眠くて過去形と現在形がごっちゃになっている可能性がございます
ご注意ください
今日の朝、布団の上に衝撃が走り目が覚めた
なにかと思ったら紫で、抱きついてきてギャンギャン泣き始めた
良かった死んでなかったと、喚きながら
その後「今日は宴会ね!!」とか言い出して消えてった
そして……
「まさか本当にやるとは」
目の前にはいつもの3倍ほどの大きさの会場が出来ている
さすが幻想郷の賢者と博霊の巫女。二人の人物収集能力はとてつもないな
机に広がる料理も酒も何時もより高いものばかりだ
鬼はもう既に飲んでるし、負けじと魔理沙も飲んでるし
まだ開始時刻より30分早いというにも関わらず、飲み食いが行われ始める
主に魔理沙のせいなんだよねぇ……
そう思いながら苦笑すると、宴会会場を回り始めた
最初に会ったのは妖夢と幽々子だった
手招きされたのでそのまま隣に座らせていただく
「蒼真も大変だったわね、この時期特に」
「幽々子、労ってくれるんなら枝豆をよこせ」
「え~、嫌よ。それとコレとは別物よ~」
「もう、幽々子様!蒼真さん、コレをどうぞ」
そういって渡されたのは白い小包
「コレは?」
「宴会のお誘いが会ってから、急いで作ったんです」
甘いものがお好きと聞いて、という言葉を聞くなり大急ぎであけると
お団子や餅、練り飴など美味しそうなものがわんさか詰まっている
「ありがと、妖夢」
「いっ、いえ喜んでいただけるなら……」
そういって俯いてしまった
幽々子も周りの食べ物を本格的に食い荒らし始めたので、次の場所へ向かう
次にあったのは山の方の皆だった
やれ天狗、やれ河童、やれ神様と風神録面子
文とにとりに誘われるようにして、その輪に入れてもらった
「蒼真さん、夜中に異変とは大変ですねぇ
新聞にしたいのでぜひぜひ!取材を!!」
「おいおい……少しは休ませてやれよぉ……」
「何を言いますかにとりさんっ!新鮮な記憶が良いに決まってるじゃありませんか」
俺(話の発端)を置いてちょっとした口論を始める二人
周りで苦笑している河童や椛達なんかからお酒等を貰い飲み食いする
やがてタッチの差で文が勝ち、取材を幾つか受けた
敵は誰とか、なにがあったのかを事細かに聞かれ
「その内未華さんとやらにも話を聞かねば……」
と、一人頷いている文を置いて、俺は席を少しずらした
神奈子が格別度の高そうな酒を注いで来て「まぁ、飲め」と言ってくる
言われるがままに飲むと、それを見守るように諏訪子、早苗も見てきた
そして飲み終わった俺の背中を押してくれた
「早く行け」なんて言葉を掛けながら
きっと、神奈子は何かを知っていたのだろうか?
どちらにしろ、この借りはそのうちかえさなきゃだな
そして、俺は地底の面子の元にやって来た
用件は簡単、「空とさとりに謝る」と言うものだ
口にする前にさとりは読めるのだろうが、それでも構わない
行為にする事に意味があるのだ
「本当にごめんなさい!」
宴会の席一人の土下座。この羞恥もまた俺への罰になる
そう思い、信じ、頭を下げた
「顔を上げてください」
と言われて顔を上げて見ると、さとりはなんだか泣いていた
何で泣いているのか?向こうには聞こえたのだろうが
それを口にする前に
「お馬さんゴッコ~~きゃはは~~」
と、突然背中にこいしが乗ってきて話は中断されてしまった
重い、いや軽いことには軽いが、背中の上で暴れまわっているので
衝撃が重力に加算され、重さが出ている
「こいし、やめなさい」
「お燐もお空もやりなよ~~」
「お燐!!良いって!」
「ちょ!ちょっとお空!?」
二人目がドシンと乗ってくる
豊満なバs……ゲフンゲフンが重いです
スイマセン本当にスイマセン、頼むからさとりさんそんな蔑むような目で見ないで
なんとかお燐とついでにさとりも乗せて、まぁ遊ばれた後紅魔館の方々にお誘いを受けた
「よかったわね」
一言であったが、レミリアのそれは確かに運命を覗かれていた事
そして、無事絡まっていた糸が解けたことを暗示させてくれた
きっと、一番影で見守っていたのはレミリアなのかもしれない
「ありがとう」
そう言うと「あっ、貴方が居なくなったらフランも悲しむしね!」
と赤くなりながらそっぽを向いてくれた
ああ、無常なる吸血鬼の温かさを知ったよ
「お姉さまの方が、悲しむでしょ?」
その椅子の後ろからひょっこりフランが出てくる
「なっ!!ふっ、フラン!!」
俺は慌てておぜ……レミリアを止めた
なんか右手に魔槍出しやがった……止めなきゃ森がさっぱりしてたよ
レミリアを何とか宥めた後、紫に会った
なんか嫌そうな顔をしている
「凄く、不本意なのよね」
「何がだ?」
「見れば分かるわよ、出てらっしゃい」
紫の隣にスキマが開いた
黄色と黒のドレス、オレンジのフリルに白いリボン
それは昨日見た「ミッド・ナイト・ムーン」だった
「うふふ、昨日ぶりですね」
「なんで?消えたはずじゃ?」
「未華さんと紅偽さんの力を少しずつ貰っていたのが幸いして『亡霊』の類として、この世界に居れる様になったんですわ」
「そっ、そうなのか……」
少し唖然とした
この子は今、半妖半霊。つまり妖怪と亡霊の境界を貪られた状態なのだ
人間を憎めど、元は愛した妖怪
それが真心になった今、助けないわけには行かなかったのだろう
……つーか、未華と紅偽のお陰かよ
「あ、そうそう。私の事は月夜って呼んでくださいまし♪」
「ああ、わかったよ、月y……」
俺が名前を呼びかけたその時
とっと、と軽やかに月夜が近づいてきて
顔を近づけてきて
右頬に柔らかい物があたった
結論
ーーーキスされたーーー
「……!~~~~~!!!」
「どうしましたの?ほらほら、まだ名前を呼び終わってませんわよ?」
「貴女、流石に賢者の私でもーー許せないわ!!」
笑う月夜、怒る紫
結局、俺一人を残して大規模な弾幕宴会に発達していくのだった