「こら~~! 起きろ!
もう、朝だぞ!!」
妹紅さんが僕の耳元で叫ぶ。
僕は耳を抑えながら飛び起きる。
「うわぁびっくりした~!
朝からあんまり大きな声を出さないでくださいよ」
「何を言ってるか!
何回起こしても君が起きなかったんだ
ならば、これしか無いだろう」
妹紅さんの言葉は正しかったので自分は何も言い返せなかった。
「それは…すみませんでした」
僕は妹紅さんに頭を下げる。
「わかってくれて何よりだ。
さあ、朝ごはんにしよう」
「はい!」
ーーー
僕たちは朝ごはんを食べ終えて今から博麗神社に向けて主発しようとする。
「さてと、では行こうか?」
「はい!」
僕たちは博麗神社に向けて歩き出した。
その道中で妹紅さんには幻想郷について色々と話あった。
八雲紫さんが実は妖怪で幻想郷を作り出した凄い人だとか、人間にそっくりな妖怪がいたり、幻想郷の住人のほとんどが
女性だったりと僕の世界とは違うところばかりだった。
ーーー
「良し! この山を登れば博麗神社に着くぞ
後少しだ頑張れ」
僕は此処に着くまでに結構疲れていた。
確かにここを登るよりは楽かもしれない。だけど、それでも歩き続けていた僕には結構辛かった。
「す、少し…休憩きませんか?」
僕は妹紅さんに休憩を提案する。
「う~む、そうだな~後は登るだけだし、ここいらで休憩をしようか」
「や、ヤッター!」
僕は体を大の字で寝転がる。
こんなに歩き疲れたのなら今なら直ぐに眠れそうだ。
ーーー
「こら! いい加減に起きろ!」
「イテッ!」
僕は叩かれた場所を抑えながら起きる。
「流石に寝過ぎだ」
「す、すいません」
「さて、後少しなんだ。
では、行くぞ」
「は、はい」
僕は起き上がりながら妹紅さんに着いて行く
ーーー
山を登り初めて結構時間が経った…と思う。
ずっと山を登っているとおかしな風になる。
景色は変わらないし、博麗神社まで後どのくらいと言う正確な時間もわからない。
だから、僕たちはずっと木を見て歩いてるだけだった。
「さて、ひとまず休憩とするか?
のび太もずっとこの調子じゃ疲れるだろ?」
「はい…」
「多分、もう正午だと思うが…すまない。
正午までには着くと思ったからご飯を作ってきて無いんだ」
確かにお腹は空いた。
だが、無いものをねだった所で意味が無いし、僕は何か無いかとポケットを漁る。
そこから出てきたのは
「植物改造エキス?」
「ん? なんだ? それは」
妹紅さんは僕の手に握られているモノについて聞いてきた。
確かこれは植物を変化させる薬だったような
ペコと一緒に行った冒険でドラえもんがこれを使って木から食べ物を作っていた。
僕もあまり使い方はわからないがしょうがない手短な木を探した。
「よし! この木にしよう」
僕は注射器にどら焼きの絵がかかれている薬を注射器に着ける。
そして、これを木に刺して数歩後退する。
すると、木はどんどんと姿を変える。
そして、木から実のようなモノが3つ出来ていた。
僕はそれを3つ取り妹紅さんの所に戻る。
「のび太あれは一体? いや、それよりも手に持っているモノはなんだ?」
「これは、僕の世界の食べ物です
とても美味しいので食べてみてください」
僕は実を一つ妹紅さんに渡す。
この時に僕はこれは実を割って食べるモノと言う事を教えていない。
ちょっとしたイタズラだ。
「そうか、では頂こう」
妹紅さんは実をかじった。
「ん? のび太これは本当に君の世界でいう美味しいものなのか?」
妹紅さんは眉を寄せて言う。
「はい」
「それにしては余りにも固いし、味もしない、何か草を食べている様だ。
もう一度聞く、これは本当に君の世界で言う美味しいものなのか?」
「あっはははは! いっひひひひひ!!」
