EDF日本支部召喚   作:クローサー

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第9話 王国の最期

まず最初の犠牲になったのは、ギム周辺に拠点を置いていた東部征伐軍本隊だった。

その総数、約38万の兵士達と100騎のワイバーン。ロウリア王国軍のおよそ8割が一箇所に集結し、クワ・トイネ公国を侵略する時を待っていた。当然その膨大な兵士がギムに入りきる訳が無く、東部征伐軍はその郊外に陣を築いていた。

其処に、EDF航空部隊は攻撃を仕掛けたのだ。

まずファイター30機が、東部征伐軍の空を警備していたワイバーン100騎を同時に撃墜。取るに足らない航空戦力を撃滅した直後、速度を落とした爆撃機カロン100機と爆撃機ミッドナイト50機が広範囲に編隊を形成、突入して爆撃機を開始した。

 

 

この時ミッドナイトとカロンは少々特殊な爆弾を投下していた。

その解説を行う為にも、まずは双方の爆撃機としての役割を少し話そう。

前提として、ミッドナイトとカロンの両爆撃機は、フォーリナー大戦後に開発された爆撃機である。つまりはフォーリナーテクノロジーを利用した爆撃機だ。

 

爆撃機ミッドナイトは、フォーリナーの機甲戦力に対して投入される大型爆撃機である。その為にミッドナイトの搭載積載量は、最低でも1tのプラズマ炸薬式徹甲爆弾を100発以上搭載出来る事を目標として設計、開発される事となった。EDF空軍の総力を以って、その開発は取り掛かられた。

そして最終決定されたミッドナイトのスペックは最高速度マッハ3、巡航速度マッハ1.4、爆弾積載量420t、爆弾倉1つである。この数値は、フォーリナーテクノロジーの空間圧縮技術を用いてもミッドナイトのサイズで収める事は、極めて困難を極めた。しかしEDF空軍はこれを成し遂げたのだ。

続いて爆撃機カロン。此方はフォーリナーの主戦力、巨大生物に対して投入される中型爆撃機である。その為にミッドナイトが搭載するような大火力爆弾よりも、より広範囲に火力を投射。尚且つ確実に爆撃コースの巨大生物を殲滅する為に、クラスター爆弾を多数の爆弾倉を用いて爆撃する事を求められた。

ミッドナイトのノウハウを応用して設計された結果、スペックはマッハ3.4、巡航速度マッハ1.8、爆弾積載量300t、爆弾倉3つである。

 

以上がミッドナイトとカロンの性能解説である。

続いて本命の、爆撃に用いられた爆弾の解説に入ろう。

 

まずミッドナイトとカロンが今爆撃に使用した爆弾。それは「1t級クラスター式かんしゃく玉爆弾」と呼ばれている。

 

…そう、かんしゃく玉。一体何を言ってるんだと思うかもしれないが、EDFはかんしゃく玉を対フォーリナー兵器として開発した事があるのだ。それもシリーズ化して4種類も。

ふざけているのかと聞かれるならば、その通りだろう。そうでなければまず説明が付かない。でなければ、誰が大真面目に遊びの道具を対フォーリナー兵器にしようと思うのだ。

開発の発端はフォーリナー大戦後に起こった。良くも悪くも暇になってしまったEDF兵器開発部の誰かが、かんしゃく玉に対フォーリナー用の炸薬を詰めて遊んだ事から始まる。そこから暇人の連中(研究者達)が集い、所謂「かんしゃく玉兵器化事件」と呼ばれる喜劇が始まった。

暇人共は、EDF上層部に対して「新型超小型グレネードの研究」と題して予算を分捕ると、その予算の全てを投入しかんしゃく玉を如何に強力に出来るかを争い、全力で取り組んだ。幾多の失敗を重ねても暇人達はその根性を以って諦める事は無く(そこで諦めろよ)、遂に4種類の超強力なかんしゃく玉を完成させてしまったのだ。

しかしそこで遂にEDF上層部は、兵器開発部が何をしでかしているのかに気付いて強制捜査に赴いた。そこで4種類の超強力かんしゃく玉と研究内容を押収。そのふざけっぷりに激怒モードに入る直前だった上層部だったが、此処で誰もが予想だにしなかった事実が浮かび上がった。

