Justice前章:善と悪 正輝編   作:斬刄

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正輝編62話海鳴街での休暇

 

船の中でいろいろ質問しているが分かったことはこの二人の記憶がほとんど無く、転生者ではあるけれどこの監禁所で転生されたそうだ。転生してくれた神様も分からず、前世で何をしていたのかも分からない。けれど、二人は名前だけはよく覚えているそうだ。

 

 

「名前は覚えているんだな?」

「私は岩茲…こっちは」

「佐海…です」

 

彼女らの身体を投影解析で分析したところ彼女らに何かしらの能力を持っておらず、普通の一般人と同じような状態である。転生者ではあるが…特典が一つも持っていない。神様や仲間のところにも電話で連絡しようとしているが不通になってしまっている。とどのつまり、俺たちは同盟を組んでいる加藤先輩と俺の姉の協力要請ができず、神様からのアドバイスも聞くことができないのだ。試練だから自分達でなんとかしろってか?

 

「正輝?ねぇ正輝ったら‼︎」

「あっ…悪い」

 

そういえば…夕食食べている途中だった。食べる意欲も進んでもないし、これだと心配されてしまうな…

 

「あんた話聞いてたの?」

「ちょっと考え事していたから聞いてなかった。もう一度話してくれ」

 

結局として今のところ試練とやらはよく分からない。

 

 

そもそも敵ってなんだ?

あの生き残りの転生者なのか?

殺者の楽園ではなく異端者としての転生者か?

 

頭の中で悩みながら試行錯誤を繰り返していた。

 

*****

 

正輝が余りご飯を進んで食べていないのは珍しかった。昼食の時は何も問題なかったのに。食べ終えて出かけた後、私達の家に帰ってきてからちょっと様子がおかしかった。

 

「悪いな…話聞いてなくて」

「…どうしたの?暗い顔してたけど」

正輝の様子が久しぶりにあった時より、通常通りじゃなかった。

違和感って言っていいのかな?

 

「まぁ気にするな。たいした問題じゃな「私達にとっては心配だよ」…ごめん。」

 

 

私は知りたい。正輝達の事情を知りたかった。そうでないと…正輝が何を悩んでいるのかも検討がつかなかった。

正輝。

何でそんなに苦しそうな顔をしているの?

 

 

*****

 

 

俺は夢を見た。やっぱりマスター・オブ・ザ・リンクの影響か、今度はなんだと思っていたが

「ここは…」

 

目の前には2人の堕天使が立っている。1人小さい方の堕天使から抱きしめられて彼女の過去から始まった。

あるところに天使で白くてゴスロリの着た少女がいました。

 

生まれた頃、彼女は幸せに暮らしていました。能力が弱いというのを両親が知ってしまうまでの間は。

 

上級天使にもなれず、力も天使としても能力も浅はかで、いらない子だと捨てだのだ。そこに堕天使達が1人の天使を寄ってたかって触ろうとしてくる。泣いて助けと言っても誰も助けてくれない。

 

 

 

「大丈夫?君が弱いから周りの天使から嫌われているのだろう?なら僕らが君のことを愛してあげてあげるよ?優しく優しく…ね」

「いや…嫌だぁ⁉︎」

 

堕天使は彼女を肉体的にせめてきた。そして、天使から堕天するのを期待し、楽しんでいたのだ。

捨てられた少女は

 

「こんな女が天使だって?」

「信じられない…

 

彼らから逃げてグレゴリに帰ろうとしたら、周りからの反応は冷たかった。もう自分がどうなったのかも分からずに…

 

レイナーレの方は

彼女もまた天使として元々裕福な生活を送っていましたが、自分が段々と堕天使になっていくことに気づき恐怖で苦しみました。

グレゴリから追い出され堕天使という醜い姿になっても、何が何でも生きてやるという思いがあった。偉くなりたいが為に必死になって頑張った。堕天使としては勝ち取ったのは良かったものの…

 

 

上級堕天使としては選ばれなかったのだ。いつの間には二人は堕天使になり、親に見捨てられ、周りに見下され、

 

いつしか二人はこう思った。

こんなはずじゃなかったのに。

何でこんな目に合わないといけないの?

 

 

彼女らは薄汚い悪女に成り果てました。アーシアの力を奪い取り、見下した彼らを見返してやろうとこの計画を機に実行したが…

 

赤竜帝の所持者を怒らせ返り討ちに合いました。彼の愚かさに浮かれた金髪の堕天使は地に落ちていかずに灰と化し、黒髪の堕天使は破壊の魔法で羽を散らして死んでゆきました。

 

 

*****

 

「…クソッ!」

辛い…辛過ぎる。どうあっても逃れられない原作

いわゆる現実。今のマスターオブザリンクの副作用それは

 

 

 

 

リンクされた仲間の過去を夢の中で見てしまうことだ。それも親密に近ければ近い程リングの元である俺の過去も見られる。

 

 

 

 

アリシアテスタロッサ。

プレシアテスタロッサ。

レイナーレ。

ミッテルト。

巴マミ

美樹さやか。

佐倉杏子

天羽 奏。

 

 

 

物語として死ぬことになった彼女達。しかし、それを大きく変えた俺。

物語によって大概その人物を殺す。

それを救う俺ら正義側の転生者。

それが無意味なのか現実逃避なのかもしれない。それが原作にとって定め(運命)だから、けれど

 

「俺はどんな運命でも必ず変えてやる…そのことが無駄では無いことを証明させてやる」

 

 

どんな過去があってもそれを受け止めよう。辛くて見てられない過去も受け入れよう。

 

 

「な、なんなの?今日は素直過ぎr…」

ギュッ

うん、あのね。過去で泣いてしまいそうですから、彼女らを抱きしめました。

 

