Justice前章:善と悪 正輝編   作:斬刄

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正輝編92話立花響との対話

信頼できる仲間と明かされたくない過去との天秤を比べ、ハッキリと白黒つけるのは良いことなのかいけないことなのか。自分の過去を相手が受け入れるか否かによってでである。

 

 

重要とはなんなのだろうか

仲間とはなんなのだろうか

 

善とは何か

悪とは何か

それは人が作った法律で定められる。でもその法律の内容は人々が過去に積み上げてきたもので作り上げられたもの。

 

その法律が差別化のようなものもあり、自分の国とは違う他人の国の法律によっては悪だとしてもそれを善だと記されている。

正輝は仲間全員に過去をさっさと明かせは早く終わっていた。しかし、過去に苛まれてきた罪は軽いものではない。

簡単に話せるのなら暴走などしていない。

 

躊躇したからこそ仲間が正輝を虐げた場合を考えて言わなかった。仲間は信頼しているが、残虐非道の過去を言い、果たして全員が受け入れるのかと。

 

だからと言って彼自身を戒めるというわけにもいかない。それもまた彼のコンプレックスなのだから。

結局、誰もが『最善の選択』ができるというわけではない。疑問ばかりで聞くばかりのことをして考えない人もいる。

正輝による正義とは

「正義なんて所詮自分勝手」

そう結論ずけた。

 

 

正輝は立花に対する意見の反対はしたが、存在の否定はしていない。

 

彼は彼女を一方的にいじめたいというわけでも、暴れ狂う化け物だと罵るわけでも無い。彼は全うに『立花響』としての正輝から見た彼女自身のことについて言っている。

 

彼が彼女に向かって言う『偽善』は結局は『行為の憎悪』でしかなかった。が、自分のあり方の結果、立花は幸せになって、正輝は地獄の底に落ち、幸せそうな彼女のやり方が、正輝にとっては憎しみの対象になった。

 

正輝は立花の幸せを恨んだ。

 

正輝の力は『血で汚れている、だから殺す事も躊躇なく、厭わない』立花の力は『手と手を結ぶ為のもの』。

幸せそうなあの顔が許せなくてならなかった、だから彼は『彼女の不幸の頃』を知らずに彼女の救済は『何もしなかった』

 

彼も生前は彼女のようにありたかった。が、裕福な人生と周りに祝福される彼女の姿を見て。彼女のやり方に嫌悪したから。

 

 

だから、『幸せそうな立花』に苛立ちを感じ、彼は彼女を『助けなかった』

 

仲間として連れて、彼女の過去を知っていようがいまいが立花達を決して危険な道には行かせないと正輝は思っていた。だが、立花の無謀な要求に募った怒りが遂に爆発し、立花を非殺傷設定で斬った。

 

ーーーーーーーー

 

 

正輝は嶺の罰の期間を終えた後にまどかとほむらがあることに心配していた。

「あれどうすんのかな…」

「分からないわ、あれだとまた」

正輝姉弟と立花の仲の悪さだった。正輝と立花は口約束したはずなのに試練編が終わってもまだ心の中ではお互いに対立をしている。

 

互いの意見の相違

立花が正輝の指示を無視

正輝は立花の気持ちを無視

だが、立花もまた正輝の気持ちを無視している。

 

たとえ、口約束をしたところで肝心なところを治さなければ単なるその場しのぎの解決法でしかない。

 

「俺もう寝るな。おやすみ」

 

部屋を暗くし寝ようとするが、なかなか寝つけられない。

(立花は…どうしてあーなったんだろ)

 

嶺に反省させられた2日後に正輝が寝た頃に深い眠りに落ちた。

 

 

目を開けると白黒の世界の中、正輝はどこかの学校の廊下におり、教室を開けると学生服の立花が目の前に立っていた。

 

「ここは、学校?いやちょっと待て…立花の行っている学校はリディアンのはずじゃあ」

『よく生きているわよねぇ、沢山人を殺しておいて』

『知らないの?【特異災害補償】って言ってノイズに襲われたら、怪我をしただけでお金もらえるんだよ?』

 

 

立花の机の上には大量に雑誌が置かれている。その雑誌には2年前のツヴァイウイングのライブ事件の際にノイズに襲われた被害者に関してのことだった。

その被害者である立花が周囲から偏見な目で見られている。

 

 

「まさか、これが原因で…あいつの性格は。嘘…だろ」

 

 

これに対して正輝は驚くことしかできずにいた。シンフォギアに介入した時に、話を見て判断し、奏を助けに向かった。それだけで良かったはすが、こんな結果になるとは全く予想もしていない。立花がいじめを受けていたことも正輝はまったく知らず、彼にとって二年後にあんな性格になること自体が面倒な奴だと思っていた。

 

 

『それって親とか払っているやつでしょ?死んでも元気になるわけだ。マジ税金の無駄遣い』

 

