Justice前章:善と悪 正輝編   作:斬刄

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正輝編86話select:live or dead

綺羅は正輝達の生死に関わるプレシアについての質問を話した。麻紀を除く彼の仲間達はほぼ分裂している状態で戦っている。

 

正輝達による損害は正輝の負傷だけだった。魅杏に魔剣ではないがナイフを心臓を貫かれ、腹部が出血したが、正輝の仲間達がアイテムを使って治療してくれたおかげで傷は癒えている。

「…どういうことだ」

綺羅が正輝、嶺、加藤、麻紀と率いる仲間をずっと監視しているのなら、四人の戦力もだいたいは分かりきっている。

 

 

「時空管理局とプレシアの接点ってなんだと思う?」

「アリシアがあの事件で死んでいない間のことか?」

 

時空管理局とプレシアが働いていた組織を狙い、彼女に圧力をかけていたこと。

無理難題な計画、安全処置も他の人に回され、彼女や一緒に研究してくれている同じチームにもストレスと焦りが募り、暴走事故の考慮もなし。

上の連中に振り回らせていた。

 

アリシアとの約束を叶えようとプレシアは頑張った。

が、アリシアを亡くした後にアリシアを蘇らせるために必死なり、娘を生き返らせるために研究を止め、組織を辞め。プロジェクト・フェイトの研究を進めたこと。

「成功できない無謀な計画を無理矢理押し付けて、暴走事故が起こるって上層部が分かっている時点で他の何ものでもない嫌がらせでしょう?ここまで言えば、もう管理局がどれだけ酷いことをしたか分かってないわけないよねぇ?」

「だとしても…管理局を恨んでいるのなら…闇の書編が終わった後…」

 

正輝の質問を無視し、綺羅は端末を使って背後に突如映像を映しだした。

そこには仕事で働いている若い頃のプレシアがいた。アリシアが不運な事故死が起こる前、ヒュードラ計画というものを時空管理局の上層部がプレシアに圧力をかけて命じた映像が映し出されていた。

『待ってください!実験は来月の予定で!』

『決定だ』

『新型なんですよ⁉︎暴走事故が起これば』

『本社から増員をおこなう』

『これは決定事項なのだよ?テスタロッサ主任?』

 

その映像を流しながら綺羅は持っていたファイルを正輝に差し出した。

 

「これ読んでみて?プレシアがこれによって散々悩見続けた元凶の数々を調べ尽くしているから」

「なんだよ…これ!」

 

そのファイルを正輝が見ると綺羅と同盟を組んでいる1stが時空管理局の裏を散策した結果内容が綴られている。その計画は成功が1%以下という奇跡でも起きない限り成功できるわけがないものを要求してきた。

 

 

結果、そのような無理難題を何年頑張っても、数年間時間をかけて奇跡が起きない限り、確率的に成功できるわけがない数字だった。

 

 

当然、プレシアの言う通り不備による暴走事故がいつ起こってもおかしくはない。

そして、駆動炉による暴走事故が起こり、プレシアの実の娘であるアリシアを失った。不幸な事故としてではなく、時空管理局の最高評議会の手によってプレシアの家族は崩壊されてしまった。

 

プレシアを『プロジェクトフェイト』に誘った人物、それは。

 

「ジュエル…スカリエッティ」

「時空管理局は正義とかの大義名分を体現してるけど、とんでもない犯罪者と組むなんて言語道断よね。ま、その闇が周りに知ったところで大きい組織だから闇があるのは仕方ないって酷い言い訳と嘘の情報の作成でも考えてるんでしょうけど?」

ジュエル・スカリエッティという男にプロジェクトフェイトというものを勧められ、プレシアはアリシアを復活させたいがために行った。しかし、それを実行し作り出してもアリシアの記憶だけが引き継がれて、身体の利き腕や魔法、人格は全然違っている

『違う⁉︎利き腕も、魔力資質も、人格さえ…どうしてぇぇぇ‼︎』

それは死者蘇生のものではなく、クローンを作り出すためのもの。アリシアの記憶があったところでアリシアとは違うのは当然の結果だった。

それが【プロジェクトフェイト】

 

プレシアはフェイトを偽物だと蔑み、もう一度アリシアを蘇らせるために、今度は禁忌の道に歩もうとしている。伝説の都、アルハザードに行くためにジュエルシードに手を出した。

 

