私は彼女達の橋   作:ロイ1世

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本編で何度も言っていたあのことを、とうとうやります!!。
楽しんでください。


隣の芝生が青すぎて

横須賀第7鎮守府

 

トゥルントゥルントゥルントゥルントゥr

古鷹「はい、こちら古鷹型部屋、・・・分かりました。少し待ってていてください」

電話に出た古鷹はまだベットで寝ている加古を起こし、電話を渡す。

加古「えっ・・・にゃに?」ふわあぁぁ

古鷹「提督から」

渡された電話を見て三秒後、

ようやく自分に電話がかかっていたと理解する加古。

加古「ありがと、・・・もしもしロイ?、電話変わったよ」

ロイ「今起きたのか、執務開始一時間前だぞ」

加古「へへっ、まあね。遅くに起きれば

執務室でロイがご飯作ってくれるんだもん」

ロイ「まあ・・・そうだが」

加古が執務開始時間に間に合ったことは一回もない。

いつも古鷹に起こされるが二度寝し、

古鷹が朝食後戻ってきて起こされてようやく起きる。

しかし、起きて着替えなどをしているうちに

食堂は閉まってしまうため、ロイが朝食を作り、それを食べる。

これが加古の朝である。

ロイ「すまないが、今日一日出張でいないから、よろしくね」

加古「大丈夫、大淀さんにも手伝ってもらうから」

ロイ「そこは『大丈夫、私一人でもいけるから』、て言ったほうがなぁ・・・」

 

そう言いながらも安心した顔で荷物を詰めていくロイ。

加古は久しぶりに朝の食堂へと行くのであった。

 

昼頃

 

明石「加古さん、建造の方、終わってますよ」

加古「ZZZ・・・はっ!?、ありがと」

 

工廠

 

加古「私今日建造したっけ?、まあ多分ロイがやったのかな」

「よいしょっと」

加古「!・・・」

加古?「古鷹型重巡洋艦、二番の加古ってんだあ、よっろしくぅ~」

加古「あ・・・あたし?」

建造ドックから出てきたのは、少し大きめの加古だった。

加古?「そ、あたし加古」

加古「ど、どうすればいいかな・・・」

加古は必死に考える。

加古「普段はダブったら改修か戦力が不十分な所に送るため

一週間研修に参加させるんだけど、今日はロイがいないから判断がなあぁ・・・」

加古?「綺麗な工廠、明石さんかな、すっげえ頑張っているんだな」

加古「う、うん。一応ロ・・・提督も掃除することがあるんだ」

加古?「へぇー、少しお腹減っちゃった///」

鳴る加古?のお腹を聞いて、今が昼なのを思い出す加古。

加古「そ、そうだね!、あたしもお腹減ってきたから、食堂行こっか」

 

食堂

 

電「加古さんが二人、加古さんが二人なのです!!」

響「ハラショー、こいつはすごい。どっちが新人だい?」

暁「きっとこっちの背が大きい方よ。だって成長するはずだもん」

雷「暁、そっちには双竜のバッジが付いてないよ。そっちが新人さんだよ」

暁「わ、わかってたし!!、レディーはジョークのセンスも必要なんだからね」

食堂は早くもダブル加古を話題に賑やかになっていた。

加古?「美味しいですね」

加古「うん、ええっと・・・」

加古?「ビック加古」

加古「えっ?」

ビック加古「ビック加古。皆あたしの方が大きいっていうから」

ここでようやく加古は、呼び方のことを言っているのだと分かった。

加古「分かったよ。ビック加古」

ビック加古「ふふ、良い場所ね、この鎮守府は」

加古「まあね。何といってもここの提督はあのロイだからね」

ビック加古「ロイ?」

加古「そ、聞いて驚くなよー、何と!!、ここの提督ロイは」

ビック加古「ロイは・・・」

加古「スターターズの一人で・・・」

ビック加古「一人で?」

加古「あたしの夫なのだー!!」ドヤァ

そう大声で言った直後、食堂のあちこちから箸が折れる音や

コップが粉砕する音が聞こえてきた。

ビック加古「あ・・・ああ」

加古「どうよ?」

ビック加古「・・・もし」

加古「えっ、何?」

ビック加古の小声に反応した加古は聞いてしまう。

加古「もし・・・何よ?」

ビック加古「いや、もしあたしとあなたが入れ替わっても、

ここの提督さんは気付くかなーと」

加古「あたしが・・・あんたと・・・」

 

