前回の作品で予告していた、ISとTRPGのクロス物を投稿します。
文才の無い駄作者ですが、良ければ見てください。
家族が嫌いだ。
家ではこの上なくだらしないが、それ以外は化物染みた姉
大抵のことは良く出来るが、性格は屑な弟。
最初は、二人に恥じないように頑張った
勉強も、家事も小学生とは思えないぐらい必死になった。
強くなるために、剣道もやった、屈指の実力をつけた。
でも、どれも姉や弟と比べれば見劣りする、そのせいで弟には散々見下されて嫌味を言われた。
姉に相談しても、「私の弟だからできる」の一点張り。
物心付いた時からかもしれないが、その時から家族が嫌いになった。
そして、あの事件が起きた。
[白騎士事件]
幼馴染の姉が作った、従来の兵器を凌駕するパワードスーツ
[インフェニット・ストラトス]略してIS
それが日本に向けて発射された2000以上のミサイルを撃ち落し
一軍規模の兵力を一人の死人もなく無力化した・・・・・・
たった一人と、一台のISの力で。
まさにISは最強の兵器だった。
しかし、ISには兵器として致命的な欠点があった、女性しか扱えないのだ。
[誰にでも使える]それが最低条件の兵器において、なにより致命的だった。
おかげで社会は女尊男碑になり、男はまるで奴隷のような
昔のえたや非人のような扱いになった。
さらにISを使った世界大会で、姉が優勝した為
姉にも弟にも見える部分が劣る俺はさらに肩身が狭くなった。
弟の態度はさらに酷くなり、姉も相変わらず
ますます家族が嫌いになった。
家出しなかったのは、金銭面という現実の問題があったから
金があればとっくに家出してる。
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「どうだ?」
「もう・・・少し・・・・・・よし切れた」
姉が二度目の世界大会に出場するので、俺は親友の五半田弾と共に
決勝戦の会場に向かっていて、途中で誘拐された。
姉が助けに来てくれるかもしれないが、弟や政府が知らせるかどうか分からない
だから自力で脱出することにしている。
近くに落ちていたガラスの欠片でで縄を切り
一緒に気づかれないように移動する。
ただの一般人だってことが幸いして、縛りが縄で見張りも甘かった。
「一夏、どうだ?」
「何とかいけるかもしれない・・・・・・何もなければだが」
何とか建物の外に移動したが、外側は見張りが多くて物陰から動けないのだ。
「おい!織斑千冬が大会に出ているぞ!しかも織斑秋斗が会場に居る!」
部屋の近くだったので、誘拐犯の会話が聞こえてくる。
「バカな!誘拐したはず・・・・・・まさか別人が!」
「たしか・・・弟は二人だったな」
「・・・出場すれば弟を殺すと伝えたのだ、殺すぞ」
「一緒の赤毛のガキは?」
「まとめて始末しろ」
マズイ、このままじゃ弾まで殺される。
俺は辺りを見回し、直ぐ隣の空間がまるで
風に吹かれた水面のように波打っているのに気づいた。
試しに腕を突っ込むと、波の中に消える
でも引っ込めるとなんともない
まるで何所かに続いているようだ・・・・・・俺は意を決した。
「これに飛び込むぞ」
「ま、まて!何所に行くか」
「このままだと二人共殺される」
「・・・・・・クソ、神様仏様大魔王様!」
俺達は揃って歪みに飛び込んだ。
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その十分後、優勝した織斑千冬と地元の警察が駆けつけたとき
誘拐された織斑一夏、五反田弾の姿は何所にもなかった
さらに千冬の依頼を受けた篠ノ之束が総力を挙げて二人の行方を捜したが
結局見つからなかった。
当然だ、なぜなら二人は・・・・・・
既にこの世界には居ないのだから。
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