…なんとその4種類の超強力かんしゃく玉、纏めて使用すれば対巨大生物用としては充分な威力を発揮できる程に強力だったのだ。

EDF上層部に兵器開発部が提出した予算計上内容は「新型超小型グレネードの研究」であった以上、巨大生物に対して十分な威力を持ったそれらは、確かにその研究内容と違ってはいなかった。つまりは予算計上内容通りの研究開発に成功してしまっていたのだ。

怒る理由を失ってしまったEDF上層部は一応彼等をお咎め無しとし、「今回は偶然上手くいったから見逃すけど、次にこんなふざけた事しでかしたら今度こそ容赦無くシメるからそこの所覚悟しとけよゴラァ」という有難いお言葉を送った。

…こうして、EDFの歴史上に伝説の喜劇として名を馳せている「かんしゃく玉兵器化事件」は一応の幕を閉じたのだ。

 

しかしそんな珍兵器を一体誰が使いたがるのだろうか。当然しばらくの間、倉庫の隅っこで眠り続けていたのだが、それに目を付けた者がいた。それがEDF空軍である。

その頃のEDF空軍では、1つの問題が発生していた。それは「市街地戦に於いての過剰な爆撃威力」である。

勿論最優先はフォーリナー殲滅なのだが、それでも可能なら、爆撃によって街全域を破壊する、なんて事になるのは避けたい。それが巨大生物の大群程度なら尚更だ。しかし巨大生物を確実に仕留めるには、どうしても街を破壊してしまう程の威力を持った爆弾を用いなければならなかった。そこに軍用かんしゃく玉というふざけた兵器の話を聞き、そして思った。

「それをクラスター爆弾として用いれば、街を破壊せずとも巨大生物を殺す事が出来るんじゃないか?」と。そして試しにシミュレートに掛けてみた結果、極めて有効な攻撃手段として使えると分かったのだ。

こうしてEDF空軍により、「1t級クラスター式かんしゃく玉爆弾」という兵器が爆誕したのだ。

 

 

…話が逸れ過ぎた、元の話に戻そう。

1t級クラスター式かんしゃく玉爆弾の子弾(かんしゃく玉)は1発につき5000発内蔵している。それをロウリア王国東方征伐軍本隊に対して100機のカロンは各機300発、ミッドナイトは各機420発を投下した。

つまり、(100×300+50×420)×5000=255000000発。

2億5500万発の軍用かんしゃく玉がロウリア兵約38万人に降り注いだ。たかがかんしゃく玉と思うだろう。しかしEDFが「正式に兵器として採用している」のだ。

一発だけでも、人間の四肢は軽く吹き飛ぶ程度の威力はある。それが空から2億5500万発も降り注げば、どうなる?

 

答えは簡単。38万人程度の人間など粉々になる。

ミッドナイトとカロンによる絨毯爆撃を終えた頃には、ロウリア軍東方征伐軍が居た場所は、約38万人分の肉片が散乱していた。

 

ロウリア軍38万を殲滅し、第3師団の援護を終えたミッドナイトとカロンは補給の為、一時帰還した。ファイター30機は継続して第3師団の援護を行う。

 

ロウリア王国の主力軍は消滅し、王都への道が開かれた。後は突き進み、王都を制圧するのみ。

 

 

 

 

 

 

ロウリア王国、王都ジン・ハーク。

其処は今、地獄と化していた。

 

「第1城内街完全制圧されました!!」

「第8騎士団、応答無し!」

「重装歩兵、全滅!!止められません!!」

 

EDF第3師団は一直線に王都ジン・ハークへと侵攻、攻撃を開始した。

まず戦闘機ファイター30機が、空を飛んでいたワイバーン150騎を30秒足らずで殲滅。その数分後、第3師団が一番外側の第1城壁に向けて砲撃。60両のギガンテスと10両のタイタンによる砲撃により、東部約300mの第1城壁とその付近が「跡形も無く消滅」。間髪入れず第3師団は第1城壁内に進入、歩兵640人(レンジャー370人、ウイングダイバー180人、フェンサー90人)とギガンテス60両、バゼラート30機、ネレイド20機で瞬く間に第1城壁内街全域を制圧すると、その勢いそのままに第2城壁内街の制圧を開始した。

 

