俺は上条達と電話で約束をした。
あいつらにどんな企みがあるかは知らんし、立花本人も何かしらあいつらが悪巧みを考えているわけがないと考えている。
「俺と協力関係になればリアス達が痺れを切らすことぐらい分かるだろ…本当に上条達だけ協力する気なんだな…」
「あ、あの受けてくれますか?」
「協力者が多くいて越したことはない。敗北の代金は気にしないとして、要はひとまず試合して仲間に入れるかどうかだろ?勝敗なんて関係なく過程を要求してきたんだ。ある意味運が良かったかも知んない。こっちから願ってきたんだ。そこについてはありがとう」
今知っているのは俺と立花響しか知らない。とりあえず
「今日、俺は麻紀との決闘を受け取った」
無謀で決闘を受けとったというわけではない。このことは衛宮達に報告し、話を整理することにした。目的である敵が出てこないし、盗み聞きされているのはない。食事や他のことをしながらでもそこら中にシャドーを張っている。スキルの気配遮断と、俺が作り出した『黒き気配遮断』この二つを使用して、俺を知っている奴にしか分からないようにした。
「なんでまたそんな勝手なことを…」
「上条達の方はフェイトやなのは達を守ってもらった恩があるからな」
上条達の方は信用できる。
麻紀の行動に疑問を持って俺が本当に悪いのかを見て確認するんだからな。
これを機に試練編をクリアすれば何の問題もないが、協力するにしてもそれにはデメリットがある。
「ちょっと待ちなさい(待ってください)」
セイバーと凛に止められた。
アーチャーは止めはしなかったが、
まず、最初の疑問だったのは上条達の言っていることが真偽であるのかということ。
「奴らがそれを利用して、一騎打ちという口実をして」
「上条達に信用が仮にあったとしてもあんたが味方がいない状態で一人なのを機に嘘で騙してあんたを倒す手段をいくらかリアス達は増やすはずよ」
即座に突っ込まれた。まぁ意義がないはずないと思ってたからな。そう。あいつらがこのことについてあっちから裏切ったり、それが罠だと言うのなら
「俺があいつらが裏切っていたら総員で叩け、容赦はするな。約束破りの行為をするのならな。」
「しかし、約束破りをしていない場合だと、麻紀と正輝の二人は真っ正面から行かなければならないのだろう?マスターに勝ち目はあるのか?」
勝ち目なんてあるに決まっている。前回は幻術を使ってあの野郎を欺いたんだからな。それに、勝っても負けても上条達は勝敗を見たいわけではない。戦闘の間の過程が重要であり、それによって判断する。つまり俺が勝っても負けても、それを重要視しないし、上条達は手を貸したりしないってわけだ。まぁリアス達の方は俺たちの情報の入手だろうけど。
どちらにしても幸運なんだよ。
そして、
「立花、おい。」
「は、はい⁉︎なんでしょうか!」
「流石にリアス達とは協力関係にはなれないが、上条達とは協力関係にはなれる。
お前は真紀と時空管理局での話し合いって言ったな?」
「はい…そうですが…」
こいつと話すと本当に気まずくなる。立花は俺の言い分に対して下向いているし、俺の反応を見ていつもこいつに対して怒ってばかりだから気まずいんだろうな。
「お前が敵に接触したのは怒ったがそれ以降は…これっぽっちも俺は怒らん。」
「⁉︎、ありがとうございます!」
それに、立花と上条による絡みがなかったらこんな機会はできなかった。これで勝利した場合麻紀達は約束を守り、同盟とはいかないが。試練編で上条達だけでも協力できるのは好都合なのだから。
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夜、二人はフェイト達が住んでいるマンションの屋上にいた。俺が監獄で連れて行った二人のうち1人の女の人が立っていた。その子は金髪で赤いリボンをした女性であり、
「話ってなんだよ?」
「出会ったときに言った私達の名前ね、記憶を少しずつ思い出してから違っていたの」
俺たちに教えてもらったのは何処かの誰かは知らないが、偽物の名前を言われていたのだ。本当の名前は魅杏といい俺たちと出会う前から転生されたそうだ。
そして、思い出す理由は夢である。転生された時、殺者の楽園がまだ生きており奴隷にされた。彼女らは悲鳴をあげて楽園達は彼女らを襲うつもりだったが、
突然大量の血が吹き出して、2人一緒に失神した。
「生前の記憶は?」
「ごめんなさい…思い出せない」
麻紀も他の転生者を一人連れいたが、彼も同じなのだろうか?
