魔法少女リリカルなのは 黒騎士の憂鬱   作:孤独ボッチ

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 最近、時間が取れない事も有り書くのが大幅に
 遅れております。
 折れていません。

 注:原作開始前の出来事は、前回と変わりが
   ないので、新たに書く事にしました。
   素直に書いた方がいいと思ったという
   のに、またもやらかしております。
   書きたかったから仕様がないと開き直って
   おります。
   この話は本来、飛鷹君シナリオだった
   ものを改変し、付け加えたものです。





第2話

              1

 

 なんとか小学校の入学は出来た。

 汚女子であり、徘徊癖のあった子供で、他人に興味なし。

 やっていけるのか?と不安になっても仕様がないレベルだったから、お受験なんて

無謀だろうと思っていたが、無事に乗り切った。

 猫をどれ程被ったか、記憶にない。だが、頑張ったのは確かだ。

 本来なら公立小学校に行く予定だったけど、私があまりにも特殊な事情を抱えていた

から今生の親が難色を示したのだ。

「聖祥なら、色々と臨機応変に対応してくれる学校だし、僕等も安心なんだ。

ダメかな?」

 父上にそんな事を言われては、拒否も難しい。

 しかし、父上は何を想定しているのだろうか?小学校に臨機応変要素、しかも色々。

 何してくれるんだ、あの学校。

 まさか、この世界の主人公がいるから嫌だ、とは言えない。

 結局、聖祥大付属小学校に入学する事になった。

 学校での生活は、厳しいものとなった。

 あの身体が小さくなった名探偵君に言いたい。

 赤ん坊からやり直すより、君の方が恵まれている。

 精神的に小学生に合わせるのは確かに辛いが、女子特有の派閥染みた関係よりマシだ。

 加えて、私には重大なミッションがあった。

 徹底してなのはちゃんを避ける事です。

 あんな事を言って置いて、普通にいるなんてバツが悪い。

 なのに、二年間も同じクラスとか陰謀でしょう。

 幸い、汚女子時代に出会ったお陰で、あの時の私がクラスメートの綾森さんだとは

バレていないが、油断は出来ない。

 あの子とは基本関わらないようにしている。

 最小の出力で精神干渉魔法を使う事により、鉄壁の防御で毎日挑んでいる。

 犯罪だって?ここは97管理外世界。バレなければ犯罪ではないのです。

 はい、犯罪者のセリフです。 

 

 あれから家族とどうなったかって?

 精神年齢的に恥ずかしい話だが、魘される夜は、いつの間にか母が添い寝してくれる

ようになった。初めは、やはり反射的に拒否していたが、もう母は引かなかった。

 添い寝して貰う夜は、比較的穏やかに眠れるようになった。

 ベルカ時代は、愛情など無縁だったし、特に必要としない程度には精神的に大人だった

が、小さい頃に親に抱き締めて貰うという体験は意外に重要な事だったと気付かされた。

 劇的な信頼アップの出来事などない。ただ積み上げていく。

 それが大切な事だったのだ。

 そんな私も小学二年生。

 少しずつだが家族になれている気がする。

 

 年を越して学年が上がれば、原作開始という冬にそれは起こった。

「美海!今年の冬は特別なものになりそうだよ!」

 父上が何やら上機嫌で帰宅して、そんな事を宣った。

 私と母は頭の上に?を浮かべていたと思う。

「いきなりどうしたの?」

 私の代わりに母がテンションの高い父上に訊く。

「支社長…いや、ヒューズさんがチケットをくれたんだ!聞いたら驚くぞ!なんと!

あのクリステラ・ソング・スクールのコンサートのチケットだぞ!」

「ええ!?本当!?あれって入手困難だって、ニュースで言ってたような気がする

けど…」

 二人で驚いているけど、どこだって?

 ソングスクールっていうぐらいだから、歌手の養成校なんだろうけど、アマチュア

でしょ?そのチケットが入手困難?

 それともそういう名前のアイドルグループなのかな?

