Justice前章:善と悪 正輝編   作:斬刄

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正輝編51話心傷(戦姫絶唱シンフォギア)

あの後、加藤先輩が立花達二人にアーチャーのこととさっきの転生者ついて詳しく話すことになった。それでも二人とも怯えていていつ襲われるか怖くて仕方がなった。加藤のほうも黒沢くん同様に手錠をかけられた。

 

 

 

加藤が言うには転生者の事についてを語り、俺とアーチャーのことについては何も言わなかった。協力しているというのはこの時に明かすのは不味い。

 

加藤先輩のことについてを突きつけられてなぜあの状況に逃げたのかとかは仲間を探していた。転生者結界を張ったために、俺と加藤が味方なのかのも質問してきたが加藤先輩は協力者ではないが、同じ組織として止めただけとうまく言いくるめた。転生者が二課に及ぼした被害を言うと弦十郎と翼のほうはその転生者に対し、

 

「なんて男だ…‼」

「許せん…私がいない間にそんな事が!」

 

どうにも二課達の殺害及び立花達に対する行為に二人は怒りを隠せなかったらしい。そりゃそうだ。彼女らの目の前で卑劣な行為を躊躇なくボコボコにしたんだ。立花は特にショックが大きいとは思うが…ダイイングメッセージの謎解読するのとクリスを見つけるのに時間がかかったからな。もう動くとは思わなかったが、計画のつもりじゃなかったそうだ。

 

とにかく怒ってもこれは仕方ない事だ。立花達はまたどこかで転生者達に襲われてもおかしくないため加藤先輩が立花達のボディーガードを務める事になった。彼女らも安心すると思うが、油断出来ない。

あの計画とやらがどうなるか分からないし、この不明なダイイングメッセージを明白にする必要がある。

「二課の方は全て話したけれど、まだ俺のことは半信半疑だろう。条件として立花達の護衛役をするから任せとけ」

「わかったよ先輩。それじゃあまた後で」

雪音クリスにも転生者について全てを語った。アーチャーと加藤先輩が二課に紛れているのと、転生者のシステムと俺もまた転生者である事も。

「…あんたらがどんな存在なのかは分かった。けど、一つ知りたい事がある。正輝の過去を教えてくれないか?」

「…悪い。ここでのやる事が終わってからでいいか?」

 

けれど、俺の過去についてはまだ語っていない。いや語られる訳がなかった。俺の仲間達についても天羽奏を救出したことも話した。

 

俺の過去だけは、戸惑って何も言えなかった。その時、ほむらからの連絡が届いた。ほむらがここに転送して内容を話すらしい。

 

「…貴方が雪音クリスね。初めまして暁美ほむらです」

「正輝から話は聞いた。雪音クリス。クリスでいい。あんたが言いたいのはフィーネが計画していた広木防衛大臣の殺害のつもりが行方不明になったその後の続きだろ?」

「ええそうよ。正輝にほとんど話を聞いているのなら分かるわよね?正輝、いい知らせよ。広木防衛大臣を見つけたわ」

「マジか⁉でかしたぞほむら!」

広木防衛大臣と秘書は、空き巣の方で刑務所みたいに行っていたらしい。

「時間停止魔法で潜入したけれど転生者がいたわ。けれど人数が少なかったわね。」

また人数が少ないときた。

今回は敵の転生者は少ない人数なのか?基地にはほとんどいなかったから。

「広木防衛大臣にある取引をしたそうよ?人質交換の代わりに大量の住民を集めてくれって。勿論彼は断固拒否したわ。けど彼が拒否したら、リーダーが拷問するのかと思っていたら、変に笑っていたわ。そしたら何か能力を使ったら、広木防衛大臣とその秘書の目が赤と黒になってたわ。

 

その後広木防衛大臣と秘書にアイコンタクトをつけてもとの状態に隠してそのまま帰らせたの。」

「それ…だけか⁉」

雪音も驚いているだろう。

拷問もせず、不要だから殺す事もせずただ逃がしたのだ。そのまま出ていかせて。転生者結界を張り、一般市民に気づく事なく帰っていったのだから。

「貴方はこの事について…どう思う?」

「どう思うも何もさっぱりわからんぞ。そうした意図が分からない。何か理由と能力について関与している可能性が高いけれど

 

