1stと2ndが自分の船に転移して逃げていった直後に嶺の仲間達が到着した。
「おい嶺!もうこっちは終わっ…どうなってんだ⁉︎」
嶺の仲間であるハセヲと、鳴上悠、花村陽介の3人がまず、正輝達の元に駆けつけてきた。
嶺の仲間は敵がいるかどうか周囲を見渡して警戒していたものの、嶺が伏せていることに驚いていたが、嶺のそばに正輝本人が一緒にいるのを見て武器をしまった。二人を除いて、
「あの野郎!出てきやがれ!」
「俺にも一発ブン殴らせろ!」
火の魔導師で赤毛の少年であるナッツと氷の魔導師で上半身裸のグレイの二人は仲間を侮辱した1stを探し回っていた。
「お前達!なにをしている!」
長い髪をした鎧を着ている女性、エルザが二人を叱った。鳴上と花村は周囲を見渡して、他にも誰かいないか探している。
「お前らは?」
「私達は、正輝の姉の仲間だ。君が岩谷正輝か?」
一時、仲間達全員が正輝の船に入り話し合うこととなった。
まどかと堕天使達はすぐに回復させるように自分の船に戻った治療を受ける。
「なのはについての事情は…後で説明しないと」
「あっ!それは私がやりますので!ハセヲさんは?」
なのはには正輝達のことについての事情が全くわからない。どうゆうことか説明をアトリがなのはの家に向かってすることにした。
「嶺のことで心配だからな…ほっとけねぇ。側にいないわけにはない」
嶺がいつも世界を転々するたびに道を迷うために目を離すことができない。
「すまない…」
蒼海の死体は正輝の船に運び、なるべくシンフォギア勢力に見せないように隠す場所にセイバーが運んでいた。
「悪く思うなよ」
正輝は気絶して状態の魅杏を船にある空の部屋に閉じ込め、目を覚ましても暴れないように正輝を刺し殺そうとしたサバイバルナイフと木場から貰った魔剣を没収し、両腕に手錠をかけた。
「おい、正輝。どうだっ…誰を担いでるんだ?」
「悪いクリス。ちょっとここに来た俺の姉さんを連れて行っている。
眠ってるけど目を覚ましたら絶対に暴れ出すから…事情は今はまだ言えない。とにかく俺の姉が暴れだしたら誰も止められないし、こればかりは俺がそばにいないといけないんだ。説明は仲間から聞いてくれ」
「あぁ、分かったよ…」
嶺は正輝のベットに寝かせている。弟である正輝が危険な状態であるのを知った嶺が目を覚ませば、正輝が無事なのか嶺自身が見て分からない限りまた暴走する。
「…嶺は無事なのか」
「ぐっすり寝てる」
一旦正輝の船にある食堂に集まり、エルザは正輝と彼の仲間に話していた。
「身体に異常はない。結局綺羅が使ったあれが一体なんなのかなんだったのかはわからん」
嶺の仲間であるナッツとグレイは1stと2ndが去った後、1stとの遠隔操作された無人機との戦闘をやっても二人は喧嘩するほど元気がある。
「あーあ、またやってる」
金髪の子であるルーシーと青ネコのナッツがのんびりと眺めていた。しかし、エルザにまたゲンコツをくらわされ二人とも頭を抱えて反省していた。
「あいつら急に襲ってきたな…」
鳴上は邪魔をしてきた正義側の転生者の二人のことについて関係している正輝の仲間の内の誰かに聞くこととなった。2ndのことについては正輝と嶺、アーチャーとセイバー、ハセヲの五人はリリカルなのはの最初で会ったことがある。
「あぁ、1stの方はまどか☆マギカの世界に来たもんな」
「あぁ、だが顔は知らんぞ」
襲撃してきた二人の正義側の転生者がこのまま正輝と嶺に対して何もしないわけがない。復讐心でまた襲ってくることはこの場にいる全員が予想できていた。
「そんときゃあ!俺達が返り討ちにしてやらぁ!」
「あれだけやっても反省しないんなら思う存分暴れるぞナッツ。奴らが問答無用で襲ってくるんなら尚更だ」
彼らがいつ来ても戦う気でいた。1stが用意した無人機の兵士の軍団を倒しても、暴れ足り無いくらいでいた。
「そう言えば自己紹介を忘れてたな?確か俺とアトリはセイバーとアーチャーの二人は知ってるよな?
