プリズマ☆イリヤの世界に転生というか転校した少年   作:梅納豆

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オリ主にオリジナル魔術持たせてみたよ


突 然 の 戦 闘

俺は朝食を終え、部屋へ戻っていた

部屋に戻ってもすることがない、なにもしたくない

これなんてジレンマ?

まあそれは置いといて

何故、11歳になって、今になって前世が呼び覚まされたんだろうか、俺にはさっぱりわからない

俺の(前世の)人生ってアニメ見て学校行って宿題やって、それを繰り返してたら終わってんだけど、なんで?

意味がわからん、でもまあ大人になっても、仕事行って帰ってアニメ見てを繰り返すだけの人生になっていたかもしれない、いやでも前世の家族に会いたい

会いたくて会いたくて震える♪

古いな、うん・・・いや、前世のことを引き摺るんじゃない、いいか、俺、生き物はいずれ死ぬ、俺の場合、11歳という若さで死んだだけだ、その時が寿命であったのだ、詩的に言うのなら、ロウソクに灯された火が潰えようとしている姿は正に風前の灯火、その灯火がついに潰えただけなのだ、気持ちを切り替えろ、連太郎・・・今は竜次郎だったな

でもまあ、本当にやることがない、仕方ない、外へ出るか、出たくないのに出るとはこれ以下に・・・

いやしかし本当に出ていいのだろうか、前世の家は放任主義だったが、衛宮の家は放任主義ではなかった気がする

許可取ったほうがいいのか?いや待て、許可を取る必要は本当にあるのか?ヤンデレじゃ有るまいし取る必要はない気がする、いやしかし流石に行き先は伝えたほうがいいのか?うぅむわからん

これほどに悩むとは、俺はぼっちだったから、他の人達の家族間のルールは知らない

いや待て、とりあえず行動してみよう

ドアノブを捻り、ドアを引っ張る、開いた

そのまま走り出す2階と1階を繋ぐ階段をジャンプして降りようとす、だが

 

「・・・!駄目だぁ!」

 

俺はチキンハートなので踏み止まってしまう

脚が震える、結構冷や汗をかいてしまった

仕方がないので普通に降りる、余計な汗かいちまったじゃねえかよこの野郎!

玄関まで歩いて行く、なにも言わずに出ていく俺に疑問が沸いたのか士郎に声を掛けられる

 

「ん?どうした?どっかに行くのか?」

 

声を掛けられてかなりビビった、一瞬漏らした錯覚を覚えたが下を向いても漏らしてはいなかった、よかった、漏らしてない・・・

 

「う、うん、ま、まあね、そこら辺、あ、ありゅ、歩くだけだよ」

 

どもり過ぎだろ俺、あれ?そういえば前世でも最後にまともな会話をしたのは小学生3年生くらいだったような?

あぁ、道理でこんなにどもるわけだ!HAHAHAHAHA!

いや笑ってるんじゃねえよ、なんで俺そんな会話してないの?

自分で自分にそんな質問してしまうくらいにはどもっていた、内気な自分が恨めしい

過去の自分を殴りまわして、ぶち殺してあげたい

 

「おう、そうか、気を付けてな」

 

どもるとこには敢えてツッコまない士郎さんカッケー

 

「い、行って、き、きます」

 

だからどもり過ぎだろ、昨日の余裕はどうした、あれ?今世の自分もどもりまくってる・・・だから違和感を持たれないのか、なるほど

扉を開けたらそこには青色が澄み渡った空、平和な住宅街、うん、平和!

探検気分で歩く、行き先はない、ただ気ままにのんびり歩いてるだけ、ふむ、こういうのも悪くはない

道を歩いているといつの間にか青く澄み渡った空が薄気味悪くなっていた

 

「気味悪・・・帰ろ」

 

そう呟いた瞬間、後ろからなにかが(・・・・)飛んできた

 

「・・・!」

 

いきなり横から突風が吹き荒れた・・・外したのかな?それとも当てられたけど舐められてるのかな?俺は立ち尽くしていた、足音が近付いてくる

なにかが飛んできた方向と何かを見る

サーヴァントと思われる人間がいた、見るところアルトリア・・・は?飛んできたものを見る・・・槍だ

槍トリアってわけか、一瞬縮みあがった、ナニがとは言わない

この時の俺は殺されかけたにも関わらず冷静だった

俺の脚で逃げ切れるだろうか、逃げ切れなかったとしてその時はどうすればいいのだろう、っていうかクラスカードって回収され終えたんじゃないのか?様々な考えがよぎっていた、戦って勝てる相手じゃないし俺は喧嘩すらしたことがない、ということで俺は逃げ出した

