転生者残り100体
一日終了まで後7時間
完全に倒した筈なのに。
一気に後ろから気圧が来て後ろを振り向いた。
グシャリ。
「あ…れ…」
「さやかぁぁ!」
その機会音と共に私の胸に槍が刺さってる。さっき見た筈だ。
槍が刺さったのを見た筈だ。
なのに私の胸に剣が刺さっている。
何で⁉
嘘…
「このやろぉぉ‼」
駄目!逃げ…
グサり
ぁぁぁぁぁぁぁぁあ‼
嘘だ!嘘だ!嘘だ!嘘だ!
このままじゃあ恭介が殺される!
動いてよ!私の身体動いてよ!
「いやぁ良くやったよ?お前ら?だけど詰めが甘かったなぁ?ま、馬鹿さやかだからしょうがないか‼」
もう駄目だ。まだ生きてたの…ごめんまどか…アタシもう無理だわ…地面に這いつくばるしか出来ない。
「死ぬのはまだ早すぎるわよ。」
その時顔をあげてみると黒い羽のついた天使が目の前現れた。
「だ…堕天使?」
*****
みなさんこんにちは。私。久しぶりに外に出たレイナーレです。
正輝の電話によると私もミッテルトにさやか達の救出を頼まれたのだけど私達が堕天使だとばれたら大変なことになるの分かってるの?
いきなり殺者の楽園のリーダーと対面…転生者を倒せる力を付けておいて良かった…
「今度は堕ちた天使かよ!よりどりみどりになってきたじゃねぇか‼」
本当ならなぶり殺しにしたいのだけど今はこの二人の救出ね。
「逃げるわよ!あいつに勝つつもり⁉あいつはまだ制限してるのよ!」
「はぁ⁉あいつあれでも制限してんのかよ!」
まだ分かってないわね…
この男が詰めが甘い理由は。
本来なら大技で街一つ滅ぼせる程の力を持ってるけれど使ってなく、更にあの男のリミットシステムは私の予想で最大で6回。
だからリミットシステムを使われる前に殺せばまだ良かった。
それをこのさやかは…ハァ…頭が痛いわ。そして雨宮の踏んだ地面に大きな亀裂が出てきた。
「あの糞アマがぁ‼時間軸の中で一番死んだ分際で俺の身体に傷をつけやがって!絶対殺す!羽ばけ『劈烏』!唸れ『灰猫』!散れ『千本桜』らぁ‼」
*****
あーはい。同じくレイナーレ姉様と同様あまり出てなかったミッテルトでーす!会って早々に転生者のリーダーと戦うのはきついって…色々大変そうだし何とか駆けつけてくれるでしょ。
「あんた…普通じゃないな」
うーわ…こいつ助けておいて鋭い目してくるし…あんたもあいつの攻撃受けた時点で普通じゃないんだけど。
「あー正輝の仲間とでも言っとくわ。今この状況じゃ詳しく話せないし。話せても一応あたしとレイナーレ様は堕天使ってことだけは頭に入れて」
まぁ信じられるわけないよねー
正輝も私らのことについてもちゃんと話してあげたらこんなややこしいことはなかったのに。それほど忙しいのかな?まぁあとで頑張った分ウチ達がご奉仕してあげないとね。
「はぁ⁉堕天使って「大きな声を出すと気づかれちゃうよ」…そうだな」
「とにかく貴方達の敵ではないわ」
こりゃあたしらが何とかできるレベルかな…なんか不安なんだけど。なんかあの男何処かで見た光で傷口を治したような。
ん?ちょっとあれって…
「…間違いなくあれは
は?ちょっと待って⁉
今、なんて言った?
「え⁉おかしいじゃん!何であいつあの修道士の神器持ってんのよ!」
「おい!何だよあの修道士って!何わけわかんねーことほざいてんだよ!」
たくっ…これだから…
「人間ふ「やめなさい!ミッテルト‼」…」
やばっ…私達がそれで酷い目にあった事をあの転生者をどうにかすることで頭が一杯だったから分からなくなってた。
「…何かわりーな…怒鳴ったら気づかれるもんな。」
(私達がいつも人間風情って言って何か得でもできる?それであったものが無かったのになったことが多過ぎたわよね?)
(ごめん…)
ん?なんか雨宮の奴こっちに気づいてんの?
「
「なっ⁉」
こいつ周りのビル全体に剣が飛ばしてきた⁉雨宮はアーシアが持っていたトワイライトヒーリング(女神の微笑み)で今までの傷を完治されてるし、斬魄刀だけじゃない…
あのグレモリー家の眷属の悪魔の一部の神器も持ってる!滅殺姫とか雷神の巫女の能力とかは持ってないのが分かった。でももう逃げられない。逃げれば刃の桜と劈烏と灰の刃。正面には最悪な強敵。
「なぁあんた。私等で一斉に襲って勝算があるか?」
「三割が勝利…六割が敗北」
え?まだ勝算があるの?
