けど先々週に二本投稿したからセーフということで・・・。
横須賀第7鎮守府 執務室
妖精「主!、敵深海棲艦の艦隊が接近しています」
ロイ「全艦隊をプランAで配置しろ」
妖精「まだです。敵艦隊にこんなのが・・・」
ロイ「・・・まるで巨大な空母だ」
電話 トウゥゥゥルルルン
ロイ「はい。こちら横七司令ロイ」
山吹「大変だ。君の鎮守府に敵が迫っている」
ロイ「こちらでも確認しました」
山吹「それと例の巨大艦だが・・・哨戒に出ていた艦隊が接敵した」
ロイ「!・・・特徴は」
山吹「何でも超巨大・・・それこそ小さな島サイズの空母らしい」
ロイ「・・・」
山吹「何より厄介なのはそいつは沢山の深海棲艦を連れていたそうだ」
ロイ「・・・敵旗艦ですか」
山吹「そうなると思う。とにかく君たちはそいつらを撃破することに尽力しろ」
ロイ「了解です。それでは」プツ
妖精「・・・」
ロイ「全艦隊をいつでも出撃させれるよう待機、加古をここに呼べ」
妖精「了解です」
加古「来たよ、ロイ」
ロイ「・・・俺たちのチームは敵旗艦に乗り込んで制圧する」
加古「乗り込んで・・・戦うのか」
ロイ「ああ。危険だがあのデカブツを沈めれるかわからない以上、
乗り込んで制圧する。ダメなら内部から爆破する」
加古「分かったよ」
妖精「『星』、オンラインモード、照準合わせ」
加古「?、星って何」
ロイ「東方海域用の新兵器。
地球軌道上からレーザーを照射する攻撃衛星。
名前は・・・ノートゥング」
加古「の、のーとぅんぐ・・・」
ロイ「サテライトブラスター、と呼んでるけどね」
妖精「・・・サテライトブラスター、いつでもいけます」
ロイ「分かった。だが出来るだけ引き付けろ」
?「聞こえるか、儂は横須賀第7鎮守府提督、義明英朗中佐だ」
ロイ「・・・元だって」
義明「いまから1分間、儂らスペード艦隊は貴官らの降伏艦を収容する。
降伏すれば命は保証する」
加古「・・・」プルプル
ロイ「・・・大丈夫だ」ギュッ
加古「ん・・・」
義明「繰り返すぞ、いまから一分間h・・・」
ロイ「1946年、バルト海のシュテッティンからアドリア海のトリエステまで、
ヨーロッパ大陸を横切る鉄のカーテンが降ろされた」スピーカーON
義明「あぁ?」
ロイ「イギリスの政治家、ウィンストン・チャーチルの鉄のカーテン演説だ」
義明「それがどうした」
ロイ「ここにも降りるのさ、鉄のカーテンならず光のカーテンが!!」
義明「うぬ?」
ロイ「サテライトブラスター照射、目標は敵旗艦、スペードだ」
妖精「了解、サテライトブラスター、照射!!」
義明「何があった!?」
看守「謎の光線が本艦を貫きました」
義明「そんなこと分かっている!!、被害報告」
看守「各所から火災発生とのことです」
看守「まだ光線は降り注いでいます。危険です」
義明「ぐぬぬ・・・全艦載機発艦!!」
看守「しかしそれは」
義明「儂はこの艦隊の総司令官だ。邪魔をするな!!」
看守「・・・了解です。艦載機発艦、艦載機発艦」
看守「・・・最終的な被害報告です。本艦スペードは中央部が切断され航行は出来ていますが
大破状態です。友軍も光線に巻き込まれ凡そ4割が大破・轟沈。2割が中破、残りが無傷・軽微です」
義明「あの小僧め・・・傭兵連中の方を攻撃させろ」
看守「了解です」
加古「あのさ、ロイ・・・なんか危険って文字が・・・」
ロイ「ヘーキヘーキ。元から使い捨てだから」
加古「えっ?」
妖精「ノートゥングは砲身が直ぐに溶けるか爆発するのです。
なのでもう使い捨てにしたのです」
加古「ち・・・因みに宇宙には何個の・・・」
ロイ「確か21個だ。まあ・・・半分は爆発しただろ」
加古「でもゴミが・・・」
ロイ「宇宙に鉄屑は沢山ありすぎる。ロケットも宇宙船も、切り離すからな」
加古「そ・・・そんなんでいいのかな」
ロイ「さ、抜錨しましょ」
ロイ「横七特殊艦隊、旗艦ロイ。抜錨します」
加古「同じく横七特殊艦隊、二番艦加古。抜錨します」
義明「敵が来る。スペードは後退し修理する。各隊は本艦の退路を守れ」
