Justice前章:善と悪 正輝編   作:斬刄

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次は黒沢くんのターンです。


正輝編43話相手に向かっていう言葉は考えてから言え(戦姫絶唱シンフォギア)

あるノイズの出撃。

駆けつけた私は二人の適合者は突如戦闘になりそうな空気だった。

片方は刃を向け、もう片方はどうしてこうなったのかが分からなくて戸惑うばかりである。

「そうね、戦いましょうか?私達」

「え?」

やはりそうなってしまうのか。

立花は協力し合う意思はまだあった。しかし、翼は彼女のことは好いていない。翼は前に奏を失い、一人でノイズと戦っている。

 

 

代わりに奏のおかげで救われたこの子が対処を?

 

こんな戦いもしらない人に?

こんなふざけた子に?

奏の代わりをしろと?

ふざけるな。

となりかねない。

 

 

そんなことになればこの子は絶対お互い戦いで争うだろう。

ならば止める必要があるな。

「やめろ。立花は戦闘経験も不十分であり、今は逃げてばかりだ。

 

 

戦闘慣れと未経験者が対決すればどうなるかことぐらい君でも分かる筈だ。いくらなんでも無謀過ぎるぞ?」

明らかにとんでもないことだ。

現に戦うといっても客観的にみればただ逃げているだけ。翼が怒って遊びで来ているのかと言われてもおかしくは無い。

「私は貴方を受け得れられない。力を合わせ…貴方と共に戦うことなど…貴方もアームドギアを構えなさい。それは何をも貫き通す無双の一振り。ガングニールのシンフォギアであれば胸の覚悟を構えて御覧なさい!」

現に、立花は戸惑っている。

彼女は人と人は協力し合えるという意思を強く持っているため、当然返す言葉は曖昧でしかない。

アームドギアってなに?

それを構えろなんて分からない。

そう言っても無理はない。

そもそも命を危険に晒すようなところに入っているようなものだけでも普通で出来ることではない。

だか、なおかつ戦う覚悟も持たなくては都合の良い方に逃げるばかりで勝てる道理なんてない。

「覚悟を持たず、のこのこと遊び半分で戦場に立つ貴方が…

 

 

 

奏の…奏の何を受け継いでるっていうの⁉」

【天ノ逆鱗】

だからと言って立花はもう完全にこちら側の関係者になっている。彼女のいうとおり協力し合わなければ1人で大量のノイズ相手に戦わなければならない。最悪二人で戦わなければどうあっても勝てない強敵と鉢合わせてしまったら。全く…君達は…こうなれば私が動くしかないな。

「I am bone of my sword 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)‼」

巨大な剣を盾で止めて、彼女のバランスを崩させる。宝具なら分からないが、この程度なら問題なく防げる筈だ。

レアスキルで剣だけではなくアイアスの盾も作れることについても説明しておいたから問題はない。

「全く何をやっている。もし私か弦十郎が止めてなかった場合。一歩間違えたら立花は大怪我をする羽目になった?

最悪死亡だってあり得る。

その時に君は責任を取れるのか?

君の大事な人を侮辱されたのは分かるが同時に彼女にも大事な人はいる。

 

君達の仲が険悪なのはわかるが、誰であろうと力で強引に相手をねじ伏せて理解させるのはやっていいことではない。」

ここまで言えばもう攻撃はしないだろうが…立花にだって戦い死ぬことだってありえるのかもしれないのだぞ?

