Justice前章:善と悪 正輝編   作:斬刄

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正輝編58話少女の涙と憤怒の英雄殺し(戦姫絶唱シンフォギア)

彼は純粋だった。

純粋だからこそ穢れやすかった。

 

 

振るいあげた剣を真っ赤に染めよう。逃げまどう人、襲い止めようもがく者共。

英雄や守護兵ではなく、正義の味方にもならず、反英雄と殺人者の二つ名。別名英雄殺しとなった。

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

彼は狂気にはなってないが、それでも向かってくる敵を躊躇することなく叩きのめす。悲鳴を聞くこともせず斬る、突く、穿つ、射出する。

 

彼は殺すことをやめない。

彼等は救われない。

彼の能力では無理だ。

だから自分の仲間を守るために

 

 

 

 

俺の手で救済という『楽に殺してやる』という意味で葬る。そして、その意味通り約12874人の兵隊を彼一人で潰した。

 

「よう?見つけたぞ。」

「あ、あり得ない…12874人のゾンビを葬るなんてできる訳が無い‼

 

彼等には能力を提供しているはずだ!無理に決まっている‼‼」

てめぇらのやることか残虐だがな、詰めが甘過ぎるんだよ。

能力は提供されていたが、それでも多勢に無勢という方法で俺には勝てなかった。これが彼が流血や殺傷することに気持ち悪いという気持ちや、不快感を思わなくなったのは過去が原因であることを。

 

作戦の本当の目的は俺を動けないようにして、長時間の間に他の仲間を持久戦で殺すことだったが、躊躇なく殺すも決意にした瞬間。あっという間に敵は操っていた本体だけとなってしまった。

 

 

しかも、そうなってしまったのは30分前のことである。

ーーーーーーーーーーーーー

多量に聞く念話が絶え間無く続く。俺は彼等の悲しみを聞く耳を持つつもりはここで消え去った。

「始めようか?死合いを」

奴はメルヘブンの能力を取り入れ、出し惜しみ無しで俺に向かってきた。

英語野郎が持っていたのと同様にスピカラ、トルペディースを召喚し、ガリアンを片手に持ち突っ込んできた。攻撃で避けるタイミングでオクトパス、エレトリックフェザーを使用してきた。これで俺がガリアンを受けても避けても高圧な電流は避けられないが、

 

クロイリュウから作られた

阿修羅

金剛力士

 

 

それらを使用して阿修羅は剣でオクトパス、エレトリックフェザーを切り刻み、金剛力士はトルペディースとスピカラを石化させ、拳で砕いた。そしてクロイリュウでガリアンを防ぎ俺が斬りつける。

「…この力だけで苦戦していたようだがあっさり使えなくなったな。こんなボロボロに」

 

けれどまだ、襲ってくる

テイルズの魔法、NARUTOの忍術に、bleachの月牙天衝を放ってきた。

 

ここまでくれば最弱ではない。

普通のキャラでも誰かが強くしない限り勝てるような化け物ではない。

 

霊圧に、魔力、チャクラ。

力を作るための元が分かるのなら、俺にはそんな物は無意味だ。

それでもまだ突っ込んでくる。

「死ね!天翔蒼破斬」

ロイドの使用していた秘奥義か。

いきなり使えるとは思わなかったが、俺を…誰だと思っている。

英雄殺しという事は対英雄に特化してしている事ぐらい分かるだろ?

 

「お前じゃ戦力差が大き過ぎる。そして、俺もまたあんたらと同様残虐非道だ。大事な人を守るためにどんな手段を使ってでもな。」

「あり得ない…」

 

使ってきた魔法、霊圧、チャクラをクロイリュウで吸収し、俺は阿修羅を使って持っていた大量の武器で身体を刻みつけ、最後に

 

 

「偽・螺旋剣」

 

 

跡形もなく葬った。

本来なら苦戦している難敵だ。

しかし、今の俺のほとんどは『英雄殺し』の状態であり、俺を殺す相手に極度の苦痛と、おぞましき呪い、無慈悲な処刑を執行する。

 

「アンリミテッド・ブレイドワークス」

 

