白井黒子と御坂美琴の出会い   作:@maika52

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白井黒子と御坂美琴の出会い 〈壱〉

──ようこそ。ご覧頂き光栄です。

これから話すはお姉様──御坂美琴様と

私、白井黒子の出会いになります。

 

長々しいかも知れませんが、

最後までお付き合い下さいませ。

 

─────────────────

私、白井黒子は今日で

名門校『常盤台中学』へと入学する事に。

今日は入学式。

 

──正直、ドキドキしていますの。

名門校『常盤台中学』は、

能力値が強能力者以上でなければ

入学を許されない超難関学校。

 

そして、何よりも。

──この常盤台中学には

『超能力者《レベル5》』が2人も居る…との事。

 

一体どんな方なのでしょうか…?

俗に言う自分よりも下の能力者は

見下すような外道な方なのでしょう…。

 

──当時の私はそう…思っていた。

 

・・・・・・入学式。

3年生による歓迎の言葉。

理事長による歓迎の言葉…等、

多々な話をやっとこさ終えたのでした。

 

「ねぇ、知っていまして?」

というクラスメイトの声

 

「あら?どうなさいました?」

という別のクラスメイトの声

 

「この学校にはあの超能力者が

お二人、いるそうですわよ。」

と、話し合っていた。

 

すると、その話をしていた2人に

段々と人が集まっていき、

超能力者の話で盛り上がっていった。

 

正直、少し私も気になってはいたが、

校内案内というのが担任によって

始まるところだったのでとりあえず

自分の席に着くことにした。

 

…─長々とした担任の話も終わり、

いよいよ校内を見回ることに。

 

今日は身体検査《システムスキャン》の

日なのだとか。

なので、校内には透視系、精神系

といった能力を持つ先輩方がいた。

 

──精神系の能力を持った先輩方が

身体検査をされている中で、

担任が説明の為に口を開けた。

 

「今見てもらっているのは、

精神系統の能力者の身体検査です。

・ (説明中)

精神系統最強とされる能力者が

この常盤台中学には在学されています。

”学園都市第5位『心理掌握《メンタルアウト》』食蜂操祈”さん

彼女は精神系統では最高位の能力者です」

という担任の説明を聞いたクラスメイトは

ザワザワと騒ぎ始めた。

 

「あらぁ~今日は何かと騒がしい日ねぇ」

という声が部屋中に響いた。

 

私は声のした方を見てみると、

長い金髪の髪をし、周りには何人かの

先輩方を従えていた1人の女性の声だった

 

「食蜂さん。」

という担任の声でクラスメイトは

驚きの声を上げていた。

 

「あらぁ~?彼女達は1年生かしらぁ?」

という食蜂操祈の声。

 

「えぇ、今は校内案内中です。」

と返答した担任。

 

「あら、そうでしたか…。

初めまして、

学園都市第5位食蜂操祈でっす☆

ヨロシクねぇ~♪」

と、自己紹介をした。

 

クラスメイトの方々は次々と

「宜しく御願いします。」と挨拶して行く。

 

私もそれに乗り、食蜂操祈に向かって

「宜しく御願いします。」と言った。

 

「…──相変わらず、アンタはサボり?」

という食蜂操祈とは全く別の声。

その声の方へ皆体ごと向けられる。

 

「あらぁ、心外ねぇ御坂さん。

私はしっかり受けたわよぉ。」

という食蜂操祈。

 

「はぁ…あっそ。

どうせまた能力を使って派閥メンバーでも

増やそうとかしてんじゃないの?」

という少女の声。

 

─どなたでしょう?

という声がクラスメイト内で

ヒソヒソと聞こえていた。

 

「御坂さん、

もう身体検査《システムスキャン》は終わったのですか?」

と、担任は『御坂』という少女に向けて

そのような事を言った。

 

「いえ、これからです。

先生方がやっと”プールサイドの用意”が

出来たみたいで。予定より少し

遅くなってしまってますけどね」

アハハと言いながら彼女はそう言った

 

「そうなんですか…。

では、折角ですし。見に行っても?」

と、担任はなんと無茶な

要求をしたのだろうか、とその言葉を聞き

私は勝手ながらもそう思ってしまった

 

「まぁ…良いですけど。

見世物と言えるようなもんじゃないですよ」

と、また困り顔で笑いながら彼女は言った

 

「あらぁ…そんな大層な能力じゃ

ないものねぇ御坂さんの・は♪」

という食蜂操祈の言葉。

 

「…アンタねぇ、喧嘩売ってんの?」

という少々呆れたような声。

 

「・・・あら嫌ねぇ御坂さんったら。

貴方には私の能力は

”一切通用しない”んですものぉ。

元から勝ち目なんてないと

…思ってるのよぉ?”第3位”さん♪」

という如何にも虐めているであろう言動。

 

「なら、

放っから喧嘩をふっかけない事ね”第5位”」

という少しだけ威圧のあった声。

 

この2人のこの会話で大体は

1年生であっても察せた。

──この2人が超能力者であると。

 

「と、とりあえず行きましょうか」

少々焦ったような担任の声。

 

「あ、分かりました。」

という先程まで食蜂操祈に対して

『第5位』と言っていた少女。

 

【常盤台中学 プールサイド】

 

「あ、来ましたね~待ってましたよ~」

という如何にも身体検査担当であろう

先生の声がプールサイドに響き渡る。

 

「ごめんなさい、遅れました。」

という御坂という先輩。

 

「あら、1年生も見学ですか?」

という担当教師。

 

「えぇ、少しお邪魔になるかもですが…」

と自分で言いつつ、遠慮気味にそう言う担任

 

「いえいえ~丁度良いかと。」

と言いつつ、ニコニコと微笑む担当教師。

 

「それじゃあ、始めますよー!」

というまた別の教師の声。

 

「分かりました~」

と、反対側のプールサイドへと

移動していた御坂先輩の声。

 

そして…。返事をした後、

彼女はゲームセンターによく有るコインを

取り出し、それを指で──弾いた。

 

ドォッッコォォーンッッ!