 なんとか中学とか、名前が付いてるグループがいた気がするし。

 凄さが全く分かっていない私に二人が気付いて、苦笑いする。

「ああ、美海は分からないかな。クリステラ・ソング・スクールは有名な歌手養成校

でね。世界的に活躍する歌手を多数輩出しているんだ。講師陣も軒並み有名な歌手

だしね」

 なんだ、そのチート学校。

 リリカルなのはに、そんな学校出てこなかったから知らないよ。

 まあ、私が知らないだけで存在はしていたんだろうけど。

「コンサートには未来の歌姫やスクール出身の歌手・講師陣なんかも参加するから、

毎年開催されるコンサートだけど人気なんだよ。あれだけの歌手が一堂に会するのは、

あのコンサートだけだから、チケットの入手は困難を極めるんだ。でも、今年は

ヒューズさんが急にコンサートに行けなくなってね。僕達に譲ってくれたんだよ!」

 なんでも、クリステラ・ソング・スクールの校長さんが親日家で、コンサート開催地

には毎年日本が入っているそうだ。

 ヒューズさんは伝手でチケットを入手して、ほぼ毎年家族で聴きに行っているそうだ

が、今年は息子さんの都合が悪くなって、断念したそうだ。

 それなら、夫婦で行けばいいと思うが、家族行事なのでダメなんだそうだ。

 それにしても、音楽か…。

「美海は音楽は好きかい?聴いてみるのも経験だよ!絶対に気に入るよ!」

 ベルカ時代には、音楽はパーティーや式典で演奏されていた。

 個人で音楽家を呼び付ける貴族もいたが、私には縁遠い存在だった。

「折角だから、行きます」

 両親は顔を見合わせて喜んだ。

 なんだかんだで、前世の二回ともコンサートやライブに縁がなかったから、生で聴いて

みるのも悪くない。

 何より、今生の両親の誘いだ。受けない理由もない。

 

 この時の私は、まさか原作開始前にあんな面倒が発生するとは思っていなかった。

 

 

              2

 

 フィアッセ視点

 

 我が校の恒例のコンサートツアーの準備は順調に進んでいる。

 だけど…。

 ある日、手紙が届いた。

 差出人不明。

『我々は、ティオレ・クリステラの最後の遺産の在処を掴んでいる。ついてはそれを当方

に譲って頂きたい。相応の対価をお支払いする準備があります』

 ティオレ・クリステラは私の亡くなった母だ。

 遺産に関しては生前に大体分与が済んでいる。

 まだ分与されていない遺産もあるが、父であるアルバートが健在だから、父が管理して

いる。遺産がどんなものか私自身も知らないのだ。その時にビックリさせる為だと言って

今でも教えてくれない。

 遺産は父の死後、又は私が結婚した時に全て譲渡される事になっているらしい。

 だから、私に手紙を送られても困るのだけど。

 教頭であるイリアは、この段階では悪戯の類と断じていた。

 だけど、暫く経った頃、私の銀行口座に多額の入金があった。

 それと同時に手紙も。

『勝手ながら前金を振り込ませて頂きました。譲り渡し方法についてご相談させて頂き

たく思います』

 不気味なものを感じて、私は父に相談した。

 父はすぐに駆け付けてくれた。

「全く、どうしてもっと早く相談してくれなかったんだ」

 ある事件で脚を悪くして、杖なしには歩けない父にあまり面倒を掛けたくなかった

のだから仕方ない。それに父には上院議員としての立場もある。

「ティオレの悪癖まで受け継ぐ必要はないのだよ。父親としての務めくらいは果た

させてくれ」

 そう諭されてしまった。

 母も議員である父の事を考えて、あまり相談を持ち込まなかったから、父は母の死後に

気に病んでいたみたい。少し申し訳なく感じてしまう。

 父の言葉に甘えて、ここからは遺産管理をしている父が対応の代行をする事となった。

 父は、何度も金額に見合うような遺産はない事。前金は返金させて貰う事を伝えたが、

平行線で先方に伝わる事はなかった。

 父は、ここでスコットランドヤードに相談し、捜査を開始して貰った。

 そうこうしているうちに、私の周囲で不気味な事が起き始めた。

 授業で向かった教室で、ピアノが赤いペンキに塗れ、花束が置かれていたり、仕事で

使っているデスクにナイフが突き立てられていたりした。

 そこからエスカレートして、鳥や小動物の死体が置かれたりもした。

 いずれも、犯人に繋がる物証は得られず不安な日々を過ごしていた頃、手紙がまた

届けられた。

『前金は既にお支払いしております。早急の引き渡しをお願い致します。さもなければ、

貴女の身に危険が及ぶかもしれません』

 ヤードの捜査官が動いてくれたけど、やはりここでも監視カメラの映像から収穫や

物証は出なかった。

 捜査官も焦りが見え始めていると、父が零していた。

 

 そして、遂にスクールの庭に設置されている噴水が突然爆発した。

 幸い、生徒や講師、職員に怪我人は出なかった。

 でも、これはもう相応の対応をしなければならないと判断するに十分だった。

 その日のうちに、父がヤードに捜査の継続と成果を早く出して欲しいと改めて急かし、

護衛にとマクガーレンセキュリティに依頼を出した。

 マクガーレンセキュリティは、私の幼馴染が社長兼ボディーガードをやっている

会社だ。どこよりも信頼が出来る。

 幼馴染のエリスも業界では名が売れているらしい。

 エリスは、すぐに部下の人達を引き連れてスクールに来てくれた。

 