「お前ホント妹達みたいで可愛いよ。」

「ふ#ひあgつらあはへ*♪1‼‼」

「ごめんなさいミッテルト。分かりやすく言って」

 

ミッテルトの方はいきなりだから大慌てしてる。レイナーレの方も慌ててはいるけれど、

 

まぁ無理もないよな。

 

「ち、ちょっと待ってってば!」

「あ、わり」

 

流石に心の準備が出来ていなかったのは承知してたけど、いやなんていうか。もう堕天使の二人に向かっていって抱きしめたかった。あんなもの見せられて心が動かないほうがどうかしている。

ミッテルトは周りの堕天使から酷い目にあい、レイナーレは頑張っても上級堕天使になれず…

 

 

二人は天使どころか地位も下位に陥り、居場所もない。だったらここの居場所は守らなくちゃいけないだろ?

 

 

俺が守らなきゃいけないんだ

俺が守らなきゃいけないんだ

俺が守らなきゃいけないんだ

俺が守らなきゃいけないんだ

俺が俺が俺が俺が俺が俺が

俺を愛してくれる人を守らないといけないんだ

 

「正輝…大丈夫?」

 

 

ミッテルトとレイナーレは悪女になる前はまだ健全だった。けれど、見捨てていた彼らに対し、憎悪が沸いた。堕天使にさせた彼らとレイナーレを虐げた彼らを許さない。俺が守るんだ…

 

 

 

オレがマモルンダ。

俺は…自分が少しずつ岩谷正輝という人格を保っているかどうかさえ定かなのかがよく分からなかった。

 

*****

 

僕は彼を保護した。どうやら転生者らしいようだけれど…これ特典なのか?

「名前はなんだい?」

「玖珂って言います…能力も持っていますが…些細な封印魔法なだけです」

 

一応特典なのかと思っているし、どうやら僕らの仲間になるのだろう。僕の話をちゃんと聞いてくれるし、話していくうちに楽しく語ることができた。

 

「君は僕らにとってこの世界でどうにかする為の鍵になるだろう」

ジュエルシードをどうにかするのなら二つ方法がある。

彼の能力を使って封印

二つ目は僕と上条の幻想殺しで、ジュエルシードを破壊する。

 

僕は記憶のない彼を僕の理解者でもあり、親友として快く歓迎した。

 

 

*****

 

 

俺はひとまず、仲間達の方は自由行動させてあげたのだ。俺のために頑張ってくれたわけだし、

 

これぐらいさせてあげても良いと思っている。

 

「ねぇ翼さん!どこ周りましょうか!」

「まぁ私達の世界では私が風鳴翼って気づかれないようにしていたけれど変装をしなくてもいいわよね」

「私もアイドルってバレないようにしたんだけど、まぁここなら問題ないだろう」

 

 

雪音クリスも連れて行って楽しく、まどか達も彼らと一緒に行ったりして女子同士で遊ぶんだろうな。彼らなら仲良くやっていけるだろうし。

セイバー達四人は街を回って楽しんでいるし。そして、俺はミッテルト、レイナーレに…煜、佐海のふたりを連れて行って。どういうことだおい。俺もうハーレム状態になってんじゃねぇか⁉︎

 

「どこ行こっか?」

 

ひとまずゲーセンとか、ショッピングする場所に行ったり、楽しくやっていたりした。殺者の楽園はここの世界にはいないが、転生者で、人でないのなら突っ込んでもいいんだけれども…このままゆっくり慎重に動こう。

 

まぁゆっくりやっても問題はないだろう。ジュエルシードは周りを探ってもまだ起動していないし、そう簡単にいかないようにされてある。

 

 

色々と周ったりして、楽しく過ごしてきたわけだが夕暮れになった。まどか達と立花達から連絡がきてプリクラとか楽しんでいる。結構楽しんだから、俺たちもそろそろ帰ろうと思っていた。

そんな時に

 

(正輝!ジュエルシードの反応が正輝の近くで起こってるよ!今そっちに向かっている)

「⁉︎分かった!場所を教えてくれ‼︎」

「どうやら、何かあったみたいね?」

「悪いけど二人は先に帰って欲しんだけどいいか?」

二人はそのままコクリと頷き、俺と堕天使二人で、ジュエルシードが反応した場所に向かったのだが、

 

 

 

「なっ⁉︎お前は‼︎‼︎」

「また…お前かよ‼︎‼︎No.4」

 

ハイスクールd×dで堕天使に屑だの最低の存在だの…シンフォギアでは仕方なかったのに俺を悪いようにとにかく言いたい放題しまくっていた麻紀がいた。

 

 

それだけじゃない。

「あ、あの?この人達誰?」

「あの!それはあなた達がどうにかできる代物じゃないんです!」

高町なのは、ユーノ

「正輝!てめぇ‼︎」

「どうやらあなた達を始末するのはここの方が良さそうね?」

(正輝が本当はなんなのか聞きたいけれど…参ったな…)

兵藤一誠、リアス・グレモリー

頭を抱えている上条当麻

そして

「ど、どうなっているの?」

「あれ?ジュエルシードは?」

戸惑うフェイトとアルフ、そりゃこんだけ人が集まって驚くわ。

 

 

ジュエルシードを回収したのはなのはがやってくれたそうで、それから三組がいきなり入ってきて、その後から俺たち登場ってわけか。

 

麻紀の隣には別の転生者がいたけれど無口だ。まさか、信じたくないが、まさか神様のやつ…試練ってのは同じ組織の正義側の転生者である麻紀と試練を乗り越えろって言いたいのか?

 

結論から言わせてもらうぞ…嫌に決まってるだろ。

 

 

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