哀れな善にはなんの価値も無い。
話し合いは必要だろう。が、録に話し合いする場所でもなく俺たちに向かって戦いをするなというのが許せなかった。お前に何が分かる?クリスがどんな酷い目にあったか知らない。だからと言ってこの偽善がどんな酷い目にあったかは俺とクリスは知らない。知るわけがない。けれどこの状況でもまだそんな風にやれるのが…許せない。
話し合おうよ!
私たちは同じ人間だよ!
それが世界中で正当化されたらどうなる?そしたらなんでいじめは何で起こるだろうな?なんで人殺しが起こるんだろうな?
もう俺の我慢の限界だ。
転生者結界を発動させる。
「……は?ふざけんなよ。
ヒーロー気取りか、小娘が」
一方的に悪だと決めつける麻紀という男よりは、幾分マシだったが。
俺は…それでも完全に頭にきた。
「人がどれだけの残酷さを持っているのかも知らず、無知な状態で平和な生活でぬくぬく育った幼稚脳に付き合う義理はないんだよ」
******
一瞬だった。
いつの間にか片手で首を掴まれた。私はあの人達と話をすれば分かり合える。でも鎧の少女は私を倒そうとして、やられるわけにはいかなかった。アームドギアを形成するエネルギーを力に変えて、一撃を叩くつもりだった。けれどその間から彼が横から入ってき、腕を掴まれてすごく痛かった。ものすごい握力で私の腕を掴んで攻撃を止めようとしてきた。私は放そうと腕を振り払ったけど、次にに首を掴まれた。苦しい、彼は首を締めてきた。
喋れない、声が出ない。
私は見下ろした。顔が見えてたけど鋭い目で、恐ろしくて、恐怖しかなかった。逃げたしたくなるほど怖かった。
何で…そんな目ができるの…
******
話し合おうというセリフはな。
互いが攻撃体制にならない時に言う台詞なんだよ?
なんで戦ってんだろうな?
それこそおかしいとは思わないか?なぁ?立花?
「あぐっ…つう」
「お、おい…」
「なぁクリス。もう俺怒っていいか?」
何も知らないだろ?無知なんだろ?こっちは実際苦しんだっていう経験論で言っているんだ。
ああ、腹が立つ。
それがホントに許さねえ。特にその年頃でなのは以上の偽善とはな…頭おかしいんじゃないのか?そもそもなのはより質が悪い奴がいるってこと自体が許せないんだよ‼とりあえず衝撃波の杖を使ってこの女を吹き飛ばす。
「立て?そう簡単にくたばるなよ?」
主人公補正を持ってんだろ?
そう簡単にくたばんなよ?
話し合えば分かり合える、ねぇ?
で?だからどうなるんだ?
それで現状で助けれましたってか?何か状況が変われるってか?
言えば何もかも解決するってか?淡い同情だけで何もかも済むと思ったら大間違いだ‼
綺麗事で並べた台詞によって全員が救えることができるのなら誰だって不幸な目にあってないんだよ‼
「ふざけんなよ?ろくに体と心が傷つき、折れてばかりの血反吐ばかりでしかない戦いも見てないお前が勝手なことほざくなよ…」
話し合うなら武器を出さない場所でやれよ。それをするならもっと別の場所でやれよ。話し合いの議論場所にでも行けよ。お前みたいのが戦場に突っかかってくること自体が気に入らないんだよ‼‼人同士で恨み合うことを不思議に思うお前にな!人が持っている幾多の欲望の種類や七つの大罪すら知らないお前が他人を理解しようとするんじゃねぇ!
「おい落ち着けって!」
「邪魔だ‼」
横から誰かが邪魔してくる。
俺の掴んでいた右手をどかそうと立花の首を締めようとするのに横から邪魔が入ってきて、力が入らない。
「正輝…お前どうしたんだ?まどマギの世界で会ったときとだいぶ」
「うるさいって…言ってるだろ‼」
俺はしつこく邪魔してくる男を強引にどかした。いや斬ろうとしたが、それに早く気づいて男は一旦引いた。
その男の顔をよく見てみると、転生者ではあったが…
「先輩…」
*****
俺は正輝の過去は知っている。
はっきり言って昔の正輝は彼女と同じように願っていた。そう思いながらも恩を仇で返すような行為を他の人達が行っていたからだ。
原因は差別、いじめ、自閉症。それらがあいつを苦しめることになった。その願いを土足で踏みねじらねた。
人と接するのが苦手で、与えられた目的しか行わない。あいつの感情はまるで殺人兵器に変わっていってる。何もかも戦わずして諦めて、自分が勝ち取れるものだけしか勝ち得ることしか考えていない。
俺達二人は外敵から守る役目があった。俺は正輝の先輩でもあったが人生の相談も進路も上からの命令で何もしてやれなかった。
俺は傍観者でしかなかった。上層部からも彼には命令を与えるだけで、俺は何もするなと言われて
あのような子供を構うと君も被害に会うぞ?
俺は臆病者だ。あいつを無視して自分のことだけしか考えれなかった。しかし、関与しようがしまいが…正輝は自制心を抑えきれず、破壊神器を無断で利用して暴走した。助けるという意思を踏みにじった彼らを正輝は斬殺して彼らの四肢を切り落とした。
俺ともう一人恋人がいた。
その恋人はとても優しくてしっかりとした女性だった。でも俺の彼女も正輝のことについて何もしてやれなかった。けれどなんで俺らは殺されなかったんだ?