 そんな時、人が訪ねて来た。

 その人が来たのは、丁度エリスと父、イリアに私で護衛態勢の打ち合わせ中だった。

 ノックがあり、扉の傍で立っていた護衛の人達が対応する。

 スクールの職員が何事か護衛の人に言っている。

 扉を閉めると、護衛の人の一人がこちらに遣って来た。

「どうした」

 エリスが真っ先に問い質す。

「はい。それが、議員に客人が訪ねて来たと」

「議員にか?」

「はい、クリステラ議員にです」

 父がここに来た事は、父の側近以外は知らない筈の事だった。

 エリス達の顔が鋭いものに変わる。

「誰が訪ねて来たのかね?」

 父も困惑気味だった。

「それが…。学校の同期でギル・グレアムと言って貰えば分かる…と」

「ギル!ギルバート・グレアムか!?」

 護衛の人の言葉に、父が驚きの声を上げる。

「お知り合いですか?」

 エリスが鋭い声で確認してくる。

「ああ。会うのはフィアッセが、これくらいの時が最後だったかな…」

 父が自分の腰の辺りに手を遣る。

 小さい頃にお会いした事があったのね。残念ながら、記憶にないけど。

「彼なら私がここにいると分かっても可笑しくないな。私だけで会って来るよ」

 父が苦笑いしながら立ち上がる。

「アレン。もう一人連れて議員と」

「分かりました」

 勝手に会いに行くと決めた父に苦い顔でエリスは、部下の人に指示を出した。

 

 でも、そのグレアムさんならって、どういう事なのかしら?

 

 

              3

 

 アルバート視点

 

