では、どうぞ!
魔理沙が魔女と遭遇していた頃
「あの、魔理沙さんは大丈夫でしょうか?」
僕は一人で異変を解決しに行った魔理沙さんが心配だった。
「多分、大丈夫じゃない? 魔理沙は弾幕勝負だとそこそこ強いし、並大抵の妖怪なら相手にもならないわよ」
霊夢さんは魔理沙さんの心配を全然していなかった。
それほど信用しているという事なのだろう。
「そんな事より、私はのび太の方が心配だわ」
「えっ?」
霊夢さんの言葉に僕は驚きの声をあげた。
「当然じゃない。
貴方は不思議な道具を持っているとは言え、普通の
人間なんだから妖怪に攻撃されただけでも貴方は大ケガよ。
だから、弾幕勝負は基本わたしがやるわ
のび太には力の弱いヤツと戦ってもらう」
霊夢さんと飛んでいると目の前に黒い点を発見した。
ーーなんだろうか?
僕は目を凝らして黒い点を見ようとすると霊夢さんが僕の前にたっていた。
「のび太さっそくのお出ましよ」
霊夢さんはそう言ってお札を出した。
「えっ?」
僕は色々な方向に首をむけた。
右、左、上、下と見てみるが妖怪は居なかった。
「違う違う。
前よ、前。
目の前に居るじゃない」
霊夢さんが指差ししてくれた場所を見る。
さっきの黒い点しかない。
「もしかして…。
あの、黒い点に妖怪が居るんですか?」
「そうよ。
そこまでの力は感じないけど居るわね」
霊夢さんは若干めんどくさそうに言った。
「じゃあ、どうすれば良いんですか?」
「あ? そんなの決まってるじゃない」
そう言って霊夢さんは更に黒い点に近づいていく。
「ちょっとそこの妖怪出てきなさい!
あんたが居るとちょっと通りにくいのよね」
霊夢さんはお祓い棒を黒い点に向けていった。
すると、
「そうなのか~」
黒い点からそんな呑気な声が聞こえてきた。
そしたら黒い点は段々と消えていき、中から金髪の可愛い女の子が出てきた。
「で?
あんたは何の為にあそこに居たのよ」
「貴方は食べても良い人類?」
金髪の女の子はとても良い笑顔で言った。
「はあ~、やっぱり人喰い妖怪だったわね」
「れ、霊夢さん!
逃げましょう! 食べられちゃいますよ!!」
僕は霊夢さんの手を掴んで逃げようとする。
「大丈夫よ。
貴方は見てていなさい。
博麗の巫女とはどんなモノか教えてあげるわ」
霊夢さんは僕が握ってる手を優しくほどいて、金髪の女の子の方を向く。
「やっと、食べられる気になったのか~?」
「貴方程度に食べられるのなら私は既にこの世にはいないでしょうね。
かかってきなさい!
博麗の巫女の力を思い知らせてやるわ」
「むっ! 生意気なのだ!
人間の癖に!!」
そう言った金髪の子は弾幕を霊夢さんに撃っていく。
その数は十、スピードはそこまでの早さではない。
霊夢さんは弾幕をどんどんと避けていく。
「この程度かしら?」
「これならどうなのだ~!
月符『ムーンライトレイ』」
金髪の子はスペルカードを宣言した。
弾幕が彼女の回りに展開された。
その後に彼女は両手からビーム状の弾幕を撃ってきた。
「なかなかやるじゃない」
霊夢さんは弾幕を完全に避けきっている。
その上、まだ余裕もありそうだった。
霊夢さんはお祓い棒を構えて、弾幕を避けながら一瞬であの子の目の前に移動していた。
「でも、少し調子に乗りすぎたようね
頭を冷やしなさい!」
霊夢さんはお祓い棒を彼女の頭にぶつけた。
彼女は頭を押さえながら下に落ちて言った。
「れ、霊夢さん。
少しやりすぎなのでは?」
「大丈夫よ
妖怪は普通の人間と比べると頑丈だし、治りも早いから早くて一時間で動けると思うわよ?」
「そ、そうですかね?」
「あんたがそんな心配しなくても良いのよ
さあ、行きましょう
異変は待ってくれないわ」
霊夢さんそう言って先に行ってしまった。
僕は彼女が落ちた方をしばらく眺めて霊夢さんの後を追う。
ーーーーー
僕たちはしばらく飛んでいると、凄く大きい紅い洋館を発見した。
「…ここね。
のび太いくわよ」
「あ、あの、霊夢さん」
「ん? どうしたの」
「じ、実は、タケコプターの電池が切れそうなのでこれ以上飛んでいられないです」
僕はタケコプターを指差して言う。
「しょうがないわね。
早く降りないと危ないわね」
僕と霊夢さんは地上に降り、タケコプターをポケットにしまう。
「すいません」
僕は霊夢さんに頭を下げる
「気にする事じゃないわ。
とりあえず、侵入出来そうな場所を探しましょう」
霊夢さんはそう言って歩いていく。
「……ねぇ、あなた達ここの屋敷に侵入しようとしてるんでしょ?