それでも企みが何なのか証明するのは難しいぞ?」

「とにかく分かったのはそれくらい。アーチャーさんにも伝えているから。帰るわね」

「ああ、ご苦労」

 

俺とクリスは古い建物に移動している。住み心地が悪く、畳とボロボロの部屋。俺は二人分の布団と船から食事をちゃんと持ってきており、クリスが寒気で震えて、お腹も空いていたのだ。だから、食事をとって身体を暖めるためである。俺達は二人並んで一緒に寝た。ミッテルトと一緒に寝てはいたけど久しぶりに肌と肌で寝る事ができた。

 

 

お互いが懐くようになり、親友にもなるほどの信頼となった。けど、過去を明かされた俺の錯乱は凄まじかった。

 

 

 

マスター・オブ・ザ・リンク

 

この日の前に固有能力のデメリットをもっと早く知るべきだった。でなければ俺は錯乱することもなかったのに。

 

たとえ雪音クリスでも、俺の許容範囲以上に知ってしまったのだから。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

少年は夢を見た。

それは小さな白い髪をした少女でした。少女は音楽が大好きな親に囲まれて楽しく大好きな歌を歌って、それはとても平和な暮らしをしていました。

「おとーさん!バイオリン引いて!私歌うから!」

「クリスは本当に歌と音楽が好きだなぁ。」

「あらあら。勢い余って転けないようにね」

「もう!転ばないよ!」

 

 

 

「♩〜♪」

 

その歌は穏やかな綺麗な歌は声明な歌であった。けれどある事で歌が嫌いになった。ある日その少女の両親は南米の戦争に飛び込み、その両親は音楽で戦争を止めようとしました。しかし、その戦争によって両親が殺され、涙を流した少女の悲鳴は轟くも虚しい叫びだけでした。

「おとーさん‼おかーあさん!死なないで!死んじゃ嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああ‼‼‼」

無防備でただ1人の少女は逃げる事もままならず幾つもの兵隊に連れていかれ牢獄に入れられました。牢獄には他にも小さな少年少女がたくさんいた。

 

 

 

痛い痛い痛い痛い辛い辛い辛い辛い助けて助けて助けて助けて助けて苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない

 

 

そんな台詞も言えず、ただ大人達の理不尽な拷問に耐え続けなければならない。戦争の真っ最中。彼らのストレスによる八つ当たりは長く続いた。

誰も聞いてくれない。

誰も助けてくれない。

彼女は感情を押し殺して無表情を貫いた。

戦争によって死んだ子もいた。

それでも生きている子もいた。

その生きている子である少女もその1人だ。

 

 

けれどある人外。クッキーマンの助けが来て救われた。

 

 

 

 

 

けれどまた苦しまないといけなかった。フィーネという女の邂逅。

 

 

少女は女にこう教われた。

 

痛みが繋がり

 

少女はこう思った。

大人が嫌いだ。

歌で世界を救う?

いい大人が夢なんか見てんじゃねぇ。あたしは強い奴を片っ端から倒せばいい。

その方が堅実的で合理的だ。

そしてそれが平和への近道だから。

 

けど気づいてしまった。

争いを撒き散らしたのは少女自身だと。こんなはずじゃなかった。

 

私のやる事は破壊ばかりしていた。周りをぶっ壊すことしか。

 

自分がやっていたことは愚かだったことだと。

 

*****

「…」

なんであんな夢見たんだ?

あれは間違いなくクリスの夢だ。

「久々にキツい夢を見たな…」

けどなんでだ?

偶然か?

 

 

 

クリスは起き上がった。

起きていたクリスは何故か目が真っ赤であり、号泣していた。

 

 

 

「なぁ…答えてくれよ…」

 

一体何を?

