正輝編63話3KY
正輝編64話妄言と戯言者+正義側の転生者(笑)+SAMURAI=マジで最悪
正輝編71話正輝VS正義の味方達
正輝編72話正輝VS仲間達
正輝編73話three heros VS heros killer
正輝編74話心配と反省
これが主になってますので。
魅杏の罰は仲間の目の前で下された。見たくない人は裁判の有罪か無罪をするだけで、そのまま去るのも良し。断罪は立花達以外にも見たくない人は自主的に去っている人もいた。
((((恐ろしい…))))
それでも正輝を傷つけられて嶺が魅杏に下した罰を見ている人もおり、怒らせると怖いと思ってしまう彼女の仲間と、正輝のお姉さんを今後は絶対に怒らせないようにしようと正輝の仲間達は青ざめて思った。
「つっ…!」
魅杏を断罪にした後、正輝が魅杏を連れて行き普通の部屋に戻させたが、すぐに部屋の隅に移動した。
彼女の表情は青ざめ、怯えすくんでいた。
「おい、嶺。罰を下すのはいいが…これはやり過ぎじゃ」
罰の方はやり過ぎなんじゃないのかという意見もあった。が、あのまま無罪放免にしてしまえば嶺がまた暴走し、今度は仲間にまで牙を向け、そうなれば殺害未満半殺し以上は間違いなく確定である。
見ていたハセヲも流石に少し気が引いていたが
「んー然るべき報いだと思うよ?それに、仲間には断罪を絶対に見ないといけないって強制させてるわけじゃないからね。この通り不快に思う人は見てもいなくても退場するのは自由だし」
魅杏の断罪は、あれ以上のことをしたら多分レイナーレ達は光の槍で大量に血を出してるし、生死を彷徨っている。堕天使が復讐心で刺し殺してもおかしくない。
次に正輝の『目には目を歯には歯を』だが、ナイフを身体に刺されたとしてもちゃんと治療している。
殺されるという恐怖はあったが、それでも罪を下す者の考慮は確かにあった。
腹部を刺して、治療も何もしない方がよっぽど酷いことになる。
嶺の場合は魅杏のやったことは即処刑でもおかしくない。だが、そんなことをするのなら仲間を集合しない方がいい。
殺したところで蒼海と同じように嘘をつく必要はあるが、いつかはバレる。その罰はえげつないとはいえ、魅杏を死に至らすというわけではない。
次の日が迎えられた。
「言っとくけど、正輝達にも反省しなきゃいけないことがあるよ?まぁ、明日には分かるから」
「えっちょっおま」
その日の昼食後に、嶺はタロットで正輝を眠った状態にさせ、引きずって放送室に移動した。
『えー、会議室にて船にいる正輝の仲間全員は今すぐに作戦室に集合して』
こうして仲間全員が作戦室に集合し、反省させられる。試練編で一体何をやっているのかというのを。
*****
正輝の方は目を覚ますと、正輝以外の仲間全員が正座させられていた。
「あのー姉さん。これは…」
「私まで、どうしてですか」
「2人は跪座ね?」
嶺に言われてそのまま跪座をする正輝と立花。
「みんな集めた理由は全員の反省会だけど、特に正輝と立花には」
仲間達の方は30分前から正座させられている。堕天使の方は正輝の姉であるために手を出すことなく嫌々ながらも正座することとなった。
「あ、あのー。俺、何かしましt「仲間に迷惑かけたよね?仲間達心配しているのに自分で解決しようとしたよね?リーダーなのに頭にきて立花を非殺傷設定で攻撃したよね?しなきゃいけない事考えずに何暴走してるのかな?一体どういうことかな?」」
嶺の質問責めで、正輝は困っている。元々、口下手な正輝が姉である嶺に口論で勝てるわけがなかった。
