Justice前章:善と悪 正輝編   作:斬刄

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正輝編78話騎士陣営VS差別者

 

 

未来の正輝だと発覚し、正輝の過去を聞いていくうちに三人は正輝を差別者に殺させないために差別者を倒すために向かってゆく。

 

 

正輝は反逆者を倒しに向かっている。しかも、差別者を殺さない限りドームの中なら出ることはできない。

 

 

「…始まったか?」

「なんのことだ⁉︎」

「正輝の暴走がまた始まったってことだよ?最初は襲うこともなく様子見だったがな」

 

 

少なくとも正輝が冷静でいられないことは正輝の仲間全員が分かっており、その知らせに三人は青ざめていた。

 

船にいる間は非殺傷設定であったために手加減なしで戦うからなと言っても、全員殺されるようなことになっていなかった。

外で止めることは上条を含めて、なんとか成功したものの全員怪我を負っていた。

 

「さて、暴走した正輝の側にいるフェイト達となのは達は一体どうなるだろうな?」

「まさか…暴走したのか⁉︎」

 

更に、正輝一人で反逆者と戦うと言ってはいるものの、いつの間にかなのはとフェイト達の四人と一緒にいるとは思ってもなかった。

 

自分自身の手で決着をまだつける様子だったのに、どうして合流することになったのかは分からない。

 

 

今は三人が差別者を倒さなければならない。正輝の元に急いで止めに行かないと最悪殺傷設定で味方にまで被害がいきかねない、フェイト達が傷つく可能性がある。

 

 

「仮に俺を殺して、生きて帰ったとしても、あいつが暴走を制御できない時点で既に正輝とお前の仲間達はあいつによって確実に殺される。

 

 

だからと言って俺はお前達を逃がすつもりもないし生かすつもりもない。ここで死ね」

 

しかし、彼の罠にはまってしまい。この場から逃げることもできず、三人の前に立ち塞がっていた。

 

 

 

差別者が周囲にある負を集めてゆく、それらを黒く染まった猛獣達として具現化し、セイバー達に向かって無慈悲に襲っている。

 

「お前が剣を大量に作り出せるのなら、俺には負を吸収して無限に様々な姿に具現化させ襲わせて殺す事が出来る」

 

 

ユニコーン、獅子、熊、猪、犀、狼、蝙蝠、鴉、鷹、恐竜…次から次へと負を具現化させて襲わせる。

 

 

魔力には必ず限度があるが、彼において負は空気中や人の感情などそこらじゅうにあるために吸収出来る。

それによって尽きることはない。

 

 

 

それでも三人は差別者を倒すがために進み、勝つつもりで武器を構えている。

 

 

セイバーは勿論英霊であるためにどうということはない。さやかは転生者である雨宮との戦いによってとても強くなっていった。

 

 

「今楽にしてやる…

 

シャドー‼︎」

 

 

 

今度は正輝達の仲間達を形取った負の分身が衛宮達の陰から複数出現し、背後からの強襲。

 

立花響、風鳴翼、天羽奏、アーチャー、セイバーなど彼らに似た影達は能力が搭載されてないだけまだ良いが、それでも身体能力はそのままの状態にされている。

 

 

「士郎、持久戦に持ち込まれたら終わりです‼︎」

「無限ってことは尽きることない負で具現化した化け物を次から次へと私らに襲ってくるってこと⁉︎そんなの終わりがないじゃん‼︎」

 

 

 

 

セイバーとアーチャーなどの英霊並みの強さをシャドーで幾らか出現させてしまったら偽物とはいえ身体的能力は本物であるためにセイバーでさえも対処しきれない。

 

 

 

「俺に、考えがある。周りにある人の負を吸い取るっていうのなら…」

 

 

 

そもそも周囲を閉じ込められて逃げ場なんてあるわけがない。

ここで差別者に倒されて死ぬわけにもいかない。

 

 

最初にセイバーの宝具を使って具現化ごと差別者に一掃という方法もあるが、無限化されているエネルギーで防ぎきることもある。この方法で一掃するにしても差別者が防ぎるのならセイバーの魔力の消費が激しい。

 

 

倒すにしても生きている可能性が高く、非効率であるためにセイバーの宝具は衛宮の策が上手くいかなかった場合の最後の手段としてである。

 

 

I am born of my sword

ーー身体は剣で出来ている

 

