨がやんだ~

「最初からこうすれば良かったんや」

空の黒い雲が晴れていく、光りの階段が彼方此方に差し出す

 

「改めて見ると酷いわね」

「そうだな、原型がないぜ」

「ごめんなさい、明日から修繕に取り掛かるわ」

「それじゃあ、家が必要かな?」

俺はそういってそこら辺の土や石岩で仮住居を作った

相変わらず仕事の速さで定評がある俺である

正直、見た目的には良いとはいえないが、中の施設は申し分な……

「見た目が嫌だ」

「汚さそう」

「なんか嫌」

……心が折れるよ

 

「お前らなぁ。なんだ、じゃあどこで今日を過ごすんだよ」

「「「蒼真の家」」」

「お前ら、寄って集って来るんじゃねぇよ」

正直、面倒くさい。家建てるより面倒

まぁ、そんな風に思っても美少女(×3)のジト目に敵う訳はなく

むしろ、家に泊まってもらう事自体は万々歳な年頃なのだが

俺が締め出されそうで怖い

「「「ねぇ~~蒼真~~」」」

右と左と背中からの三重奏、ご褒美と拷問のどちらだろうか?

「……分かったよ」

結局妥協です、空を飛んで自宅へレッツゴー

 

「風呂借りて良いか?」

「絶対に覗かないでよ」

霊夢、お前は入る事前提なのか

しかも、家上がって第一声それかよ

「着替えはどうするんだ?」

「「……か、貸して?」」

「ハァ……とっとと入って来い」

つくづく面倒臭い連中である

俺はそう思いながら背中に背負った天子を降ろす

 

「私もお風呂に入ってくるわ」なんて言う天子を引き止めて、少しお話

「なぁ、天子。お前寂しかったのか?」

「……いいえ、私はただ私を見て欲しかったのよ

家柄や天人ってのを気にしない人が居て欲しかった

そんな時にあの二人、退治屋の話を耳にしたの

異変さえ起こせば来てくれるって、私は直に実行したわ」

「お前が手を抜いたって言うのは良く分かったよ」

「あら、抜き方が雑だったかしら?」

「他の天人より下の実力に見えたら駄目だろ」

「……少し、抜きすぎたかもしれないわね

じゃあ、私も入ってくるわ」

「ああ、行ってらっしゃい」

 

~少女入浴中、妖怪読書中~

 

ガララッと浴場の戸が開き、見慣れた服を着る3人が出てくる

だぼっとしたゆとりのあるような服装(サイズが合ってないだけ)の3人は

正直、濡れて色っぽかっ……ゲフン、可愛かった

俺はシャワーだけ頂いて、飯作って洗濯回して……あれ?

「俺、働きすぎじゃね?」

「蒼真の家の勝手が分からないからしょうがないぜ」

「そうよ、そんなに来た事ないもの」

「おい、お前ら。今までに5~6回は来たよな」

「「五月蝿い」」

「ごめんなさい」

トランプやる三人(実質二人)に結局逆らえず

なんやかんやで働き詰めにされ

挙句の果てに奴らは寝て、移動までこなし(いい匂いがしたなんて言えない)

あれやってこれやって……

こうして、下僕の夜は過ぎていく

 

 

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