Justice前章:善と悪 正輝編   作:斬刄

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すみません前の話の予告タイトルを変えました。


正輝編74話心配と反省

正輝の暴走を止めた後フェイト達の家に向かい、着いた後はすぐに正輝と衛宮の二人はベッドで寝込ばせておいた。まだ怪我をしているがフェイト達と立花、セイバーによって応急手当をしており、上条の方は何度も携帯を鳴らしたりして、連絡を取っているが

 

「駄目だ。アーシアがこない…もしかして回復した木場達が猛反対しているのか」

「今、まどかさんが回復アイテムを送っていますから」

 

 

アーシアのことだから正輝達の方に駆けつけることなくリアスの眷属である木場達を回復している。フェイト達は正輝と衛宮の二人の身に何があったか尋ねようとするけれど、仲間全員が状況の整理をしていて話づらい雰囲気になっているためにフェイト達は正輝が復活するまでの間は待っている。

立花は正輝の船にいる仲間達を連絡し、まだ動けるまどかは姉の貿易てま得た回復アイテムを送られており、それを使って二人の傷は回復しているが、復活を早めるわけではなくまだ眠ったままの状態である。

 

 

二人の身体に包帯を巻いていた。

 

「これで正輝と衛宮の方はなんとかなったかな」

「あ、あのさぁ…正輝と衛宮の二人に何があったんだい?それに暴れるとしても外の連中も大騒ぎするんじゃないのか?」

 

まず、アルフの方から先に上条達に話してきた。さっきからずっとフェイト家の方はどうなっているのか不安でならない。しかも、フェイト家だけではなく上条達も正輝の仲間達も同じように何があったのか、なんで暴走したのかを正輝に話したい。

 

堕天使の件で暴走したということあるが、暴走している正輝の発言からしてそれだけではなかった。

暴走している正輝の発言の中に過去についても入っているため、堕天使と一誠絡みだけではない。

話は戻り、アルフの言っていたように正輝が本気でキレているということは周りによる被害は相当なものである。なのはと同じように結界を張っていなかったら警察が来てもおかしくない。

 

「そうさせないために僕が結界を張ったんだよ。特殊な結界をね」

 

すると、アルフの背後には一騎打ちの時に麻紀の隣にいた誠治という転生者が大騒ぎにさせないために魔法による結界を張っておいた。しかも彼は、その魔法は時空管理局にも試練編の敵達にも気付かれない結界を張った。

 

 

「悪いな」

「いいよ。僕じゃあの戦闘をどうにか止める力は持ってないし。普通の転生者だからかなりひ弱だからこれぐらいなことしか出来ないよ。僕が木場達の居場所を探索して見つけたんだよ。その場所に行ってみたら正輝と戦闘を始めようとしているしさ。それを上条に報告していきなり行くって言ってるから勿論、僕と美琴達は反対したよ。危険だし。

でも、上条がどうしても行くって一点張りで…もう僕らの方が諦めるしかなかったからね…」

 

彼のおかげで暴走した正輝による戦闘中に大暴れをして周りの人達に気づかれることのないようにはしていた。

 

まず、正輝の仲間達全員と麻紀達の仲間は当麻、美琴、インデックス、黒子…これらがフェイトの家に合流することとなる。その間に一旦、二人を治療し終えて何があったかを当麻とセイバーの二人で説明している。

 

襲撃されたその後、正輝と仲間全員が本拠地である船に戻ってどうなっているのかを話し合っていた。

 

 

矛盾点に気づいたアーチャーが正輝を論破し正輝が隠していた真実を暴いたが、暴いたのは良かったものの行方不明の転生者二人を探しに行くという目的を正輝は俺一人で十分だと言った。

 

 

だが、その真実は兵藤一誠が仲間である堕天使を倒し、それを見てしまった正輝が憤慨し兵藤一誠を徹底的に倒した。連れて帰った二人のうち1人がその光景を見た後に正輝を否定して。

 

もう一人を探しに行くとは言っているものの正輝の話を聞いて一人で行かせるわけには行かなかった。けれど、その条件として衛宮、立花、さやかの三人で正輝に勝てたら止めると言っていた。

けれど、正輝の対策により三人とも負けてしまったが、非殺傷設定を設定してくれたことによって手加減をしてくれた。しかし、戦闘後に正輝が手加減してくれたことに嬉しく思った立花の軽率な言葉にブチ切れた正輝が非殺傷設定で立花を斬り倒し、今度は三人と堕天使二人と雪音クリスとまどかを除いた仲間達との戦闘。

 

しかし、それでも止められなかった。外に出た正輝が英雄殺し化して暴走したらもうどうにも止まらない。今動ける仲間が正輝の行った場所に向かうことにしていた。最終的に正輝が復讐のためにリリカルなのはの世界に向かい、正輝の仲間である立花、衛宮、セイバーの三人と上条の四人で暴走している正輝を止めた。

