正輝の知っている敵を明かしているおかげで、彼らがどんなことをしてくるかを知っている。正輝は彼らを倒すためにどう対処すればいいかというのを会議で話し、出来上がった作戦を仲間達に作戦を告げた。
正輝の過去で知っている中で試練編の敵は四人いる。その四人がどんな力を持っているのか、どんな姿をしているのかを説明してくれた。
まず、反逆者は正輝と同じ姿をしてはいるが白い髪をしており、白い瞳に黒い点のした目をしている。(白い黒崎一護のような)差別者は黒く髪が長くて、正輝より背は高い。黒い瞳と十字架のネックレスをかけている。
能力は正輝と同じ力を持っている。正輝のコピー能力を持っているのかそれとも正輝を真似してみせたものなのか。とにかく正輝と同じ力を持ってはいるものの転生による特典は持っていないそうだ。
無情者は髪が無く茶色の軍服のような服を着ている。とにかくどんな状況でも全く感情に表すことなく機械的な行動をしてくる。彼が住処としている場所は廃棄された工場を主として、そこでクローン達を大量に作り出すことができる。
クローンの司令塔としてクローンがどんな位置にいるのかや、どんな状態に晒されているのかを知ることができる。なお、彼はクローン達よるも数倍運動神経も、英霊のような動きをことができる。
前回第三者の介入というのはクローン達のことである。
憎悪者はオールバックのような髪型で、チャラい服派手な黒色と虎色の服を着ている。すぐに見つけやすいし、分かるとのこと。
能力として双剣、大型ハンマー、特殊型ナックルを持っており、波動砲も使うことができる。3つの武器には麻痺効果がつけられているために要注意と全員に言った。
彼の厄介な点が、一体どこに行くのかは分からないことである。理由は反逆者か差別者の二人の護衛につくのか、それともプレシア達の家に襲撃してくるのかは、彼の気分次第で決まっているために分からない。
「本拠地はフェイトの家として、ここを狙っているのは時空管理局と試練編の敵…その中に
何か質問があれば話の途中に言ってくれ」
作戦としては試練編の敵や時空管理局が襲って来るためにまたバラバラになってフェイトの家を守ることと、その戦闘中に横から割って入ってきた襲撃は無情者によるクローン達だった。
第三者というのはこのことである。
前回は一騎打ちの次の日だったために、何の準備もなく突然襲われたためその場しのぎでどうにかするしかなかった。
「まずは、フェイトの家を誰が守るの?」
「フェイト家を先頭で守るのは聖遺物適合者である立花達4人とマミ、上条だ」
時空管理局の方は空を飛んでいるためにまず雪音クリスと巴マミが空中に飛んでいる管理局達を撃ち落とし、落ちていったところを残りで叩く。フェイトの家にはまどか、アリシア、プレシア、誠治、蒼海がとり、家の外で立花達四人をまもるために迎え討つ準備をする。5人の後方で誠治と蒼海とプレシアの三人で魔法で妨害をする。
「でも、あいつら気絶したところで、目覚めても俺たちを懲りずに襲ってくるぞ?」
プレシアの家を守ると言っても殺さずに彼らを気絶させることはできても時間が経てば目を覚まし、また襲ってくる。しかも殺すのに動揺している立花達には無理があり、迂闊に手が出せなかった。
「なら、上条。お前の幻想殺しで奴らのデバイスを破壊すればいい。要はあいつらの武器である魔法を無くして戦えないようにすればいいんだ。肉体による格闘が上手いわけじゃないのなら魔法が使えなくなったことによって俺たちに突っ込んでも明らかにこちらの方が経験も実力が上だ。しかも、最初会った時にリンディ達は魔法による戦力を失うのを恐れていた。つまり、上条の幻想殺しによって管理局の人達のデバイスを破壊され続けたら、これ以上戦えば管理局にいる戦闘員全員デバイスを壊されかねないから引くしかできないだろうよ?
