Re:ゼロから始める一方通行(いっぽうつうこう)   作:因幡inaba

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こんにちはー!次回からちゃんとサブタイ考えようかな……


3話

「は?」

 

 ゲートというのは、魔法を使う際に消費するマナを融通する器官。それは本来生命を持つ全ての者が保持しており、そこに優劣はあるが、最初から壊れているなんてことは一部例外を除きあり得ない。

 

「どういう事だ?」

 

「それはこっちの台詞なのよ。お前みたいなのは初めて見るのよ。何をしたらそんな壊れ方するのかしら?」

 

「知るかンなもン……」

 

 今一番驚いているのは他でもない一方通行だろう。

 ゲートなんて代物は前の世界では聞いたことがないし、学園都市の科学力を持ってして未知だったのだから今後も見つかりっこない。

 

 むしろ違う世界から来たからゲートが存在しない、とかなら納得したのだが。

 

「とにかく、今後魔法は使えないものと思うかしら。無理に使おうとすればそれは、自分の命を削るも等しい所業なのよ」

 

「ゲートが作用しなかったら自身の魂……オドだったか、を削るってわけか」

 

 つまり大した知識もない一方通行は、マナが使えないことを知らずオドを絞ろうとした、その結果がこの様である。

 

「ゲートの損傷ねェ……俺の身体は大丈夫なのか?」

 

 マナというのは血液等と一緒で身体を循環する生命線の一種でもある。その部分に問題がないのか、という簡単な疑問。

 

「お前が失っているゲートの機能は二つ。一つは外からマナを取り入れる機能。更に一つはマナを体外に出す機能。不幸中の幸いとでも言うべきかしら。お前の身体を維持する分のマナは無くなることはないのよ」

 

「そォかい。最後に一ついいか?」

 

 今までの説明を聞いた中で一方通行が持った疑問。いや、一方通行だからこそ持った疑問があった。

 

「なにかしら」

 

「オマエはなンだ?」

 

 彼女の言う通りの機能をゲートが持つなら、彼女には、彼女の身体には不可解な点があったからだ。

 

「……」

 

 それきりベアトリスは黙りこんでしまった。一方通行は予想してたかのように質問を取り下げた。

 

「変なこと聞いたな。妄言だとでも思って流してくれ」

 

「……あまり踏み込むんじゃないのよ。生き急がないことかしら」

 

 それきり会話は切れ、自然とベアトリスは出ていった。

 

 最後まで生意気なガキだった、というのが一方通行の感想だったが、少し考え方が変わった。少なくともゲートが壊れている、というのが事実であることは分かった。ならば発想を変えることでこの問題は乗り越えられると確信したのだ。

 例えば自身の能力であるベクトル操作でゲートの代わりをする、また関知できている外界のマナを使うことだってできるかもしれない。 

 

「オイオイ、あっという間に沸いてきやがるじゃねェか」

 

 一方通行は震えた。

 

 これまで生きてきたなかで、ここまでのモチベーションを発揮したことがあっただろうか。無論ない。 

 そして一方通行はもう一つ気がついた。

 

 人の探求心が死ぬことはない。これまで生きてきて、普通の人間が一生かけて得る知識量を遥かに越えた脳を持つ一方通行でも、未知なることには興味が沸くし進んで得ようと思う。

 

 ニンゲンはどこまでも強欲な生き物、か。確かにその通りだ。

 

 そういえば、と一方通行はある事を思い出した。

 

 スバルは

「考えるだけ無駄だな」

 

 あのバカはほっとこう、と瞬時に切り替えその部屋を後にするのだった。

 

 




お疲れ様です。オンゲキしてきます

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