追い付かれるだろうけど、ある程度は延命措置にはなるだろう・・・と思っていた俺が甘かった

突然、俺の体は激痛が走った途端吹っ飛ばされた

見なくてもわかる、追い付かれたのか

 

「なんてことだ・・・」

 

独り言がすんなりと出た、そして右のあばら骨が数本折れた、加減してくれたのだろうか、それはよかった、痛みに耐えなきゃいけなくなったよ

立ち上がらなければ、せっかく転生?したのにこんな気色悪いところで死ねるか

ようやく立ち上がったところで俺はまた吹き飛ばされる

 

「ガッ・・・!ぐふあ!」

 

吹き飛ばされたが受け身が取れなかった、地面と衝突して蹴られたとこに激痛が走る、槍トリアを睨んだが無機質な顔でこちらを見ているだけ

嗚呼、ここで俺は死ぬのか、畜生、これも全部、神様ってやつのせいか?クソが、なんでも出来るなら俺を助けやがれ

・・・突然記憶が溢れる、そのなかに作成 開始(クラフト オン)操作 開始(コントロール オン)という魔術があったが、俺はもうどうでもよかった、この場を生き延びられるならどうでもよかった、嗚呼、ここに剣があればお前(アルトリア・ペンドラゴン)にかすり傷くらいは付けられたのだろうか

剣があったなら、剣が・・・あったなら

 

作成 開始(クラフト オン)・・・」

 

そう言った瞬間、黒い霧が俺の手を包む

黒い霧はやがて剣へと姿を変えた

・・・なんの変哲もない剣だ・・・来ている、流れが俺に完全に来ている!

じゃあ操作 開始(コントロール オン)ってなんだ?

傷を治してくれ、頼む

 

操作 開始(コントロール オン)・・・」

 

痛みがなくなっていく、どうやら治癒能力があげられたようだ、・・・勝てるわ(確信

しかし傷は疲労として残るようだ

 

「・・・行ける!流れは俺に来ている!」

 

剣を握りしめ、立ち上がる

 

「うおおおおおおおおおお!!行くぜ!!!」

 

俺は剣を掲げて飛びかかる、そして勢いのままに剣を振り下ろす

 

「その脳天かち割ってやるぜえええ!」

 

いつの間に拾ったのだろうか、槍で迎撃される、構わねえ!ぶち殺してやるぜえええええ!

ガキンと大きな音を立てた

・・・俺は吹っ飛ばされた

 

「なっんでだよおおおおおおお!」

 

今度は着地に成功して、転がることはなかった

え?なんで吹っ飛ばされた?なんで?え?・・・まさか強化魔術すら自分に掛けてないから力負けしたのか?

・・・状況は変わっていなかった、再び剣を構える

 

「あわ、あわわわわ・・・」

 

いやああああ!イリヤ助けてええええ!

叫びたくても声が出ない

や、やるしかねえ!

ん?剣がよく見てみたら・・・壊れかけになっていた

 

「ああああああ!作成 開始(クラフト オン)!」

 

壊れかけになっていた剣を捨てて剣を新しく作った

イメージ・・・イメージを強固にして、鋭く、硬くしろ!

 

「はわ!こ、これは!」

 

さっきの剣より強固になっていた、しかも、鋭く硬い

やったぜ

 

「勝てる!行くぞおおおおおお!」

 

アルトリアに向かって走り出す、アルトリアから見たら亀みたいに遅く見えるだろう、しかし、俺は戦うのだ

戦わなければならない、テンション上がって忘れてたけどこれは殺し合いだ、殺らなければ殺られる

アルトリアとの距離が半分くらいになった時、砲弾のようなものがアルトリアに飛来した

アルトリアはギリギリで避けたようで家の屋根に立っていた

 

「極大の・・・散弾!」

 

この可愛らしい声は・・・空を見上げた

そこにはイリヤと美遊とクロが浮いていた




槍トリアが好きな人ごめんなさい
言い訳は4話でさせてください

追記(2019/5/7)
回避したところは大幅に修正、うーんこの何も考えてなさ

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