 

立花は寝ている正輝と衛宮の面倒を見て、セイバーが正輝達に何があったのかを説明をしている。

 

「そして、現在に至ります。詳しい方は当事者である正輝が一番よく分かってますので」

「そんなことが…あったなんてねぇ」

「正輝、大丈夫かな?」

 

 

正輝の様子がかなりおかしくなって暴走していた。どうして暴走しているのかは仲間達も分からない。フェイト達は正輝に助けられた身でもあるから無事であるか信じたい。

 

「次は俺からだな…正輝と衛宮はまだ起きていないし、仲間の方もまだ来てないからひとまず俺の話を先に済ませておくぞ?」

上条は美琴達が来るまでの間に一騎打ちを終えて以降に何があったかを言った。

 

*****

 

麻紀達が中々帰ってこなかったために黒子が探しに向かったけれど黒子が見つけたものは麻紀の携帯だけが残ってそれを回収した。

 

「どういうことだ…⁉︎」

 

そこには既にリアスと朱乃と麻紀が正輝に倒されたというメールが来て正輝が約束を破ったことで見たときはそんなことをした正輝を許せなかった。

 

 

けれど、長い間メールを読んでいくうちに不自然な点が幾つも思い浮かび疑問に思った。確かにメールの通り『岩谷正輝によって池野麻紀、リアス・グレモリー、姫路朱乃の三人を討伐された』と記されている。

しかし、一騎打ちに約束を守った正輝が仲間に報告せずにそんな身勝手なことをするわけがないし、そんなことをすればリアス達が怒って襲ってくるに違いない。

 

「ん?当麻。携帯には正輝が倒したってメールにあるよね?でも私思ったんだけどよく考えてみたら…これが正しいんならおかしな点がいっぱいあるんだけど」

「インデックスもそう思うか?」

正輝が麻紀達の暗殺を企てているのなら一騎打ちをする前にやるだろうし、それを実行したところで何の意味もならない。

敵であるリアス達をリタイアさせて減らすことは可能だけど今は試練編。そんなことをしている場合じゃないのは正輝達の方も分かっている。

 

そう考えてみると正輝が本当に麻紀達を倒したのかという疑問が残る。

しかし、この正輝が何者なのかというのを考える前に

 

「なんだよ…なんだよそれ」

「…誰かいんの?」

 

 

 

誰かの声が聞こえた美琴は声の方がするドアを向くとそこには一誠と木場とが当麻達の話を盗み聞きをしたのを気づかれたことに動揺し、急いで今すぐに木場達のいる方に走り出した。

 

「こっそり聞いてたのか…おい待てって‼︎」

 

当麻達も一誠を止めるために黒子がテレポートを使って足止めをしようと能力を使用し、木場と一誠を止めていった。

 

しかし、運悪く後から子猫とアーシアが一誠達の後を駆けつけて、俺たちが話し合っていたことを一誠が2人に叫んだ。

 

「アーシア、子猫ちゃん…聞いてくれ。リアスと朱乃先輩が倒されたんだ‼︎正輝の野郎のせいで‼︎‼︎俺達、まんまと騙されたんだよ‼︎あいつら…一騎打ちはちゃんとやっていたのに終わった後は油断してるところを狙って…許せねぇ‼︎‼︎」

 

 

このことを知ったリアスの眷属の悪魔達の目つきが急に変わって力づくで押し通し、全員を連れてリアス達の仇である堕天使や正輝を討伐するために転移に向かった。

 

 

「お、おい君たち!一体何を「どいてください!」アガッ⁉︎」

 

誠治はアーシアと子猫を止めに入ったもの普通の生身の人間のため子猫に簡単に吹き飛ばされて動けないままになった。

上条達はもう一誠達を追う前に誠治の怪我をしたところを治療することにまず、専念した。

 

「おい大丈夫か‼︎」

「骨は折れてないけど…痛いかな」

「あいつら…まだそうであるってハッキリ分かってないのに‼︎」

「当麻…一誠達を今すぐに止めないと…このままだと一騎打ちが破綻する⁉︎」

 

 

誠治の身体を治療した後、当麻達はリアス部長と朱乃先輩、麻紀の仇を討ちに向かった一誠達の後を追うように上条達も向かったが

 

「キャァァァァァ!助けて一誠さん‼︎」

「この声アーシアか⁉︎」

 

数分後、アーシアを見つけたのは良かったものの敵に囲まれてねその場所に一誠がいなかった。どうやらアーシアと一誠の二人がはぐれてしまい、敵に囲まれ、取り残されてしまったアーシアを当麻と美琴と黒子の三人で助けた。

