自分もです。
地球防衛軍6の発表もあって、ちょっとだけ書きました。本編の更新こそ無いですけど、過去編…特に兵器開発部周りで書く可能性はあります。
兵器開発部のノリ、自分の中でもめっちゃ好きです。ただこの作品でしか、このノリが出せそうに無いのでね…
兵器開発部の戦い その1 〜戦える武器を!〜
「第4回、兵器開発部総会議ィ!!」
「応!!」
EDF日本大阪本部。
その一室、兵器開発部の部屋。所狭しに様々な機器と書類の山が大量にある中、唯一広々とスペースが確保されているテーブルの周囲に、数十人の男女達が一堂に会していた。その音頭を取っているのは、
彼等が集った目的は、ただ一つ。
「はい、それじゃ早速本会議のコンセプトォ!!ズバリ、巨大アリをぶっ殺せる兵器の迅速なる開発!!特に兵士に持たせる武器の量産!!」
2017年4月1日、突如地球上に現れた、蟻型巨大生物への対抗策。
「篠ノ之博士、戦車の砲弾の強化はダメですか!?」
「私今兵士に持たせる武器の量産を強調したよね!?本題からズレるから後!!」
「蟻の防御力はどれ程あります!?」
「少なくとも戦車砲に撃たれるとワンパンだけど、逆に言うと
蟻型巨大生物は、この時から既に
この事実を前に日本支部のみならず、全世界の兵器開発機関で強力な対抗策を練り出すのは、全く時間は掛からなかった。
「まず前提条件!!既存技術の延長線上に留める事!!新技術で一から開発してたら日本の戦線が潰れて死ぬ!!」
「でしたら一つ、設計図を引いたやつがあります!!」
「持ってきて!!」
束の言葉を受け、1人の科学者が自分の持ち場のテーブルから丸めていた設計図を手に取り、集まりの中心に据えていた大テーブルに勢いよく広げた。
そこに書かれていた武器は、どうやらロケットランチャーと使用砲弾らしい。
「コンセプトは?」
「一兵士に戦車砲を持たせてみたかったんです」
「ゴメン、なんだって?」
「一兵士に戦車砲を持たせてみたかったんです」
「…うん、聞き間違いじゃなかったね!まぁそこら辺の発想の追求は置いとくとして、具体的にどうやるの?」
「まず砲弾は戦車砲の榴弾を流用し、後ろに高速のロケットブースターをポン付する形です。本体は「戦車砲弾を発射させる為」の専用装置であり、クロムスキット式無反動砲としました。クロムスキット式では構造上、後部に重量バランスが偏る問題がありますが、そこは弾薬本体の重量で打ち消しが可能と踏んでます。再装填の手間は、弾薬ごとパッケージ化する事で簡便化を図りました」
「量産は出来る?」
「当然、可能です。予算は少々高くつきそうですが」
「そこは
「現物を作って試験すれば、だけです」
「此処で議論してるより作った方が100倍早い!早速作っちゃって!!」
「では早速!!」
「あ、ゴメンちょっと待って!!この武器の名前何!?書類で殴る*2時に名前が無いと殴れない!!」
開発者が早速手回ししようと走り出した直後、束の言葉に足を止め、僅かに首を横に傾けて声を大にして、その名を放った。
「ゴリアス!!ゴリアスD1です!!」
ゴリアスD1
地球防衛軍シリーズに於けるロケットランチャーシリーズの一つ。単発高威力が特徴で、射程と精度だけ見るとスナイパーライフルよりスナイパーな活躍が出来る。まぁスティングレイシリーズも同じ事が言えるが。
この作品においては、戦車砲弾にロケットブースターを付けた専用弾薬を使用している。
本編でも開発者が言っていたが、「一兵士に戦車砲持たせたかった」などというキ◯ガイ発想は、「だったら(発射時の安全面的にも考えて)戦車そのものを持ってきた方が良いだろ」という意見の元、大戦前は開発予算が出されなかった。しかしフォーリナー大戦勃発後僅か20日間で日本支部を筆頭に