他のみんなは知らないから言うぞ。
俺はハセヲだ」
「鳴上悠、よろしく」
「花村陽介。後から俺達以外にも友達が来るからな!」
「俺はナッツだ!こいつはハッピー!」
「グレイだ」
「私はエルザだ。嶺の弟についてはよく聞いている」
「ルーシーよ。よろしくね」
フェアリーテイルの四人はその場に残り、悠と陽介は正輝の船の中の拝見に行った。
「なぁ?嶺以外にも船に変わったところとかないのか?」
二人の話によると嶺の船にはグランディや特殊な合成加工のアイテム製造機など、正輝の船にも何かあるんじゃないのかと興味を持っていた。
「なら私が一緒に案内するわ」
鳴上と花村はマミと一緒に正輝達の船の散策をしていた。すると、アトリから連絡がハセヲの電話から来た
『ハセヲさん!今なのは達に事情は話したのでこれから戻りますね!』
『そうか、分かった。気をつけろよ』
「なのはの方は終わったぞ」
「あ、あのっ!」
正輝達と話し合いの最中に横から立花達が入ってきた。
「蒼海さんと魅杏さん…は?」
彼女達の質問に、正輝と一緒に行ってきた仲間は落ち込むことしかできなかった。
「まさか…」
クリスは状況を見て何故姿を現さないのかというのは察し、彼らの様子からして蒼海がどうなっているのか嫌な予感しか無かった。
その時口を開いたのは
「蒼海は、何処かに行った」
アーチャーだった。彼だけが、三人に何があったのかを話すこととなった。唐突に喋ったことに凛と士郎、セイバーの三人が驚く。
(アーチャー⁉︎あんた一体)
(今事実を言ってもこの場を混乱させるだけだ)
(そうね…)
「我々に伝えたいことを言った…ごめんなさいとな。全てを思い出して突然一人で出て行った」
「勝手に何処かに行くなんて…」
アーチャーの言っていることは嘘である。が、蒼海が綺羅に殺されたという真実を伝えるというのは少女達にとってとても残酷であり、伝えられなかった。
「魅杏の方は無事だ」
「なら心配していたので見に行っても良いですか?」
蒼海の死についてはなんとか誤魔化したが、今度は魅杏の元に向かおうとした。
魅杏の方には二人の堕天使と囚われの身で気絶している魅杏がいる。
「ダメだって⁉︎」
立花は魅杏の所に走って向かおうとするが、さやかと杏子に止められていた。魅杏を解放しようとしたら正輝のことで殺気立っている堕天使二人が立花を刺し殺される。
「どうしてダメなんですか⁉︎」
「それは…その」
せっかくアーチャーが嘘をついてまで揉め事を避けようとしているために、さやかはどう言えばいいか困っていた。下手なことを言えば、立花が暴走してしまう。
「監視しているのが堕天使の二人だからだ。魅杏がとても危険なことをしたからだよ」
「危険な、こと?」
彼女ら三人をなんとか誤魔化すためにアーチャーだけでなく凛が入って何があったのかを話すよう向いていた。
「魅杏の方が無茶をしたのよ。でも正輝がなんとかしてくれたから。だから安心して」
「怪我の方はどうにかしたが、今は一人にして欲しいとのことだ」
それを聞いた奏、クリスと翼が安心して魅杏の元に行こうとする立花を止めた。
「何も心配はないそうだな。行こう立花」
「ホント、一時はどうなるかと思ったぞ。部屋に戻ろう」
「うぅ、分かりました…」
立花達がそれぞれの部屋に撤収した。まどかとほむらは既に部屋に撤収しており、ほむらがまどかに伝えるようにしている。
「やっと帰ったな」
魅杏から没収した魔剣とサバイバルナイフを取り出して、付着していた血を確かめると正輝の血と一致している。指紋は魅杏の手と一致していた。
「⁉︎まさかその剣は」
「魅杏が正輝を刺し殺そうとした凶器だ」
「あいつ、そんなことを⁉︎」
その言葉に、嶺の仲間達も驚いた顔をしていた。正輝の方の腹の傷は完治しているものの裏切って殺そうと襲いかかり、リアス達と計画を練って麻紀と誠治もまた殺そうとしたのは事実。
立花の方はなんとかなったが、フェアリーテイルの一人…ナッツはそれを聞いて頭にきた。
「待って⁉︎どこ行くの⁉︎」
「決まってんだろ!ぶん殴ってくる」
「ダメだ!」
ナッツは助けようとした仲間を裏切ったことに怒っている。グレイと士郎が止めようとするものの腕て振り払おうとした。
「「止めろと言っているのがわからんのか‼︎」」
アーチャーとエルザの二人が怒鳴って、空気が一気に静寂になった。今度はナッツが入らせまいと邪魔をする堕天使に抵抗をしようとすれば、また別の問題が生じ、正輝の仲間と嶺の仲間に溝ができてしまう。