僕は笑いを堪えるのはもう無理だった。
僕が笑いだしたら妹紅さんは一瞬キョトンとした顔をして
「まさか? 騙したのか?」
「すいません。ですが、確かに美味しいモノです。
妹紅が食べたのは外側の不味い所で僕が言った美味しいものはその内側にあるんです」
「内側? でも、どうやってやるんだ? 」
「えっと…すいませんちょっと貸してください」
僕は妹紅さんから実を受けとると縦に線が入ってるので線の通りに開けると其処からは湯気をたたせたどら焼きが入っていた。
「おお! 凄いな! 本当に中から食べ物が出てきたぞ!」
妹紅さんはどら焼きを一つ取り、口に入れる。
「どうですか?」
「ああ、上手い!」
「良かったです。さてと、僕も食べますか…」
僕はどら焼きを食べようと実を割ろうとすると急に誰かに止められた。
止めた相手と言うのが
「まあ、待て」
妹紅さんでした。
何だろう凄く嫌な予感がする。
「え~と、何でしょうか?」
「私だけがこの実を食べるのは何か嫌だ。
だから、のび太お前も一口食え」
妹紅さんは自分の実の方を僕に渡してきた。
「はい……わかりました」
僕は妹紅さんから実を受けとるとそれに齧りついた。
それは、木をかじっている様に硬く、草を食べている様だった。
ーーー
どら焼きを食べ終えた僕たちはさらに歩いた。
「のび太ついたぞ! ここが博麗神社だ」
「やっと、着いた。」
僕は死にそうになりながらも博麗神社を見た。
それは、普通の神社だった。
僕の世界にもあるような神社だった。
「さて、私はそろそろ帰らないといけないし、帰らせて貰うよ」
「此処まで道案内して頂きありがとうございます」
「いや、礼には及ばんよ。
次会ったら私の知り合いを紹介しよう。
良いやつなんだ。だから、のび太とも打ち解けれると思う
それではな」
妹紅さんが僕に背を向けて帰ろうとする。
それを僕はーー
「待ってください!」
「ん? どうしたんだ?」
「あの、これを持っていってください」
僕は植物改造エキスで作ったどら焼きの実を妹紅さんに渡す
「良いのか? これは君の食べ物だろう?
なら、君が食べた方が良いだろう」
「いえ、良いんです。
妹紅さんの友達に食べさせて上げてください。
僕にはまだあるから大丈夫ですから」
「ふふふ、のび太は本当に優しいんだな。わかったこれは私の知り合いに食べさせておく
次に会ったら礼をさせてくれ」
妹紅さんはそう言うと山を下山していく
僕は妹紅さんの背中が見えなくなったのを確認して博麗神社に向かう。
ーーー
私はのび太から貰った実を見ながらどうやって食べさせようと考えていた。
勿論、実の部分を!
中身も分けあうつもりだが実も食べて貰わないとな!
取り敢えず、けいねに外の上手いモノと言って食って貰おう
私はこの実を食べたけいねの顔が目に浮かぶ
「ふふふ」
今日は良い日になりそうだ。
ーーー
僕は博麗神社に来たが
神社と呼ぶには余りにも寂しい。
人は居ないし、雑草は生えまくってるし、これは、人が居るのかなとすら思った。
「あの~すいません!!
誰か居ませんか?」
僕は自分が出せる一番大きな声で呼ぶ。
「ああ~五月蝿いわね。
何よこんな真っ昼間から」
中から紅白色の巫女服を着た女の子が出てきた。
その人はめんどくさそうに
「何? お賽銭しに来てくれたの? なら、お賽銭箱ならあそこにあるからぱっぱと入れちゃって
十円とか一円とかしけた額じゃなく最低でも100円は入れなさい」
今回は巫女さんが登場ですと言っても最後の本当に一瞬です。
深夜に書いたから多少は誤字があると思いますが…もし、あったのなら教えて頂ければ幸いです。
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