 まさか、このタイミングで訪ねて来たのが彼とは。

 娘に起こった凶事の真っただ中でとは。

 いや、これも彼らしいと言えるか。

 護衛が先行して安全を確認しながら進む。

 応接室の扉を護衛の一人が慎重に扉を開き、中に入る。

 もう一人は、すぐにでも私を連れて逃げられる態勢だ。

 中で護衛と男の声がする。

 ボディーチェックを再度しているようだ。

 中に入った護衛が顔を出して頷く。

「議員。どうぞ」

 私は頷いて部屋の中に入った。

 私はまずは本人か、じっくりと確認する。

 驚いた事に彼は、まだ背筋が伸びており、歳が同じとは信じ難かった。

 顔付きには老いはあっても、まだまだ精力的に動ける印象だ。

 羨ましい…いや、間違いなく本人だ。

「ギル!」

「アル!」

 私達は久しぶりの再会にガッチリと握手を交わした。

「いやぁ。久しぶりだな!そっちはまだ若々しくて羨ましいよ」

「意地を張っているのさ」

 私の軽口に彼もジョークで応える。

 私は彼にソファーを勧め、二人で向かい合って座った。

「奥さんが亡くなったそうだな。済まない。外国暮らしなもので知ったのは昨日

だったんだ」

「いや、君がイギリスにいない事は知っていたよ。何しろ我が国ではトップニュース

だったんだからね。それなのに顔を出さなかったんだからな。それなら、せめて連絡

先を知らせて置いて欲しいとは思うがね」

 私は彼の謝罪に敢えて軽い調子で答えた。

 実は彼がイギリスにいないというのも、友人の間での噂のようなものだ。

 気が付くと姿を晦ましているので、結局は連絡先を聞きそびれる。

 それについては、彼の薄情な部分に思うところがあるがね。

「済まないな。ずっと忙しかったものだから、ついつい…な」

 彼も私の言葉に非難の陰を感じたのか、素直に詫びた。

「それにしても、よく私がここにいると分かったな?」

 そろそろいいだろうとばかりに、私は本題に入った。

「ヤードとは伝手があってな。帰国した時に丁度、話を聞いてな。協力したいと

思って来たんだ」

 ヤードにか。

 だが、部外者にそんな情報を漏らすものだろうか。

「ああ、私はヤードで特殊な一件限定だが、コンサルタントのような事をしている

のだよ」

 私の表情を見た彼は、やっぱりかと言わんばかりに、溜息を吐いて言った。

 私はポーカーフェイスだったが、こちらの疑念を読まれたようだ。

 私は気を引き締める。

「過分にして、そんな話は聞いた事がないが」

「疑念は尤もだと思うよ。ヤードに問い合わせてくれれば分かるさ。まあ、私のような

部外者が協力する事に、いい顔をしない者もいる。本当なら話は通っている筈だった

んだがね」

 特に誤魔化している様子はない。それに堂々と問い合わせろと言う。

 こんな事が本当だとすれば、捜査担当者からすれば好ましくないだろう。

 連絡など、しないかもしれない。

 まあ、確かに問い合わせれば分かる事だ。

「先に言って置くべきだったな。私はヤードに協力する形でここにいるのだよ。つまり

事件の解決まで付き合わせて貰うよ」

 穏やかだが、有無を言わせぬ口調でギルが言った。

 これが仕事中の彼なのだろう。

「では、今、確認を取らせて貰うが、構わないかね?」

 私は携帯電話を取り出して見せた。

 彼は平然と頷いた。

 私は彼の目の前でヤードへと電話した。

 確認の結果は、非常に不本意な口調で担当刑事が肯定した。

 どうも、どこかから圧力があったようだ。

 担当刑事は憤懣やるかたないといった感じだった。

 憤懣は分かるが、そういう事は事前に知らせて欲しいと文句は言わせて貰った。

「確認が取れたようだね」

 今度は私が頷いた。

「しかし、これが特殊と言える程の案件かね?」

 どの程度を知って協力しに来たか分からない為、敢えて尋ねる。

「ああ。非常に特殊だとも。明らかに資産価値より多額の前金を支払い。尚且つ、更に

金を支払おうというのだからね。しかも、嫌がらせに続いて、爆破騒ぎまで起こした。

逆に言わせて貰えば、どこが特殊じゃないのかね?」

「……」

 この男。事件の詳細を知っているだけじゃない。

 遺産の正体を知っているのか。

 彼がキチンと事件を承知した上で、捜査協力しているのは分かったが、ハッタリで

はないのか?

「君は、ティオレの遺産の事まで知っているのか?」

「ああ。君達夫婦の思い出の詰まった家だろ?」

 事もなげに彼が答えた。

 弁護士が喋るとは思えない。

 いや、資産調査を行い、精査すれば分かる事だろうが、話しぶりから察するに彼が

話を聞いたのは、つい最近だ。精査する余裕などなかっただろう。

「まさか、あの噂は本当じゃないだろうな」

 私は溜息交じりに言った。

「噂?」

「君がMI6ではないか、と同期の連中で噂していたのさ」

 彼は大学は外国へ行ったというが、それがどこか誰も知らないし、何処の国で働いて

いるかも誰も知らない。気付けば、帰国していて、知り合いの危機を助けたり、何事か

動いては、また姿を消す。小奇麗で、よくいる中産階級の出で立ちをしている。

 そこから悪ノリして話していた噂だった。

「私は残念ながら、君のように美女とは縁がないし、途方もない陰謀に一人で立ち

向かう蛮勇も持ち合わせておらんよ」

 ギルはジョークを交えて否定した。

 それはそうだろうな、と私は苦笑いする。

「それでは、幾つか君だけに質問したい」

「分かった。それでは答えよう。で?」

「フィアッセ嬢に対する遺産分与は、奥さんの生前にほぼ済ませている。価値があるの

は、この時期のものだ。だが、犯人は最後の遺産と限定している。譲渡されたものが

前座とするなら、最後の遺産はどれ程のものかと推測した馬鹿者ならいいが、そうで

ない可能性が高い。本気度が違う。金を持つ者は、そういううっかりミスはしない。

キチンと確認を取ったからこその筈だ」

 うむ。確かに、そういうものだろうな。

「だが、一向にあちらの欲しいものが分からない。一時、ヤードは君が金を使い込んだ

可能性まで潰していたよ」

 その担当者には、後で話をゆっくりと訊くとしよう。

「そんな前金を払える金があれば、そんな自作自演要らんだろうに」

 私のぼやきにギルが苦笑いした。

「ものが美術品か何かで、依頼主が代金代わりに支払ったと推理したようだぞ?まあ、

それなら脅迫に負けてモノは渡したと言えば、それで納得されるしな。可能性としては

低いが…。それ程、行き詰っていたという事さ」

 随分と強引な事を考えたな。確かに行き詰っている。成果を出せと言った私の言えた

義理ではないが、それこそ資産状況を調べれば分かるだろうに。

 ギルは私を宥めるように言う。余程ムッとしていたようだ。

 私が落ち着いたと判断したのか、一転してギルの顔が真剣な顔つきになった。

「私が懸念しているのは減った事ではなく、君が何かを足した可能性だ」

「足した?私が妻の遺産に勝手に付け加えた物があると?」

 心当たりは、全くないが?

 それに増やした事で何か問題が発生するのだろうか?寧ろ喜ばれるのではないか?

「何か、手に入れて運び込んだものはないか?」

「おいおい。まさか本気で訊いているのか?」

「勿論だ」

 私は腕を組んで考え込む。

 それは家が傷まないように偶に休日を過ごしたりしているが、日用品程度だ。

 ギルは護衛に懐を示して、取り出す仕草をした。

 護衛は頷いた。

 それを確認すると携帯電話を取り出して、それを見せた。

「では、これは?」

 私は携帯電話を覗き込むと、インタビュー時の写真だった。

「これは君の事務所の一室だな?」

 確かにそうだ。

 私は頷いた。

「この猫は?君は猫なんて飼っていなかっただろ?」

「猫?リニスの事か?ああ!確かにこの日、拾ったよ。雑種なんだろうが、やけに気に

なってね。連れて行く前に事務所で預かって貰っていたのだ。まさか、猫が元凶だと

でも言い出す気か?リニスは一時期あの家に居ただけで、今はフィアッセの家にいる

ぞ?」

 私は呆れて半笑いだったが、ギルは笑わなかった。

「猫の他に、拾ったり、手に入れたものは本当にないのか?」

「ないよ」

 ギルの問いにいい加減苛ついてきた。

「そうか。だったらいいんだ。済まなかったな」

 ギルは、そう言ってアッサリと引いた。

 てっきり、この下らない質問が、もう少ししつこく訊かれると思っていたから、拍子

抜けしてしまった。

「それでは、久しぶりにフィアッセ嬢に挨拶をさせてくれるか?と言っても、覚えて

いないと思うがね」

「ああ、覚えていないようだ。仕方ないさ。まだ小さかったからな」

「そうだな」

 そう言って二人で立ち上がり、娘に友人を再度紹介しに向かった。

 