しかし、彼女は私に向かって刃を向けている…

 

「黒沢さん…そこをどいてください!」

「どかないぞ。剣を下ろせ。」

源十郎が来た後に翼は下ろしてくれた、が、弦十郎も来てくれたおかげで翼は諦めて剣を下ろしてくれた。

「すまない。」

「貴方が謝る必要は…ありません。」

「全くなにやってんだお前らは」

「申し訳ない。こうなった原因は私にも責任がある」

二人が仲良くはないのは客観的に見て分かる。無理にでも協力して戦えなんて言えないが。

「いや。気にするな。俺が出向いて止めるつもりだったが君が止めてくれて助かった。

 

それとらしくないな。ろくに狙いをつけずにぶっ放したのが…お前泣いているのか?」

「泣いてなんかいません!涙なんて流してなんかいません!」

 

いや、彼女は涙を流している。

ただ自分が強くある為に涙を流しているのを否定させているんだ。

自分の意志を強くいられる為にも。

 

「私、自分が全然ダメなのは分かっています。だから、これから一生懸命頑張って奏さんの代わりになってみせます!」

 

 

立花…

翼は頬を叩いた。

 

 

これは止めるつもりはなかった。

いや、立花のさっきの言葉は調子良く都合のことを言った。

 

 

 

あの様子から見て、立花は何で殴られたのかまだ理解できてない。

 

「立花。なぜ翼の頬を叩いたか分かるか?君は翼の心象を理解した方がいい。

 

 

奏はいないけれどその代用に見知らぬ人でやってあげますと言っているようなものだ。

 

 

 

はい。分かりました。と、

それで、今の彼女が簡単に言えると思うか?

 

 

君の大事な人が居ない時に赤の他人に大事な人の代わりにやってあげようと言っているのと一緒だ。

 

 

相手側の気持ちになればそれは侮辱のようなものになるぞ?」

「⁉そんなつもりじゃあ…」

「話し合いは必要だ。だが、それを証明すること出来ずに、こんな形で不用意に相手を傷つけるなら言う言葉を考えた方がいい。自分はそんなつもりでなくとも相手によって違う。

 

自分が他者を傷つけるつもりのなかった発言をしたとしても発言によって相手を怒らせることもあるだろう。考えずに発すれば相手や自分を、最悪周りを巻き込む形になるかもしれん。

 

それが嫌なら伝える言葉は考えたほうがいい。」

しかし、二人の仲は険悪になるだろうが…少なくとも私はこの二人が転生者にやられないように私は守らんとな。

 

 

******

 

私は夢を見た。

二年前にコンサートの場所で奏が倒れていた。私は何もしてあげれなかった。

「どこだ…翼。真っ暗で何も見えやしない」

私に力が無かった。

私の弱さが引き起こした。

私が弱くなければこうなることにはならなかったのに…

「私は奏と一緒に歌いたい!…奏はいじわるだ」

「だったら翼は…泣きむしで弱む…へ?」

奏は誰かに持ち上げられた。

奏の影から黒いコートの男が奏でをかついで

「お持ち帰りぃぃぃぃい‼」

「奏でぇぇぇぇぇぇぇえ‼」

どこの誰だかわからない相手に奏を連れ去られた。

悪夢だ。

あんな悪夢は見たくない。

嫌だ。奏が死んだかどうだかもわからないし、どうしてこうなってしまったんだろう。全ては私の弱さがもたらしたことだ。だが、連れ去られたことについては別だ。

奏を連れ去っていた彼。

「奴は…誰だ‼」

 

******

 

私は現在黒沢という偽名を使っている。仕方ないだろう。アーチャーと言えばおかしいと思われる。衛宮と言えば奴と同じ名前だが…二人もいたら厄介なことになる。

なので悔しいが黒沢にした。一応ノイズの撃破の戦力としてここで暮らしてもらっている。

 

 

 

ノイズの大量の発生はなんらかの異常があることだ。この基地の最下層にある完全聖遺物デュランダルを狙っているらしく。翼と響のような欠片は奏者が歌わなければシンフォギアとして再構築する必要がある。

 

 

完全聖遺物は一度起動した場合は100%発揮でき、奏者以外の人間も使用可能。

 

 

それが[櫻井理論]。

しかし、完全聖遺物の起動には相応のフォニックゲインが必要。完全聖遺物とやらをつければ男女につけてノイズを倒すことが出来るのか。

 

そして、ノイズだけではない。

ノイズ以外にも厄介な敵がいるのだ。

 