私もう駄目だと思ったんだけど。
いや。特訓していきなり大ボスとかマジチキだから。
「残りの一割は?」
「逃走よ。まぁ。あいつの頭に血が昇ってるからどんなことをしてでも私たちを殺す気よ。見逃すと思わない方がいいわね。」
どうしよう。私たちは頑張って鍛錬したらけれど怖い。
けどここで引くわけにはいかないしレイナーレ姉様の事を信じるしかない。
「けどさぁ?今イラついてんだよ…馬鹿とは相手しないと利用できねーしそれもそいつ等が使えない奴らだからホントうまくいかねーんだよなぁ。」
しばらくこの男の長話(独り言)をした。その間にレイナーレ様の念話で私たちに伝えて必勝法が練れた。
*****
レイナーレの思いついた策は幾ら転生者でも激しい光を直視する体制なんて出来ない筈。それを利用して失明させて杏子の槍でとどめをさす。私たちはその計画を実行してうまく言った。やっぱりこいつは隙があり過ぎる。
3…2…1
(やった!)
槍は心臓を貫いた。
手応えはあったが、
[limit out of five]
「がはっ!」
てゆうかまだ死んでねーのかよ!ふざけんじゃねぇ!
いい加減くたばれよこいつ!
「貴方一体幾つの制限リミットがあるのよ!」
「卍解‼」
こいつ…いきなり黒い刀から何か出そうとしてやがる。
あれをぶっ放す気か!
「まずい…早く防「月牙
天昇‼」」
レイナーレ達の光の壁と私を防ぐ結界も黒い剣圧が全てを破壊した。
何もかも滅茶苦茶にされて。
もう絶望的だった。
やっとさやかを助けたのに…
友達が出来たのに。
こんなのってありかよ‼
「危ない!さやか‼」
「恭介…!」
バタン
恭介の腹部が真っ赤に染まる。
「さやか…今度は力になれたね…」
「何でこんな…恭介!これ以上喋らないで!」
恭介の身体を回復の魔法でなんとかするけどそれでも治らない。
「さやかには酷いことをしてばっかりだったよ…無力だった」
「もういいよ!また病院の上バイオリンを引いたように今度はコンクールで聞かせて!」
劈烏と千本桜が四方八方から襲って、レイナーレかミッテルトの光の回復魔法が出来る状況じゃなく光の壁でどうにか防ぐしかない。けれど転生者も
「僕なんかを好きになってくれてくれてありがとう…さやか」
「恭介ぇぇぇえ‼いやあぁぁぁぁあ‼」
「ちきしょう…」
正輝の仲間の堕天使も限界だった。ついに光の壁も消えて堕天使達も力尽きて倒れた。
「もう…策が尽きたわ…」
もう駄目なのかよ。
助けれたのに、
やっと友達が出来たのに。
こんなのってないだろ!
「そうだ!せっかくだからさやかの身体を死なない程度に解体しようか?」
「「⁉」」
やめろやめろやめろやめろやめろやめろ
こいつは私の最後の希望をぶち壊すのか‼
「これでGAMEOVERだよ‼」
「やめろぉぉぉぉぉお‼」
何も出来ない。
堕天使達も生きているけれど動けない。
完全に負けた。
涙と叫ぶことしか出来ない。
嫌だ…
「悪いな。お前が幕を引のは俺を倒してからだ」
再び見たらさやかは生きている。
まだ解体されてない。
私は安心して誰が救ったのかも見ずその声を聞いて力尽きた。
*****
「そこまでだ。転生者」
「誰だ?」
私の目の前にはかつて憧れていた正義の味方がいた。
それはとても輝いていた。
「今までの事。全部見させてもらったよ。美樹さやか」
「あんた…誰?何で私の名前を」
それはかつて目指していた筈だったもので投げ捨てたもの。
「俺は衛宮士郎。お前の言う正義の味方だ」
泣いている私の目には確かにそこには輝きがあった。
*****
「正義の味方ぁ?馬鹿じゃねぇの?状況が分からずに介入したのかよ。第一転生者の存在を知ったところで殺すべき対象。死んだなぁお前。」
あーあ。まだ逃げてたら命だけはあったのにこいつ無駄なことをしたよ。子供の夢見る正義の味方いわゆる幼稚脳はとっとと死んでジ・エンドってろよ。
「どっちが馬鹿かよく見てみろ。
お前の左腕ないぞ」
「は?」
何言ってんだこいつ。
そんなことがあるわけ。
プッシャァァァア
左腕が吹っ飛んで、大量の出血を出していた。
は?
「うわあああああああ!なんだよこれェェェェ⁉」
話していた最中に斬り落としたのか⁉全く気づかなかったぞ⁉
「言ったはずだ。馬鹿はどっちだってな」
何がどうなっているんだ⁉
とっくに奴の手には剣が握られてる⁉それよりも何でその距離から俺の左腕を切り落とせるんだよ‼
馬鹿な⁉あり得ない!
分からない。あり得ない。
何だ…こいつは‼
「き、消えろ!『飛梅』『千本桜』『侘助』『灰猫』」
「投影開始」
これを一斉に放t
バリィン!
え?
「どうした?お前の自慢の斬魄刀がこんなあっさり砕けたぞ?」
一分もただずに破壊ぃぃぃぃ⁉
今度はたった一本の剣で俺が持っていた五本の斬魄刀を破壊しやがった⁉まだ種明かしもされてないのにそんな馬鹿なことがあってたまるかぁ!
「こ、この化け物が‼」
「悪いな。これでも正義の味方をしているんでね。負けるわけにはいかない」
転生者残り90体
一日終了まで後4時間