答えるって何を

「あんたは

 

やりたくなかったのに…殺したくないのに…人を…沢山…殺したのか」

なんで…

それをオマえが知ってイルんだ…

俺の過去を知ってイルンダ。

 

何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女は夢を見ました。

見た夢は世界が光と闇の差別化でした。その少年は生まれて差別られる側の闇となり、周りに差別され続けた。13歳の彼はこの世界を守る傭兵であり学生になりました。彼は負の怪物などを蹴散らしてゆき。幾つもの外敵を蹴散らしていきました。

 

しかし、彼に飛び込んできたのは不満と暴言、彼らは彼の救いをあらゆる方法で彼をどん底に落としました。何度も恩を仇で返し続けました。彼は世界に差別され裏切られた気分でした。

 

 

彼は根は優しかった。友達が欲しかった。恋人が欲しかった。

ただそう望んでいただけなのに。

話し合えば分かり合えるということを

 

彼らはそうさせてくれなかった。

 

 

 

それに耐え続けたある日のこと

 

 

彼女はこう言いました。

「誰かが愛してくれたことさえ無いくせに!」

 

 

もう限界だった。好きな人にも振られ、

 

彼はついに自制心が壊れ、周りの人(モノ)が守る価値も生かす価値もないと自覚し。

 

 

 

ああ、こいつらは人ではなく唯のモノでしかないのが分かったよ。

 

裏返った声が周りをどよめかせた。そしてその後に噴き出た殺意は宝物庫にある禁断の力を奪い取ってその力を手にしたまま沢山の人を巻き込み殺し、遺体を滅多刺しにし、その遺体を切断いわゆる、四肢を斬り落とし、展示品として楽しんでいました。彼はこの世界でただ一人の頂点に立ち、勝利に酔いしれました。

 

 

 

しかし、彼はまた絶望した。

 

彼は前に救われた少女の怪我と彼の愚かさに気づきました。年下の少女は彼に希望を与え続けました。もう一度人を信じる心優しいあの頃の状態になる事を信じ。

 

 

 

けどそれを気づいた時には遅すぎました。

 

 

禁断の力はこう言いました。

 

 

全てが憎いって言ったのにさぁ?

 

 

そういうのを自分勝手と矛盾って言うんだぜ?

 

禁断の力は逆らった彼らを殲滅するための手段として使われて、少年の配下として雇っていたが、禁断の力は少女を無残に殺し。

 

 

気づいて助けようとしても、命は絶ってしまった。その展示品を見ているうちに絶望に落ちてしまった。

 

 

自分の都合で大量の人を殺し尽くしたんだな。

 

 

 

そして彼はもう生きるのに疲れたと言い、上層部に自分を裁いてくれと言いました。しかし、上層部は彼にこう言いました。

「君は素晴らしい‼良くやってくれたよ‼あんな差別し続けた糞みたいな市民が実験材料になってくれたのだから。君には褒美をやろう!」

 

判決は無罪。大量殺人で本来死刑もありえた話。こんな事はあり得ないのに思考がどうにかなってしまいそうだった。

 

「おかしい…おかしいだろ⁉」

 

 

「ではこれにて「俺は裁かれてもおかしくなかった!なのになんで無罪なんだよ‼おかしいだろ‼」簡単な理由さ。

 

 

我らの貴重な兵器。ただそれだけなのだよ。」

 

 

「待てぇぇぇぇぇ‼」

 

 

その言葉で彼は完全に心が壊れ、上層部は彼を蝕むように他の人間の殺害を命じた。

 

「それでは君にはこれを実行してくれたまえ。」

人質は彼の家族。

その紙一枚に書かれた依頼だけで多くの命を奪い取った。

世界の制圧を企んだとある親友の殺害。反乱軍の正輝の同僚の抹殺による戦争道具。その他幾つもの上層部に刃向かう組織の破壊。そうするうちに彼の目は赤い斑点になっていた。

 

彼はこう呼ばれた。

『英雄殺し』

希望と強者で塗り固まった者達に対する殺戮者。少年は上層部に機械の様に利用され、彼は人生においてどんなことにも心で戦うことをやめてしまいました。

 

「この意気地なし!」

「最低!」

「これが人としてやる事かよ‼」

 

卑劣?外道?最低?

