のび太の幻想旅行記   作:fate信者

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美鈴VS霊夢 (中)

ーー私は負けた…。

それも完膚泣きまでに負けた。

私は自分の力を過信し過ぎていた。

自分より強い奴はいないと、自分が最強なんだろうと勝手に思っていた。

私は博麗の巫女で妖怪退治のプロだと言われて勝手に得意になっていた

だから、私に勝てる奴はいないと…私が最強なんだと思い込んでいた。

だから、負けた…慢心をして修行もろくにしなかった結果がこれ。

ーーそれでも、まだ、私にはやる事がある……!!

 

「さて、咲夜さんに報告しに行きますか」

 

妖怪が館に向けて歩を進める

ーーそれを

 

「ま…まちな…さい!」

 

私は震える口で妖怪を呼び止める

妖怪は一瞬止まったが、そのあと何事も無かった様に歩いていく

もう私には目を向ける必要もないと?

それが余りにも腹立たしくて、悔しかった。

だから私は弾幕を妖怪にめがけて放った。

弾幕が妖怪に被弾する前に、妖怪は弾幕を上段蹴りで蹴り返した。

 

「忠告したわよね?

もしかして聞こえなかった?

なら、もう一度言うわ

貴方じゃ私には勝てない

死にたくないなら私の目の前から消えなさい!!

目障りだ人間!」

 

妖怪は今までよりも強い殺気を私にぶつけてくる。

それを受けた私の足は恐怖で震え、体温は急激に冷えるのを感じた。

私は手に霊力を宿して自分の頬を思いっきり叩いた。

辺り一帯に「バチィ」という音は何処までも響く気がした。

ーーこれで目が覚めた。

足の震えは無くなり、体温は徐々に熱を持った。

 

「私はもう負ける訳には行かない!

私にはやるべき事がまだ残ってるから!!」

 

私は妖怪を睨み返した。

 

「へぇ~、貴方そんな顔も出来たんだ

これは少しだけワクワクしてきたわ」

 

妖怪はニヤニヤしながら私の顔を見た。

 

「行くわよ?」

 

私は妖怪に向かって走る

その途中に弾幕を展開し相手に放つ

私の弾幕を妖怪は軽く弾き飛ばす。

ーーやっぱり…弾幕だけじゃ余裕で返される

なら、返せない様に攻撃すればいい。

私はまた同じように弾幕を展開し放つ

 

「また、同じ事を?

何度やったって意味がないと何でわからないの?」

 

弾幕を更に展開する。

 

「無駄よ」

 

私は妖怪が弾幕を弾く度にそれより多くの弾幕を展開する。

 

「ちっ!!」

 

妖怪は弾幕を弾かずに避けた。

私は更に弾幕を展開する。

 

「!!」

 

今度は妖怪の服に弾幕がかすった。

もう少しだ、私は更に弾幕を展開する。

 

「っく!」

 

弾幕が妖怪に被弾した。

ーー今だ!!

 

「「霊符」夢想封印!!」

 

私の夢想封印の7つの弾幕が妖怪に迫っていく

あの妖怪は私の大量に展開した弾幕の中にいる。

私の夢想封印からは逃れられない

これが私の必殺の一撃。

 

「ふふっ 面白い! 面白いわ!! 博麗の巫女ぉ!!!」

 

妖怪は私の弾幕に真っ正面から突っ込んできた。

ーー何をしても私の夢想封印は止められない

それが例えどんなに強い妖怪だったとしてもだ。

私は勝利を確信し、上から門を越えて館内部に侵入しようとした時ーー。

「…か…け…らん!!」

 

誰かの声がした。

回りを見ても誰もいない。

 

「…っ! まさか!!」

 

私はあの妖怪の方に顔を向ける。

私が放った夢想封印で妖怪の姿は見えない。

 

「「華符」芳華絢爛!」

 

あの妖怪が私の夢想封印を押しどけて、弾幕を展開してきた。

高密度な弾幕は華の様に咲いている。

それを私はギリギリで避けていく。

 

「やってくれるじゃない!

まさか、私の夢想封印を押しどけて弾幕を展開してくるとは思わなかったわ」

 

「確かに貴方の弾幕の檻は凄かったわ

そこは認めるわ

だけど、直ぐに勝ちを確信して手を緩めるのが貴方の悪いところよ」

 

「ふん! 説教なら聞く気もないわ

そんな時間は残されてないのよ」

 

私は妖怪に向かって弾幕を放つ

 

「いいえ、私は貴方を褒めてるのよ?

いまさっきのは本当に危なかった。

だから、ここからは本気でいくわよ」




本当にすいませんでした!
リアルで忙しくて小説を投稿する時間がありませんでした
これからはちょっとずつ投稿していきます
また、失踪するかもしれないですが
頑張って行きます

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