東方黒鉄伝   作:荒無 時竜

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ジミに危ない回です


アブナイ

「で、なんでお前が居んの?」

午前5時ちょい、薄暗い空からの光りに照らされて

俺は月夜と対面して話していた

月夜の頭に出来たたんこぶは、無論俺のゲンコツが作り出したものである

大まかなあらすじを説明するならば、それは簡単な話

違和感に気付き目覚めると、月夜が隣で寝ていた

ただコレだけなのだが、色々とおかしいだろおい

不法侵入、しかも家主様の横で堂々と

「もう一度聞く、なんで居んの?」

すると、少し間を空けて月夜が言った

 

「……夜這い?」

バッシーーーン!!

俺の咄嗟の平手が勢い良く月夜の頭を叩き付けた

その痛快な音でハッと我に帰る

目の前には叩かれて涙目の少女……

「お前は変態かーーー!!!!」

「ちょちょちょ!!叩いた事への謝罪は!?」

「んなもんあるわけねぇだろ!!」

「繊細な女子だよ!?美少女だよ!?それが添い寝してんだよ!?他の反応ないの!?」

「ねぇよ!俺は独身貫いてやらぁ!!

つーーーか、いつもの丁寧口調はどこいった!」

「……アレは夜だけです」

「如何わしい店かなんかか!!」

「……きゃっ、蒼真君のえっち」

「ふざけんじゃねぇ!!」

スパコーン!と、再び頭の叩く音が響く

ヤバイ、ツッコミとボケの応酬で息が荒k……

 

「息荒いよ?あ、もしかしてえっちな妄そ……」

「するわけねぇだろっ!!」

思わず振りぬいた拳が月夜の頭を鈍い音を立てながら叩いた

地面につっぷした月夜の頭からはプスプスと白い煙が上がり、ショートしたような感じになっている

もう、流石にいいよな……なんて思いながら部屋を出る

それはもうバッターンとドアを閉めて、そのままキッチンへ

昨日のカレーの残りを平らげて、さて散歩にと言うところでふと思った

アイツ、大人しくね?全力で走り出し俺の寝室を空ける

そこには、俺の布団を抱きしめて陶酔する月夜が居た

「変態だーーー!!」

「ん、あら我慢できなくなったの?いらっしゃい?」

「誰が行くか!!お前は何がしたいんだよ!」

「私の初夜を奪ったんだから、その責任を……」

「テメーが不法侵入したんじゃねぇか!奪ったつもりさえねーし!」

「んもう、恥ずかしがらなくてもいいのに……」

……コイツ、狂ってやがる

ドM臭も若干するし、何言っても駄目だし……

俺は月夜の首を掴んでそのまま家を出る

ほっぺに手をあてながら「野外レイプが好みなのね……」なんて言っているが気にしないことにする

間違えて一発みぞおち殴っちゃったけど

さぁて、どこに行こうか

 

 

 

「で、なんで私の所に来るのよ」

「いやぁ、天界の娘さんならコイツを扱えるかなぁーと」

「無理よ、私は蒼真の物だもの」

「……あんた達、そう言う関係なの?」

「断じて違う、コイツの脳みそが手遅れなだけだ」

「んもう、恥ずかしがっちゃって」

「……月夜、そろそろ黙ろうか?」

俺は首を掴む手の力を一層強くする

本当ならしまるどころか首の骨が折れても可笑しくは無いのだが、全然平気そうだ

「はぁ、私はなんでこんな妖怪風情に厄介押し付けられなきゃ行けないのよ」

「俺だって結構頑張って相手してきたんだ」

「出来れば、夜のお相手もして欲しいのだけど……」

ガッツン!!と、響くような音を立てて俺は月夜の頭を地面に叩き付けた

「……衣玖、助けて」

「無理ですね、追い出しましょう」

その言葉を聞いた刹那……身体に痺れるような物が走った後、俺の意識は遠のいた

 

「ん……?」

目の前にピンク色の雲……と顔を真っ赤にするフードの女性

そして、服を脱がしながら涎を垂らす月夜

「……って、何してくれてんだ!」

思いっきり月夜を蹴り上げる、その後直に立ち上がり服装を整えた

顔を背けるフードの女性に声をかける

「もう平気ですよ一輪さん」

「貴方が聖から聞いた蒼真さんですね

上空から雷鳴と共に落ちてきたときは本当にビックリしました」

「あれがまさに電撃的な愛なのね」

「助けていただきありがとうございます」

「いえいえ、正確には雲山が助けたので私は何も……

あっ、そういえば村紗には逢いましたか?

聖が蒼真さんを自慢げに語るものですから、見てみたいって言っていたんですが」

「なら、会いに行こうか」

「私は無視!?」

「うん、無視」

そういって俺は一輪、雲山(月夜)と共に命蓮寺に向かった

 

「5日ぶりぐらいかな?」

「そのぐらいですね、私と村紗が丁度居なかった時ですから

一輪、ただいま帰りましたー」

「ん、お帰り……蒼真も居るのか?」

「ナズ、久しぶり」

「いつ出来たんだい、そのあだ名」

「おや、ミッ○○○ウスの方が良いかな?」

「なんか、その名前は危険だと私の感が告げているのだが

それと、その後ろの女性は誰だい?」

「ああ、アイツは「婚約者です」」

奴が口を開いた刹那、俺は後ろ回し蹴りを脇腹に掛けた

「ボディーがガラ空きだぜ?」と言った後、全身全霊で吹っ飛ばす

これなら、三日くらいは顔を合わせずに済みそうだ

 

「……あ、そういえば村紗が逢いたがっていたよね。ナズ、今村紗居る?」

「あ、ああ。奥の部屋に居たはずだよ」

そういって奥の部屋に案内してくれる、その向こうにはゴロゴロ床を転がる村紗が居た

結構可愛いな、一輪はフードとって貰わなきゃ何もいえないんだけど

「こんにちは」

「んぁ、なにコイツ?」

「村紗、この人が蒼真さんだよ」

「……ふーん、大したことなさそう。聖が肩入れする意味が分からないわ」

「あ、あはは……」

「私も、その意見には賛成だな、君は愉快で楽しい人だと思うが、とても強そうには見えないよ」

「まぁ、機会があったら見せてあげるよ。それとも今此処で弾幕勝負、する?」

「いいよ、村紗さんが相手になってあげるよ」

俺と村紗は勢い良く外へ出た

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