のび太の幻想旅行記   作:fate信者

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久しぶりに書きました
不定期更新ですが、よろしくお願いいたします


魔理沙のミス

霊夢が美鈴と戦う時、違う場所でももう一つの戦いが始まろうとしていた。

 

「どちらが魔法使いとして上か白黒つけようぜ!紫魔女!」

 

魔理沙はほうきに股がり宙へと飛ぶ。

 

「ええ、貴方みたいな泥棒にはきついお仕置きをしないとね。白黒魔女」

 

紫の魔女も魔理沙に続く様に空を飛ぶ。

 

「だから、泥棒じゃなくて借りようとしてるだけだぜ!

こんなに沢山の本いらないだろ?」

 

「この一冊一冊が私にとってはとても大事なモノなのよ」

 

「ふーん、なら…私が弾幕勝負で勝ったら本を貸してもらうぜ!」

 

「いいわ、逆に貴女が負けたら死んでもらうわ」

 

「いっ! 急に物騒な話すんなよ

弾幕勝負で命のやり取りは出来ない筈だろ!!

ちゃんとルールを守って楽しく弾幕勝負しようぜ」

 

「いいえ、私は自分の命と同じくらいの本を賭けに出したのよ。

なら、それ相応の対価を貰わないとね。

それに…貴女は自分の家にハエが入ってきたらどうするかしら?」

 

「そりゃ、残酷だろうけど殺すだろうな

家の外に出した所でもう一度家に入って来たらめんどくさいから、大事をとって殺す」

 

「でしょう? 貴女にとってハエは殺すモノと同じように、私にとって貴女はハエみたいな者なのよ

私の大切なモノに群がり、私の大事な時間を邪魔してくるハエのような存在。それが貴女なのよ。

邪魔だから殺す。それに万が一、貴女が私に勝てたら殺さないし、私の本も貸してあげる。

これで等価なのよ。貴方のクソみたいな命と私の命並に大事なモノ。これが懸けるという事よ。

怖くなったら、後ろを向いて引き返す事をおすすめするわ。まだ、命が大事なら消えなさい」

 

紫の魔女はそう言い自分が本を読んでいた机に戻り、本を読む。

魔理沙には興味が失せたのだろう。

…その対応はまるで道端にいる虫を気づこうとしない人間の様に彼女の眼中には霧雨魔理沙という少女は消え失せた。

 

「ふざ…け…るな!」

 

魔理沙は体を震わせる。

恐怖の気持ちではなく、本当に自分を虫の様に…いや、それ以下の存在として認識された事に対する憤怒。

 

「ふざけるな! ふざけるな~~~~!!」

 

……魔理沙の咆哮は図書館全体には響かなかった。

それほど迄に図書館は広大なのだ。

それでも、目的の人物は魔理沙の方に顔を向けた。

 

「……うるさいわね

おちおち本も読めないじゃない

それとも本当に殺されたいの?」

 

魔女は心底厭そうに魔理沙を見た。

 

「へ、へへ…やっと此方を見たな。

お前の言う通り、私はお前にとってはハエみたいなモンなんだろ。

ちょっと手を振るえば死んじゃうか細い命なんだろが、それでも私は生きている! こういう言葉を知らないか? 一寸の虫にも五分の魂っていう言葉だ」

 

「ええ、知っているわ。

どんな弱いヤツにも、それ相応の意地や考えがあるという。いかにも弱い人間が考えそうな下らない言葉ね」

 

「ああ、そうだ。

お前にとっては下らないって切り捨てられる言葉だろうがよ! 私にとっては大事な言葉だ。

だから、お前の考えを変えてやる!」

 

「いいわ、貴方の言っている事が虚言では無いことを祈るのみね。

私はここから動かないわ。

もし、私をここから動かす事が出来たら、本気で相手をしてあげるわ」

 

魔女はそう言うと、読書を開始した。

さっきまでと同じようだが、違う所はあった。

それは魔理沙を意識している事。

さっきまでの道端の石ころの様な扱いをしていない。

それは魔理沙をちゃんと外敵として認識したのだ。

魔理沙にとっては大きな違いだ。

……だから、魔理沙は自分の全力を。

今の自分の限界を…この一撃に叩き込む。

 

「食らえ! 恋符「マスタースパーク」!!」

 

魔理沙の持っている八卦炉から極光が放たれた。

その光は薄暗かった図書館の全てを明るく照らした。

この極光に何か物体が触れようものなら、それは跡形もなく、一片の欠片さえも残さず…瞬く間に蒸発してしまう程の熱量。

それは…例えるなら太陽だ。

弱い人間が自分の限界と向きあって…考えて考えて、考え抜いた先に到達した全力。

今の自分の限界…これ以上の事をしようとするなら、その光は辺り一面に降り注ぎ、自分を蒸発させてしまうだろう。

自分のコントロールできる限りのギリギリのギリまで出力をだした最高の一撃。

……その最強の一撃に。

魔女は……

 

視線を本から離していなかった(・・・・・・・・・・・・・・)

「えっ?」

 

魔理沙の驚きの声は最もだろう。

この一撃は例えどんな妖怪であろうと一瞬で融解する程の熱量だ。

近づくだけでも、そこいらの雑魚妖怪なら融けて消えてしまう程の暴力的な光線を見ていない。

 

「ちょっ!? おまー」

 

魔理沙の極光は、魔女に接触する前に激しい光を出して消えた。

 

「ーえ?」

 

魔理沙は一つ大きなミスをしていた。

それは、相手の実力を見誤った事だ。

相手が自分より格上だから自分の出せる全力を出すのは間違いではない。

魔理沙のミスはもっと最初にしていた。

それは……

 

「貴女の今の光なかなか暖かくて良かったわ。

貴女は虫からストーブに格上げね

次も同じのお願いね、ストーブさん」

 

彼女が魔理沙から興味を無くした時に、逃げるべきだったのだ。

彼女は自分に興味が無いことには酷く怠慢だ。

だが、それこそが長い年月を生きてきた魔法使いという者だ。

彼女はどうしようもなく魔法使いなのだ。




魔理沙はまだ戦いません。
多分、次回ぐらいにやるとおもいます。
それとミスをしたのは魔理沙だけでなく、自分もです。
パチュリー強くし過ぎた~~~~~!!!
どうしよう!!!!!!!!!!!!!!
まったくの別キャラだよ、ルナティック越えてるよ~!!!
まあ、私が嘆いても仕方ない。
魔理沙がかっこよく倒してくれると信じましょう
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