 娘と引き合わせて、一通りの挨拶が終わり、ギル自身が協力する事等を告げ、部屋

にいたメンバーの紹介も合わせて行った。

 最初の挨拶の時、フィアッセは、ギルに一瞬だけビクッと怖がるような様子も見せ

たが、すぐにそれも消えた。ギルは昔から人当りがいいのだが、何故、一瞬怖がる

ような反応を見せたのだろうか?

 護衛のエリスは、どことなく警戒した様子を見せているが、仕事柄仕様がない

だろう。

「いや、若い頃のティオレにそっくりだな。アルに似なかったのは幸いだった」

 ギルが私を見ながら、そんな事を娘に言っている。

「ありがとうございます。Mr.グレアム」

 ギルの失礼な発言に、娘がにこやかに応じる。

 フィアッセ。君も否定するぐらいはしてくれ。

「失礼な事を言うな。私に似ているところだってあるぞ!」

「いや、済まん済まん。学校の運営も安定しているようだし、流石君達の娘だと

思うよ」

「最初から、そう言えよ」

 護衛以外の人間から笑いが漏れる。

「ところで、私が来た目的も分かって貰えたと思うが、フィアッセ嬢。早速、質問

してもいいだろうか?」

「はい。どういった事でしょうか?」

 穏やかな表情のままギルは、口を開く。

「君の家に今、猫がいるそうだが、ずっと家に居るのかね?」

 まだ、その冗談を引っ張るのか。

 この馬鹿げた質問には、護衛の面々までもポカンとした顔をしてしまった。

「はい…。リニスですよね?ずっと家に居ますけど…」

 フィアッセもあまりの質問に、戸惑い気味に答えた。

 ギルは笑顔でありがとうと告げた。

 

 それから、これからのフィアッセの動きや、警備の方針などを確認すると、

改めて顔を出すと言って、彼は帰って行った。

 おいおい。ギルよ。それでいいのか?

 やはり、MI6はないな。

 

 

              4

 

 グレアム視点

 

 私はスクールを普段と変わらぬ足取りで出た。

 おそらくはあのボディーガードの女性だろうが、窓からこちらを見ている。

 ただでさえ、怪しい登場をしてしまったのに、これ以上不審に思われても困る。

 歩きながら、私がこの案件に関わる事になった経緯を思い出す。

  