しかし、プレシアは吐血しており誰かジュエルシードを手に入れるためにも外で働かせる必要があった。

 

『そうだわ…あの子を、道具として使えばいいのよ』

 

 

プレシアの飼い猫を使い魔にし、フェイトを一流の魔導士に育て上げるようにした。

 

 

飼い猫をリニスという使い魔にさせ、フェイトを一流の魔導師にさせるために召喚され、消える前にバルディッシュを作り、役割を終え、消える。

 

 

「酷いよねー誰を虐げたわけじゃなく、上司がプレシアを問い詰めて…彼女と娘を人生を狂わせで壊したのだから

 

そんな権利誰にもないのにね?時空管理局の上層部の勝手な取り決めのせいで

 

 

そしてその組織は正義という名を借り、素晴らしいと周囲の人達は何も知らず讃えられる。

ホント笑える笑える。

酷い冗談ったらないわ」

「…お前何が言いたいんだ⁉︎お前はさっきからプレシアのことばかり言っている‼︎それが選択肢に関連しているのはわかった!

 

 

だが、何が目的なんだよ!もう良い加減選択肢ってのを教えろ!」

 

録音の音声で聞こえている。

プレシアはアリシアを亡くしたという悲しさで嘆いていた。フェイトという人形、失敗作を使うことでジュエルシートを集めさせてもらいアリシアを復活させる。

 

 

 

綺羅はプレシアの話から唐突に正輝の仲間に対して愚痴の話をし、綺羅の挑発に正輝の怒りが募っていく。

それでもまだ、手は出さなかった。

 

プレシアの過去の映像から砂嵐となって切り替わる。数分経つと『SOUND ONLY』という表示が出てきた。そこから最高評議会の声が聞こえており、正輝達に聞かせていた。

 

 

その内容はプレシアを利用して、娘を死に追いやってクローン技術をさせてもらう計画を話していた。

 

彼らにはプレシアの意思の尊重なんて微塵もありはしない。プレシアはアリシアに愛情を注げての二人で幸せに暮らすことを望んでいた。

 

それを彼らはゴミだと吐き捨てた。

時空管理局、正義、そんなものどこにもない内容を話している。

反吐がでるほど頭にくることについて話していた。

プレシアは時空管理局の役に立ってくれた、彼女は優秀だった。

『ただ、あの実験をしてくれて大いに助かったよ』

 

最早、正義という名を借りた仮初めの組織でしか無かった。

 

『『『ハハハハハッ‼︎』』』

 

彼らの悪行にを見た正輝は彼らに対する憎悪しかない。表向きは正義を掲げても、蓋を開ければやることは反吐がでるくらいにまで腐りきっていた。

 

彼ら三人の話を聞いて、正輝は殺意が湧き立つほど怒っていた。

 

「酷い…これが時空管理局の正義なの⁉︎」

「最低最悪ね…」

 

 

しかし、アリシアが死んでいなかったらフェイトは存在していない。

しかし、優秀なクローンを作り上げて後になのは達の敵として戦うとは未来思ってもいなかったに違いない。

 

そしてプレシアの説明を終えた後に綺羅はようやく選択を正輝に迫らせた。

 

「それじゃあ選択に入ろうか?正輝今すぐに一人でミッドチルダに向かい、時空管理局とプレシアの働いていた組織に潜入して、管理局の局員と組織の上の連中の首をここに持ってきてよ。そしたらあなた達と同盟を組むし、仲間のことは侮辱しない。だいたい問題のシンフォギア勢力。あんなの全然意味ないよね?不殺(笑)の集団だから殺さないことに関しては専門中の専門だけどさ。

人を殺せない時点でお荷物だし。忍術とかに関しては嬉しい情報だけど…要はあんた達の仲間が余りにも人殺せない甘々連中だから彼らと揉めてたよね?だっから人殺せれる私と同盟を組んでいる私か1stで君の代わりに殺してあげるよ?