嶺がにっこりと笑っているようだが、正輝側から見て笑ってないように見えていた。段々と、正輝の顔から汗が溢れ出してゆく。
「それじゃあ罰として会議終わってから3時間この部屋でボッチで跪座ね?大丈夫、ここにあった時計は外しておいたから」
「ギヤァァァァァッ⁉︎何でここでサムズアップ⁉︎いや、俺そもそも仲間倒されて許せなかったって「許せなかったのはわかるよ?でもその時何やったのか振り返ればわかるよね?試練編といっても『連絡』はできたよね?少しは頭冷やして行動しようか?」」
「マジで勘弁してくださいホントすみませんでした」
「けど3時間は変わらないよ?」
「チクショぉぉぉっ‼︎」
正座されながらもみんな納得がいった。リーダーであるのに、仲間である立花を非殺傷設定とはいえ斬ったことはどう考えても悪い。正輝の方はどう考えても認めざるおえないが、立花の方は魅杏を断罪した嶺と正輝に対して二人のことは快く思わなかった。
嶺が立花を論破したという点もあるが、断罪の内容も仲間達には聞こうとしても言えないと言われてどんな処罰を下したか分からない。
「魅杏さんだけじゃなく。なんで…なんで私までこんな」
「あのさ、断罪の話じゃないだけまだいい方だよ。それじゃあ不満げな立花にもどうしてそうなったか「待て!立花は暴走している正輝を止めようとした!何も悪いことはしてなどいない!」」
翼が立花を守る理由は3つある。
一つ目は立花にも暴走した正輝を止めようとしたということがある。
正輝との話が決裂しても、立花は行動し、衛宮達と正輝を止めに向かったこと。
二つ目は人を殺したくない立花でも試練編を手伝ってくれたこと。
三つ目として立花は無理矢理規則だという理由で連れて行かれ、批難する正輝に対して恐怖していた。
しかし、翼の擁護は嶺に対しては何の意味もなさない。
「ふーん…で?」
「⁉︎なんだそれは!もし立花がいなかったら正輝の暴走は!」
「正輝の暴走は立花がいたおかげで止めることができたんだね。暴走の原因も立花だけど。
それじゃあ『立花一人だけ』で正輝を止めに行ったのかな?
逆に言っておくけど、誰か連れてきてなかったら立花が死んでたよ?その時の正輝は仲間だろうが何が来ようが誰でも殺せるようになってるわけだし。歌を歌って戦っているのなら自分はここですって居場所教えてるだけだし、立花の性格上特攻して返り討ちにあうのがオチだけど。
というより正輝と立花。二人でなんでもありの勝負やったことあるの?絶対ないでしょ?まぁ衛宮、美樹、立花の三人vs正輝の方も正輝から聴いてるからどんな結果かも知ってるよ。ボコスカにやられてたよね?」
立花が唯一勝ったと言っても模擬戦の正々堂々ばかりのものだった。
武器を持たず素手で戦い、真っ向勝負という形をいつもやっていた。
衛宮とさやかはまだ転生者と戦っているために正輝との戦いも工夫して正輝を苦戦させることはできる。
しかし、立花はノイズとの戦闘ばかりである。転生者との戦闘などやったことは少ない。
性格、戦い方などそれらを考えてもそもそも転生者との戦闘には絶対に向いていない。遠距離攻撃や立花が騙されやすいという弱点を突かれて、正輝相手に負けた。
複数ならまだしも、一人で本気の正輝と戦ったことが全然ないからだ。
「正輝をさらに逆上させた原因は?
堕天使二人にも目をつけられたのは?
協力?仲間だから互いの助け合いは当たり前?何言ってんの?馬鹿なの?自殺志願者なの?