この事態に、ロウリア王国防衛総司令部は慌てるなどと言ってる暇もない程に騒然としていた。

事前にロウリア王に報告していた計画では、万が一東部征伐軍が敗れた後、敵は必ず王都の南東にある工業都市ビーズルを陥落させてから王都に侵攻してくると考え、王国防衛隊の主力は其処に配置されていた。確かにその計画は軍事的にも地理的にも理にかなっており、そもそも総司令部には「東方征伐軍が殲滅された」という情報さえ入っていなかった。

 

ところが現実はどうだ?東方征伐軍が定期連絡を絶ったと思ったら、王都に全く未知の軍勢が、それこそ王都を消し飛ばさんと言わんばかりの大火力で侵攻してきたではないか。この未曾有の事態に、総司令部は直ちにロウリア王国各地に非常事態を発信し、全軍の集結を呼びかけた。しかしEDF日本支部が、そんな事を許すと思ったら大間違いだ。

ロウリア領海に侵入した第7主力艦隊とデスピナに艦載されていたファイターと攻撃機ホエール、そして補給を終えたミッドナイトとカロンによって各地に駐屯するロウリア軍を攻撃したのだ。テンペストミサイルさえも使用されたその攻撃により、各地に駐屯していた王国防衛隊は、とても王都救援どころでは無かった。

 

故に今、王都防衛の有力なロウリア軍は王都防衛隊2万人のみ。ワイバーンは既に全滅し、王都の制空権さえも失った今。

 

 

『第3師団が敵軍を十分に引き付けた。ストームチーム、オメガチーム。突入せよ』

 

 

彼等を止める手段は、無い。

 

 

 

 

 

 

2機のHU04ブルートが王都ジン・ハークの中心にあるハーク城に向けて進行していた。両機の扉は開いており、地上でロウリア軍を粉砕しながら第2城壁内街を制圧中の第3師団が見える。

 

「おいおい、彼奴ら此処を廃墟にする気かよ?街中にタイタン突っ込んでるじゃねぇか」

「うわー…今ギガンテスの主砲でロウリア軍吹き飛んでましたよ?あの威力、対フォーリナー用徹甲榴弾じゃないかな…」

「これでも無用な被害を出さない為に、俺達の突入に合わせて大分手加減してるんだろ?フォーリナーが相手じゃなかったらこうもなるんだな…」

 

「総員、聞け」

 

各人が思い思いの言葉を話していたが、部隊長がそれを止めた。すると一瞬で部隊員は沈黙し、部隊長に注目する。すると各人のヘルメットバイザーに、様々な作戦資料が映し出される。

 

「最終確認だ。我々の作戦目標はロウリア王 ハーク・ロウリア34世の捕縛。司令より今作戦に於ける「完全無制限殺傷許可」が我々のみに限定して出されている。その為今作戦達成まで、我々は非戦闘員の殺傷も自由に判断出来る。勿論無抵抗かつ非脅威的な非戦闘員には攻撃するな。但し、非戦闘員でも武器を持って我々に向かってくるならば殺せ。一瞬の躊躇や甘えが我々を殺す。いいな?」

「「「イエッサー!」」」

「良し。オメガチーム、其方は?」

『此方オメガリーダー。いつでも』

「パイロット」

『降下地点まで30秒、準備してくれ!』

 

30秒後、ブルート2機は王宮広場上空10mに位置する。

 

「ストームチーム、ミッションを開始する」

『オメガチーム、作戦開始!』

 

躊躇無くブルートから8人のレンジャーが飛び出して、王宮広場へと落下。同時に王宮広場にいた第7、第8近衛隊に向けてストームチームはアサルトライフル「AF100」を、オメガチームは「フュージョンブラスターZD改」の銃口を向け、発射した。

 

フォーリナー大戦末期に作られ、フォーリナーの攻撃によって今現在では失われた技術を用いられて開発された両武器。その威力は巨大生物数体を貫通して即死させる事は勿論、フォーリナーの大軍団さえも撃滅する程の火力を持つそれを、只の鉄の鎧を着るだけの人間に撃つとどうなるか?それは勿論、たった1発で木っ端微塵だ。

10mからの落下時間の約2秒。王宮広場に破滅の弾幕が展開された。

 

そしてストームチームとオメガチームが王宮広場に降り立った時。其処には彼等以外には誰も居なくなっていた。

 