 

「アーシア!一誠はどうしたんだよ⁉︎」

「それが…途中で何故か霧が出てきて、一誠さんとはぐれてしまって」

 

木場や子猫、一誠の方に向かいたかったがアーシアの周りにいた敵を倒すのに時間がかかったから、このままバラバラに探しても1人になるのを狙って襲われることもあるために一旦船に戻るしかなかった。

 

誠治の方は正輝達が連れて行った1人の女の転生者、蒼海を見つけた。彼女は正輝を探しているためにウロチョロしていたの誠治が発見し、一旦一緒に麻紀の船に戻った。

当麻達が船に戻った後、二つのメールが来た。一誠がレイナーレ達を倒したのと、正輝が一誠を倒したというメールが二件来た。

 

 

*****

 

 

悪魔達がリアス達の仇を討つために駆けつけた結果…堕天使を倒した兵藤一誠は正輝に倒され、アーシアは話の通りに上条達が助けた。子猫は正輝に震えており、木場は堕天使にエクスカリバーを持っている正輝達をより一層許せなくなっていた。

 

「とにかく。麻紀と、リアスと朱乃の方は試練編の敵を倒さない限り再起不能にされているからな」

 

 

その三人を倒した試練編の敵達の中の一人を倒さない限り、復活させることができない。これで分かったことは、当麻達とリアス達の仲が良いとは全く言えない。

 

現に当麻達はリアス達の行動の妨げをしているのだから、お互い目的が対立している。

 

リアス達は正輝達と協力する気がなく、当麻達は一旦正輝と協力しようとのこと。しかし、当麻達が正輝側に加担するのならリアス達は容赦なしに当麻達に襲ってくる。

 

正輝と立花の関係と同様に麻紀の仲間達全体の方は複雑である。当麻の話の途中で、ドアのインターホンが鳴っていた。

 

「あら、どちらなのかしら?」

「あーそういや。そろそろ来る頃だったな?」

 

プレシアが玄関のドアを開けると、白いシスター服をした幼女と学生服の女子中学生の二人がフェイトの家に上がってきた。

 

「とーまー!大丈夫だった⁉︎」

「えーと、お邪魔します。当麻、あんたが送ったメールで私らだけでも上条の方に向かうことにしたのよ。悪魔達の方は言い分を聞かないってさ?あの木場ってやつはアーシアを行かせまいとしてるけどねあっちに大勢の仲間がいるのなら迂闊には行けないって」

 

当麻についてはいつもは病院に行って怪我の治療をしているが、正輝との戦闘では衛宮達と一緒に協力していたおかげで一人で突っ走って怪我をすることはなくこうして

 

「おうビリビリ。安心しろよ。今回、俺は大怪我してないからな!」

「だからぁ…誰がビリビリだゴラァ!」

「あぁぁ⁉︎頼むからこんな場所で電気を出すな!」

「私達と同じように雷を出せるんだ…」

 

 

まだ当麻は正輝との戦闘をしても元気に美琴の攻撃から逃げようとしており、美琴は怒って体内から電撃を出そうとしている。正輝を止める四人の中で、一番大怪我したのはアイアスの盾を何回か投影しており、二回も正輝との戦闘をしていた衛宮が一番怪我をしている。

 

それから、正輝の仲間達が美琴達と同じようにインターホンを鳴らしてぞろぞろとフェイトの家に入っていく。

 

「セイバー。お疲れ様」

「どうやら正輝の暴走は君達のおかげで止められたようだな」

「凛にアーチャー、レイナーレ、ミッテルト、雪音クリス、風鳴翼、美樹さやか、暁美ほむら、鹿目まどか、巴マミ、佐倉杏子…うん。これで正輝の船にいた人全員かな?」

 

それから正輝の仲間全員を呼んで当麻達の方で何があったのかをもう一度説明し、誠治が正輝の仲間達の点呼をしながら全員いることを確認していた。

 

 

「正輝さんと衛宮さんの意識が!」

「では、正輝が動けるようになったのなら聞きに行くとしよう」

 

その途中で、起きるのを見ていた立花が正輝と衛宮の二人の目覚めをみんなに知らせた。立花が知らせるのは良かったもののいきなり全員が一斉に質問するのも二人は状況の整理ができていない。

「待って下さい!あの、フェイト達も当麻達も衛宮さんにも正輝さんに色々聞きたいことがあると思いますが…先に私が正輝さんと話をさせてもらえませんか‼︎」

「…分かったわ。でも正輝があんたのことをどう思っているのかは」

「正輝さんとぶつかりあって…

 

立花以外にもフェイト家のみんなや正輝達の仲間達、上条達にも正輝や衛宮に聞きたいことは山ほどある。

しかし、暴走した正輝を止めてくれたのは立花であるために誰も立花の意見に反対することはなかった。そのため、立花と正輝の話し合いをまず優先することとした。

 

