ここら辺は頭の中に書き溜があったのでスピーディーにやれてます。
それでは本編をお楽しみ下さい。
海上 スターターズ
ロイ「流星はもう終わったか?」
相棒妖精「すいません、まだコースが決まっていなくて・・・」
頭を下げる妖精、怒る男。
しかしこれは当然の話である。
なぜなら『流星作戦』は3時間前に発動し、
既に完了していなければいけないのだから。
相棒妖精「全てを一気にやるとなるとタイミングが・・・」
ロイ「いつだ?」
相棒妖精「一応接敵前には完了しますが、想定接敵時間の3分前なんですよ」
作戦が一応は大丈夫なのを伝えるが、ミスをすれば自滅してします。
ロイ「分かった、速度を緩めて準危険範囲内にも入らないようにする」
アベルSIDE 前線基地
アベル「ふふふ・・・女王の最期は近いわね」
護衛要塞「はい。戦力比は四千対一、なにがあろうと負けません」
アベル「ええ、吉報を待っているわ」
微笑みながら椅子に座る深海棲艦、アベル。
その元に報告が届く。
ツ級「大変です、空から、空から!!」
アベル「空がどうした!?」
ツ級「空から巨大な落下物が接近しています!!」
突然の報告、宇宙人が来たと言えばいいたいのか?
取り敢えずカメラの映像を見る。
するとそこには、徐々に近づいてくる物体があった。
アベルは思い出した、少し前、復讐心で燃えていた人間に、
巨大空母と艦隊を貸したのを、そしてそれらは謎の光線で吹き飛んだことを。
アベル「総員対空攻撃、落下物を破壊せよ」
悪い予感がしたのだ、ただの隕石ではすまない何かが、
あの落下物には潜んでいる、そんな気がしたのだ。
しかしながら、アベルの命令は空しく意味を出さなかった。
落下物に当たるコースの弾は落下物に当たる前に爆発し、
艦載機は操作不能になる。止める手段は無かった。
落下物が海面に激突する数秒前に、落下物は核爆発を起こした。
核爆発は十数回続き、海面や浅いところにいた艦は消滅、
深いところにいても中破や大破だった。
アベル「まさか・・・あいつか、あの男か、ロイかーーー!?」
ロイ視点
ロイ「こっちでも核爆発は確認した、
既に全参加者には防護服を着用してもらっているから大丈夫だ」
相棒妖精「一応核爆発の際に放射能が出ないよう改造しておきましたが、
万が一のこともあります、必ず着用してください」
ロイ「ああ、取り敢えず『流星作戦』は成功したな」
流星作戦、既に射撃不能な攻撃衛星ノートゥングを再利用する作戦。
宇宙に技術スタッフを送り、推進力に改造した核爆弾を搭載したノートゥングを
宇宙からの爆弾のように使った。
尚、残っていたのは十二基のみであった。
ロイ「敵艦隊を発見、戦闘に突入する」
鳳翔「了解、艦載機発艦」
大和「主砲、一気に撃つわ」
夕張「魚雷発射、撃てー」
吹雪「対空迎撃、曙ちゃんも早く」
曙「分かっているって、付いてきなさい」
この戦闘を皮切りにあちこちで戦闘が始まった。
アベル「くっ・・・もうここから指揮できる艦隊は無い。
まだ出撃してないない全艦隊を招集、
これより、私が前線で指揮を執ります」
基地にいた全艦隊がアベルに続く。
護衛要塞、浮遊要塞、飛行場姫、戦艦棲姫、離島棲姫。
どれもがアベルの護衛役か、部隊を連れてきていた海域ごとの司令官だった。
それが一斉に出撃する。恐ろしいことこの上ない。
ロイ「ラスト--!!」
パンチでイ級の腹部を貫き一旦全ての敵を倒す。
鳳翔「補給にしましょう。今度もし同規模の艦隊と当たったら、
弾薬切れになります。ミニ七も近いですし、後退しましょう」
ロイ「分かった、付近の艦隊に抜けた穴を埋めるよう伝える」
そうして後退していくスターターズ、だが狙われていたのだ、
ロイは、スターターズは、アベルに狙われていたのだ。
ミニ七
明石「バケツも全面解禁ですので入居していってくださいね。
補給はそこに替えがあるのでそれをもっていってください」