 切っ掛けは、一本の電話だった。

 正確にいえば通信だが、それはいいだろう。

 私は時空管理局本局で働きつつも、休暇等は故郷であるイギリスにちょくちょく

戻っていた。戻った折に、地球にもロストロギアがごく稀に流れ着く事があるらしく、

私がそれとなく手を貸しつつ回収していた。それがなんの因果か、知人であったり

する事が多く、それをなんとかしているうちに、気付けばヤードやら内務省やらに

繋がりが出来ていた。

 信頼出来る人物にのみ、私の身分を明かしたりした所為か、時折、地球用の端末に

電話がくる。

 やれやれ、暫く休暇は取りたくないんだがね。

 ある因縁あるロストロギアの封印について、その方針が固まり、実行の為のデバイス

の開発が佳境を迎えている為、本来なら出たくないのだが、仕方ない。

 私に連絡がくるという事は、地球の捜査官では役に立たない事件が起きたという事

だ。私にだって、故郷に愛着はあるし、一応愛国心だって持っている。無視するのは、

どうにも出来そうになかった。

 諦めて電話に出ると、やはりというか内務省の知人だった。

『グレアム、私だが、今いいかな?』

 この男はマイクといって、内務省では特殊な立ち位置にいる男だ。

 彼は博識であり、頭脳明晰であちらこちらから厄介事の相談を受ける男だった。

「あまりよくないが、用件を聞こうか」

『助かるよ』

 大して有難がっているような口調ではないが、これが彼と言う人間だ。

 もう諦めている。

『実は最近、例の遺物絡みと似た異変があちこちで起こっている。君の言う霊脈と

いう位置である事は確認している。君の助言通り、それを辿って原因を調べてみれば

奇妙な脅迫事件にぶち当たった』

 強力なロストロギアは、得てして周囲の霊脈に影響を及ぼす事がある。

 そして、それを辿っていく調査方法は、魔法の使えない一般人でも出来る為、私が

教えたものだった。

 マイクが言うには、霊脈の乱れの為に幽霊だの妖精だのの幻が目撃される事例が

増えたという。そして、霊脈の上に位置するある家に突き当たった。

 しかし、行き着く先が脅迫事件か。

 何かの惨劇が起こるよりマシだが確かに奇妙だった。

 それ程、乱れているなら、かなりの異変が起こっていても可笑しくない。

「ほう。どのような事が起こったのだね?」

『君の友人の娘の遺産を狙った事件だ。アルバート・クリステラ上院議員の娘だよ』

「アルの!?では、フィアッセ嬢が事件に巻き込まれていると!?」

 アルの娘がティオレと同じく世界的な歌手となった事は知っていた。

 だが、流石にその後の動向までは、忙しさにかまけて把握していなかった。

 自分にもそれどころではない事態が発生したし、今もそれは抱えている。

 だが、古い友人の娘の危機となれば、見過ごせない。

 それにしても、遺産か。生前分与で与えられたものか。

「遺産。それが異変の元凶であると?」

 遺産はマイクの調査だと、クリステラ夫婦の思い出の家らしい。

『それが分からんのだよ。彼の遺産は調べたが、それらしきものはない。だが、君の

言う調査をさせたところ、彼女の遺産の周りで現象が頻発しているから、発生源は、

そこで間違いないと思われる。だが、家自体に問題はない。その上、脅迫といっても

大金は支払われている。だが、家には調度品から小物まで遺物らしきものはないし、

支払われた大金に見合う物もないんだよ。相手もそれを口にしない。ただ最後の遺産

とだけ。議員達も対応に苦慮している。あんな家が欲しければ、その金で買えばいいの

だからね。なのに急かすように嫌がらせが始まり、遂に爆破騒ぎが起こった。どうも

我々の常識とは違う事件で、これ以上の対応が出来なくてね』

 数々の厄介事の解決に尽力してきた彼が導き出した回答が、私を投入する事だった訳

だ。聞いていると確かに、その対応しかないだろうな。

「…そうか。詳細はヤードで聞けばいいのか?」

『手を貸して貰えるかね?では、ヤードには話を通しておく。私の名を出せばいい』

「では、頼む」

 少しマイクが沈黙する。

 何かあったのか?

『ふむ。親切で教えて置こう。議員の奥さんだが、もう亡くなっている。一応、葬儀

に出席出来なかった事は、最初に詫びた方が円滑に進むだろうね』

「何!?」

 最後に会った時は、まだ彼女は現役で歌っていた。

 どうも、頭の中では友人達の時間が止まっていたようだ。

 当たり前のように、まだ生きていると思っていた。

 考えてみれば当然だ。遺産の話で察するところだろう。

 私もこんな年だ。友人・知人の誰かが死んだとしても驚くような事ではなかった

のだ。もう身体にガタがくる頃だしな…。

『それでは、成果を期待しているよ』

 人が感傷に浸っている間に、彼は一方的に電話を切った。

 

 

『お父様。件の家ですが、当たりです。あそこに拠点と表現すべきものを構築

しています。土地に同化しているのか、確認できていません。でもあの猫は、痕跡

を調べましたが、間違いなく誰かの使い魔…だったものです』

 物思いに耽っていた私の頭に、突然声が響き我に返った。

 歩きながら呆けていてはいかんな。

 私の使い魔のリーゼアリアからの念話だった。

 使い魔だったものか。

 つまりは今回の案件が私の予感通りのものだという裏付けが取れた訳だ。

 アリアは、魔法特化の使い魔だ。

 ロストロギアの正体は分からずとも、痕跡から魔力の質を調べたのだ。

 同化しているか。道理でマイクの調査に引っ掛からない訳だ。

『そうか。次はフィアッセ嬢の自宅を調査してくれ。猫の方は既に移動していた。遺産

の管理をしているアルではなく、フィアッセ嬢に譲れと言ってくるのは何か理由がある

だろうと思っていたが、フィアッセ嬢を見て分かった。あまり質の良くない品のようだ

な。家には猫がいる筈だから注意してくれ。あと、分かっている事を纏めて調査部に

送ってくれ』

『分かりました』

 アリアは簡潔な返事と共に念話を切った。

 幼い時に会った時は気付かなかったが、彼女には()()()()()()()()()()