「ねぇ正輝?転生者って争い合うばかり…なの?」
「…何が言いたいのかわからないな」
殺者の楽園、正義側の転生者、普通の転生者。その3つに分けられている。本来の敵は殺者の楽園だが、そういうわけにもいかない。立花を嫁だと語っていた普通の転生者だっていたのだ。そして、それを利用されて立花の心に傷をつけた。
「私は、貴方の事は一緒にいたい。助けてくれた人だし。でも、」
「でも?」
麻紀は同じ正義側だが、あいつもあいつでどうかしている。揉め事を聞いたのは仲間たちから聞いて、俺と麻紀についてだろうか。麻紀がもしまともで、俺の現状を理解してくれるのならそれこそ…
「そんなことできれば、苦悩なんてしてないさ…」
正輝は殺者の楽園のように快楽で殺す人じゃないよね?
その答えは嘘なのか本当なのか自分の中で矛盾した。正義側は下衆なことをしていない転生者であり、それでも俺はこうして正義側に転生された。シンフォギアの世界でもクリスを守るためといってもやっていることはあいつらと変わりない。
俺はあんな奴らと一緒じゃない。
その一言しか言えれない。
転生された先が監禁場所で、心が壊れたんだろう。
俺には身体を癒す力は持っているが、彼女らの心を癒す力はない。俺があの時のシンフォギアのように暴走して、嫌われるのなら、狂った俺ではなく通常の俺を彼女らに信じて欲しい。
こうして、1日を終えた。
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次の日、麻紀と俺のほとんどのメンバーが集合した。麻紀はとあるのメンバー4人と、リアス達3人であり、俺はシンフォギア4人、fate2人、まどか☆マギカの5人。その他にもなのは達も一緒に来た喉。なのは達とフェイト達も来るってことは俺がなのは達の目の前で下衆なことをさせないためか?そして、決闘場は森の中。
リアス達も非道なことは考えておらず、何も仕掛けてこない。決闘による内部の監視役は麻紀の方は黒子、俺達の方は暁美ほむらがやってくれる。アーチャー、凛、木場、子猫は監視役を置いて、一対一の決闘に邪魔立てが入らないように外部からの敵襲を監視する。
ルールを説明するのは麻紀の側にいた転生者がやってくれた。
「これからルールを説明する。正輝と麻紀の一騎打ちを行う。正輝の方は勝利した場合は麻紀、僕を含み上条達四人は正輝達に手出ししないことを約束する。逆に僕らが勝利した場合は奪われた金の1.5倍を要求する。なお、この条件は俺達がなのは達やフェイト達に手出ししないことを約束された一騎打ちのため。
僕らが仮に約束破りを行った場合、一騎打ちは無効となり戦闘なしで僕らの敗北となる。
ただし、正輝チームが裏切った場合もまた一騎打ちは無効となるが1.5倍だけではなくそれから追加させて申し訳ないが、更に5倍にして返させてもらう」
こいつらは資金目的のようだな。確かに、上条と麻紀による不幸もあるし、俺が裏切った場合の保険か。
転生者がなのは達にある紙を渡す。あくまで、純粋な勝負としてなので特殊なテレビを持って行き、グロいものなら見せないように画面を黒くするようにしてある。
なのは達の方は
「えーと…貰った紙を見て正輝が奪ったのは150000円ってことは…」
「負けた場合は225000円で…裏切った場合その時点で1125000円」
「1125000円…ってふぇぇぇ⁉︎」
「凄い額だね…それと正輝。こんな大金払えるの?」
そだね。確かに宝くじのような額だからな。そりゃ普通の人から見たら目が飛び出すわ。
「フェイト、それは俺があいつらを裏切った場合だからな。まぁ安心しろ。そんなことは絶対にしないから」
「あ、うん。そうだね」
「正輝!頑張れー」
「おう!」
フェイトだけではなくアリシアとアルフも来ており、フェイトの隣になのはがいるけれど、それでも念のためにと思いアルフとアリシアが来たのだ。
「正輝、話があるんだがいいか」
「別の場所で話そう。ここだと気まずい」
そして、二人で話せる場所にさせるために一旦距離をとった。上条の方は俺に話をしてきたが
「リアス達はいくら正当でもお前達のことを許すつもりはないそうだ。」
そして、もう一つ。