 

 

その間衛宮が詠唱をしている間にセイバーとさやかの二人が前衛として守る。具現化された動物が今度は羽が生えたり、魔法を使えるようにし、工夫をしてきた。

 

 

Steel is my body , and fire is my blood

ーー血潮は鉄で心は硝子

 

 

 

シャドー達は正輝のよりもかなり強くなってきている。アーチャーと衛生の二人と同様に未来の正輝である差別者もまた正輝よりも強力である。

 

 

「映像を見てさ、正輝がどれほど辛い目にあったかどんな気持ちだったか痛いぐらい凄く気持ちが伝わるし、分かるよ。

 

 

 

魔法少女を願った時は他人の為の願いがどれほど恐ろしいものか分かってなかった。

 

だから、悔いのないように生きなきゃ。そうじゃなきゃ正輝の努力が水の泡でしょ?」

 

 

なぜ絶望しないのか、不安ではないのか、死ぬことが怖くないのか、寿命を縮めるだけだというだけ。しかし、三人は怪物達を押し切って進む。

 

I have created over a thousand blade

ーー幾たびの戦場を越えて不敗

 

 

さやか達のいた世界の魔法少女にはキュウベイによって願いを一つ叶えるが魔女と一生戦わなければならず、他人のための願いがどれほど恐ろしいものかも知らず人生を捧げてしまった。

大人にもなれず、命はグリーフシードというものと化し、それが黒くなれば魔女となり壊れたら死ぬ。

 

魔法少女にされた彼女達はキュウベイに騙されて、少女達は何度も苦しい目に合い、涙を流し、絶望した。

 

 

 

しかし、その運命を正輝の手で劇的に壊してくれた。

そうでなかったらマミ、さやか、杏子の三人は生きていない。

 

 

「抗うだけ苦しむ…そんな単純なことがなぜ分からないんだ‼︎」

「私もあんたも人間は誰だって抗って苦しいのは分かってるのに決まってんでしょうが‼︎」

 

 

死力を尽くしてそれでも戦う。差別者は三人がまだ立ち続けていることに苛々してならなかった。

 

なぜ、こいつらは諦めない、と。

 

 

「確かにこの数を相手にするのは厳しいかもしれません…ですが。そんなものはやってみなければ分からない!」

「あいつのおかげで生きている。だから…無意味だなんて言わせない!」

 

unaware of less

ーーただ一度の敗走もなく

nor aware of gain

ーーただ一度の勝利もなし。

 

 

 

「俺に勝つということは英雄殺しの頃の正輝に勝つということ…それがどれだけ恐ろしく、無謀なことか」

「「そんなことは…ない‼︎」」

 

 

三人は暴走した正輝を止めることができた。

差別者の場合は正輝よりも確かに強い。しかし、転生による特典もなく、戦い方が正輝とほぼ同じなら勝てる希望はある。

 

 

I have no regrets This is the only path

ーーならば生涯に意味は不要す

 

 

「なんで…立つ。何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ訳がわからない訳がわからない訳がわからない訳がわからない訳がァァァっ‼︎‼︎」

「死にたくない!そんなもの私ら三人だけじゃない誰だって持っている…シンプルな答えよ‼︎」

 

差別者は手段を選ばずに衛宮達の陰からの奇襲、シャドーによる具現化した動物を超能力を追加させたり、彼らを絶望に叩き落すことは幾らでも考えてそれを実行した。

 

 

なのにまだ諦めようとしない。

これで最後だと思っていても、懲りずに立ち上がろうとしている。

 

 

My whole life was Unlimited Blade Works

ーーこの体は、『無限の剣』で出来ていた。

 

 

 

周りが衛宮の詠唱により、アーチャーの同一人物でもある士郎もまた固有結界が使うことができる。

 

 

英雄王ギルガメッシュを圧倒した。

『無限の剣製』

周りにある剣全ては偽物、しかし衛宮にとってその偽物で本物に勝てないことはない。

 

 

「行くぞ、差別者。負の貯蔵は十分か‼︎」

 

 

 

四人は今衛宮によってドームの中ではなく固有結界内にいる。

士郎の差別者に向かって言った言葉を意味しているのは固有結界で世界を変えた為に、そこらじゅうにある負を吸い取ることがあまりできなくなってしまったというのこととなり、吸収することが出来たとしても三人のを奪うしかない。