 フィアッセ嬢から妙な気配がした段階で、この案件が厄介である事が分かった。

 彼女を魔法で見極めたところ、霊脈を通して、ロストロギア自体がフィアッセ嬢を

主としているようだった。無論、無断で。

 流石に自分自身以外の力が入り込んだ事に気付かないなどという事はない。

 記憶操作は確実に為されている。

 アルにもだ。

 拾った段階では、まだロストロギアは猫が咥えるなりしていた筈だ。

 どうやら相応しい、或いは資質を持った人間にある程度干渉する事が出来るタイプの

ようだ。しかも、自分の意思を持っている。そうでなければ、主に従うのが普通だから

だ。それなのに操るようなマネをするのは、自分の意志が存在する証拠だろう。

 不運な事に思い出の家は、霊脈の上に存在していた。

 更に不運な事にフィアッセ嬢は、この世界で珍しくリンカーコアを持っていた。

 おそらくは、元使い魔は今も道具として使われている。

 主に気付かれる事なく、コントロールする媒介として。

 そして、余計な事をしてくる者を排除する為に。

 都合のいい事に、彼女は仕事柄、世界中に出掛けて行く。

 霊脈は何本も存在しており、全てが繋がっている訳ではない。

 彼女はリンカーコアがあり彼女を通して力を振るい易い。

 しかも勝手に世界中の霊脈のある場所へ行ってくれる。

 これ程、都合のいい存在はいないだろう。

 ロストロギアというのは、どれも一筋縄ではいかないものばかりだ。

 応援に武装局員の派遣を引き出す為にも、管理外世界まで派遣するに足る説得材料を

見付けなければならない。

 土地に浸透し干渉するタイプであれば証拠集めは難しいが、友人の娘を不幸にする訳

にはいかない。

 これ以上の後悔を抱えて生きる事は出来はしない。

 年の離れた友人であり、部下の最後の顔が浮かぶ。

 もしかしたら、これが友人にしてやれる最後の事かもしれない。

 最もたる後悔にケリを付けたら、おそらく私は犯罪者として拘束されるだろう。

 故郷の地を踏めるのも、事によると最後かもしれない。

 ならば、精一杯やろう。私に出来る全ての事を。

 

『ロッテ。君にはフィアッセ嬢のガードと監視を頼みたい』

 もう一匹の使い魔・リーゼロッテに私は念話で指示を飛ばす。

『りょ~かいです!父様!』

『折を見て、部下という事で紹介する。気を付けてくれ。おそらく魔導師もいるだろう』

 あの土地が拠点化している事を掴んでいる事。

 フィアッセ嬢が現在ロストロギアに所有者という扱いを受けている事が分かったと

いう事は、相手も魔法の心得のある奴だろう。

 ロストロギア本体も主として利用する積もりの人物を守るだけなら、手出しはして

こないだろう。意思があるならなおの事だ。

『分かりました!』

 ロッテはフィジカル担当でガードには最適だ。

 並の魔導師ならば、抵抗すらさせずに鎮圧するだけの力量がある。

 さて、このロートルも働くとするか。

 

 

 

              5

 

 エリス視点

 

 身体を射線に晒さなないように、隠れて窓から例の男性が去って行くのを見届ける。

 どうも言葉通りの人物には思えない。

 彼は自分の事を海外で警備会社に勤めていると言った。

 民間軍事会社の方ではなく、警備員の方だと。

 しかし、警備員とは違う。姿勢がよく歩幅も一定、隙がなく、格闘技の心得がある

様子だ。室内にいる全員のボディーガードから警戒の視線を浴びても、一切動じない。

 警備員も似た特徴を持つが、どちらかといえば、軍人といった感じだ。

 しかし、どうも本能の部分が軍人と決め付けられないものを感じている。

 どちらにせよ、只の警備会社の老紳士という訳ではないだろう。

「フィアッセ。Mr.グレアムに最初怯えていたように見えたけど、どうしたの?」

 彼女は穏やかな見た目とは裏腹に、厳しいネゴシエーションを経験している。

 滅多な事では怯んだりしない。

 だからこそ、訊いて置きたかった。

「う~ん…。何か全て見通されているみたいな気がして…ちょっとね。でもすぐそんな

感覚はなくなったから、気のせいかなって」

 Mr.グレアムは確かに猫の事しか訊かなかった。

 全て見通すには程遠い。

 だが、そこに引っ掛かる。彼はなんで猫の事なんて訊いたの?