「行くぞ」

 

ストームリーダーが、一声を発すると同時。8人の歴戦の戦士達はハーク城内へ突入した。

 

 

 

 

 

 

ハーク城を突き進むストームチームとオメガチーム。途中立ち塞がるロウリア近衛兵やバリケードがあったが、AF100とフュージョンブラスターZD改の火力の前に悉く消滅していく。

当然だ。彼等は正真正銘、フォーリナー大戦を最初期から戦い抜いてきた戦士達。その練度、その覚悟、その戦闘能力は全EDF兵士の中でも頂点に達する者達に、たかが「1つの大陸の半分を征服する程度の国の兵士達」が敵う訳が無い。彼等が戦ってきた(フォーリナー)とは土台が根本的に違う。

 

僅か15分で、目標地点である王城の4階 王の間前に到着した。突入前に全員が武器の残弾を確認し、再装填。素早い動作でそれを終了させると、扉を開けて室内に突入。

彼等の視界にまず入ったのは、悲愴の表情を浮かべて震えるメイドが2名。その背後、薄暗い王の間の奥に銀の鎧に身を包む、銀髪をなびかせた男が1人立っていた。

 

「やあ皆さん、よくぞ」

「撃て」

 

その瞬間、ストームチームとオメガチームは攻撃を開始。AF100の弾幕とフュージョンブラスターZD改のレーザーが王の間を飛び、震えるメイドを避けてその男と「周囲に潜んでいた兵士達」を粉々にした。そう、ストームチームとオメガチームは待ち伏せを看破していたのだ。

 

何故か。それはEDF兵士に標準支給される「超小型生体電波両用識別式レーダー」の恩恵である。

この超小型レーダーは装着者の半径180m内に存在する生命体と機械を正確に認識する能力を持ち、同レーダーを所持する者は「味方」として識別する機能も搭載している。このレーダーの前には、伏兵や罠などは無意味と化す。

つまり、ロウリア近衛兵が仕掛けた最後の罠は丸見えだったのだ。

 

最後のロウリア近衛隊が殲滅され、最早障害になり得るような障害は存在しない。注意を向ける為に囮とされ、気絶したメイド2名は壁に寄りかからせ、王の控室を開けた。

 

 

 

 

 

ハーク・ロウリア34世は、王の控室の端でガタガタ震えて何処かの神に命乞いをしていた。

服従と言っていいほどの屈辱的条件を飲んで、漸く取り付けた列強の支援。

その支援によって列強式兵隊教育を6年間の歳月をかけて施し、漸く完成したロデニウス大陸統一の為の大軍団。

資材も国力の限界ギリギリまで投じ、数十年先の借金までして作り上げた軍隊で、更には念には念を入れ、石橋を叩いて渡るかのように軍事力にも差をつけた。

 

そうして圧倒的勝利でロデニウス大陸を統一する筈だった。その筈なのに、「EDF日本支部」と「未知の軍団」によるデタラメな力を持つ国と軍団の参戦によって、軍事力を大きく失って王都さえも猛攻撃を受けている。

 

EDF日本支部の海軍によって軍艦4400隻は沈められ、見たこともない未知の軍団によって王都が蹂躙されている。

こんな事になるなら、せめてEDF日本支部とは国交を結ぶべきだった。そうすれば4400隻を沈めたその力を未知の軍団に向けてくれていたかも知れない。

悔やんでも悔やみきれない。敵はもう、すぐ目の前に来ている。

 

扉の前に積んでいた即席のバリケードが一瞬で破られ、緑色と紫の奇妙な軍勢が部屋に雪崩れ込んできた。

手には魔法の杖の様な物を持ち、帯剣はしていない。どうやら全員魔術師の様だ。ロウリア34世の脳裏に、古の魔法帝国軍のお伽話が浮かぶ。

 

「ま…まさ、か……貴様ら、魔帝軍か!?」

 

恐怖に震えながら叫んだその言葉に、2人の兵士が前に出る。ストームリーダーとオメガリーダーだ。

 

「我々はEDFだ。ハーク・ロウリア34世、お前を捕らえる。抵抗はするなよ、痛い目に遭いたくなければな」

「お前達がしでかした行為、全て精算させてもらうぞ。拒否権は無い」

 

 

 

 