「俺は、さっきまで」

 

 

 

一方正輝と衛宮が目覚めた時、なんでフェイトの家にいるのか分からなかった。一つ覚えていることは仲間に止められて、そして敗れた。特に暴走していた正輝は立花による拳によって吹き飛ばされて気絶させられた。そこまでは覚えている。

そして、いつの間にか正輝と衛宮はフェイトの家に運ばれたのだろうと思った。

 

 

「負けたんだな…」

「あ、正輝さん!衛宮くん!」

 

 

その時に正輝は立花の顔を見て凄く不愉快な気分になっており、正輝自身まさか止めらるとは思わなかった。無理に動こうとしても身体の傷はまだ癒えておらず安静にするしかなかった。

 

「立花が見てくれたのか?ありがとう」

「そ、それほどでも」

 

衛宮の方はまず、立花に感謝しておりそれを聞いた立花は照れている。しかし、正輝は立花の方を向かずに目をそらした。

 

 

「目覚めて…あの後どうなってる?」

「はい。みんな正輝さんがどうしてこうなってしまったのかって…戸惑ってます…」

「仲間達やフェイトの家には迷惑かけたな…」

 

立花が何か話したそうな表情をしている。けれども、聞く耳を持たない無反応の正輝に困ってしまった立花を見ていた衛宮が、

 

 

「正輝。お前まず立花に言わなきゃいけないことがあるだろ?」

「…謝ることなんてことしないぞ?」

「誰のおかげでお前の暴走を止めることができた?それと非殺傷設定とはいえ立花を斬っただろ?」

 

 

 

立花一人で暴走している正輝相手に向かったら確実に殺されるだろうし、衛宮達の協力があってこそ正輝を止めることができた。そのため立花(正輝から見て偽善者かつ戯言者)に聞く耳を持つことはない。

しかし、話を聞かずに立花に暴力行為をしたのは正輝であるために衛宮には否定できなかった。頭を掻きながら、

 

 

「ハァ…わーったよ。ごめん」

 

 

 

けれど、謝ったところで正輝が立花に対する間の険悪はもっと悪化していた。仲間達についてはキレて巻き込んでしまったことには反省している。しかし、立花については謝るつもりはない。

 

 

「正輝さんとはまたすれ違うこともあるかもしれません。それは私もよくわかってます。

 

 

だから最初は正輝さんと仲良く「ハッキリ言わせてもらうがお前とはまだ仲良くなれない。お前のことは全然何も知らないし。お前だって俺のことも全く知らないんだろう?だいたい、俺とお前のやり方がハッキリ言って対象的。てか、この空気の悪さからして仲悪いってことぐらいは分かるだろ?」う…でもこれから仲良くなれば!」

 

 

立花は正輝にいくら言われても平然としている。しかも、意見が対立しているのなら今度は積極的に正輝と仲良くなりたいがために正輝のことをよく知って友達になろうとしている。

 

けれど、かなり気まずい空気になっており正輝は更に立花に不利な質問をしてきた。

 

「それと、なんで俺に構う?お前、俺にあそこまで言われて…足掻いて…お前ってホント往生際が悪いよな?それとも暴走している俺に間違っているって今度はお前が暴力的に力ずくで批判しに来たのか?

助けに行くは分かったとして本当は俺を止めて自分の話を聞かせたかったんじゃないのか?

 

 

お前の話を聞いて説得力の欠片もないし、言葉の解釈に苦労するよ全く。あのさ…お前の堕天使の件を白紙にしちゃいましょうの発言で俺がマジギレして斬り倒したの忘れたわけじゃないだろうな」

 

見ている衛宮は何も言わない。助けるために横から話に入ったりせず、立花が正輝を説得するためにどうするのかを、どうするのか黙って見ていた。

 

「凄く…痛かった。斬られたところがジンジンしてずっと寝そべって苦しかったです」

「もしお前が敵だったら…血が出たり、身体にとんでもない傷ができたり、歩けなくなったりなど目とか腕とか友人とか色々なものを失ってたよ。それが…俺のいる世界なんだ」

「それは…ノイズを倒している私達にも!」

「でも、殺さないといけない相手が人だったら?だから、関与すんなって何度か言ったろ」

 

人を殺すこと。

その言葉に立花は正輝の言葉に黙り込むことしかできなかった。それは、立花自身が一番躊躇している。

 

 

「私…仲間として邪魔ですか」

「…ハァ⁉︎」

「そうですよね。私、船に入ってからの言ってることや行動ってみんなを迷惑にかけてしまって。何も役に立たなくて…足引っ張ってばかりで…もう何が良いのか…分からなくなっちゃいました」