ただし、あなたが潜入に行って、パパッと5人ぐらいの首を斬り落として、ここに戻って、見せればいいだけでしょ?とっても簡単なことじゃん

 

 

断ったら全員潰すよ?」

 

 

一つは綺羅を拒絶し、今この場で綺羅達の戦闘になるか、もう一つはすぐにプレシアを陥れた連中の中の5人の首をこの場所に持っていくか。

 

「正輝、こんな女の話を聞き入れんな!こんなの無茶苦茶だ!」

「そうよ!要求を聞く必要は「あーそうそう。私の質問、答えなかったら全員潰すから」」

 

 

正輝だけでなく仲間達もまた真っ青になっている。綺羅は麻紀を全滅させる目的でもあるが、正輝が質問に拒否したら彼とその仲間達全員を潰すつもりで来た。

 

 

「暗殺とか不意打ちとかそういうの得意よね?だったら反吐の出る連中の生首斬って、私に差し出しても別に困ることなんてないでしょ?

どこにおかしな点があるのかな?

殺者の楽園、試練編の敵を散々殺しておいて。殺すなんてできませんなんてそんな酷く甘々な台詞は聞きたくないよ。

時空管理局っていう連中も人の人生を踏みにじる極悪非道の下衆野郎の集団で、反吐がでる組織だっていう

のに。勿論、OKよね?」

 

 

綺羅の言うとおり時空管理局やプレシアのいる組織の上の連中は腐りきっている。首を持っていくのは簡単なことだが、しかし正輝は綺羅に対してある疑問が残っている。

 

(なんで…闇の書事件後ならあいつらの将来があるから納得いくが…なんでこの時に⁉︎)

 

 

いくらシンフォギア勢力が無能だの、人を殺すことに躊躇しているからいけないだの、正輝の仲間集めによる仲間に問題があるのか。

 

 

「そのチーム変える気さらさらないでしょ?それどころか別世界に行ったところで雑魚も殺せない役立たずな奴ら…不殺集団(笑)を増やすだけだよね?いや、役立たずじゃん。人との戦闘をしたくないって気持ちで戸惑う時点でただの間抜け。例えるなら変な言い訳をいつもして、肝心な仕事を自分勝手な理由でいつもしないでサボる…いわば役立たずの連中と同じでしょ?

私らなら貿易して、協力もしてあげる。

それを排除すれば人殺しに罪悪感無しの人達を集める方が手っ取り早いし、些細な問題を気にする必要はない。」

 

そもそもまだ闇の書をやっていないために時空管理局を潰す時期ではない。

 

綺羅がどんな事情を持っているのか誰にも分からないが、そんな考えを正輝の脳内では一部として考えているものの本格的に結論を出さなければならないのは正輝達の全滅か、彼の仲間の目の前で首を綺羅に差し出すか。

 

 

その途中に、綺羅の後ろから人型の機体が銃剣を綺羅に向ける。

 

「おい、いつまでペラベラ喋っているんだ!面倒ごとは嫌いなんだよ個人的に‼︎」

 

 

無人機から機械音が聞こえており、怒ったような口調で綺羅に怒鳴っている。

「…なんの真似よ?」

「あのさぁ、言ってなかったっけぇ⁉︎好き勝手になのはの世界で大暴れしてんじゃねえぞ2nd‼︎3rdである正輝に協力して君を」

「はぁ?なのは達には手を出してないじゃないの…このロリコン1st」

 

 

人型の機体意外にも大型の無人機が5.6機出てくる。1stと綺羅の二人で口論をしていたが。

 

「あ、話が終わった…」

 

綺羅に向けた銃剣を下ろし、1stが操っている機体が正輝を見た後

 

 

「よし分かった。なら…予定変更だ」

 

そう言った直後、無人機の集団が持っている大型の銃剣を構えて綺羅ではなく正輝に向けて発砲した。

が、わざと外して撃っている。

 

 

「なのは達とまどか達安全は保障しよう?それは絶対だ。でもねぇ、誰が君の仲間も守るってだ・れ・が!言ったかなぁ…まどかは絶対に守り、彼女の意思をねじ曲げないようにする。その約束は保証しよう。ワルプルギスの夜もちゃんと手伝ってあげるし、誓うよ。

 

でも、fate勢力とシンフォギア勢力?

あーダメダメ。僕的には殺処分されてもどうでもいい存在だから。僕は基本的に小さい女の子しか助けるつもりはないし、それ以外には興味ないよ。どうしても助けを求めるのなら僕に2ndを裏切るそれなりの対価を払ってもらわないとねぇ。

等価交換なら君達を攻撃しないけど、どうせお前らのことだ…所詮二束三文の物だけしかないんだろ?