おおいに結構。むしろ褒めているのと一緒だ。所詮こういう下衆なやり方しか方法は考えられないのだから。

 

 

(RE:battle)

 

中学の3年、上層部の最後の計画で自由にすると約束してくれました。

 

その内容は世界を周り、仲間を集めて材料を手に入れ全て確保できたら自由にするという内容だった。今回ばかりは苦しくても全力を出して材料は全て手にいれ、自由を手に入れる事ができると思っていた。しかし、上層部は最後の最後で彼を裏切りました。

 

全ては太陽神を復活させるための手段として道具として使ったのだ。

 

 

彼は悲しみに明け暮れ、一人だけの単独行動に走り。上層部への逆襲を考えました。彼は復讐を重ね重ね組織にいる人を殺し続けました。

そして、計画を止めようと自分の憎しみで身を削り、上層部の組織達を潰そうとした。

 

 

けれど、太陽神計画は完成した。

 

憎しみで戦ってもあっけなく敗れ、心が壊れました。その後別の組織のおかげで少年は心が復活し今まで一緒にいた仲間達と協力し、正輝を欺いた組織達を倒していったが太陽神はここら一帯の生命の全てを焼き尽くす事にした。

 

 

明日世界は滅ぶ。少年の死を1人の戦友が最後の最後に止めようとした。

 

 

「もう十分にお前は戦った!もういいじゃないか‼お前は今日はどんなことをしても許されるんだ!それをする権利はお前にはある!」

「俺、行かなきゃいけないんだ。」

「やめろぉぉま■■■ぃ■‼」

太陽神VS審判神が始まった。

神の力を利用した激突は死闘を繰り広げていた。神になるにも制限があり、時間制限がたってしまった彼は太陽神の剣に貫かれた。しかし、彼はもう一つの太陽神と契約し、貫かれて死ぬ事がなくなった。

 

けれど、契約の代償は自分の命。

神になるにもそれぐらいしなければもうどうしようもならなかった。

 

「逝くな…逝くなぁぁぁあ‼‼」

 

 

最後に自分を取り戻した彼は笑って眠りに落ち、悲劇の劇場はここで終わった。彼は13歳の頃に守っていた少女に見守られながら…永眠した。

 

夢にいた白い髪の少女は目から一粒の涙を零し、少年の悲惨で残酷で、無慈悲な物語をその目に焼き付けた。

 

*****

信じなくない。

今のあたしには壮絶過ぎる。

結局あいつは全然悪くなかったじゃないか。家族がいた頃のあたしと同じ生活ができた筈なのに。

あいつのやっている外道も悪事も

 

何もかも無感心の状態で行ってたじゃないかよ…あいつはこんな追い詰められた状態で必死に生きてたのか…

 

「お、おい…や、止めてくれよ!」

 

なのに。なんで…あたしを殺そうとするんだよ…

「俺は…俺は…」

あいつの目はあたしのことを見てない。怖いのか?その過去が…あんたの真実を知ったあたしが…怖いのか?

「俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺は俺はぁぁぁあ‼」

「落ち着いてくれ!お願いだから!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

いつの間にか幼少時の私になっていた。小さい頃に戻っていたけど、目の前にいるちっさい正輝は苦しくなっていた。

「カッコ悪いだろ?救うためのヒーローに見えた俺がこんな悪者扱いされるのって。

 

 

みんなが持っている全ての矛先を俺に向けた。それを受け入れざる負えなかった。正直嫌だったさ。

最後は押しつけられた憎悪に耐えられず後はもう狂うしかなかった。勿論、そいつらは全員には四肢切断させながら最後に胸を滅多刺しにした。こんなことは気持ち悪かったのにけど俺は楽しんでいた。けど気づいた時には絶望しかなかった。結局全ては上層部が悪かったことが判明した。

もうおまえは過去の事を知って俺がどんな人間か分かった筈だ。

怖いだろ?辛いだろ?厄災を招いた俺は最低だと思ってんだろ?

 

 

俺の隣にいなくてもいい…」

「ホント1人いじめって最低!なんで大人はなんにも対応しないの!今度から先生や家族に頼らず辛いことがあったら私に尋ねて!歌は好き?」

「…なんでそんなこと聞くんだよ!もうほっといてくれよ!お前には関係ないだろ!お前に俺のなにがわかるってんだよ!俺が散々苦しめられて!」

いいや。正輝は悪なんかじゃない。それは、あたしは一番よく知っている。

「関係なくない。私、知ってるよ?テロリストの矛先を全て向けたんだよね?そしてさ、その戦争も早期に終わらせた事を。私を助けるために行動した事を。私は貴方の味方だから」

「俺の家族以外誰も信じられるか!もう決めたんだ!もう誰も信じずに自分の都合の良いように生きようって!