これで奴らは数分しか戦闘を継続できない」
時空管理局の戦闘員が所有している魔法には武器用としてデバイスが使われている。
気絶しているところを上条の幻想殺しで壊しながら倒してゆく。たとえ気絶から目覚めたところで立花達に肉弾戦でかなうわけもなく、リンカーコアで魔法を使えたところでなのはやフェイトのような高い魔力資質があるわけでもないので精々低級魔法を使うのがやっと。
「でも、戦闘している途中に試練編の敵が横から割って入ってきたじゃん。いくら数分って言ってもあいつらが早めに来たら不味いし。立花も守るのを無視して、一人で勝手に助けに行ったりとかしてたけれど…あれどうすんのよ?」
もう一つ問題なのはさやかと杏子対木場と子猫の対決や、アーチャーと凛達に襲撃時空管理局との戦闘中にも襲ってきた第三者の介入。
それを聞いた立花は下を見て落ち込んでいる。
人が殺されるそうになっているのを見て動揺し、一人になって助けに向かったのだから。
立花を守るためにプレシアの家を守って人が立花を守る方に向かってしまい弱くなってしまったこと。
そのことで、プレシア達や風鳴や羽奏、クリス、マミとほむらに迷惑をかけていた。
「襲いに向かっている彼らを堕天使二人と杏子とほむらで奴らを仕留めろ。けど、抑えるって言ってもまだ増援を呼ぶだろう。
それを遠くで指揮しているやつが無情者って奴。アーチャーと凛の二人でそいつを見つけ出して倒せ」
「了解した」
「そいつらを仕切ってるリーダーを私達が潰せばいいのね?」
割って入ってくる第三者の連中(クローン達)には堕天使とほむらと杏子をぶつけ、アーチャーと凛はそれを指揮っている無情者を倒す。
「あの、正輝の偽物になっていたのは…」
フェイトとアルフの二人がセイバー達との合流をしようとしているときに正輝の偽者がフェイトを暗殺しようとした。アルフの嗅覚には確かに正輝のものであるけれど、偽者であるというのは気づかなかった。
「あれば差別者…そいつはさやかとセイバーの二人でそいつを倒してくれ。憎悪者の方はプレシアの方か直接襲ってくる場合は堕天使の二人は一旦プレシアの方に戻ってくれ。アーチャーの方にも無情者を死なせないために向かう可能性もある。アーチャーの方に向かっているのなら嬉しいんだがな…」
フェイトの家を守る立花達や上条の五人は殺しには絶対に向いていない。時空管理局を退けて、かつ堕天使とほむらと杏子の四人がクローン達の奇襲を阻止したとしても。
難点として憎悪者がクローン達を引き連れてしまえば、守るだけでは済まなくなる。憎悪者の方も気絶だけで簡単に倒せる相手ではない。
憎悪者を倒すためにはアーチャーと凛が無情者を葬る。または、ほむら達がクローン達の殲滅を早めに終わらせる。その後大至急プレシアの家に向かうというのが倒すための条件として課せられる。
「俺一人で
反逆者の効果も話し、衛宮士郎とセイバーとさやかの三人で回り込んで襲う。
けれど主人公や彼の主人でしか攻撃が当たらない逆転によってセイバーとさやかでは反逆者を倒すことはできない。
攻撃が通るのは岩谷正輝、高町なのは、上条当麻、衛宮士郎、鹿目まどか、立花響、兵藤一誠の七名。
まず鹿目まどかは魔法少女になっておらず非戦闘員であり兵藤一誠は正輝をブチ切れさせたことで復活させたところで正輝を襲ってくるので除かれる。高町なのはと上条当麻、立花響に関しては敵を殺すことではなく倒すことなので無理がある。
唯一殺すことを良しとしているのは衛宮士郎と岩谷正輝の二名。反逆者の方もそれを想定して差別者をよこしてくるからセイバーとさやかで差別者を止めて衛宮が後から駆けつけるという形とする。
ただし、作戦が絶対に成功するとは限らず、直接殺すのはリーダーである正輝だろう。黙ったまま話を聞いていた中、セイバーが手を挙げていた。
「あの、聞きたいことがあるのですが正輝から出てきたあの黒い龍はなんですか?」
「あれは俺の負を具現化し、想像によって作り出した龍だ。龍はどんな姿にも変えることもできるし、辺りにある負を収集し、魔力や霊圧、チャクラとかのエネルギーの元として還元できる。負を黒い剣にさせたり、爆弾にしたり…どうしてあんなのができたのかは言えない…」