 

 

すると、立花は正輝の目の前で泣き初めてしまった。冷静だった正輝と立花がどうするのかと眺めていた衛宮もこれには驚いている。

 

「お、おい⁉︎泣くなって!」

「だってぇ、正輝さん…私が何か言っているたびに怒鳴られて。さやかちゃんの言う通りに言っても伝わらないならぶつかり合ってみました。

でも正輝さん話してもぶつかっても…容赦なくて。それを見てるうちに辛くて、怖くて、苦しくて。私…正輝さんにもしかして嫌われたり恨まれたりしてるんじゃないかって、最悪人外扱いされるかって…正輝さんに斬られた時はもう私自身どうすればいいか分からなくて‼︎」

 

 

毎度、正輝は立花のしてきたことに叱っていた。行動しても、何を言っても正輝に怒鳴られて叱られている。それでも立花は正輝から逃げることなく向かっている。

 

 

立花は態度が変わらない正輝に耐えきれずにとうとう泣いてしまった。

 

 

『お前やっぱ邪魔だわ』

 

確かに立花の突拍子もない発言で正輝の堪忍袋の尾を切らせて、今もこうして立花を泣かせている。立花は雪音クリスと正輝に会って以来、クリスと仲良くなりたいと思っていた。しかし、立花の言葉に怒った正輝が腕や首をこれ以上ないくらい強く掴んで、苦しく痛い思いをした。それから立花響を好むストーカーの転生者に追われたり、人が目の前で死ぬのを見たり。

 

「正輝、これも…謝るべきじゃないのか?」

 

 

正輝に怯えて、恐れて、恐怖して、攻撃されたとしても正輝の仲間達のおかげで、こうして正輝に面向かって話し合っている。暴走していた正輝のあの発言で立花は酷く傷ついており、こうして立花が泣いている状態である。

 

「ハァ…あのな?まず、俺の言ったそれはお前がいること自体が邪魔ってわけじゃないし、俺がお前を仲間であることを否定したら風鳴や雪音だって黙ってられるわけないだろ?そもそも…お前の要求はホント支離滅裂で身勝手だから困るんだよ」

「ごめんなさい…」

「なんで…お前を戦わせまいとしてるのはな?お前の身を守るためでもあるんだよ。そもそも、一般人に向かって今すぐ人殺しをしてくださいだなんて…そんなの言うわけないだろ?あと、悪かったな」

正輝の話を聞きながら立花は涙をぬぐって正輝に不安げに聞いていた。

「私は、人間ですか?」

「正真正銘、善意のある心優しい人間で、どこにでもいる普通の女子高校生です。だから、お前は間に合ってる、でも俺は手遅れだ。俺がこう言っているその意味は、お前は嫌ってくる人による手段として『人を殺す』というものがないからな。

そして、邪魔とは言ったがお前は俺の仲間だ。いいか?邪魔だって言ったのはお前が『ノイズ以外の危険過ぎる人との戦闘かつ死ぬかもしれない事情』について余りに手を引こうとしないから邪魔って言ったんだよ。俺が関わっているものは大概命を落とすような危険なことに関与している。もし干渉をするのならお前はこれから先…傷ついて、苦しくなって後悔して、足掻き苦死んでしまうぞ。お前が目の前で死んでいるのを見ていたはずだ。俺に散々言われてどう思った?そしてこれから…お前は、一体どうするつもりなんだ?」

 

正輝に干渉したものは残虐なものばかりである。魔法少女魔改造計画、ライブによる死者操り人形による計画。油断すれば必ず命を落とす。

立花の方は正輝の話を聞いて真剣に悩んではいるものの。

「分かりません…私。いつも考えずに無我夢中で」

このまま立花を放っておくと、この試練編だけではなくこれから先無視して横から割り込んできて干渉してくるだろう。そこで、正輝は立花にある提案をした。

「なら…俺から立花に約束をしよう。

 

『まず人殺しはするな』

『俺による事情は残虐非道で死ぬことだってあるから、状況によって俺が手伝って良いぞっていうまでは勝手に手を出すな』

『転生者とどうしても携わりたいんならとにかく最初に俺と衛宮達に聞け!そっち方面は詳しいからな』

『立花の人助けは無茶をしてもいいけれど、結果として立花…お前は絶対に死なないこと』

 

これらを守って…まず、自分のできることやしたいことを精一杯頑張ればいい。俺たちも応援するし、お前にはお前のやるべきことをするんだ。

 