一方的に正輝に要求してきて話し合い、それも理論的ではなくて自分の感情の押し付けなんて、そんなの正輝が不快に思うに決まってるし。自分勝手なことした結果こうなったんじゃないの?そもそも同盟組んだだけで私と正輝のようにお互い知ってるし仲良かったらまだしも、知らない者同士…しかもお互いマイナスの印象しかない者同士がすぐに仲良くなるっていう事自体経験的に無理でしょ。普通に考えても相手を疑ってかかるだろうし。なのにそれをやってしまったのは立花、貴方だよね?」
「うっ…」
悪気がなかったとはいえ、堕天使であるレイナーレとミッテルトの気分を害したのは立花である。試練編を協力するのは仲間として当然でもあり、魔法少女になっておらず全然戦えない鹿目まどかでも嶺から貰ったタロットで遠くから時空管理局を妨害していた。仲間と共に戦える方法なんていくらでもあると反論。
立花を擁護していた翼はまた何も言えなくなっていった。
「ハァ…というか、立花と正輝だけが悪いってわけじゃないよ。悪いのはここにいるみんな全員…そもそもさ、なんでみんな長々と喋っている正輝を止めなかったのかな?」
「「「「「「⁉︎」」」」」」」
今度は翼と立花だけではなく今度は仲間全員に向けられる。暴走している正輝が話している間に隙あらば気絶させることも可能だが、止めるべきだったのか騒がしくなっていた。
「そりゃぁ。無理矢理止めようとしたら正輝が…マジギレして。今度はあたしらに」
「マジ切れして邪魔すんなって…今後止めた仲間にも偏見な目で見られるのもあるし」
「そもそも…あたしら正輝の事情を知らなかったから…」
堕天使二人と雪音クリスの三人以外の仲間達は正輝の事情を全く知らない。非殺傷設定とはいえ立花が斬られることに驚いて、力ずくで正輝が行こうとするのは仕方ないんじゃないかと。
「普通に落とし穴に落とすとかさ、一人が私に連絡して止め方教えてもらうとかあるのに考えずに全員が真正面からぶつかるのが悪い。
てか、暴走した正輝が、試練編終わらせてなのはとフェイトのいる海鳴市を無茶苦茶にしたらどうなるか分かってんの?特に暴れた場所がなのはとフェイトの家だったら?
そんなことになれば試練編が終わったとしても正輝は一生心に傷が出来てしまうよね?フェイト達やなのは達に会わせる顔が無くなっちゃうよ?」
「あっ…」
正輝の仲間達はこの時やっとわかった。試練編が終わっても、堕天使を潰そうとした麻紀達を殲滅するまで正輝の暴走は止められない。当然その街には死者が出る。
大暴れした場所がなのはとフェイトの住む場所だとしたら、自分のしでかしたことに嘆く。たまたま誠治という転生者が結界を張ってくれたおかげで、街に被害は出なかったものの彼がいなかったら海鳴市は今ごろ正輝の手によって大惨事になっていた。
それぞれの言い分が終わり、そのまま正輝の仲間は嶺の罰を受けながらの状態で会議をすることのなった。
「ひとまずさ…これからどうするか決まってるの?」
「どこに行くのかはまだ計画していない。試練編やジュエルシードでごたついていたからな」
正輝が堪えているから、アーチャーが代わりに言っている。二人は喋ることもままならなかった。
「そういう君たちの方はどうなんだ?」
「こっちの方は正輝が安全だっていうのは分かったし、正輝達が立ち去っても私の方はここに残っておく」
他にも嶺は仲間とはどんな関係を持っているのかや、船ではどんなことをしてるのかを質問したりしていた。
その10分後に神が正輝の携帯の画面から出て、その神は立体映像にて現れた。
『お久しぶり、試練編ご苦労』
「うわっ⁉︎いきなり出てきた」
「おお、そう言えばこういう話で一番肝心な神様が出ていなかったね」
「なっ⁉︎貴様何者だ⁉︎」
神様だがそのことについて何も知らない翼とクリスが立ち上がって警戒する。が、
「落ち着け翼、あれでも私の命の恩人でもあるんだ」
『あれとはなんじゃあれとは』
「あれ?正輝、立花達には説明してなかったの?」
(今俺は喋りたくても喋れないんだよ、キツさで!)