唯一話すことができたのは正輝の敵の特性や技、どんなことをしてくるのかということだけである。正輝の過去に何があったのかというのは正輝自身が躊躇いがあるために言えれなかった。
時空管理局が魔力を貯めて突撃をしようとしているのを魔力で感知した。
「正輝…時空管理局の方から攻めてきたわ。もう話す時間が」
作戦の全容を話したところで、反逆者が仕掛けてきた。時空管理局がなぜプレシアの家に攻撃しているのかは分からないが、試練編を終えた後で聞く必要がある。
彼らの言う事を聞いて無駄な抵抗を止めたら試練編の敵達に抹殺される。
「作戦…開始だ。みんなバラバラになってしまうが…全員でこの試練編を振り切って乗り越えるぞ‼︎」
*****
魔法による結界が張られている、時空管理局がプレシア達を逃さないために突撃の準備をしている。そこにはクロノも中級魔法のスティンガーブレイドを構えた。
管理局の人達が次から次へと転移し、砲撃の用意をしている。
「最初に時空管理局が出てきた!作戦通りに行くぞ!」
「こちとら準備してんだ!」
隠れていた正輝の仲間達が次から次へと現れる。空にいる時空管理局を迎え撃つために雪音クリスは両手にあるイチイバルのアームドギアで、マミは魔法で作られた大量のマスケット銃で空中で飛んでいる彼らを撃ち落とす。
【MEGA DEATH PARTY】
「ティロ・フィナーレ!」
彼らが落ちていったのを翼と奏、立花と上条で相手する。
まず上条が突っ込んで上からくる魔法を幻想殺しで消す。後ろにいる立花は、飛び上がって空中に叩き落す。
【影縫い】
翼と奏は敵を足止めをする役目。翼は影縫いで動けないように、
「オリャあ‼︎」
【LAST∞METEOR】
奏の持っているデバイスのガングニールで竜巻を作り出して浮いている敵を下から落とす。
落ちていっているところを上条は魔法で抵抗する力を持っているデバイスを破壊しようとしていた。
デバイスを壊された彼らは自分のリンカーコアで作り出す魔法で戦うしかない。けれど、その魔法は余りにも微弱であるためにすぐに押し負ける。
「怯えるな!なんとしても大罪人である正輝とそれに加担している彼らを捕らえろ!」
「しかし、奴らの狙いは我々のデバイスを壊すのが目的です!」
それぞれの隊長が臆している戦闘員に喝を入れているものの、自分のデバイスを壊されそうになるために迂闊に近ずけられない。
「攻撃がっ…できない⁉︎」
彼らに攻撃させまいと妨害役として蒼海と誠治の二人が懸命に妨害魔法で、フェイトとアルフの二人は攻撃魔法を使い、クロノ達の体力を徐々に減らしている。
しかし、どんな魔法も必ずエネルギー切れが起こり、このまま攻撃を続ければ防御魔法を突破はできる。
が、非戦闘員であるまどかとアリシアの二人が正輝の姉の貿易でもらったアイテムを使って五人の魔力を回復させていた。
「頑張って!みんな‼︎」
「フェイト〜負けないで!」
プレシアの方は防御だけに集中し、時空管理局の魔法による防いでいる。攻撃しているところをクリスとマミの二人で撃ち落とし、彼らのデバイスを上条が破壊する。
(どんな方法で壊すことができるかは分からないけど…撃ち落とされて自分のデバイスも壊されかねない⁉︎このままじゃあ)
時空管理局は幼いなのはとフェイトさえも戦力に入れようとしている。自分達の戦力をプレシア達にこれ以上減らされたら撤退せざるおえない。
「この調子で時空管理局達を早々に退場させるぞ!」
「はい!」
正輝達の仲間は第三者の介入まだきてないのなら早々に彼らの撤退を早めさせる。
「ディバイン…バスターァァァア‼︎」
その途端に、桃色の砲撃が容赦なくフェイトの家の方に放たれ、プレシアはその砲撃を防いでいる。
時空管理局ではなのはが来てくれるのは分かっていた。その場にいた立花達やこの攻撃には魔力感知がないために唖然としている。
「あの魔法って⁉︎」
家にいたフェイト達は窓から外の状況を確認した。その魔法は紛れもなく遠距離砲撃魔法。それを放つ白い服を着ている少女に、その隣にいる緑色の魔法を使う少年。