立花に対する対応が酷いのかと質問されたのだ。
当然立花が考えなしできたからマズイと思った。このまま何も考えずにボロボロと話せば、自分だけでなく仲間にも迷惑をかけることになる。
「お前…!」
「あのまま放っとかせて何かあいつにメリットとかあったのか?」
「つっ…」
メリットなんてない。自分だけなら自業自得として終わるが自分だけではなく他の仲間まで巻き込むことになり迷惑なだけだ。
そして、戦闘場所に集合し一騎打ちが開始された。
ーーーーーーーーーーー
上条達からそんな提供が送られること自体嘘かと思っていたけれど、本当に正正堂堂勝負を仕掛けてきた。
『それでは…始め‼︎‼︎』
開始のゴングが鳴って麻紀は幻想殺し・武器化を用意して、俺もまた
開始の瞬間は同じ考えだ。
はじめは決着をつけるために
「マグナムか」
「そっちこそまさか木場の神器を使うなんて…即座に撃破させるつもりだったんだけどね…まさかお互いそんな考えするなんてね」
開始直後に瞬殺という方法で潰すつもりだった。これは下衆ではない。
理由としては麻紀がマグナムで即撃つことができるのは上条達も想定内のはず。倒された相手に言う言葉は用意していない奴が悪い。
森の中で一旦距離をとることにした。そして、麻紀は逃げて閃光弾を使った。
「一騎打ち…まぁ確かにそうするよな」
銃使いが接近戦を得意とする俺に勝てるわけがない。前回、挑もうとして俺がシャドーを使ったら背後ガラ空きなのでブスリと刺したら終わったからな。幻想殺し・武器化を持っていたとしても銃と盾を用意して神器を防衛しだとしても。前回幻術を使われて幻術殺しの特性を活用できずに敗れた。
背後からの不意打ちと幻術を使われないために、
辺りを見渡してどこにいるのかを回っていたが
来たのはきたけど…結構な大掛かりな準備をしてきて
「おいおい、お前も十分下衆じゃね?」
「下衆じゃない!戦術だ‼︎」
「そんな戦術があってたまるか⁉︎」
あいつは幻想殺し化させた戦車を用意しやがった。こっちから丸見えだが、幻術を防ぐためだろうか。主砲はあいつが操作しているのは分かるが、それ以外の砲台はオートで狙って撃ってくる。これ魔術師相手にしたら魔術師涙目じゃね?
戦車だと内部に幻影が入れないようにするためか?動力源であるエンジンの方はどうやらないそうだ。つまり、動力源自体が麻紀ってわけかよ。
投影による魔術攻撃じゃ意味はない。普通の物理がいいんだが、
さて…戦車といってもどこで息が吸えるのかな〜
「ゲホッゲホッ⁉︎なんだこれ、喉と目がァァァァァァ‼︎」
投影合成
激辛唐辛子と、玉ねぎ
あ、俺ついでに投影合成使ってゴーグルとガスマスク付けているので問題ありません。
「何するんだ!下衆な行為は‼︎」
「うるせぇぇ!戦車に引きこもるお前が悪いんだろうが‼︎」
「君だって幻術使うだろ‼︎」
一番効果的に決まってるだろ!大体お前付けてなかったんだし、普通に息していたから、想定していないお前が悪いだろ⁉︎
「これが駄目だったら…!」
今度は幻想殺しの武器化…ではないけれどコンパクトレンズをつけて今度は幻術&さっき使っていた合成煙の防止か。ってことは、こいつの前で小細工はできないってことか。戦車っていう大掛かりなことを使ってきて驚いたけど、
「ここからが本番だ…
「ガラス状の麻紀⁉︎ってそれも動けるのかよ‼︎」
今度は2対1との対決に持ち込まれてきた。まさかそんなことまで出来るなんて思ってなかったのだが、
「お前一騎打ちって言ってなかったのかよ⁉︎」
「仲間を連れてならルール違反だけど自分が生み出した分身なら話は別だ」
分身体の方は時間が経つうちに増えていっている、
「消し飛べ!」
リアスの滅殺の魔法と朱乃の雷撃も使えるし、分身体は増えてくるし、
このまま延期戦に回ればあいつが有利になるだけだ。
「つっ…」
「追い詰めてやる!」
流石に出し惜しみする場合じゃない。このままだと俺がガチで本気になれば多少勝つことはできるが、俺の本気は余りにも残虐非道だ、なのはやフェイト達にも見せたくないし、上条達との協力は期待できない。
「舐めんな…
ほむらと一緒に行ってた時に大量に持ち帰った本物の銃と刀と剣。貯蓄された神器ではなく普通の武器として。王の財宝内によって狙い撃つ、軌道を変更する。