固有結界を使用し、目の前の敵を確実に潰すために使った。

そして俺の頭上には

 

「全投影…連続掃射」

大量に投影された剣、槍、刀、鎌はCランクの低レベルの宝具であり無名の物ばかりだが、彼等に手間をかけることなく葬るのはこれが最適だったから。

 

 

壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)

 

 

クロイリュウは呪いの焔を吹き出し身体を黒く燃やし尽くす。入れられた能力は呪いで使えず、黒い業火と無名の剣、槍、刀の豪雨で倒れてゆく。

 

熱いという声も、なんでこんなことをするのという声も、

 

 

全テの悲しみノ叫び

俺ハ両耳ヲフサイダ

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「よう?見つけたぞ。」

「あ、あり得ない…12874人のゾンビを葬るなんてできる訳が無い‼

 

彼等には能力を提供しているはずだ!

 

 

無理に決まっている‼‼」

一人一人が軍隊と同じような戦力なんだぞ⁉それをたったの30分で葬ったっていうのか‼

 

 

だがな…この男が死ぬのは必然なんだよ。俺の能力はただ死体をかき集めて兵隊にするわけじゃない。俺にはもう一つ持っているんだよぉぉぉ‼スティーリー・ダンのスタンドのラバーズのなぁぁぁ‼

 

「お前には洗いざらい吐き出してもらう。拒絶するなら」

「やれるもんならやってみろや!」

「…その気なら気楽にお前を徹底的に殺せれる」

 

ラバーズは自分の感覚を伝達・共有する能力、脳内に侵食し数倍にして与える。奴の耳から脳に入った以上お前は敗北も同然なんだよ。

 

「殺せば俺の記憶どうやって奪ったかも知る必要もないか」

 

俺を斬った!これでこいつは俺以上の極度の激痛で死ぬは

 

 

 

 

確定した‼‼

「ガァァァァ⁉」

「ハハハ‼ざまーみろ‼」

 

斬られた痛みの数十倍を食らうことになれば、精神と肉体共々崩壊してもおかしくないよな。俺の痛みはこの残りの肉塊のキメラが受け、受けた数倍を味わうのは貴様なのだよ‼地獄に落ち

 

 

「なーんてな」

「…はぃ?」

 

 

なんでお前は痛まない?ラバーズは脳内に入ることが出来ている。

条件は整っているはずだ。

なのに何故生きている。

何故平然と立っている⁉

「なるほどな?ラバーズは脳内に入れても俺がお前が操作している間は俺の記憶に干渉は無理って訳か。要はスタンドと死体の操りは別々って訳か?」

⁉何故ラバーズのことまで知っている‼ダイイングメッセージを見つけて俺は雪音クリスからラバーズによる聴覚を通して死体操る気をつけろの方や、この男の過去を知ったが。

「死体操る気をつけろだったよな?」

「そうだ!それだけしか解析できなかったはずだ‼なのになぜ俺のもう一つの能力を知っている‼‼」

○○を○○すれば分かる

この意味が全く分からない。

この男が死体を惨殺している間に謎を解いたのは分かったが。

「仇をとってくれでやっと分かったよ」

「か、た、き、を取れって?そんな事をしても答えとして成り立た「それじゃないんだよ。そんな些細なものじゃあバレるのは違いない。」」

奴が取り上げたのは英語。

三つの英単語が挙げられる

仇の意味は敵の意味もまた使用されている。

 

 

an enemy

a foe

revenge

 

 

それに対し

『取る』もまた三つある

 

take

have

get

 

六つの言葉が挙げられ、お互いの英字が同じものから切り落とす。

 

n nmy

fo

rn

 

とるの英単語もまた切り落とされ、変わる

 

tk

h

 

 

こうして残ったのはn.m.y.f.o.h.kとなるが、それでも文章として成り立たない。俺の能力のラバーズを伝えることなんざできるわけないだろうがぁぁぁ‼

 

「無理に決まっている!その少量で一体何を伝えろって⁉分かる訳がないだろ‼‼」

「ああ、ここまではな」

ドイツ語、中国語とかもあるが少なくとも英語を多く使用していたがそれでも成り立たず、日本語だと変な正解となりおかしくなるため、こんがらがるのなら残りはローマ字が鍵となる。