だから、綺羅の言う通りにしないと死ぬよ?君達」

 

 

最初は綺羅に向けられたはずが、正輝の方に向けられる。

 

拒めば1stは綺羅の協力者として綺羅と一緒に正輝達に一斉射撃する準備をしていた。

 

「時空管理局が非道な連中なのは分かっている。お前らも…十分に人間としては屑だ…」

「貴方も多くの犠牲者を出して、人殺ししているのだから人のこと言えないでしょ?人殺しはお互い様なんだから」

 

正輝達は戦闘の準備した。

彼ら相手に戦うのなら最悪絶対人を殺したくないと言っているシンフォギア勢力の四人も呼ばなければならない。

 

クリスと奏は話せば分かってくれるが、立花と翼は唐突に巻き込まれたことで話しても無駄。

正輝が命を落とせば、彼らを管理する人物やその後に出ている。仲間1人を復活させるのは多大なリスクになるが、正輝が死んでしまえば殺者の楽園や、目の前にいる綺羅と1st、ましてや麻紀達相手に勝ち目がない。

 

彼らにとって迷惑な話かもしれないが正輝の命を取られたら、正輝と一緒にいる仲間全てが綺羅の所有権となってしまう。

「却下だ…」

「ああ、そう?じゃあ4thと同じよう〜に。全員処刑…と言いたいけど。

私優しいから、もう一度チャンスを与えるよ?ただし…『間違った選択』だからまず、一人は死のうか?」

 

正輝達は反撃のために構えたが、綺羅は彼らを狙っておらず、無関係な魅杏を殺そうとした。それに気づいた蒼海が魅杏を突き飛ばしていた。

 

「何をして…え?」

「あれ?見せしめのつもりだったんだけど、なんで愚か者を助けるのかな?」

「大丈夫…魅杏?」

 

魅杏を庇った蒼海は綺羅によって撃たれ、横たわり血を大量に出している。

 

「おい!大丈夫か⁉︎早く船に」

「もう、心臓が、ほとんどダメになってる」

正輝はすぐに蒼海に駆けつけ、助けようとするが首を横に振って少しずつ喋った。

「もうこれ以上喋るな!そんなことをしたら死んで」

「正輝、胸の思いを信じなさい。魅杏…私の分も生きてね」

 

そう言って蒼海は魅杏を庇って息をひきとって、蒼海の死に魅杏の心が罪悪感にさいまられた。

正輝は回復アイテムを使って何度も蒼海の脈や心臓の鼓動を再度確認しているが、もう脈も心臓の鼓動も無かった。

 

(私、何やっていたの?)

「邪魔をするなぁ!」

木場の方はセイバーと戦ったが、1stが用意した機体の軍隊に押されている。

『無駄無駄ァ!』

魔剣創造で無人機を一掃するものの、魔剣で攻撃してもかすり傷一つ与えられない。魅杏の方は真っ青になって恐怖していた。

 

「あらら。最後に良いこと言ってさらっと死んじゃったけど。時空管理局の上層部とプレシアの元いた組織の上の連中のうち5人の首をはねるか…それでもみんな仲良く全滅するか。どちらが低いリスクか…あなたの事だからもう分かっているわよね?

 

出ないと、仲間まであーなっちゃうよ?ここで私の提案を拒絶してみんな仲良く纏めて全滅する?それとも受け入れて管理局の首5つに差し出す?

 

 

正輝の主導権を私が握ったら船に残っているまどかは1stがキレるから殺さないとしてシンフォギア勢力である4人も犠牲になっちゃうよ?それでもいいの?どっちが比較的楽かとっくに気付いてるでしょ馬鹿じゃないんだから」

 

 

 

正輝の一回目の選択によって魅杏は綺羅によって撃たれて死ぬ、その筈だったが生きている。

 

どこを見ても戦っている。魅杏には彼らが転生者の私利私欲のために自分以外の他人などどうでもいいという風にしか見えなかった。

 

 

「みんな…みんな腐ってる!自分の私利私欲のために人の命なんてなんとも思ってない!」

「…あのさぁ?今度は悲劇のヒロイン気取ってるの?それに言ってることとやってること矛盾してるんだけど…馬鹿なの?死ぬの?死にたいの?