と校内全体に響き渡る。

 

そしてその光景に圧倒されていた

クラスメイトや私に向かって担任が。

 

「流石…というしかないですね。

…─彼女は

”学園都市第3位『超電磁砲《レールガン》』御坂美琴”さん

常盤台中学に在学している超能力者の内の

もう一人、電気系統では最高位の能力者です」

という担任の説明。

 

私はこの光景を見ながら

思い出したことがあった。

 

去年、銀行強盗犯を新米風紀委員ながらも

捕らえることが出来たあの日。

絶体絶命─と言わんばかりの時に

私の前で”電撃が走ったあの瞬間”を。

 

私の能力は『空間移動《テレポート》』のはず。

何故─…?と一瞬思わずには

居られなかったあの時の事を。

 

───何故この場であの時の事を

思い出したのか、私は分からなかった。

でも、確信ではないがきっと彼女は

”あの時”に近くに居たのではないか…?

そう、思えてしまった。

 

──そうこう、考えていれば

いつの間にか校内案内も終わり下校時刻。

長い説明も終わり、皆学生寮へと

戻っていくなり、遊びに行くなりと

様々な事をしに出ていっていた。

 

とりあえず私は、あの時。

御坂美琴様の身体検査を見た時に

何故か思い出してしまったあの日の事を。

 

「(あの日、確か初春を避難させるべく

外へと空間移動させたはず。

─初春なら、何か、知っているかもしれない)」

そう思った私は

風紀委員《ジャッチメント》一七七支部へと空間移動《テレポート》した。

 

【風紀委員一七七支部】

 

「初春っ!」

と、支部に入った瞬間に彼女の名を呼んだ

 

「わわっ!なんですかっ、白井さん!」

と、驚きの声を上げた同僚の風紀委員、

主にサポートに徹している初春飾利。

 

「あの時…」

と私は話を切り出して、説明した。

 

 

「なるほど…。」

と、初春は唸るように、

だが納得したようにそう呟いた。

 

「調べてみます。

私も正直、気になってはいたんです。

白井さんの話を聞いてから…やっばり」

えへへと笑いながらパソコンと

睨めっこし始めた初春。

 

──しばらく経つと、

調べ終えたのか初春から声を掛けられた。

 

「分かりましたよ、白井さん。

あの時、白井さんを助けるように

電撃を放った人が…見てください、

この防犯カメラに映ってます。」

といいながら、その人物に

画面を拡大していく初春。

 

私はその光景をじっと見つめた。

─自分を救ってくれた人。

それがようやく分かるのだと。

 

──見てみれば、常盤台の制服を着ていて、

茶髪で肩に掛かった髪をしていた少女だった

 

「この人─…。」

と、私は呟いた。

 

「知ってるんですか?白井さん」

と、初春は私の方へ顔を向ける

 

「えぇ…この方、

学園都市第3位…常盤台中学では、

『エース』と呼ばれてる方ですの…」

と、少し呆気に取られながらも

初春からの質問にしっかり答える事が出来た

 

「ええっ?!学園都市第3位っ?!

凄い方じゃないですか、白井さんっ!」

と、驚きのあまり大声になってしまっていた

初春の声がズンズンと頭に響いてきた

 

「落ち着きなさいですの、初春。

確かに驚きではあります…。

でも、何故私を助けてくれたのでしょう?」

という疑問が私の中に湧いてきた。

 

「そこは、御本人に聞いてみれば

いいじゃないですか、白井さん、

御本人が在学している学校に入学

した訳ですから、

聞くことが出来ると思いますよ~」

と初春にとんでもない事を言われた。

 

「な、何を言うのです初春っ!

彼女は学園都市第3位という高位能力者

ですのよっ?!そんな…!!」

と慌てふためいてしまった。

 

「まぁまぁ、落ち着いて下さい白井さん。

それに、あの時助けてもらったんですから

お礼はしなくちゃ…そうですよね?」

初春はニッコリと笑って私に言う。

 

確かに、そうだ。

あの時、もう銀行強盗犯を捕らえることも

出来ず、負けてしまうんだ……。

と、思った矢先に救ってくれたのだから。

 

「…わ、分かりましたわ。

明日にでも、お話してみますの。」

少し躊躇いながらも、

感謝の念は伝えなければ……。と、

心中で決意し、初春に告げた。

 

「そのほうが良いです」

初春はまたニッコリと笑って

私の背中を押してくれた。

 

それから、風紀委員の仕事も終え、

学生寮へと、空間移動し自室へと向かった。

 

常盤台に入った生徒は学生寮へと

入ることは事前に知っていたので、

学校から帰った後、すぐ様自室の番号を

確認し、荷物を置いてきていたのだ。

 

部屋は2人部屋ではあるが、

人数の関係なのだろうか、

ルームメイトは居ず、私一人だけの

部屋になっていたのだ。

 

正直なところ、これは有難かった。

まだ慣れない常盤台中学。

知らない人と一夜を過ごすよりも

一人で安心して過ごせるほうが、

私にとっては嬉しいことだ。

 

そもそものところ、

常盤台中学に入学出来た事すら

私にとっては栄誉なことであった。

 

「(とりあえず、明日から

本格的に授業が始まる訳ですし、

もう休みましょう……。)」

 

そうして、私は眠りに着いた。

 

 

 

 

 




ご閲覧ありがとうございました。
次話投稿は未定です。

同ジャンル「とある科学の最強の巫女」も
よろしくお願いします。
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