看守「全速後退。ヨーソロー!」
看守「対空機銃を持って歩兵隊は終結せよ」
加古「左から高速艇、数7」
ロイ「高速艇?、駆逐艦ではないのか」
加古「・・・人だ。武装している・・・人だ」
ロイ「人・・・【恐らく買収だろう】!!、全艦隊に同じような報告は?」
妖精「あります。第一や第二からも武装した高速艇があると」
ロイ「攻撃しろ!。恐らくそれは傭兵だ。義明の兵士だ」
妖精「分かりました」
加古「ロイ!、攻撃が・・・」
ロイ「くっ・・・スペードに逃げられる。すまないがジェガン隊で対処出来るか?」
妖精「もちろんです」
ロイ「ここは任せた。加古。速度を上げろ」
加古「了解、しっかりと付いて来てね」
ロイ「遅れはしない。魚雷発射」
加古「反動で速度を上げるのはズルいよ~」
ロイ「跳ぶぞ、掴まれ!」
加古「んっ・・・」
看守「本艦に敵が・・・」
義明「あの小僧か・・・スペードは自動航行、艦橋組も武装しろ。
あいつは艦内に入り込んだ。いつ来てもおかしくない」
ロイ「・・・狭い空間での対人戦闘の訓練は?」
加古「無いよ」
ロイ「このコートを着ておけ」
加古「いいの?、いつも来てるやつなのに・・・」
ロイ「構うもんか。それに・・・これで素早く動ける」
加古「・・・このコート、結構重い」
歩兵「いたぞ‼」
歩兵「撃て、撃ち殺せ‼」
ロイ「・・・右斜め下」
加古「ロイ?」
ロイ「撃て、そこを撃つんだ」
加古「分かったよ・・・せやぁ」
・・・少しの沈黙、そして
ドゴーン ドゴーン ドドドドドゴーン
ロイ「良い腕してる」
加古「今、何を撃ったの?」
ロイ「弾薬庫だ。火災は直ぐに広がる。お前は脱出しろ」
加古「ロ、ロイはどうするのさ?」
ロイ「今この船にはあいつがいる。俺はあいつを片づけてから脱出する」
加古「分かった。けど絶対帰ってきてよ」
ロイ「俺のことが好きなら、祈ってくれ」
加古「は、ちょ///、い、いつから好きって」
ロイ「考えたら分かった。とにかく急げ」
加古「待って!!」
ロイ「ん・・・」
その時、二人の唇は重なり合い、少しの間離れなかった。
加古「ぷは、頂いたよ」
ロイ「・・・続きがしたいなら生きて帰ること、というわけか」
加古「そゆこと~」
ロイ「背中刺されても知らないからな」
艦橋
ロイ「止まれ‼」
義明「おいおい、何も銃を向けなくてもいいだろ」
ロイは威嚇射撃で牽制する。
義明「分かった、分かったから。人の話を聞け」
ロイ「・・・なんだ」
義明「この船を貸してくれた奴がお前を仲間にしたいそうだ。
儂としても戦わずにあの艦娘共を殺せるなら今のところ文句はない」
ロイ「・・・」
義明「どうかね?、儂の仲間にならぬか」
ロイ「・・・なったら、世界の半分をくれるのかよ」
義明「それもいいかもしれんな」
ロイ「けっ、そんなもんじゃ、つまらねえな。俺が欲しいのはただ一つ。
女王陛下とあいつらが共に生きていくことだ」
義明「女王陛下?、いったい何のことを・・・」
ロイ「お前はミスを犯した。俺を説得できると思って、
武装を解除したことだ。今なら楽に狙える」
看守「危ない!」
ロイ「しっかり味わえ、硫酸だ」
義明「!、ぐわああああ」
義明は首らへんが溶けて死んだ。看守達もスペードの爆発に巻き込まれて死んだ。
横七海域決戦と名付けられたこの海戦は巨大空母スペードに傭兵部隊を使った義明を、
数名が軽傷しただけで全滅させたロイの圧倒的勝利に終わる。
大本営はロイを使って戦意高揚を狙い、あらゆる手を使った。
最も予想外だったのは、ロイに求婚する者が出てきたことだった。
ロイ「ブリッジです。スペードという巨大空母を撃沈しました。しかしその船を貸したものがいるようです。
探して対処しなければいずれは・・・。それとは別件ですが、親衛隊に推薦したいものがいます。
次の会議の際に紹介します。彼女達との真の理解の為に、ブリッジアウト」
恋愛進めて物語進めて技術を上げる。
出来るのか、この私に・・・。
タイトルはスペードを倒したロイをトランプになぞらえてジョーカーかもしれない、
という風に考えて作りました。