もう誰も信じられるか!」

「私はね…あんたに助けられた。そして16歳だった頃の私をまた助けてくれた。最後の死に際は死にたくなかったんだよね。」

「死にたく…なかった。普通に生きたかった。俺は生きたかった!

普通に暮らして、友達と話して、

 

 

俺の何が悪いっていうんだよ!仲良くなりたかった!何一つ悪くない生活が欲しかった‼

 

それが普通じゃないのか⁉

俺が異常だから駄目なのかよ‼

 

恋をして!普通に愛してもらいたかぅた!他の誰かに愛されたかった!そして普通に女と愛し合いたかった‼

 

 

でも俺は何もない。

あるとしても殺戮しかない。

努力しても評価してくれない!

俺の手はとっくの昔に穢れている‼俺という一つの悪を殺すためにみんな俺を責めてくる!もう俺には何もないんだよ!」

何もないわけじゃない。

あんたはここまで勝ち取ってきたじゃないか。その証拠にあたしがいる。

「そんなことはない。だってあるじゃん。私がいるよ」

「知らない…俺はただあくまで仕事によってお前を助けただけだ!

 

そもそもなんで俺なんかを助けるんだよ‼」

「その質問の答えはさ。簡単な答え。」

 

 

「助けにきたよ。

 

 

 

そしてね。大好き」

 

パリン

黒く塗られた背景が割れた。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「ぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼」

ナイフを思いっきりあたしの頭にぶつけようとしたけど、刺したナイフはあたしの顔の横の壁に刺した。

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

*****

いつの間にはナイフを投影して、殺そうとした。自分が怖い。クリスを殺そうとした自分が最も恐ろしい。

「怖かった。何もかもが怖かった。クリス…俺を蔑むなら別にいい。俺は…何もかもが…弱い…だから汚いやり方と自分が生きるための容赦の無い殺戮をして、他人を蹴落とした。もうこれ以上俺と関わらない方がいい…」

「嫌だ。それだけは認めない。」

俺にはクリスを抱くことも触れる資格もない。俺はこの時点で殺人を犯してしまいそうだったんだ。

「俺は…殺人者なんだぞ…過去を見た筈だ。俺がどこまで狂ってるかその目で見たはずだ…

 

 

過去を見たおまえが俺のことを嫌って…」

「あたしはあんたの事。大好き。あんたを嫌ってた奴らは絶対に許せない。おもっきしの正論しまくってそんでもって邪魔してくるなら倍返しにぶっ飛ばすまでだ。もしそれでも全てを全否定するならたとえ全てを敵に回してもあたしはあんたの味方になる。

 

 

あんたを咎めるつもりなんてないし正輝は苦しくて悲しくて辛くてそれでも耐えて、幸せが一欠片ももらえていなかったんだ。

 

 

だから嫌うつもりなんてない。

 

 

 

だからさ…あたしはあんたと一緒じゃなきゃダメなんだからな!だから勝手に死ぬんじゃねぇ!狂わせる事もさせねぇ!一人で無茶して抱えこんでんじゃねぇ!そんな事したら許さないからな!

 

またあんたが苦しくなったらな…いつでも…あたしがあんたの安らぎになるからね」

 

クリスは顔が真っ赤になって泣いていた。けどそこには笑顔であった。

 

もうダメだ。

 

俺はリーダーだから強くなければいけない。そう自分に呼びかけても問いかけても。

 

助けを求めてはいけないのに自然に涙が出た。

 

 

もうこれ以上は限界だ。

「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」

思いっきり泣いた。堪えられず溢れ出た。泣いているクリスの胸の中で気が済むまで思いっきり泣いた。ただ俺は誰も信じなかった。いつか友達になっても必ず周りでの争いあいでいつかは誰かを蹴落とさなければならない。だが今いる仲間だけでも守ろう、それ以外は蹴散らそう。俺は震えていた。

 

けどクリスは違っていた。

 

【挿絵表示】

 

 

12歳以来心を閉ざして

死んでも涙は流さなかった。

でも戦死して死ぬのは怖かった。

俺は久しぶりに泣いた。一人の少女に救われた。

 

俺の目にはクリスは天使のような姿をしていた。

 

 

弦十郎はまだ来ていない。今は雨ではなく晴れている。

俺達二人の寝床はここしかないがはっきり言ってここに一日過ごすのは難しい。

 