 

「図にのるなよ…死に損ないがぁぁ‼︎」

 

負は悪い感情が多ければ多いほど多く手に入る。

人は誰でも悪い感情を持ってはいる、がそれが少ない三人を吸い取って、その負で具現化するにしても能力が上手い下手以前に収集が少なすぎて厳しすぎる。

 

 

よって三人にとって士郎の固有結界で決着をつけなければ勝機はない。

 

「お前らの意思は偽りでしかない!信じられるのは常に自分だけだ‼︎最終的に死は一人でしかない‼︎」

「…そうよね。確かにあんたの言う通り死ぬのって一人だよ。

 

私達の気持ちは偽りってこともある…でもあんたも人のこと言えないでしょ」

 

 

 

負の吸収はあまりできず、衛宮の周りには無限の剣。しかし、固有結界には時間制限というものがあり、その時間内で決着をつけなければ勝ち目は薄い。

 

「なんで諦めようとしない!体力切れで枯渇して死ぬぞ‼︎」

「ここで諦めても、どっちみち死ぬに決まってるでしょ!」

 

差別者は黒い龍だけではなく自分を守るための金剛力士と阿修羅を具現化させて作り出す。負があまり吸収されなくなったことにようやく気付いた。

 

差別者は負を激しく消耗させることを止め、温存して戦うことにした。操作する具現化達の量を減らし、代わりに剣として空中に浮いたまま射出される。

 

飛んでゆく剣を士郎弾きかえし、さやかの二人で攻める。

セイバーは風王結界は解いてないものの、魔力をまだ維持している。

さやかは魔法で自分いる場所に雨と水溜りを作らせ、この機を狙って一気に勝負を決めるつもりだった。

 

「俺を止められない人間がいないのなら、俺自身を殺して生きる‼︎」

「あんたを止めてもらえる人が誰もいかなかったって?それってあんたの暴走した正輝と同様に誰かに助けもらいたかったってことでしょ!

 

それと、あんたの言ってる『俺自身を殺して生きる』って矛盾してんでしょうが‼︎」

 

負による化け物を消したが、今度はシャドーの軍勢を呼び出す。接近して倒すことが分かった以上守りを固めて多勢に無勢をまた利用して時間を稼ぐつもりでいた。

 

「こっちにもあんのよ!影の奴らはあたしに任せて‼︎」

 

 

さやかの魔法で水の分身と燕を作り出し、

 

燕特攻(スコットロ・ディ・ローンディネ)‼︎」

「投影二連‼︎」

 

さやかが道を作り、シャドー達は本体である差別者に近づかせないために走ってくる衛宮に自爆攻撃仕掛けた。衛宮は投影した莫耶を投げつけ、『壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)』で倒す。

 

 

さやかは防ぐ構えをした金剛力士をその力士が動く前に全力で斬り裂いて破壊した。だが、もう一方の阿修羅に叩き落され押しつぶされそうなところを

 

「ハァァッ!」

 

セイバーが阿修羅の手を切り落とし、さやかを助けた。切り落とされた手が復活しようとしている。

 

「うぉぉぉぉっ‼︎」

 

 

衛宮が勝利すべき黄金の剣を投影し、阿修羅は全ての手を使って白歯止めをして、口から波動砲を放とうとしているが、

 

「投影…強化‼︎」

 

剣を阿修羅が防ぎきれないぐらいにまで強化させ、身体を真っ二つにした。

無限の剣製を使ってから差別者は負を上手く取り込むことができずに、苦戦している。阿修羅と金剛力士を倒したことにより、着実に差別者の距離まで近くなってゆく。

 

 

「もう俺の目の前から消え失せろ‼︎‼︎」

 

阿修羅と金剛力士を倒された後に今まで貯蓄されていた負を一気に放出し、即座に近距離で負の具現化をさせた。

 

あらゆる動物を融合化させた『キメラ』

シャドーで大量発生させたアーチャーとセイバー。

 

それらが一気に襲い掛かり、血が飛び散り、差別者の頬に血がピシャリと付いてある。これで、三人ともトドメを刺される前に仕留めた。

 

固有結界の制限時間がたち、『無限の剣製』が消えてゆく。

これで、終わりかに見えた。

 

 

bgm (last stardust)

 

 

 