ミニ七は明石が考案したもので前線で補給と入渠を可能にするものだった。
護衛が無くてもいいよう速力と隠密性、継続航行時間を重点的に高めてある。
だが軽量化のために武装を搭載していないのが、難所である。
電探妖精「ヤバい!!、深海棲艦がこっちに真っ直ぐ向かってきてる」
明石「ちょっ、戦闘は得意じゃないのに。全力で逃げるよ。
機関全開、ステルスモードも起動」
舵取り妖精「了解、ステルスモード起動」
機関妖精「機関も全開だああぁぁぁ!!」
しかし気付く、電探が捉えていたのは一隻ではないことに。
電探要請「なっ・・・、もう包囲されてる!?」
明石「どういうことよ!?」
舵取り妖精「どうするのさ、直線で行って轢きにいけば可能性が・・・」
明石「付近の友軍艦は?」
助けを求める。轢殺しにいってもいいがもし轢殺せずに掴まれたり、
魚雷を撃ち込まれたら終わりのため、
通信士に全力で救援要請を出させる。
通信妖精「いました!!、スターターズです」
明石「どこにいるの!!」
通信妖精「艦内に居ます」
奇跡だと思った。神様が助けてくれたと思った。救いの手は直ぐ傍にあったのだ。
明石「提督、本艦は深海棲艦に包囲されています、どこかに穴を空けて下さい」
ロイ「了解した、艦隊はもう補給も入渠も済んでいる。行くぞ」
後部ハッチから出撃していくロイ達の前に姿を見せたのは、アベルだった。
アベル「やられたわ、まさかあんな攻撃を仕掛けてくるなんて」
ロイ「くっ・・・」
アベル「どうしたのかしら、早く攻撃してきなさいよ」
悩む、悩んでしまう。ここでアベルに攻撃を仕掛ければ100%ミニ七は沈む。
だがここでアベルに背を向けるのをためらっている自分もまたいる。
すると大和が、声をかけてきた。
大和「戦ってきなさい、彼奴は貴方が敵を取らなきゃいけない相手でしょ?」
ロイ「だが、そんなことをすれば」
鳳翔「私達でミニ七を護衛します。ここで別れてしまうのは辛いですが、
貴方にしかできないことな気がするんです」
ロイ「鳳翔さん・・・」
夕張「そうよ、ミニ七は私達がバッチリ守ってあげるからさ」
吹雪「ロイ兄さんは決着を付けてください」
ロイ「お前らまで・・・」
曙「たくっ・・・ここまで皆が言ってるのにまだ悩んでるの、
ホントロイ兄はクソね、サッサと行ってサッサと倒してサッサと戻ってきなさいよ」
ロイ「曙まで・・・分かった。ミニ七はお前達に任せた。こっちはどんと任せてくれ」
こうしてアベルを追うロイ。それを見て一人、悲しむ娘がいた。
曙「ごめんね兄さん・・・私達じゃ運命には抗えないみたい」
曙は後悔する。ロイの死の予言を知りながらも、何もできなかった自分を。
ただひたすらに、悔しがった。
ロイ「追いついたぞ、アベル」
アベル「お前さえいなければ、お前さえいなければもう女王は死んでいたのに!!」
ロイ「それだけか・・・それだけか!?」
互いにもう頭の沸点をとうに越していた。
アベル「まだ戦力はある。増援だって来ている。私の勝ちよ」
そういうと、ロイを囲むように水柱が上がり、鬼姫級の深海棲艦が出てきた。
ロイ「なんだ・・・たったのこれだけか」
アベル「なんだと」
ロイ「こいつらなんぞネメシススーツで一撃だ」
ネメシススーツ。パワードスーツ開発計画の完成形にとってはもう、鬼姫は敵ではない。
ロイ「クリオネ起動、こいつ等を捕食しろ」
そういうとスーツが変形し、細長い口が幾つも出来た。
そう思った瞬間、深海棲艦が喰われた。
幾つもの口によって鬼や姫は喰われていった。
アベル「くぅ・・・撃ちなさい。ボサッとせずに」
その一言でようやく動き出したものの時すでに遅し、アベル以外は全滅した。
しかし、想定外もあった。残っていたクリオネ6本全てがアベルに撃たれたことだ。
アベル「私はあまり体を動かしたくなかったのに・・・」
ロイ「お前が一番の脅威か・・・」