「それに、立花達に事実を喋ってあの子達を動揺させるわけにはいかないのもある。そのことについて今すぐにやるべきことなのか?」
「今あの二人正輝が傷つけられて、頭に血が上っているのよ。話なんてできる状態じゃないわ…説得なんて正直言って無理よ。ただでさえあの二人魅杏に対して怒ってて、頭に血が上ってんのよ?冷静じゃ無いし、絶対反論されるわ…助けようとした正輝を殺そうとする女を解放するなんて頭がどうかしてるって」
正輝は刺し殺されそうな目に合っているのにその女を離して許すことは正輝の背後を取って背後から暗殺されても構わないということになる。
立花や他の仲間がこれ以上魅杏のことについて言ったところで、堕天使二人の説得をしなければならないが説得どころか逆上させて悪化するだけ。散々立花が正輝に迷惑をかけて、堕天使のことはどうでもいいと言っているようなことと見損なった3つのことで立花が話し合おうと近づこうとしたら堕天使は攻撃的になる。
「この件については二人がなんとかなってからだ」
立花以外の他の仲間や、正輝の恋人である雪音クリスでさえも解放してくれというのは無理がある。解放できるとするなら正輝本人か、その姉のどちらかしかない。とにかく二人のことについてなんとかなってからの問題だった。
最終的に魅杏を「裁く」か「許す」かはあの二人に委ねられている。正輝が死にかけになって腹から出血を出したのは紛れも無い事実であり、それによって姉は本気で怒った。
これで正輝がまた悪いと否定されれば嶺がまた暴走し、正輝の船内が戦場になる。間違いなく。
船の空気はなんとも言えない状態であり、とにかく仲間達は二人が落ち着くまで待機するしかなかった。
*****
正輝の方は嶺が心配な為に血塗れの担っている格好から着替えて、部屋で二人だけになっていた。
「あ、起きた」
「⁉︎正輝!」
嶺が目を覚ますと、すぐに起き上がり周囲を見渡した。目の前にいる正輝が血だらけじゃなかったことに安堵した後に泣きながら抱きついた。
「あ、あぁ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん‼︎」
「あーうん。よしよし、俺はこうして無事です」
「良かっだぁぁぁぁぁ‼︎正輝のバカぁぁぁあああああああああ‼︎」
それから嶺は正輝に引っ付いたまま、離れようとしない。たった一人の弟であり血の繋がり家族が酷い目にあって心配していた。
「とにかく、あまり強くしすぎで、あいだだだだだだ⁉︎痛い!痛いって⁉︎」
「心配してたんだよ、青ざめてたんだよ、間に合ってないし。とにかく異論は認めない、諦めて悶えとけバカ」
姉が引っ付いたままで困っていたが、その途中で持っている携帯の着音が鳴っており、正輝は姉に泣き抱かれながらも電話に出た。
『おい正輝無事か!すまねぇ!俺の方は1stの奴らに邪魔されて間に合わなかった…本ッッ当に申し訳ない‼︎なんて詫びをすればいいか‼︎』
姉と同じように5thもまた1stに邪魔をされて助けに行きたくてもできなかった。嶺よりも無人機退治の時間がかかり、結局援護できなかった。
「大丈夫ですよ、先輩。というより早くきてたら、姉さんの攻撃の餌食になってましたし」
「どういうことだ?」
5thも嶺と同じように無人機に足止めされて、助けに行きたくても動けずじまいになっていた。正輝と嶺は5thである加藤に携帯で事情を説明した。
それを聞いた加藤は正輝達のいるリリカルなのはの世界には行かず、仲間探しを続けると言った。
『おお、分かった!とにかくそっちは無事なんだな?俺達はこのまま仮面ライダー達を探す旅を続けるけどいいか?』
「あぁ、大丈夫ですよ。」
「加藤さん…もし1stと2nd見かけたら私に連絡してください…徹底的に潰しますから」
『おう!見つけ次第連絡な!』
そこで加藤との通信が途絶えた。1stと2ndによる襲撃の件はまだ終わってない。が、1stと2ndの二人は大きな損害を出しているために早く復活することはできない。
まず、嶺に事情を話し、仲間達の不満もまたどうにかしなければならない。正輝と嶺の件を含めて、二人の仲間達はリリカルなのはの世界で数日間は休息を取ることとなった。
試練編後になっても正輝の仲間内の問題は沢山募っていた。
死亡者、蒼海(綺羅(2nd)による攻撃)