俺はクリスにホテルを勧めて、ここから移動することに決めた。一応ホテルでも正確な名前がなく好きな名前を決めて、支払いだけの楽チンなのを何箇所か見つけていた。

 

「アタシ…これでいい」

一ホテルを選んで、とにかく俺たち二人はそこに泊まることにした。

「過去については俺達二人きりの秘密だ。だから誰にも話さないでくれないか…?」

「あ、当たり前だろ!」

ホテルに到着して、俺とクリスはやっと真面に寝れる場所を見つけた。念のために逃げれるように前払いで一週間分出しておいた。

 

5日目

この5日間先輩についてはちゃんと立花達を護衛しているが転生者達は一行に出てきていない。俺のシャドーも前にほむらが情報を掴み尋問されていた場所を見つけ、情報をつかもうとしたが。証拠は消されていて何もなかった。

 

クリスはシャワーに入って身体を洗って、俺は色々敵達の企みを整理していた。ダイイングメッセージについては

 

これは敵側のボスの能力が記しているのは分かった。しかし、○○を○○すれば分かる。

 

ここが全く分からなかった。

 

「正輝、できればあのシャワールームの時にあたしに襲ってきて欲しかったな…」

「え?」

いきなりどうしたクリス…襲うとか。俺がお前になにかしたんじゃあ….

「けれどもういい…」

まさかのヤンデレか⁉この場合だと好きになり過ぎて俺のことしか考えなれなくなる。このまま永遠に暮らそう?だなんてそんな事になったら大変な事になる。俺はもう覚悟しようと確信したけど…

「正輝ってこういうのしたかったんだよな?」

クリスは顔を赤らめて、覆っていたバスタオルを

 

 

 

外した。

 

 

「⁉////」

目の前にあるものは前回見たクリスの裸。けれど身体も成長しているので見たらやばかった。てゆうかなんで脱いだんだよ!

「あんたがこういうの好きなのは見てて知ったから…///」

クリスは前に酷い仕打ちにやられたので嫌がることをされたら嫌だった。だが俺は良かった。俺の顔を見ていないが赤裸々に告白してきた事が分かる。

「服着ろ!見ていられない!////」

声も苦しながらにも泣いていた。

「あんたは本当にずるいよ…人が恥ずかしながらもあのホテルを選んで…おかしいだろとか変態とかあたし酷く言われるか怖かったんだよ…」

目をつむったまま喋ってきた。

お願いだから服きてくれって!

「ら、楽になれって。あたしはあんたに助けたんだからさ…

 

 

 

それにえっちいのは大概男は好き何だろ?い、一緒に寝てもいいか?あたしあんたの過去の夢を見てそれで怖くてそれでもまた見ちまうかもしれない…」

…もういいよね。こうなってしまった以上このまま寝るしかないよね。仕方ない。それに…

「本当なら止めろって断固拒否るが…今はお前を強く抱きしめて泣きたい。それに俺も見てるんだ。お互い様だろ。」

「い、いいんだな…/////」

ベットで二度目の二人きりの就寝だった。けど、今回のは本当に特別で心暖まる幸せ真っ盛りの状態だった。

「あったかい…////そばに…いてね」

「ああ、今日は俺もお前と同じような気持ちだ…」

 

そばで寝ながら俺達は過去の事を話した。クリスは家族のこと。

戦争の事。両親の夢の事。

 

俺は差別の世界の事

俺の生前の世界のルールのこと

苦しかったこともあったけど、それなりに発見したことや楽しかったこともあったから話せた。

 

「気は楽になった?」

「親と姉以外話せる人がいるといないんじゃな」

今まで話せれなかったことが気持ちが楽になって話せれる。クリスとの過去によって苦しむことはなくなった。

 

 

次の朝、俺は目覚めて起き上がり、クリスがまだ眠っているから起こすつもりだった。

 

 

「…」

バタン

「「あ」」

その時弦十郎が落とした食品が入っているビニール袋を落とした音が俺とクリスの目を覚まさせるような音がした。原作で弦十郎が情報を探ってどの道くる事を忘れていたことに

 

 

 

しまったぁぁぁぁ⁉と思ってしまった。

 

 

マスター・オブ・ザ・リンク

ハートリカバリーは相手が正輝に対する好意が高い場合使用することかできる。

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