なら、いい所を知ってるわよ」
後ろから声が聞こえてきた。
そこには中華服みたいなモノを着た。
赤髪の綺麗な女性が立っていた。
僕はその人に教えて貰おうとした時にー
「のび太!
ソイツから離れなさい!!」
霊夢さんが僕と赤髪の人の間に入ってきた。
「えっ? 霊夢さん?」
僕には訳が判らなかった。
どうして霊夢さんがこんな事をしたのか?
「妖怪が私たちに何のようかしら?」
霊夢さんは怪訝そうな顔で言った。
「あら? もうバレちゃったの?
流石は博麗の巫女ね」
「ふん! バレバレなのよ!!
用が無いなら先に行かせて貰うわ」
霊夢さんは僕の手を掴んで先に行こうとする。
「…まあ、待ちなさい。
用ならあるわ」
「どんな用なのかしら?
もしかして博麗の巫女を倒しに来たとか言う笑えない冗談を言いに来たのかしら」
霊夢さんは少々殺気だっている。
今にでも飛び付きそうな勢いだ。
「私は貴方を倒しに来たワケじゃないわ。
ちょっとした仕事を私はやってるのよね」
「…何の仕事なのかしら?」
「屋敷に侵入しようとするヤツをぶっ飛ばす仕事よ!」
赤髪の人は霊夢さんに向けて上段蹴りをした。
それを霊夢さんはギリギリのところで避けながら後ろに後退する。
「随分なご挨拶じゃない?
いきなり攻撃してくるなんてここの屋敷の主はいきなり攻撃するようにいってるのかしら?」
「まさか? お嬢様はそんな事を命令しないわ」
「なら、どうして攻撃したのかしら?」
私は相手を煽るように言う。
「それは、貴方は招かれざる客だからよ。
お嬢様のご命令により貴方の入館を拒否します」
私は舌打ちをし、門番を睨む。
ーーめんどくさい。
そこで、私はふと気付く
あまりに静かすぎる。
こんな時にこそ、のび太の声が聞こえてくる。
だけど、今はどこにもいない。
「っ! 何をした? 」
「何をした、とは?」
「しらばっくれるんじゃないわよ! のび太をどこにやったって言ってんの!」
私は門番を睨み付けながらに言う。
門番はやっと理解したのか、手を叩いて「ああ!」と納得した。
「お嬢様があの子に興味をもってしまったから今はお嬢様の部屋じゃないかしら?」
「どうやってのび太を屋敷の中に入れたのかしら?
私が気づかない筈がないわ」
「さあ?
貴方が鈍感なだけじゃないのかしら?」
あの赤髪は更に私を煽ってくる。
ーー成る程ね
完全に理解したわ。
コイツだけは絶対にーー
「潰す!!」
「人間の肉はあんまり好きじゃないけど……しょうがないわね。
お嬢様のお土産にしましょう」
ーーーーー
「えっ? ここは何処?」
僕は確か外で赤髪の人が霊夢さんに蹴りを放って、霊夢さんがギリギリの所で避けたと思ったら……いきなり場所が変わっていた。
外に居たはずなのに、室内にいる。
霊夢さんも赤髪の人も居ない。
…ここは一体?
「流石は咲夜ね
仕事が早いじゃない」
「いいえ、お嬢様。
美鈴が博麗の巫女の注意を逸らしてくれたお陰ですわ」
声が聞こえた。
僕は声が聞こえた方に目を向ける。
そこには小さな女の子とメイドさんが居た。
「さて、私たちで話すのはここぐらいにして折角のお客様を待たせるのは悪いわね
咲夜、紅茶を淹れてきて頂戴」
「畏まりました、お嬢様」
メイドさんは紅茶を淹れに廊下に出たと思ったら、直ぐに帰って来た。
行くときには何も持っていなかった片手にはティーポットとお菓子を乗せていた。
「悪いね
急にこんな所に連れて来て、少し気になる事があったからここに呼んだ所存だ」
「えーと、僕に何の様なんですか?」
「単刀直入で言わせて貰おう。
君の血を飲ませてくれないか?」
僕はこの人が何を言ったのか意味が判らなかった。
ちょっと美鈴さんのキャラが変わりすぎてるような……
あと、お嬢様が咲夜とのび太と話している時に口調が違うのはのび太の時にはカリスマモードってことで宜しくお願いします
まあ、良いか!
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では、次回