正輝の代わりに凛と奏が神様についてシンフォギアの全員には説明を済ませてくれた。
突然嶺も少し驚いていたが、気にせずに話を続けた。
「で、正輝達の方はこれからどうするか方針決まってるの?」
『行き先は未来日記、正輝一人で半分攻略。それが終わったらシンフォギアとまどか☆マギカによるボスラッシュ…内容は言えないようになっている。それと他の仲間のみんなはひとまず一時的に元の世界に戻れるように転移できる。
そして、未来日記を終えた正輝がまた君たちの世界に行く』
「えっ⁉︎あたし達帰れるの⁉︎」
立花、まどか、さやか、マミは喜んではいたが、翼と奏、クリスと杏子、ほむらは無表情だった。無表情な理由は神様の言っていた一番肝心な『一時的』であるという言葉に引っかかっていた。
「一時的って…どれくらいなのかしら」
「君たちの黒幕の一人を倒すまでは」
「ん?聞きたいことがあるんだけどそれって規約に反してるから矛盾してない?主人公は強制的に船って言ってたじゃん?」
嶺は仲間を元の世界に返すという点について疑問に思った。シンフォギア編の時に神がそういう規制を下しており、立花とまどかを帰らせないようにしていた。
『ボスラッシュ時はその規約を無視し、ボスラッシュに関連している世界の仲間は元の世界に帰らせないといけない。
シンフォギアのラスボスは残念じゃが言えないようにされている。まどか☆マギカであるワルプルギスの夜は正輝以外の正義側の協力要請可能、嶺と加藤に連絡してもよしじゃ。
ただし、シンフォギアは自分でどうにかせんといかん。ボスラッシュの一人を終えたらまたいつもの通り無視していたルールは元に戻る。
じゃ、ワシは正輝の携帯に戻るので』
神様が解説し終えると、正輝の携帯に戻って行く。もう転生者と戦わなくてもいいというわけではなく、『そういうもの(ボスラッシュ)だから規約を気にせずに戻らなくてはいけない。ボスラッシュが終わったら戻れ』というものだった。
「じゃあこれからどうするのかっていう話し合いは終わりっ!話し合いで20分くらい正座してたから二人以外足を崩しても、自由にしてもいいよ」
正輝の仲間達が正座で疲れた足を崩してゆく。そんな中、立ち上がったクリスが嶺に尋ねる。
「な、なぁ?自分の弟にまでこんなことするのか?あんまりなんじゃあ」
「ん?それじゃあアンフェアだよ。
立花も十分いけないけど、リーダーとして冷静な判断ができずに仲間を傷つけたことは弟である正輝も姉の威厳として罰することも当然のこと」
クリスは二人を見て可哀想だから解放して欲しいと懇談しようとしたが、魅杏の件でも姉は容赦ないためにやっぱり無意味だったことを察し、言わなかった。
「そ、そうか。正輝、立花…その。がんばれよ…終わったら翼とすぐに駆けつけるから」
仲間が出て行き、嶺との話し合いが終わっても正輝と立花の二人はそれぞれ別の部屋で三時間跪座のままにされている。お互い窓から顔が見える状態ではあるが。
(ハァ…キツイ、空気が重い、喋る相手が立花しかいないというより立花も喋れる雰囲気じゃない)
(お姉さんも、正輝さんのようでとても怖い…)
作戦室にある部屋時計は嶺が没収しており、声を出そうとしない沈黙の空気になっている。対立していた二人だけが別々の部屋とはいえ顔を合わせているため居心地が悪く、なんとも言えない空気になっていた。
それから3時間後
「時間だよー」
「アイタタ…ガチで動けない」
「大丈夫か、立花!」
正輝は足が痺れており、しばらくは動けずにいた。立花もまた正輝と同様な状態だったが、表情が芳しくなく挙動不審になっている。先に翼が立花を心配にかけつけた。
「お前も、同じことになってんだな…」
「大丈夫正輝?」
クリスは立花と正輝を心配し、堕天使の二人がすぐに駆けつけてくれた。
「大丈夫です…もう、平気です」
それ以降立花は頑に喋らず、正輝と嶺の顔を合わせようとしない。
(約束をしてゼロから始めたつもりが。その後がこれだ…今後あいつとどう接すればいいんだよ)
正輝の方は、姉と共に立花をいじめているかのようで複雑な気分でならなかった。立花を悪気があって陥れたいというわけでは全くないが、互いに頭を悩ますのも無理もなく、溝が大きくなっていることには二人だけの空間の中、薄々気づいていた。
(どうすれば、こいつとの隔たりを…)
嶺との反省会終わり、また新たな世界に行かなければならない。が、立花と正輝の仲の隔たりをこのままにして放っておくわけにもいかない。口約束をしたとしても立花がまた同じことを絶対にしないとは限らないからだ。