人を平然と騙しておいて、そのリアス達から貰った魔剣はなんなのかな?なに?悲劇のヒロインを気取ってるわけ?自分のしてることも十分下衆の手段よね。正輝を裏切って殺人未遂、銃刀法違反…あなたも人としてどうかしているでしょ?同類。その子が庇ってなかったら死んでた癖に」

 

 

綺羅は蒼海を殺し、呆然と座り込んでいる魅杏を見下した。蒼海が庇ってなかったら、魅杏が的にされて蒼海のように横たわって死んでいる。

 

「あーはいはい!それじゃあラストチャーンス!正輝、よーく真剣に選んでね!

同意して、時空管理局にいって二人の首を持ってくるかな?それとも私達の選択肢を拒絶して、貴方と君の愉快な仲間達はここで全員死ぬ?

ま、悔いのない選択を」

 

 

否定すれば正輝もまた1stと綺羅に攻撃の的にされて全滅する。

「どうすればいい…」

 

正輝が悩ませているのは、余りにも敵の能力が分からなすぎること。しかも、正輝達の英霊の情報も分かっているからセイバーとアーチャーの二人の弱点を知っているために、簡単に消されてしまえば戦力が大きく削れる。

 

「俺は…どうすればいい⁉︎」

綺羅と1stの力が分からない限り、正輝だけではなく仲間まで重傷になることは予想できる。

 

 

彼女がなぜそんなことをするのか根本的な問題は誰もわからない。が、

正輝は綺羅の質問に一度は却下だと言って覚悟したものの、プレシアを圧力にかけて陥れた彼らの首を仲間の目の前で持っていくべきなのかと薄々思ってしまった。

 

蒼海が死んでしまい、事態は最悪の状態。

 

「俺は…」

 

正輝は諦めて綺羅の言うとおりに首を持っていくと言おうとしたその時、1stから緊急が入ってきた。

『大変です!そちらの方に敵が1人高速で接近しています‼︎』

 

 

 

人型の機体からの通信から1stに伝わった。

 

 

 

二人の様子がおかしくなっている。

「…ちょっとどういうこと?任せたって言ったのに、余りにも早すぎるんじゃないの?」

 

綺羅はキレ気味になりながら1stに言い放ち、1stは動揺している。

ここに駆けつけるとして正義側の転生者とならば、麻紀、綺羅、1st、正輝そしてここにいないのは嶺と加藤である。

まさか、と正輝は思った。

 

「おい!6は無人機用意して足止めしておいただろ!どういうことだ‼︎」

『それが…彼女の仲間達によってほぼ壊滅状態に』

「その6は今どこにいる。早く調べてさっさと潰『それが…そちらの上空に…6と同じような姿をした一人の正義側の転生者が』う、え?」

 

 

 

 

 

全員が一斉に上空を見ると、嶺が神威覚醒を発動し、不意打ちで全員に一斉攻撃をした。

 

 

「…は?」

 

 

 

嶺の攻撃でその場所にいる全員が吹き飛ばされる。上条とアーシアは影縫いが解かれたものの嶺以外の全員の体力が削られた。

 

 

 

 

「うそ、でしょ…⁉︎」

『機体ほぼ破損⁉︎このままではほとんどの機体が大破してしまいます‼︎』

『無人機がもうボロボロに⁉︎」

「なんなんだ、どうなっている?」

 

全員が上からの攻撃で周囲は吹き飛ばされた。それから立ち上がり、爆発による煙が消えるとそこには

 

 

「ねぇ、なに弟に手を出しているのかな?」

 

 

 

 

魅杏の刺したナイフで服が血まみれになっている正輝を見て、泣きながら怒っている表情をしている。

嶺の言葉に正輝だけが悪寒した。

現れ出てきた転生者が正輝の姉という情報は1stと綺羅は監視していても全然知らなかった。

あくまで二人が監視していたのは四人の戦力を監視して、その情報を利用しているのだからそれ以外の事情については知ったことではない。

 

しかし、その事情をもっと早く知っていれば二人は手を出さずに穏便にやるべきだとひどく後悔する。

 

嶺は正輝が傷ついた状態を見た。見てしまった以上、この場は間違いなくタダでは済まない。

 

(俺の姉は、本気で怒ってる…目がマジだ)

「知っててやってようがなんだろうが構わない。でも、正輝殺そうとしたよね?報復される覚悟も地獄見る覚悟もあったよね?言い訳は聞かない。ねぇ、覚悟しようか?…全員潰す」

 

本気で怒っている嶺は1st、周囲にいる無人機、綺羅と彼女の仲間、リアス達、上条達を相手にして潰すつもりでいた。

 

 

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