「なん…だと」

KATAKI

 

 

take

 

残っているのはE.Iを取り出し、

n.m.y.f.o.h.kにeとiが追加された。

そして一つの文章が出来上がる

 

 

EHONをYOMEば分かる

 

 

「絵本を読めば…分かる」

「そして、再度俺のシャドーを使ってあそこにもう一度調べた結果こんな面白い物が見つかったよ」

 

それは一枚の紙だった

こう記されてある。

 

本名

津柄士

 

ジョジョの奇妙な冒険

スティーリー・ダン

スタンド名ラバーズ(恋人)

 

 

「お前味方との人望は無かったんだな」

こんなバカなことがあるか?

道具として使っていた下級転生者が残したメッセージを解読できなかったら俺は勝っていたのか?

ならこいつは逆に、

「お前が罠に嵌められたな?俺に…いや、お前に侮辱された人達にな」

ラバーズを使用して雪音クリスの記憶を改変させたのも、この男の記憶を知ることが出来たのも分かったのか⁉

「こんな…ことが」

 

 

*****

 

パパとママに出会えて嬉しかったけど、再会の後はおぞましいものだった。正輝の仲間達があたし達のことを守ってくれているけれど。

 

心の震えが止まらなかった。

あたしらが一体何をしたのだろうか?苦しかった。あたしらの生きている世界は優しすぎて正輝の生きている世界は苦しすぎて辛かった。だから、正輝は立花達に嫉妬していた。

 

正輝の仲間達の三人が守ってくれているけど、やっぱり心配だ。あたしはイチイバルを使って駆けつけた。まだ結界を張っているからあたしの勝手な行動には気づいてないはず!正輝を探して、今度こそあたしが正輝の暴走を止める

 

 

「クリス!何をしているの⁉」

「ごめんパパ、ママ!」

 

セイバー達が守り始めて30分経過した後、突然死者が突然倒れて動かなくなった。あたしはイチイバルを纏って正輝を懸命に探した。

 

正輝の暴走を止められなかった。

あたしにはイチイバルの力がある。なのに、止められなかった。正輝はあたしの力で返り血を浴びさせたくなくて、正輝の奴はそうせざる負えない。

 

「どうして…こんな。こんなのって…残酷すぎるだろ!」

あたしは転生者とかこのことはまだ知らないほうが良かった。転生者とか、モブキャラとか、メインキャラとか、敵側と味方側に分かれているとか。あたし一人じゃ手に負えないものばかりだ。

それを色々正輝に聞いてしまった。そのせいで、あたしが理解するにはこの時は少し早すぎたかもしれない。

 

 

 

なんで…なんでなんだよ!お前が背負う必要なんてないのに!

 

 

 

******

 

「簡単に死なせない。簡単に殺させない。銃一発で死亡だなんて生ぬるい死に方なんてさせない。少なくとも俺の正義ぐらいは答えてやるよ。

 

俺の正義は俺に逆らう阿呆極まりない奴等を葬ることだ。お前のようにな。そしてぇ‼一番許せないのはなぁ‼クリスに殺人をさせて泣かせたのと!無償で俺とクリスの過去をみやがったことだ‼‼‼」

 

許すつもりは無い。

俺自身の手で裁く

こいつはクリスを泣かせた。

「わ、悪かった!」

「許せって?何を?一体何を?今までのこと全部?」

俺とクリスの痛みをおもちゃのように煽り、人の意思を玩具にした。

「ぁぁぁぁぁぁぁああ‼」

「あ、わり。手が滑って斬り落としちまった」

俺の手で罰してやる。

誰にも俺を止めることは出来ない。ダレデアロウト俺はこいつをタダの死で償わせるなんて薄っぺらい死にさせない。

 

*****

僕は正義側の転生者が苦戦しているようだから援助に行くことになったが、なんてことだ…

 

あたりを見渡せば死体ばかり。

子供、軍人、町の人

なんで…殺されているんだ‼

これは…正気なんかじゃない。

もはや狂気に満ちている。

「こ、殺して…くれ」

 