最後に負を使い過ぎたことによって具現化が保てなくなってきている。それでも、固有結界が消えたことによって負の回収ができるようになり少しずつ増えてゆく。

 

 

「…やっと死ん「風王鉄槌(ストライク・エア)!」なにぃ⁉︎」

 

 

 

それでも衛宮達は血を流しながらも諦めなかった。さっきの攻撃で当たってはいるものの三人はまだ生きている。

 

セイバーが風王結界で衛宮を差別者の方に飛ばして、具現化されている負の敵は襲おうと衛宮に突っ込んだが、吹き飛ばされていった。

 

「じゃない…まだ、終わりなんかじゃない‼︎」

「その体でまだ、突っ込む気か⁉︎」

 

差別者の方は負のエネルギーを満タンにできていないために、無限の剣製で倒せなくとも、終わった後の数秒数分でカタをつければそれでいい。

 

士郎達も身体が悲鳴をあげており後から回復しなければならないが、体の処置は後からでなければ、無限の剣製を出す前のふりだしに戻り、負けて死ぬ。

差別者は急いで士郎の上から黒い槍を大量に作り出す。士郎は上を見て咄嗟に投影したもので防ごうとしたが、

 

 

「士郎‼︎その槍に構わないでいけぇぇぇ‼︎」

 

それを聞いた衛宮が防ぐことをせずにそのまま向かって行く。さやかが持っている魔法の刀を足で蹴り飛ばし、降り注がれた黒い槍は横からの飛んでくる複数の刀によって遮ぎった。

 

 

時雨蒼燕流攻式三の型・遣らずの雨

 

 

さやかの蹴り飛ばした刀が魔法により幾つも分裂し、衛宮を守るように槍を破壊してくれる。

 

 

「なんなんだ…その余力は一体どこから‼︎もう十分大怪我をしている…なのに」

 

 

接近してくるのなら、差別者はかつて正輝の持っていた神器で殺す気でいた。

 

「往生際の悪い奴らだ。もう直接俺の手で逝け…最後の劔(ジ・エンド・オブ・ソード)‼︎」

投影開始(トレース・オン)最後の劔(ジ・エンド・オブ・ソード)‼︎」

 

 

衛宮は正輝の持っていた神器をすぐに投影し、作り出す。

 

「同じ神器同士で⁉︎同等というのなら偽物でもを極限まで高めたか‼︎」

 

 

最後の劔は宝具ではないが、偽物であっても極限に投影強化して能力を高めれば同等になることもある。放たれた黒い剣圧はぶつかり合って消え去られた。

 

差別者は神器を凌がれても左手にあるヘイト・ブレイドで追い討ちをかけ、衛宮を斬るもののさやかが衛宮を守るためにしぶき雨を使って水の幻術を用いた。

 

 

差別者が斬った衛宮はハズレであり、水飛沫がかかる。

 

 

そして、差別者の背後から魔力を帯びた甲冑を解いているセイバーが風王結界で一気に駆け抜ける。

最後の手段として無限の剣製で倒せなかったら三人が考え付いたのはセイバーが差別者の負の回収が満タンになる前に終わらせる。

 

黒い龍をすぐに具現化させ、反撃するものの気付くのが遅く

「セイバーァァァァァァ‼︎」

「クソがっ‼︎ダーク・イン・ヘ「約束されし勝利の剣(エクス・カリバー)‼︎」」

 

 

黒い龍が口から焔を放射する前にセイバーの聖剣が差別者のトドメを刺した。

 

 

正輝の過去には自分に逆らった目の前の人は必ず死ぬ。いない奴が噂をしても、真実に近づきすぎて暗殺される。

 

容赦することなく本気で殺そうとして相手は唯では済まなかった。その結果はどんな勝敗であろうと散々人に睨まれ憎まれ恨まれということばかりで、人生がつまらなかった。

 

 

生に飽きた差別者は生に諦めない三人との戦いに負けた。しかし、その敗北には悔しさも悲しさもなく『苦しみからの解放』だった。

 

正輝と同じように『止めるだけじゃなく心も救ってもらいたかった』と。

 

 

差別者を倒したことによって閉まっていたドーム内の窓、正門、ドアが全て開いた。それを見た三人が進んでいった。残ったのは差別者ただ一人。

 

 