この疑問が、加古の胸に何かを突き刺した。

 

日没頃

 

加古「ロイ、遅いなぁ」

ビック加古「いま・・・かか・・・いれ・・・」

加古「何?」

ビック加古のほんの些細な小声に反応した加古。

ビック加古「もしここで襲えば、誰にも気づかれずあんたと入れ替われる!」

加古「なっ・・・」

突然の一言。

ビック加古「あたしはあんたより美しい。今日会った奴も言ってた」

加古「そ、それがどうした・・・」

砲戦指導中に陸奥が言った一言。

「先生よりあの娘の方が美しくないかしら?」

きっとこの一言を指しているのだろう。

ビック加古「きっとバレても美しくなってるんだもの。

そのロイって男も満足するでしょ」

加古「なによビック加古。さっきから・・・」

加古はモヤモヤしながらもツッコミをした。

その直後、

ビック加古「でええやああ!」

パンチが飛んできた。

加古「ちょ、ジョークになんないいって!!」

ギリギリで避けた加古、そして悔しがるビック加古。

ビック加古「避けたか・・・」

加古「もう・・・もう、我慢しないから!!」

ビック加古「?」

加古「あたし、折角良い友達が出来たと思ったのに、ビック加古、痛くても恨まないでね!!」

ビック加古「近づいてこい!!」

ビック加古に急接近する加古。

加古は拳を構え、ビック加古に目掛け突き出す。

しかし、その手を掴まれ、倒されて馬乗り状態になってしまう。

加古「どけ!、どけってんだ!!、もしここであんたと入れ替わってもロイは絶対気づく。

そしてあんたを振る。ロイはあたし以外のあたしなんかに惚れたりしない!!」

加古はビック加古に叫ぶ。

ビック加古「・・・やめだやめ」

加古「ん・・・?」

ビック加古「ホントーに気付いてないのか」

加古「えっ?」

ビック加古が急に口調を変え喋りだす。

ビック加古「さて、私は誰でしょう?」

加古「なっ、ふ、ふざけてるのか!?」

急な動きについていけてない加古。

ビック加古「これを外せばわかるかな?」

そういうとビック加古は首飾りを外す。

ビック加古「これでどうだ」

その声を聞いて加古は思い出し、理解する。

加古「も、もしかして、もしかして」

視覚情報と聴覚情報に大きな差があるが間違いはない。

加古「ロイだ!!」

ロイ「そう、例え入れ替わっても気づく貴方の夫、ロイだよ」

 

 

なんでも出張は一時間で終わるものだったが、以前から計画していた女装に関する作戦がしっかり

できたため、今日実行ということになったらしい。

帰ってきてすぐに工廠の明石の部屋に行き、事情を話し、

化粧と着替えを行い建造ドックにスタンバイしていたらしく、明石は協力者だった。

 

ロイ「加古、お前、はっきり言って妬いたよな」

加古「な、そんなことないでしょ」

提督自室のソファーに座る二人。

ロイ「本当かな?、しかもキレて殴りかかってきたし」

加古「あれはその・・・、ロイが・・・」

ロイ「居なくなると寂しくなるからか?」

加古「・・・」

思っていたことが言われ、固まってしまう加古。

ロイ「大丈夫、ずっと一緒にいるよ」

加古「違うよ」

ロイの言葉にテレ、違うと言ってしまった加古。

加古「陸奥がロイの方が美しいっていうんだもん」

精一杯の嘘で誤魔化す。

ロイ「言っただろ、『女なのにって、嫉妬する位の見せる』、て」

加古「うう・・・」

 

 

途轍もなく甘い雰囲気の二人。

だがそんな二人に

死の運命の手が迫りつつあった。

 




軽く書き方が変わったことで読みにくくなっていたら
ごめんなさい。

加古という単語をめっさ入れ過ぎて軽くゲシュタルト崩壊起こしそう。
ビック加古のイメージは、少し大きい加古を自分なりに美化してください。
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