ハイスクールD×Dにいた転生者。

堕天使の件以来久しぶりに出会ったが、今の奴は殺気立っている。

けれど、はっきり分かる。No.3は無力な人達を力でねじ伏せて葬ったのか。

「た、助け」

 

 

 

ギシャ

張り付けにされた殺者の楽園のボスは彼の持っている鉤爪で腕をコマ切れにした。

 

 

「gat'gmtpdjt@mtjdjw‼」

「…今すぐやめろ」

 

 

狂っている。異常だ。

転生者達の悲鳴を聞いて楽しんでいるのか?それともこの町人達を虐殺して自分が世界を支配するためのハーレムの目的なのか⁉

 

 

「お前か…4th」

 

 

リーダーの額を狙い撃ち銃殺した。もう見ていられなかった。

真面でいられる訳が無い。

これをやったのを彼だとしたら。

これが君の正義だというのか?

これが…人間のやることなのか⁉

 

彼等を助けれなかった。

速やかにボスを殺さなかった

人としての道理なのか

これが正義だっていうのか?

 

く、狂っている‼

異常いや明らかに論外だ!

「あの惨劇はお前だったのか…今度は下劣でしかない堕天使を助けて…次は何をする気なんだこの悪党‼今度はこの現実をゲーム感覚で殺戮か!自己勝手に邪魔する奴らは皆殺しか‼

 

 

そうやって!無関係の人を虐殺して…そんなに楽しいのかぁぁ‼

何も感じないのか‼人が…人がいっぱい死んだんだぞ!巻き込まれた無関係な人さえも殺すのか‼彼らが操られてもまだ救えたはずだった!僕らにはそんな素晴らしくて人を救える力があるじゃないか‼それが…その力をこの世界でのモブキャラ達をあんな非道で、容赦のない斬殺で…これが…これがお前の正義だって言うのか!答えろぉぉぉNo.3(サード)ぉぉぉぉ‼」

 

僕らには強大な力がある。

その力を使役し、救う手段なんて幾らでもあった筈なのに、彼はそれをやろうともしなかった‼

目的のためなら手段も選ばないの堕天使同様のクズだ‼

 

その時彼はハイスクールD×Dと同じような方法して黒い影を使用してきたけれど物凄く早く、仲間も反応できないぐらいの速さで殴ってきた。

 

「じゃあさ?俺がやらなかったら誰がやるんだよ?

 

 

俺がやるしかなかったんだ。

じゃなきゃ。みんな死んでいた。

仲間もここに今を生きる住民もみーんな死んでいる。

 

どうしようもない状態だったから、治せれないもので、操られたこいつらは意識はあってもとっくに死んでたんだよ。

 

 

だから殺した。

仲間を守る必要があった。

仕方なかった。

それだけのこと。

 

これでどうやって殺さなくて済むなんてほざけれるんだよ‼ならお前は見たのか?悲痛の現場を!実験体にされた被害者共々の状態をお前はすべてなんとかできるのか?彼らの嘆き、悲しみ、苦しみ、怒り、お前は原作のキャラ以外の奴らに死んでも平気なのかよ!モブキャラも周りにいる一般人も平気ですって言えんのかよ!なぁ答えろよ麻紀?お前の本心が聞きたいんだよ?

許せないのか?

信じられないのか?

あり得ないのか?

 

ああそうさ!

見なかったもんなぁ!

知らなかったもんなぁ!

何でもかんでも力で何とかできるそんなお花畑の夢見がちな願望を抱いているお前はよくもまぁそんなことが言うとは思わなかっよ‼んで?こいつらを無残に殺し続けたら人間性がかけ離れてしまう?って言ったっけ?

 

答えろよ麻紀」

 

僕が怒って怒鳴っていたのが、彼の返答によって一瞬にして静寂にかえってしまった。

 

 

「黙らずに答えろっつてんだろうが‼‼‼‼‼先に返事したのお前だよな…考えなしで人の苦痛も知らないで勝手なことペラペラとほざいてんじゃねぇよ‼‼‼これ以上いちいちそんなことに感情的になるな。それが生きるための俺のアドバイスだ。一つ一つにテンパっても無意味でしかない。この光景はこれから後も続くだろうな。

 

鬼畜者がいる限り。」

 

けれど、やはり許せない。

この男のやっていることは自分の気ままの正当化だ!君のやっていることは完全な絶対悪なんだ‼

 

「次は…君自身を撃つ!」

「おいおい。それは何の冗談だ?お前のその行動は勇敢なのか無謀なのか?