本来なら日本政府の許可がらおりる可能性があると思うが。米国がデュランダルの要求をしてきた。

さらに特異災害務二課にハッキングを仕掛けてくる外敵もおり、米国も狙っているとも受け止められるがそれが全てとは限らない。つまり、ハッキングの出処もわからないだそうだ。まぁ極秘として動いているのだからそれを付け狙って情報を手に入れようとする輩がいるのも無理はないな。その極秘を日本以外の外側から狙ってくるのも。

 

翼も忙しいものだ。アイドル活動といい、ノイズ討伐といい。趣味や好きなことも我慢して、自分を殺しているのだろうな。

 

 

 

立花については平穏の日常からいきなり戦闘でノイズと戦う役目を果たされるというを突きつけられてもなお平然として立っている。

 

 

 

しかし、問題点は二つ

偽善者嫌いの正輝と立花響を鉢合わせしたら一体どうなるだろうな…不安しかないのだが。雑マスターは高町なのはのやり方が気に食わないことでボコボコにしていたがセイバーがやり過ぎだと注意されたのは聞いた。しかし、彼女の場合はそれに近いようなもの。正輝が彼女の発言によってプッツンとキレなければいいが…

 

 

 

そしてもう一つ。転生者の強欲によって被害者に晒されたら彼女の人格が壊れかねないということだ。今のところ敵側の転生者も普通の転生者達も仕掛けてこない。

 

 

 

次の日の夕方

地下鉄でノイズを検知したとの連絡がきた。立花は未来と流れ星を見るという約束をしている。私だけで行こうか(一応正輝を集中的にボコボコにしたい)と言ったが…彼女も行くことに。

 

私にはノイズとの戦闘に行く前に携帯とイヤホン式の通信機を持って行くようにと言われており、立花達のように聖遺物をまとった後に通信機が耳にあるから私にはできないからな。

 

[立花さんが戦闘中です!これから黒沢さんが駆けつけてきます]

立花の方が近く、私は後から彼女の方に向かった。彼女は先に戦っているそうだ。

「地下鉄か…」

 

来てみれば、彼女も戦っている。

ちゃんと倒して進んでいるな。やればできるじゃないか。

 

さて、試しに彼女の使っていた天羽羽斬を使用してみるか。ここにいる数量のノイズを相手にどこまでこの武器で戦えれるか。

「立花。君はあのブドウのノイズを蹴散らして欲しい。それ以外は私がやろう。」

「でも黒沢さん一人で…」

「安心したまえ。そう簡単に倒されないさ。投影開始!」

ノイズが襲いかかってくるがなんのことは無い。怪物の相手など幾らでもやっていたから造作も無いのだから。

「佐々木小次郎の使っていた物干し竿よりは短いが…この雑魚相手で十分に戦えるだろう。」

人型ノイズが襲ってきているが、中には両手に刃を持っているものもいるな。だがここにいるほとんどのノイズは近づいてばかりだな?ワンパターンなのだが?

「こんなものか?単調な攻撃ばかりだな?」

 

両手に刃物を持っているノイズは突っ込もうとするが私はそれを除けて斬りつける。集団で飛びかかってくるがそろそろ少し本気を出すか。

 

 

投影開始(トレース・オン)

 

聖遺物に関与している大量の剣で防ぎ、防いでいる間に奴らを葬る。

 

「終わりだ。偽・螺旋剣(カラド・ボルグ)

 

目の前にいるノイズは殲滅した。

さて。立花も終わったころ…

 

 

[大変です!黒沢さん‼至急立花さんの方へ急いでください‼]

 

む?急ぐか。どうやら正輝と立花達と合流した頃か。奴がどう行動するか見ものだな。まぁ、奴を斬りつける目的は実行するけど。

 

******

「わ、私にだって守りたいものがあります!」

私はどうあっても彼女と協力する気になれない。奏の代わりとして彼女と協力して戦うなど…

「んで?どうするんだよ?」

 

第三者の介入に驚いて私は声がした方向を向けた。あれは!ネフィシュタンの鎧とあの男は…⁉二年前の‼

 

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