俺らは生かされたのかもしれない。俺らは最低限彼を嫌悪せずに協力し合った。
もしそうしなかったら、正輝は全てを憎み、力尽きるまで復讐を続行していたのかもしれない。
立花の善は前の頃のこいつと全く似ている…だから羨ましくて妬ましい。こいつが完全にキレたら立花は確実に半殺しされてしまう。
だからと言って、そんなことあっちゃあいけない。そして、それは周りに理解できる理由にもならない。どうしようもない、が、それでも許せなかったんだろうな。
「悪い…」
正輝は神器を戻した。俺が仲間だと認識されなかったら斬り殺されるところだったが。雪音のほうは立花の言っていることに腹立てている。
「そっか。クリスちゃんって言うんだ。ねえクリスちゃん…こんな戦いもうやめようよ!ノイズと違って私達は言葉を交わすことができる!ちゃんと話をすればきっと分かり合えるはず!だって私たち同じ人間だよ‼」
っつ⁉正輝の目の前でそんな台詞を言えばまたお前。まずい!正輝が行動を起こす前に先に俺がまた止めないと!
「お前もう一度さっきのように苦しみた…⁉」
俺は正輝が半殺しを行おうとしたが、クリスの奴は正輝がまた動かないように止めたな。今度は一人でやるってか…
「もういいぜ正輝。嘘くせぇ…青くせぇ…
ふっとべよ!アーマーパージャー‼」
この女の鎧が弾け飛んだ。俺は木とか破片とかに当たらないようにクロックアップで避けて、正輝のほうはBlueで防いだ。そして、第二号聖遺物イチイバルを歌い出し、変身した。
「歌わせたな…あたしに歌を歌わせたな‼あたしは歌が大っ嫌いだ‼」
「歌が嫌い…⁉」
正輝はそのまま何もしなかったのは助かった。転生者結界も解除されているし、
【BILLION MAIDEN】
白い子の奴はガトリングを木々を破壊しながらハデにぶっ放して、
【MEGA DETH PARTY】
今度は追尾の爆弾を放出して…なんともまぁその後もとにかく弾丸を打ち込みまくっていた。だが、
「盾⁉」
「剣だ‼」
翼が大きな剣で守っていることは俺も知っている。前に苦戦していた翼も格段に強くなっている。だから、クリスより上回っている。
けど、ノイズが頭上から襲ってきた。クリスのガトリングを破壊して、今度はクリス本人を狙った。それを想定して正輝も動こうとしたが立花が真っ先に動きやがった⁉あいつ正輝より先に…⁉
「おまえなにやってんだよ!」
「ごめん…クリスちゃんに当たりそうだったから」
「馬鹿にして!余計なおせっかいだ‼」
「命じたこともできないなんて…貴方はどこまで私を失望させるのかしら」
やはり、フィーネがソロモンの杖を利用してクリスを始末しようとしてたな?
「助けてくれたことには感謝する…」
正輝のほうも二人一緒に助けに行けば衝突になっていたからな。クリスはもう用済みと言われて、これで正輝とクリス二人は帰れなくなったな…
「フィーネェェ!」
「おい待てってクリス!くそがっ‼」
正輝はあっち側だが、んでも目的はなんなんだ?なんか…あの二人にも目をつけられているんだが…とにかく御用にはなるつもりは今はないぞ。
「貴方は何者なの?」
「悪いな。俺はちょっと帰らせてもらうぜ?」
(CLOCK UP)
「ま、待ちな…えっ⁉」
俺は仮面ライダー龍騎を回収しないといけない使命があるからな。
*****
No.5が消えた。
多分クロックアップと転生者結界を使用して逃げて行ったのだな。
「予想は当たっていたか…」
正輝は立花の首を締めようとした。二課に自分の暴力行為を見せることはしないだろうからな。
「正輝…」
立花は心優しく、決意も覚悟もあり、前向きな彼女だ。衛宮士郎は自己犠牲、高町なのはは話し合いと言う形の暴力だが、彼女に関しては衛宮と同じ自己犠牲だが、それでも全ての人を救うというわけではない。確かに、いき過ぎた人助けは私も許すことはできないだろうが彼女もそうではなかった。
だから私も嫌悪することはなかった。
正輝。君は彼女の意思を許すことができないのか?一体君の何が彼女に対する怒りなのだ…
*****
夜の公園
俺ら二人はフィーネに捨てられることになった。まぁ仕方ないと言っちゃあ仕方ないと仕方ないとしか言いようがない。フィーネが見捨てたせいでクリスの居場所が無くなってしまった。
「…悪いなクリス。俺も勝手な行動をしてしまった。」
「いや。いいよ。終わっちまったことだしさ。ただ、あんたが…あそこまで本気になって感情的になるとは思わなかったからさ…」
俺はなんで感情的になったのだろうか自分でも分からない。いつも冷静になって落ち着いていたが、最近は頭にくることが多くなっていた。確実に俺とあの女の理論が対立する日は近いうちに来るのは違いなかった。
マスター・オブ・ザ・リンクの異例に、俺の激怒の許容範囲。
俺の身体に異変が起きているのと
「クヒヒヒ…材料に、計画、人材も餌も整った。さぁ第一段階実行の開始だ‼」
そして、他の転生者達は段々計画を順調に進んでいるのは、この時気づいてなかった。