単純な悪の退治か?

秩序における正当化?

 

それこそ幼稚な思考だな。」

「お前のやり方は気に入らない!」

「…お前

 

 

 

間違いなく死ぬぜ?」

 

【挿絵表示】

 

なんて男だ。異常すぎる。

こいつは目的のためなら関係のない一般市民おも軽い気持ちで殺すそんな人間に一切の干渉は無意味だ‼

「お前は…悪の根源だ‼お前のような奴は…生きてちゃいけないんだ‼」

「この世界に悪も正義も無いよ?あるのはただの自己満足。それだけのことさ?」

この世界中が自己満足だと⁉

そうなればもはやそれは秩序が成り立たない!ちゃんと黒と白に分けなければならないんだ!

 

「お前は…狂っている‼」

「はぁ?人を平然と撃ち殺しているお前もだろ?お互い様だ」

「てめぇ!堕天使を助けるにしても無関係な人が入ってきてもえげつないことをしてるってことはフリード同様の屑野郎だってのか‼」

一誠言ってやれ‼もうこの際僕ら一同でNo.3を潰しにかかれば彼だって転生者でも苦戦する筈だ!

「そんなことは金輪際どうでもいいことなんだ。お前の言葉なんざ…聞いても心に響かない。綺麗な場所しか見ないお前の台詞なんざ聞きたくもない。」

「黙れ!この快楽殺人が‼」

「ここで殺る気なら止めておいた方がいいぞ?俺を倒そうとするなら今手を組んでいるNo.5とNo.6の標的になるからな。そしてNo.5が今この世界にいる。袋叩きに合わないうちにとっとと消えろ」

…今の僕らにはNo.の仲間がいない。残るとしたらNo.1とNo.2。

「撤退するよ。今はやめておく」「分かったわ。また機会があれば彼の陣営を叩くわよ」

「分かったよ。リアスさん」

 

*****

 

辿り着いたけれど正義側の闇を目前とした。私にはそう言いようが無い。一般市民は死人の人形になって正輝を殺そうとした。正輝はそれを十分耐えた。なんとか避けて殺さないようにした。けどダメだった。

「正輝…」

あいつの過去の頃がフラッシュバックした。悪いことをしても実際は好きでやっているわけじゃなかった。

 

「悪いなクリス」

「あたし…あたしは」

 

正輝のことを何も知らない人は理不尽ばかり突きつけてくる。誤解な事も。正輝は否定する事もせず嘘を受け入れ、敵視した相手を潰す。言葉や根拠の不正解の正当化が正輝は悪い人間じゃないのに苦しめた。

「本当にごめんな…」

「…何も悪くないからな。お前は心優しくて、いい奴で

 

大事な人を愛おしく守ってあげたいと思っているお前が最低なわけないだろ」

パパもいる。

ママもいる。

正輝が前に助けてやったことじゃなかったけれど生かしてまた殺そうとしているあたしら家族を助けたんだ。

 

だから…

あんたは酷い人間じゃない。

反英雄でもない。

それはあたしが保証するからね。

 

ーーーーーーーーーーーーー

物語は一部終了して、殺者との決着は4thの射殺によって幕を閉じた。しかし、こればかりは閉まりの良い終わり方ではない。3と4との関係は確実に悪化している。そして、立花と正輝の関係も悪いことは正輝自身も知っていた。

 

 

 

 

あの一部始終を見たということは、クリスは正義側の転生者達の闇を見てしまったこととなる。

 

 

何が正しくて何が間違っているのか…それは変動する物だ。歴史の中で作り上げられた法や制度や罰則。それらによって奔放、勝って気まま、人間が自分以外の人に対する絶対悪。

 

人を救うことも

人を裁くことも

運命を選択することも

 

人一人にしか出来ない。

 




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