 

 

ストームチームとオメガチームによって、ハーク・ロウリア34世は捕縛された。王都ジン・ハークも第3師団によって完全占領され、各地のロウリア軍は航空部隊と第七主力艦隊によって99.9%の兵士が死亡していた。残るは無力な市民達のみであり、最早ロウリア王国に戦う力は微塵も残されていない。

 

この瞬間、ロウリア王国は無条件降伏。そして滅亡が決定的になった瞬間でもあった。




用語解説&状況説明
ロウリア王国東部征伐軍本隊
ギム郊外に拠点を置いていたのだが、そこに空から降ってきた2億5500万発のかんしゃく玉を受けて殲滅。将軍パンドールや副将アデムもかんしゃく玉を全身に浴びて肉片の仲間入りに。

かんしゃく玉
言わずと知れたEDFのネタ兵器。本当は登場させる予定は無かったのだが、感想欄にてよくかんしゃく玉が名指しされていたので、一から設定作って登場出来るようにした。今後も1t級クラスター式かんしゃく玉爆弾が敵に向かって空から降り注ぐ…かもしれない。(今話の執筆の中では一番苦労したぞ…)

かんしゃく玉兵器化事件
兵器開発部の暇人共が主役となった、EDFに語り継がれている伝説の喜劇。

王都ジン・ハーク
ロウリア王国の首都だったが、第3師団の殴り込みで大惨事に。被害の詳細は次回説明予定。

ロウリア王都防衛隊
第3師団の殴り込みでほぼ殲滅された。

ロウリア王国近衛隊
ハーク城を防衛する精鋭部隊だったが、ストームチームとオメガチームの空挺で呆気なく殲滅。勝てる訳が無い。

AF100
ストームチームの標準装備。フォーリナー大戦末期に開発されるも、フォーリナーの攻撃によって製造技術が失われた超兵器。現在ではストームチームの配備分を除けば数丁しか残っておらず、未だに再生産は出来ていない。その為全てのAF100をストームチームのみが使用出来るようになっている。
その威力は1発で現代戦車以上の装甲を持つ巨大生物を即死に至らしめるのみならず、数体を貫通する程である。

フュージョンブラスターZD改
オメガチーム専用装備。フォーリナー大戦末期、レーザーライフル「フュージョンブラスターZD」をオメガチーム専用にカスタマイズし、戦場でもカードリッジリロードを可能にした。製造は不可能ではないが、一丁に付き50億ドルもの資金を必要とする為、オメガチーム以外の配備は行われていない。

超小型生体電波両用識別式レーダー
原作(地球防衛軍)の右上のアレ。EDF兵士にはヘルメットバイザーの右上に常時表示されている。

ハーク・ロウリア34世
ロウリア王国の王。部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをしてたらストームチームとオメガチームに捕縛された。

爆撃機ミッドナイト&カロン(EDF日本支部航空部隊)
ロウリア王国東部征伐軍本隊を殲滅後、補給を済ませて再出撃して各地のロウリア軍をボコボコに爆撃した。

戦闘ファイター(EDF日本支部航空部隊)
爆撃機ミッドナイト&カロンを護衛後、第3師団の殴り込みに合わせて王都ジン・ハークに居たワイバーン100騎を30秒で殲滅。

EDF日本支部第3師団
王都ジン・ハークに殴り込んで王都防衛隊をボコボコにしつつ王都を完全占領する。

第7主力艦隊
ロウリア領海に侵攻、EDF日本支部航空部隊と共同しつつ艦隊の全兵装を使用。更にファイター30機、攻撃機ホエール5機を発艦させて、王都に向かっていたロウリア軍を殲滅させた。

ロウリア王国
ロデニウス大陸統一に向けてクワ・トイネ公国に侵攻したが、EDF日本支部の逆鱗に触れて50万の軍隊の内99.9%が死亡し、王都が占領されて無条件降伏。滅亡が確定した。

EDF日本支部
作戦成功との報告が入り、予定通り戦後処理の準備を始める。

クワ・トイネ公国
政治部会でロウリア王国首都制圧作戦に於けるEDF日本支部軍の領内行動を許可したと思ったら、翌日にはロウリア王国軍が99.9%消滅してるし、トドメに無条件降伏してて色んな意味で魂が抜け落ちた。

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