ほら、例えば風鳴翼。あいつだって下手に人殺しには干渉してないだろ?干渉してなくてもやれることとして化物を倒したり、仲間の手伝いをしたり」

「私がやれるべきこと…したいこと」

「麻紀達との協力…だっけ?まぁもうこんな大沙汰になっちまったから無理だとは思う。とにかく、俺との事情で安全な時は状況に応じてお前を呼ぶこともあるから。やばくなっていったらお前を船に戻すし、それによってお前が危機に瀕したらそれは俺の責任だ」

 

しかも、その提案はシンフォギア奏者である翼やクリスをそのルールを守ることができる。

立花はこのルールを提案した正輝のおかげで、立花の顔色が明るくなっていった。

 

「あの、私が約束を破ったときは…」

「頭にハリセンでパシーン」

「ですよね…アハハ」

 

立花は苦笑していたけれど、泣いていた顔も笑顔になって嬉しくなり、泣くことなく安心して笑っていた。

正輝は立花に手を差し出して

「あと、俺もきつくあたってゴメン。それでもお前のことは」

「分かってます!これからでいいんです!」

 

立花は両手で正輝が差し出したその右手を掴み、握手した。

「俺はもう起き上がって立ってるから、正輝も起き上がれるだろう?」

「そうだな、傷は回復してきたわけだし起き上がれ…」

衛宮の方は正輝と立花が話している間、既に立ち上がっている。正輝がベットから出て、立ち上がろうとした。

が、正輝が足を崩してしまい、無防備の立花を押し倒し

 

「えーと…いきなりここからですか?流石にそれは…えっと」

 

立花の胸をしっかりと掴んでいる。しかも、その状態のまま悪いタイミングで

 

「立花、そろそろ話は終わっ…正輝、貴様イッタイタチバナ二ナニヲシテイルノカシラ?」

「不慮の事故です誤解ですラッキースケベってやつです!マジで勘弁してくださいって⁉︎」

「あわわわわ…」

 

 

翼からすれば立花のお話が、正輝とのエッチな意味のお話になっている。顔は笑っているようで内心では全然笑っておらず、翼の背後から黒いオーラを出していた。立花の目の周りが赤くなっているのをアーチャーが見ると、号泣したなと察し

 

「…なーかしたなーかした。正輝が立花をな〜かした」

「おいい!黒沢ぁ⁉︎」

「貴様また立花を泣かせるだけでなく…胸を⁉︎何度罪を重ねる気だぁぁ!」

 

久しぶりに正輝をからかった。翼の方は2人を見て正輝の方に向かって突っ込んでおり、衛宮は翼を止めている。アーチャーはその光景を愉快に楽しんで見ている。ここ最近、みんなシリアス気味だったために多少は笑いたいと思っていた。

「とにかく、正輝も故意にやったわけじゃないから、な?」

「分かったわ…全く。話し合いをすると立花から聞いたが、油断するとこんなことになっているとは…」

 

 

衛宮が説得してくれたおかげで翼は正輝に突撃するのを止めた。アーチャーのおかげで沈黙で気まずい空気になっていたのをどうにかしてくれた。けれど、そんなに長い間楽しくする場合ではない。

 

 

「待たせたな。暴走して迷惑かけて…それとすまなかった。みんな」

「謝るのはいいとして…どうして、あそこまで錯乱した理由を教えてもらえないかしら。じゃないと…こっちが不安でならない」

 

 

正輝は衛宮と部屋から出て、仲間達に抱え込んだものを話した。全てまでは言えなかったが、このまま隠し続けていても仲間達を不安がらせてしまう。できるだけ正輝は隠していたことや明かせるようにはした。

試練編である敵が俺の生前で俺と敵対した人物であることを明かし、過去についてバラされてどんな反応をされるのか。明かしたら仲間達が俺を裏切られるのか、恐れて隠蔽したこと。

行方不明を俺一人で助けに行くというのは嘘で本当は何もしていない堕天使二人を倒した彼らに対する復讐という名の懺悔。

それらを含め、毎度毎度怒ったり、

麻紀達をどうするかや立花の身勝手な行動にもストレスが溜まってばかりだった。これらことについて仲間達は正輝の話に黙って聞いていた。

 

「そう、それで様子が…ごめんなさい。少なくとも私の方が貴方より歳上なのに…情けないわね」

「いや、その時俺自身の問題だったから言うっていう考えがなかったし、もうそれで頭が一杯だったからどうにもならなかった」

 

正輝は試練編の敵がどんなことをしてくるのか、何人いるのか、どんな能力を持っているのか。ストレスの原因は立花でもあるとは言ったけれど、さっき話して解消したと言っている。それでも正輝は、生前何があったのかというのはまだ言えないまま躊躇っていた。

 

「その、正輝ごめんなさいッス!」

「私達のせいでこんなっ…」

 

 

堕天使二人についてはアーシアの神器を奪おうとした事件で反省することしかできなかった。あの事件がきっかけで一誠に二人が倒されたのを見た正輝が暴走し、仲間達とギクシャクした関係になってしまった。

