?「興奮で寝る気になれないよ」
ある一人の艦娘が窓の外の海を見ていた。
艦娘寮重巡古鷹型部屋
「古鷹、大丈夫かなぁ」
そう呟くのは古鷹型重巡洋艦二番艦の加古である。
加古「長門さんがいるから大丈夫だと思うけど」
彼女の姉、古鷹は今執務室にいる。あのクズのいた部屋に・・・
加古「あれは・・・提督!」
加古はロイが海を行くのを見た。
加古「あの人どうやって海を。早くいかなきゃ」
何故この時、彼女は恨んでいるあの男と同じ提督であるロイを追ったのか分からない。
もしもそれを説明することができたなら、
それは運命だから、であろう。
加古「追いつかなきゃ」
加古はロイが行ったと思われる航路を行く。
が、時間差で一向に距離が縮まらない。
そんな時
『キシャァァァ』
という音と共に軽巡2駆逐4の深海棲艦の水雷戦隊が現れた。
加古「やばいよやばいよ」
加古自身はあの無能時代の鎮守府で生き延びた強者だが、
急に出撃したので補給がされてなく燃料弾薬が少なかった。
それに加え整備不良で弾は予想外の方向へ飛んでいく。
加古「このままじゃ駆逐はいけても軽巡は・・・」
そういっていたら
加古「キャッ」
砲撃が直撃した。
加古「うりゃぁ!」ドンドン
しかし駆逐は全て倒した。
加古「やぁ!」カチッ
弾が出ない。
加古「もしかして・・・弾切れ‼」
元々少ししか入っていない弾を整備不良の砲で撃ったために
大量の弾薬を消費してしまった。
敵はそれが分かったのか急接近してくる。
加古は主砲を投げようとしたとき、敵軽巡は真っ二つに別れた。
ロイ「お前は・・・加古か?」
この男の手で。
ロイはこの鎮守府にまともな任務ができる娘がいないと分かった会議の時、
カメラやセンサーを使った無人の警戒網を作ることにしたが
すぐ用意できないので今日の日没までは彼が哨戒することにした。
ロイ「お前は・・・加古か?」
加古「あ、ああ。私は古鷹型重巡洋艦二番艦の加古」
ロイ「弾切れか?」
加古「はい・・・」
ロイ「すぐ片付ける」
加古「えっ」
ロイはそういうとさっき軽巡を倒した武器を取り出して引き金を引いた。
発射された弾はきれいに軽巡の頭に当たった。
ロイ「大丈夫か?」
加古「えっ・・・まぁ」
ロイ「嘘だな。小さいが火傷している。艤装も中破している」
加古(言い当てれた)
ロイ「水上バイクに乗って帰ろう」
ロイはどこからか取り出したディスクを回転させた。
すると水上バイクが出てきた。
文字通り陸でよく見る二輪のバイクが水の上に浮いていた。
ロイ「乗れるか?」
加古「それくらいなら」
加古なら3時間で帰還できる。
ロイ「40分でつく。しっかり掴まれ」
加古「分かった」
ロイ「3・・・2・・・1・・GO‼」
水上バイクはもの凄い速度で急発進した。
加古「キャァァァ」
ロイ「楽しめぇ。慣れたら病みつきになるぞおおぉぉぉ」
ロイは楽しみ加古は叫ぶ。
その影はとても長かった。