あれから1、2ヶ月が過ぎた。ギルは何度かイッセーにあったがイッセーが成長している事に気が付いていた。香織がギルにあることを報告しに来ていた。
「女帝、
「天界の聖剣?・・・・ああ、あの贋作か?本来であればあれは一つ残らず
天界の聖剣エクスカリバーとはアーサー王が使っていた剣ではない。天界側つまりは今は亡き聖書の神ヤハウェが作った贋作。聖剣の因子があれば扱えるようにスペックを落としている為本物のエクスカリバーとは遥かな差がある。
ギルは贋作を好まない為若干不機嫌になったがコカビエルの目的が直ぐに分かった。駒王町にわざわざ逃げた理由や贋作のエクスカリバーをコカビエルが盗む理由はそうはない。贋作のエクスカリバーなどコカビエルにとっては取るに足りない物だ。それをわざわざ危険をおかし盗んだ事を踏まえればコカビエルの目的は明らかだった。
聖剣は天界にとっては重要な物だ。それを盗み出し、駒王町には魔王の妹が二人いる。つまり、コカビエルの目的はかつて起きた三竦みの戦争の再開である。
「はい。確かあそこには女帝の友人がいると聞きました。早急に手を打たせてもらいます」
「いやよい。
「女帝自らですか!?失礼ながら意見をさせて頂きます。我らでは敵わぬとお思いですか!?」
ギル自ら出ると言ったのだから驚くのも無理はない。戦争を生き抜いたと言っても香織の敵ではない。香織は驚き不敬を承知で言ったがギルは首を横に振った。
「そうではない。これは幾つかの理由がある。心して聞け!そして皆に伝えよ」
「分かりました」
「一つと二つ、これは
「そこまでお考えでしたか!先程の出過ぎた意見謝罪させて貰います」
スカサハに言われた事を検討した結果ある程度は自身でやることにした。ギルは先を見通した結果を告げた。香織は深く頭を下げ謝罪したがギルは気にしてないかのように
「いや、お前の配慮は中々であったぞ。早急な報告ご苦労であった・・・・ふむ。香織よ。会談の時に
「私でよろしいのですか!?」
「ああよい。スカサハは
女帝ギルガメッシュの護衛とは【
「は!!女帝には誰であろうと指一本触れさせはしません!」
「頼りにしているぞ」
香織の意気込みにギルは微笑み言うと転移した。
ハデスの隠れ兜で姿を隠し駒王学園に来た。魔王の妹の様子を見に来ていた。
生徒会室と旧校舎の二つの部屋から悪魔の気配がした。生徒会室に来ると聖教者がいた。どうやら堕天使と悪魔が手を組まぬように忠告しに来たようだ。
「分かりました。私達に被害が出る可能性がでない限り手を出しません」
そう答えた黒髪の短髪の少女はこの学園では支取蒼那と名乗っているが本名はソーナ・シトリー。現四大魔王の一人セラフォルー・レヴィアタンの妹である。
(それにしても、ここに来た理由が悟れぬのかこの
聖教者二人を呆れたように見た。気が付いていない所がため息をつきたい所だった。しかし、ソーナは少なからずその可能性について視野にいれていた。
(あやつは可能性を視野にいれている。中々だな。次は二部屋あったが大人数がいるところだろうな)
そう思うと近くまで転移した。