「もう心配していたんだよ正輝!もう一人で苦しい思いで抱え込んだりしないでよ‼︎私達助けられたのに…力になれないじゃないか!」

「そうだよ!正輝が大怪我して妹も私も心配だったんだよ⁉︎」

「いいんだよ。ミッテルト、レイナーレお前らが謝ることはない。二人を助けたのは俺が決めたことだ。

フェイト達にも迷惑かけてしまって…みんなにはすまなかった」

アルフとアリシアが正輝に抱きついてきた。

 

セイバーはフェイトの家に帰った後は私服姿に戻っており、傷も復活していた。

「何はともあれ、正輝が元に戻って良かったです。あのまま暴走していたら私達も手に負えなくなって、どうにもならなかったですし。士郎もお疲れ様でした」

「いや、セイバーと上条がいなかったら正輝を止めるにしてもこの怪我じゃすまなかった。2人には助かったよ」

 

正輝が暴走した事情を半々ではあるが、まどか達や衛宮達も正輝が話してくれたことで分かってくれた。

「正輝の方はこうしてちゃんと話してくれた。私の方は…まだ、釈然とはできないが正輝から聞いて大体のことは理解できた。しかしな、正輝…リーダーの身で仲間である立花を斬ったことは事実。それは絶対に忘れるな」

 

翼の方は立花を斬り倒した正輝の事を許すわけではないが、ライブの時に相棒である天羽奏を助けてくれた恩人でもありこれ以上は言えなかった。

 

「…分かってるよ。まだ時空管理局の方や試練編の敵達も動いていない。その間を狙って作戦を衛宮達と誠治の五人と考えているから、待機してくれ。ひとまず集合っていうまで外は出ずにフェイトの家の中でまだ待機してくれ」

 

正輝以外の仲間達は頷き、衛宮達と一緒に正輝の部屋を作戦室として使って早速試練編の敵達をどうするかを考えていた

 

「あの、正輝さん。もう一人いた転生者の魅杏は…」

「すまない…行方が分からなくなった」

 

もう一人の転生者である蒼海が正輝に行方を聞いた。正輝が兵藤一誠を倒した後に魅杏を見つけただけれども、彼女は正輝のした行為に彼に失望し、拳銃を向けて拒絶した。けれども、そのため正輝も彼女を連れて行こうとせずに追い出す形になってしまった。

 

 

「私…あの襲撃前にどうやって転生したのか思い出したんです。転生前は美容師をしていて、あっちの方は21歳で、今は16歳になってました。私が死んだ理由は事故死です。

 

私は一人暮らしをまだしていて、仕事場に朝早く向かいに行こうとしていたのに公園で幼い子供が遊んでいるのを見て…そろそろ子供が欲しいなと思っていたら。子供が道路から出ていて、子供を助けましたけど…私の方はどうにもなりませんでした。

 

思い出したから魅杏さんに話そうかと思ってたけれど…あの子の方はどんな前世だったか話さなくて、話そうとしても…正輝さんと同じように苦しそうな顔をして躊躇ってたから」

 

蒼海の方は立花のような話し合いたいという気持ちに感化され、一緒にいた魅杏のことについて彼女は知りたかった。けれど、正輝自身もシャドーを使って彼女を散策するのは危険であり、彼女を探すの試練編を終えた後にすることとなった。

 

「…すまない」

「いえ、いいんです。まずは、これを終わらしてからですよね…」

 

 

一方、上条達は正輝の話を終えた後に雑談をしていた。上条のポケットにある財布を取り出して中身を見るとため息をついていた。

 

「毎回毎回麻紀にお金を貰っているのに…」

 

お金の方は麻紀から当麻に給料を手渡している。しかし、上条の幻想殺しによる不幸があるせいか、金があちらこちらで吹き飛んでいき、いつもみんなより貧乏なのだ。

この不幸の連続については、麻紀も頭を悩ませていた。財布を取られるわ、落としてしまうわ、外食の時に誰がお金を払うかというのでじゃんけんをしたものの全敗。

 

「当麻、怪我はあまりなかったのは良いとして…また無茶したってどういうことなのかな?それと話はそれるけど、当麻が買い物して帰ってくる時いつもお金の消費がありえないくらい大きいのはどうしてなのかな?」

「私めの、お金が風のようなに吹き飛んでいってゆく…麻紀から給料多めにもらってんのにどうしていっつも」

それにより上条の持っているお金は、まるで風で吹き飛ぶように無くなっていった。

 

黒子の方は何やら独り言のようなものを聞いた美琴が、

 