それを使えるのは
「あの人の言う通り…なのは、僕はアルフを止める。気を付けて‼︎」
「私はフェイトちゃんを助けて正輝さんを捕まえる!あの人に操られているフェイトちゃん達を助けるんだ…!」
最初に介入したのは無情者のクローン達ではなく、高町なのはとユーノ・スクライアの二人組が立ち塞がっていた。
*****
時空管理局が戦闘を行っている間、無情者に作られたクローン達が待ち構えている。
(時空管理局と立花達との戦闘の間に入って両方の戦闘員を殺害しろ)
彼らの目的は無差別殺人、それによって争っていた両方はこの奇襲に動揺してならなかった。前回と同様に横から入ろうと準備をしているが、杏子による魔法で強靭な結界を作り出し、空から光の槍が降り注いだ。
「ここから先は行かせないわよ」
「随分好き勝手にやってくれたわね…」
ミッテルトとレイナーレ、ほむらと杏子の四人がクローン達を殺していった。レイナーレとミッテルトの二人は殺すことは厭わないので躊躇はなく、ほむらの方はプレシアの家にいるまどかを守るために容赦はしなかった。
「逃さねぇよ‼︎」
杏子の方は幻術で目を撹乱させ、壁を作り出して逃さない様にする。ほむらはロケットランチャーや銃を魔法で取り出して手を使えなくさせた後に時間停止で蜂の巣にする。
レイナーレ達は上空から光の槍を投げて駆逐する。四人は絶対にクローン達をプレシアの家に行かせないように全員殺すつもりでいた。
「覚悟しなさい…」
*****
無情者の住処として廃墟となった工場内にいた。そこから大量のクローン達を製造し、殺害の命令を下し、どんな所にいるのかも司令である無情者が知っている。そのため、行かせておいたクローン達が急に進まなくなったことでまた新たにクローン達による増援の命令を下したが、
「全投影連続掃射!」
上空から無名の剣が降り注がれ、クローン達が無惨に刺し殺されていった。
「さぁ、さっさと無情者を倒すわよ!アーチャー‼︎」
「了解した」
二人はクローン達の司令塔を砕くために無情者を葬る。正輝達の仲間には人を殺すことを恐れない人はごく僅か。そのために殺さない方は時空管理局を抑える役目を負っている。
聖杯戦争や、自分の生きた世界が死人がいつでてもおかしくない人生。いわば、人を殺すことが必然ならば。アーチャーと凛の方は二人だけで大規模な基地に立ち向かった。
*****
正輝は反逆者を倒すために彼のいる場所に一人で向かっており、さやかとセイバー、士郎は反逆者は後ろから周りこんで倒しに向かっている。
さやかとセイバーは差別者の足止めをし、士郎は正輝と一緒に反逆者を殺す。向かっている途中で、正輝の連絡が進行状況を報告していた。
「やはり連絡によると反逆者は正輝の方に向かってますね!」
「セイバーとさやか!差別者との戦闘を頼んだぞ‼︎」
「任せて!」
後ろから衛宮が来て正輝と一緒に反逆者を殺し、なのはと時空管理局洗脳を解く。そのためには反逆者を守る差別者をセイバーとさやかの二人でどうにかしなくてはいけない。しかし、三人が正輝の元に走って向かっているものの
「ねぇ…さっきから」
「ええ。同じところを…」
正輝には幻術に注意しろと言ってはいるが、セイバーでさえも気けなかった。正輝の魔力を辿っているのに走っているものの
「お前が衛宮士郎だな?」
「⁉︎誰だ‼︎」
三人は道路を走っていたはずが、たどり着いた先は広いドームの中に入っており、開いていた扉と窓は閉ざされてしまった。
「これは、一体⁉︎」
「俺の幻術にまんまと嵌められたな?」
無情者の背後には黒い龍がある。その龍によって正輝の魔力を差別者が似せようとし。行く方角を撹乱させ、三人とも差別者の方に向かってしまっていた。
「申し訳ありません。私がいながら…」
「セイバー。気にするな…差別者、正輝の言っていた」
「俺は…あいつとは訳が違うぞ。暴走した正輝を止めたからといって俺にも勝てると思ったら大間違いだ」
正輝と同じ能力を持っている差別者。彼は暴走していた正輝のようにはいかず、黒い龍を使いこなしている。