暴走して止める人もおらず、誰がが止めるにしてもそれは暴れるのを無理矢理に止めさせるための強行的手段でしかなかった。

東本部みたいに、力ずくで止めて欲しくなかったというのもあった。

暴走を止めたところで本心では心も荒れ果てている。彼らの心の底では迷惑だなと差別者は表情を見て、心を読んで、所詮そういうものだと考えていた。

 

しかし、正輝は違った。差別者とは違い、少なくとも正輝のことを大事にしてくれる彼の仲間達がいた。

 

 

「あと…もう少しだったんだがな。けど、この一戦で多くのことを学んだよ。心を殺しすぎて多くのものを忘れていた。俺もまたあいつと同じ存在にすぎないんだな」

 

最後に結界内にいる多くの負を感じた。

騙されて心の整理ができない小さい少女。

正輝の暴走が止められずに泣いて止めている狼と金髪の少女。

生と死の狭間で不安になりながらも憎悪者と戦っている高校生と女。

 

そして、正輝のことが本気で好きでならない人が確かに一人でに、暴走している正輝を止めるために急いで向かっていた白い髪した一人の女。

 

彼女の心には必死に正輝を止めるためじゃなく彼の心を救いに向かっている。

 

 

「あいつは、幸せ者だな。俺もそんな人が側にいて欲しかったよ。

 

 

 

 

頑張れよ、勝者。」

 

 

差別者による自分殺しには失敗したが、満足そうにドームの中でただ一人ポツンと立ったまま、灰になって消え去られた。

 

 

*****

 

 

衛宮達はドームから出て急いでなのは達とフェイト達に連絡をすると、アルフが泣きながら出ている。何があったのかは差別者から聞かれており、どうして正輝が暴走したのかという事情を聞いていた。

 

(今、クリスが正輝を止めようと向かっている。あいつの過去を受け入れるのは私しかいないって)

「何てことだ…クソッ‼︎」

 

 

正輝の過去を最初に全て知っているのは仲間の中で雪音クリスしか知っていない。けれど、暴走した正輝が話を聞かずクリスを傷つけたらお互い唯では済まない。

 

クリスを無傷でかつ、正輝をどうにかしてあげたいと思っていた。

 

できれば衛宮は三人で行く方が良かったが、さやかの方は変身が解いてしまい魔力切れになっている。

「⁉︎さやか」

「いやぁ、あたしもうダメだわ。立つのもキツイし。これ以上は本当に動けない…さっきから立とうとするとめまいがする」

「無理しないでください。まだ横になった方がいい」

 

無限の剣製の間に魔力を盛大に使い、差別者による攻撃で血を流しており、貧血気味になってとても戦える状態ではなかった。

いつもなら回復の契約として、傷は癒えるものの魔力が少なすぎて戦えない状態になっている。

 

「俺はまだ動けるから正輝のところに行く…セイバー達は反逆者と会ったら一目散に逃げて欲しい」

「分かりました。では、私とさやかは一時プレシアの元に戻ります。ご武運を‼︎」

 

セイバーは士郎の側にいて協力はしたいが、さやかの容態が悪い為にプレシアの元にさやかを送る。

衛宮の方は怪我はしているもの正輝が英雄殺しになっているためになのはとフェイト達が危険であるため、に回復よりも正輝を止めることにした。

 

セイバーに向かわせても良いが、反逆者の効果は士郎、正輝、当麻、立花、なのは、まどかの6人しか通らない。

反逆者と会って戦闘になればセイバーが倒されてしまう。英霊の速さならすぐにプレシアの家にたどり着ける。

 

 

「待ってろ正輝…今行くからな‼︎」

 

クリスだけで正輝を助けるという形が一番望ましいが、クリスが助けに行っても止めることができずにそのまま正輝が剣を振るってクリスを傷つける。そうなっては欲しくないと士郎は走りながら願っていた。士郎は差別者との戦闘の傷を負いながらも、正輝の元に走っていた。

 

 

差別者、死亡

残り三人

真名…未来の正輝(虐殺に後悔して以降、組織の命令にやむ負えなく従い、力を信じることしかできなくなり殺しを続けている状態)

 

 




士郎(戦闘の続行可能。暴走している正輝を探している)
セイバー(士郎と同じく戦闘可能。ボロボロのさやかをプレシアの家まで送っている)
さやか(戦闘続行不可能。魔力の使いすぎだけではなくめまいや立ちくらみになっているためにセイバーに抱っこされて送られている)
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