「総員…撃てぇぇぇ‼︎」
「一斉…掃射ァァァァ‼︎」
麻紀の数々の分身体と俺が集めていた武器が破壊されてゆく。総攻撃は竜巻を作り、巻き上げられて
「お前の負けだ正輝‼︎」
麻紀が最後の手段として一発目で超電磁砲を撃ち、俺はそれをかわすが、幻想殺し・武器化を使ったが
それは俺のシャドー。また嵌められたなと麻紀の背後を取って倒すが、
こいつも俺と同じように色をつけた結晶体。
「っち⁉︎」
「お前のやることは大体分かっている!終わりだ!」
こいつ学習したな…俺のシャドーに本物に近いようにさせる色ずけを同じようにしやがった。その背後に麻紀が銃口を俺の背後に当てて引き金を引いたが、
「いいや、お前の負けだ。」
「どうなって…いる。そんな…一体なんで」
戦車で抜け出した隙を狙ってシャドーを使用し、足にしびれ薬を塗り、数分後に一定時間動けないようにさせた。命を及ぼすものではないが、無理に動こうとしても石造みたいに硬く、だから引き金を引けない。こうして、一騎打ちによる決着がついた。黒子やほむらは戦闘結果を報告し、麻紀が敗北したのを宣言した。
これでも諦めないのかと戦闘の用意はしていたが、麻紀が麻痺状態から復活して。その様子は、怒っている顔をしておらず、俺に敵意を向けてはいないようだ。
「正輝…君が下衆であることは訂正するよ…僕の方が一番理不尽だった」
「…麻紀」
上条達の方も下衆ではなかった、理由としては戦闘自体大真面目でやってくれたからだ。麻紀もあらゆる方法で正輝を倒そうとしたが、オーバーキルというわけでもなく。
戦闘といってもなのは達にとって見て呆然としてショックを受けるような光景もなかった。
「僕が君の行為に対して側から見た結果が、仲間だけではなく他の人にまで敵意を向けられるのは本心じゃない。君のことについては何も言えないな…」
俺が純粋に挑んだことについて反論できずに、がっくりしていた麻紀は何も言えずにそのまま帰って行った。
「正輝、大丈夫?」
「あぁ大丈夫。」
フェイト達となのは達は俺たちとの戦闘を見ていたけれど、残虐というわけではなかった。麻紀も敗れたことを認めずそのまま裏切り行為も考えていたが、
戦闘からして残虐非道というより麻紀も俺も人殺しであることには変わりないのだ。
ーーーーーーーー
「立花、お前のおかげで上条達と協力できる。まぁリアス達の方は諦めてくれとしか言えないが、さらに良くて麻紀も協力するかもしれない。朗報だ」
「そうですか!良かったぁ〜」
立花と上条達から提供された一騎打ちは成功した。麻紀との連絡は付いていないが約束通り上条達は試練編の協力をしてくれるそうだ。
もうあれから2日がたった。約束通り麻紀の襲撃もなく。上条から立花の連絡によると、麻紀はあの転生者がずっと付き添ってから暴走したり迷惑のかけることはしていないそうだ。レイナーレとミッテルトは買い物に行ってくれるそうだ。なので、俺は上条達を含み敵を探してどう襲撃するか考えている最中。
突如、なのはから昼頃にメールで連絡が来た。正輝に紹介したい人がいるから来て欲しいとのこと。
俺は嫌な予感がした。俺の知り合いといっても姉と先輩ぐらいしか知らない。
「あの、正輝さん?」
「…なんでもない」
そんな筈はないと心で焦っていた。
試練編で俺の過去について接触しているのなら、それを
フェイト達やなのは達、仲間達に知られたら俺は偏見な目で見られてしまう。彼女らのような転生者であって欲しいと心の底から願っていた。
なのはの自宅に到着して、なのはが元気よく出てきてくれた。
「この人です!」
なのはの知っている人が俺のことを知っているわけがない…ただの転生者であって欲しい。
そんな思いでならなかったが、
「よう?マスター?」
「な、んで」
なのはの家族とそれ以外の1人の男性が幸せに話している。その男はかつて生前に虐げた奴らを虐殺していた頃に禁断の書を持った時に俺の召使だった。俺はその男を見た一瞬、鳥肌が立ち、汗が吹き出し、顔が真っ青になった。
「随分とのほほんとやってるじゃないか?」
召使いの名は
俺の過去の頃の人物であり、この時最悪な予感が起こってしまった。