特典はなくとも厄介な敵には変わりなかった。作戦として差別者と戦闘を行うのは二人のはずが、三人とも差別者と衝突することになってしまった。
*****
時空管理局の方はなのは達が来た瞬間撤退しようと思っていた彼らが急に彼女達に続いて襲ってきた。
「甘いわよ!」
プレシアが雷の大魔法を使って一気に潰している。戦闘を開始して何十分かかかっているものの戦闘は続いていた。
その戦闘に入ってきたのは時空管理局に二人は協力してなのは達は、正輝の仲間達に魔法で攻撃しようとしてきた。
「ち、ちょっと⁉︎なのはちゃんなんで‼︎」
「ごめんなさい!でも、立花ちゃんやお友達も正輝の手で騙されてるんなら全員目を覚まさないといけないの!」
なのははフェイトと同等の魔力量を持っており、リンディ達が調べている以上は素質があると褒められている。二人は時空管理局の戦闘員の一人一を比べると遥かに強い。プレシアの方は防御魔法を継続しているものの
「困ったわね。局長までお出ましだなんて…」
「おい、どうするんだよ⁉︎」
『終わりですよ?プレシア・テスタロッサ。貴方達の敬愛している岩谷正輝という男は我々時空管理局の局員の殺害の罪となってます。それでも彼に加担するのなら彼と同じ罪を背負うことになりますよ』
なのはまで時空管理局と協力して攻撃してきたら、いくらプレシアでも一人で彼らを防ぐのは簡単ではない。しかも、デバイスを持っていない彼らはリンカーコアだけでデバイスを持っている人を守りに集中した。
上条がデバイスを壊していっているものの一気に全て壊すことができるというわけではない。
その時に、なのはを見ていたフェイトが
「…私が行きます!」
「フェイト⁉︎でも友達同士で」
「でも…今動けるのって私とアルフだよね」
なのはとユーノの話で正輝が悪人でフェイト達を利用しているというのを聞いて、フェイトは二人が騙されているのを知り。
「私は、なのはを助けてあげたい!」
「フェイト…そうだね。私らで二人をどうにかしなくちゃね!」
アルフとフェイトは利用されているなのは達の目を覚ませるために行く支度をしていた。
「フェイト…」
「大丈夫だよ?ちょっと友達の誤解を解きに行ってくるから」
アリシアは心配そうにしており、プレシアの方は家を守るために手が離せない。
「行ってきます姉さん、母さん」
「行ってらっしゃい…無理はしないでね」
フェイトは正輝がフェイト達を利用するとはこれっぽっちも思っていない。理由は、正輝が助ける前はプレシアが前にアリシアを亡くしてし、自分の病で命はそう長くもなかった。
フェイトはプレシアに鞭で躾けられアルフは主の辛そうな状態に心が苦しくてならなかった。
しかし、正輝のおかげでアリシアを蘇らせてもらいプレシアを若返らせ、プレシアはもうフェイトを人形扱いすることもなく傷つけたりしない。
フェイト達の闇をどうにかしてくれたのは正輝や彼についていった仲間達が動いてくれたおかげである。だから、フェイト達全員は正輝が悪い人には思えなかった。
「フェイトちゃん!今助けるから‼︎」
「なのは…絶対に思い出させるからね。正輝が悪い人じゃないってことを」
「君達は大罪人を庇ってどうするつもりなんだ‼︎聞いたはずじゃないのか‼︎」
「私ら家族を救ってくれた正輝が…そんなことするわけないだろ‼︎‼︎」
*****
正輝は仲間を引き連れずに道路を歩いている。一人で行く理由は、多人数で反逆者に向かったら警戒してあちらも正輝と同じように多人数を用意してくるからである。
歩いて行くうちに足音は正輝の足音だけではなくなる。
もう一人の足音が。
しかし、音は聞こえていても紫色の霧で覆われて視界が遮られていた。この霧は仲間に魔力で知らせようとするのを妨害し、幻術は仲間を連れて行った場合だが
(俺に幻術は通用しない…なら)
反逆者の目的は正輝がどこにいるのかを分からまいと、反逆者が正輝が仲間を連れて行かせないためにこの霧をかけた。
「邪魔だ…」
正輝の背後に黒い龍を出現し、威圧で周囲にあった幻術の霧が一気に吹き飛ばされた。すると、交差点に二人が歩くのをやめて立っていた。
「よう、反逆者」
「よう?マスター?」