 私は、そうと短く応じると、小さくなっていく老人の背中をから視線を逸らした。

 今は彼の正体を探るには、材料が足りない。

 それに私は護るのが仕事で、捜査はヤードの仕事だ。

 彼が不審だというなら、それも含めて動くまでの話だ。

 決意を新たにすると、フィアッセから声を掛けられた。

「それとエリス。Mr.グレアムには言わなかったけど、友達にも手伝って貰おうと

思って電話したら、来てくれるって言うから仲良くしてね?」

「は?」

「エリスも知ってる子達だよ?確か、恭也とは知り合いだったよね?」

 キョウヤ。

 その名前を聞いて、私と議員の顔が曇った。

 私達の共通の知人でキョウヤといえば、タカマチ・キョウヤしかいない。

「確か、彼はボディーガードの仕事をやっている訳ではなかったと思うけど?」

 タカマチ。

 それは私にとっても、議員にとっても忘れ難い名前だ。

 何しろ、議員のボディーガードをしていたのが、キョウヤの父であるシロウだった

からだ。そして、彼は議員を狙ったテロにより重症を負い、ボディーガードを続け

られなくなった。議員も命が助かったものの、杖なしには歩けなくなった。

 そして、その惨劇が発生したのは、私の責任だった。 

 当時、子供だった。

 それが私の罪に対する免罪符になるなどと思っていない。

「私も士郎の子供を巻き込むのは、感心しないな」

 議員も私と同じく仕事とはいえ、シロウと議員は年の離れた友人だった。

 やはり、彼もシロウの子供を巻き込むのに難色を示した。

「大丈夫です。マスターであるシロウが認めた二人なんですから」

 いつの間に、そんな事を確認していたんだ。

 この後、私と議員で説得を試みたが、不調に終わった。

 

 これから、色々な意味で難しい仕事が始まると思うと、重い溜息が出た。

 

 

              6

 

 ???視点

 

 私は、ある女性からの通信を受けていた。

「それでは、このまま進めて構わないのですね?」

『ええ。結構よ。約束通り、ロストロギアの方は好きにしていいわ。売ってもいいし、

自分の物にしてもいい。ただ、私に捜査が及ぶような迷惑が掛からなければ、それで

いいわ』

 惑星干渉型のロストロギア。

 それだけで、その世界を手に入れる事が出来る代物も、彼女にとっては無用の長物

のようだ。

『ただ、面倒だから道具にされている使い魔は処分して頂戴』

 自分の使い魔だったというのに、愛着は一切なし。

 怖い雇い主だ。

「承知しました。では、報酬は主を変更する術式という事で…」

『もう、送ったわ。好きに使いなさい。ただし、報酬を支払った以上…』

「それも承知していますよ」

『なら、結構』

 無駄話は一切なく、通信は切られた。

 

 私は所謂次元犯罪者だ。

 広域指名手配もされている身だ。

 故に、管理外世界の方が居心地がいい。

 魔法文化はなく、機械文明のみで快適な生活が送れる。自身のアドバンテージを

活かして楽にこちらの世界に拠点や部下を得る事が出来た。いい世界だ。

 さて、囮として雇った奴の調子を訊くとしよう。

 数回のコールで相手が電話に出る。

『アンタか』

「ああ、そうだ。順調かね?」

『まあまあ、といったところだ。次の機会に挨拶する積もりだ』

 この男の事だ。爆弾だろう。

「まあ、任せるがね」

『それと念を押しておくが、依頼料や必要経費は惜しまない事。遺産の受け渡しが

済んだら、彼女は貰う事。忘れていないだろうな?』

 別に女に不自由はしていない。

 世界的歌姫だろうが、あのロストロギアに比べれば、そこらの小娘と変わらん。

 世界全てを手中に収める事が出来る私にとって、金など惜しくもない。

 この男は、私を愚かな男とでも思っているだろう。

 最後までそう思っているだろう。知る術は奴にはないのだから。

 だが、この男の執着は呆れるな。

「大した欲だな」

『欲?いや、違うね。愛だよ』

 私の揶揄に、爆弾魔は笑ってそう言うと電話を切った。

 

 さて、精々この世界の悪として注目を集めて貰おう。

 この世界に魔法はない。私の意図に気付く者などいないのだ。

 その間に、私はブツを頂く。

 

 

              7

 

 恭也視点

 

 父さんからの連絡で、フィアッセの身に危険が迫っていると知り、美由紀と

共にすぐに支度を整えた。

 丁度、訓練で香港に来ていて、喫茶店に関しては問題ない。

 父さんが日常生活に支障が出ない程度には、動けるようになったお陰で、俺達

も訓練に出掛ける余裕が出来た。

 なのはが、レジ打ちや接客が出来るようになったのも大きい。

 そういうタイミングだったのは、不幸中の幸いだ。

 フィアッセは家族の一員のような存在だ。

 一時期、ウチでホームステイをしていた事もあるからだ。

 こっちからイギリスに遊びに行ったりもした。

 なのはは知らないだろうが、俺達はよく一緒に遊んだ仲だ。

 家族の危機を見逃す事は、御神の剣士には有り得ない事。

 

 俺達はイギリスに向かうべく、飛行機に乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 




 イギリス人なのにアメリカ人みたいな愛称。
 気にしないで下さい。本人が自覚しています。
 
 グレアムは途中まで学校と管理局を両立させて
 活動していた設定です。
 なのはちゃんのように、色々と巻き込まれて
 活躍していたでしょう。
 リリカルグレアムですな。

 内務省のマイク。
 この人の名前を思いっ切り出すのは止しました。
 チョイ役なのでクロスしませんし。
 
 なお、3話構成の予定となっております。
 あと2話で原作開始の予定です。
 いつ次を投稿出来るか不透明ですが、書き続け
 ますので、これからもお付き合い頂ければ幸い
 です。


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