「何回も何回もお姉様の部屋に侵入して、ベッドインして、キャハハうふふを…「やめんかぃ!」いやぁぁぁん‼︎」

「こらー美琴。フェイトの家で電気出すなよ〜」

「誰がビリビリって…今美琴って言った⁉︎え、えええっと‼︎」

 

 

下の名前で言われて顔を赤くした美琴だけれども、鈍感な当麻はとぼけたような表情をしている。

それを見ていたインデックスは殺意剥き出して

「当麻、少し頭冷やそうか?」

「いや、俺なんかした⁉︎」

 

その話の途中で当麻の携帯が鳴っており、上条は咄嗟に電話に出た。

その電話はアーシアからの電話からの連絡だった。

 

『もしもし当麻さん?回復に行けなくてごめんなさい。それと、正輝さんに代わってくれませんか?』

「⁉︎アーシア!お前なんで⁉︎」

『木場さんが行っちゃ駄目だって…』

 

 

上条の言う通り、ナイトである木場にアーシア一人で行くのを止められていた。アーシアが正輝に変わってくれませんかと言っている。

上条達は、正輝と衛宮達のいる作戦室に入った。

 

 

「作戦を考えている中で悪い。アーシアが、正輝に話したいことがあるってよ」

 

 

上条は携帯電話を正輝に手渡した。

アーシアは電話で変わった正輝にある提案をした。

木場達による電話の内容は、まず正輝に兵藤一誠を復活させて、リアス達を倒したのが正輝達でないのならリアス達を倒した真犯人が試練編の集団にいるかもしれない。

 

今度こそリアス達の敵討ちとして、正輝達に協力することを考えていると電話でいっていた。

 

 

「兵藤一誠は復活させることができないってのか?」

『まず、一誠さんを復活させることが第一条件です』

 

 

アーシアが要求してきたのは兵藤一誠を携帯によるシステムで復活させ、その証拠として復活させた一誠に電話させてもらい。その声を聞いて三人は本当の敵であるリアス達の敵討ちとして試練編の敵達を倒すために協力しようとのこと。

 

しかし正輝は、木場達の今までやってきたことを考えてもう呆れてならなかった。

「あのさぁ…復活させたところでお前ら絶対協力する気ないだろ?

お前らの勝手で仲間である堕天使二人をボコっておいて?

上条に確認せずに襲撃しておいて?

その次は今度こそ協力してやるよってか?しかも、仲間である上条達に迷惑かけておいてふざけるのも大概にしろやてめぇら。あんなことして許されると思ってんのか?

それと、お前たちの目的って協力じゃなくて兵藤一誠を助けるために俺を殺すの間違いなんじゃないのか?」

『⁉︎ま、待って』

 

待って下さいという一言をアーシアが言ったところで聞こうが聞かないがどちらにせよ正輝は即電話を切った。

 

上条は黙っていたままで、正輝がなんでこういうことをするのは多少分かっていた。少なくとも兵藤一誠を解放すれば正輝を見て錯乱して確実に大暴れする。

 

「あぁそうだった。当麻と誠治、2人に言うことがあるんだけどさ。悪いけど、私らは協力しない…ってゆうか協力したくてもできないのよ。私らも一緒に動いたらリアス達絶対正輝達に加担したって思って敵にさせられるから。要するに、リアス達から見て堕天使に肩入れするんじゃないのかって…というわけで今自由なのはあんたと誠治だけ。私らは動けれないし協力することができないってわけ」

「こんな事態にリーダーである麻紀がいれば…少なくとも一騎打ちの盟約を守って私達も協力できますのに…困ったものですわね」

 

麻紀と誠治の二人がいるのならリアス達や上条達を纏める転生者であるため麻紀だけでも約束は守らざるおえないのだが、肝心な時に麻紀が倒されている。

誠治と蒼海の二人は、普通の転生者の身で非力でもある。能力が使えるとしていろんな結界や妨害魔法を使うことはできるが…たったそれだけでリアス達より圧倒的に劣っている、

二人はリアス達肩入れと見なされることに困ってしまった。

「一騎打ちによる条件と僕と麻紀がいたらなんとかなったのに…僕ら二人の戦力を入れても…厳しいね」

「俺と誠治だけか…できれば一騎打ちの条件で俺達だけ協力しあってってわけにいきたかったんだが。

あいつら!だいたい、あっちがあんな勝手なことばっかしてこんな滅茶苦茶にしておいて…けど、こうなってしまった以上はどうにもならないな」

 

正輝達の試練編による対策を衛宮達と誠治と話し合ってはいるものの。

人数は、麻紀と正輝による一騎打ちは破綻という形となり…正輝達とフェイト達そして、麻紀の仲間達で手伝ってくれるのは上条と誠治だけという状態…合計20人で正輝の世界にいた…正輝の過去の敵達による対決を挑むのだった。

 

 

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