立花以外の女子や男子が嘲笑っている。正輝はあの二年前の事件の際に死にかけの奏を助けていた。幸せな暮らしをしている立花には助けてやる必要はないんじゃないのかと思ってしまった。

 

だが、実際はどうだ。

正輝が立花や他の人達を助けなかった結果、ノイズによる死者よりも人と人との押し合いの方が死人が多いことが分かった。ニュースや噂により、生存者に対して周りは疑いの目を向けられていた。

 

 

場所が変わり、立花が学校から帰って家に入っていく。家の壁には張り紙が沢山貼られていた。

 

〔お前だけ助かった〕

〔人殺し〕

〔金どろぼう〕

〔死ね〕

 

いつの間にか正輝の握っていた右手が震えており、こんな馬鹿げだことをする奴らを見つけ出して本気で殴りたいと思っていた。

 

(立花が、一体何をしたっていうんだよ…‼︎)

 

立花の後からついていき、家に入っていく。その家には祖母と母親がいた。正輝は立花の父親がいないのは不自然だと思っていたが、立花の家の事情を散策するのは野暮だと思い、気にしないことにした。

 

『化け物!』

『人殺し!』

 

 

誰かが家に石を投げてきて、ガラスを割り、嘲笑う。立花の母親が投げた彼らを見ようとするが、

 

 

『逃げろ!殺されるぞ‼︎』

 

立花は周囲のいじめに恐怖して怯えていた。母と祖母が怯えている立花を支えていた。

 

(この子だって生きようと必死だったはずだ…なんでそれを否定されないといけない⁉︎あいつらは立花に死ねって言いたいのか⁉︎)

 

 

あの二年前の事件で死にたくないって無我夢中になっているのは仕方ないんじゃないのかと思っていた。

自分が助かりたいがために他人をどかす、パニックになっているのなら無理はなかった。

 

でも人が襲われても正輝から見れば『ノイズの襲撃によって民間人は葬られた』と思い、その場にいない連中は『何も知らない』。

生きるのに必死だった連中を更にどん底に追い詰めようとする。

 

(あぁ、分かったよ。立花がどうしてあんな性格になったかようやくわかった。

俺は、立花や民間人も助けておけばあんな性格になったり、いじめに合わなかったりしてなかったんだな)

 

最初は立花を見て、友達がおり、周りからも笑顔で悠々に笑っていることに苛立っていた。

 

〔お前のやり方は過去の俺と似ている。なのになんでお前は幸せそうなんだ?フザケルナ〕

 

と過去にそう思っていた自分。

だから、立花に何があったかなんていうことは知ろろうとせずに助けなかった。だが、この過去を見て立花のことをこれでも偽善だと否定できたのかと疑問でならなかった。

過去を重ねて嫉妬し、独りよがりで立花を力でねじ伏せた。けれど運命を変えたら立花は戦わなくとも良かったという可能性もあったかもしれない。試練編で立花に殴り飛ばされて以来、もう偽善だと言わなくなった。それでも、立花に対するあり方は認めるつもりはなかった。

 

 

 

 

 

が、立花の過去を見たその後、正輝が目覚めた後にもう一度会ってそんな台詞を言えるのだろうか。

 

 

 

モブキャラを助ける理由がどこにあるのか。もし奏を助けずに民間人を助けに向かったところで奏者とマスター・オブ・ザ・リンクを繋がれてない自分もまたノイズによって炭素化されることがあり得ていた。

 

放っておけば奏の息の根も限界にきており、死にかけの彼女を助けるだけにしか頭になかった。彼らを助けるという魂胆は更々なく、立花に対しては憎悪と怒りしかなかった。

 

翼とクリスに何があったか分かっていたために力がある正輝にとって民間人の避難活動をどうにかすることは容易くできたが、立花の過去までは知らず、同時に、原作とは違う物語に発展してしまうことに恐れた結果となった。

 

ーーーー

 

 

正輝は再度目を覚ますと、白黒の世界ではなく自分の部屋で目覚めた。

(また、マスター・オブ・ザ・リンクの影響なのか?)

正輝が立花の過去を見ているのなら、立花の方は正輝の過去を見ている。そう思った直後、電話がかかった。

 

「おいなん『正輝!大変だ!立花が倒れていて、高熱を出している!すぐに来てくれないか‼︎』⁉︎あぁ!分かった!」

 

慌てていた翼が急いで正輝に電話をかけていた。

正輝はそのままの服の状態で立花の元にかけつけた。辿り着くと立花が起きる際に高熱を出して寝込んでいる。目を瞑ったままの状態で、頭が痛く、気分が悪いと言っている。

 

「大丈夫か立花!」

 

正輝の過去を見たということは、立花は正輝の過去を見ている。紛れもなくマスター・オブ・ザ・リンクの影響だった。

 

正輝は湯水で濡らしたタオルを立花の頭にのせる。時間が経っていくうちに正輝以外にもまどか達や衛宮達などの仲間達がすぐに立花の元に駆けつけて心配している。

 

「大丈夫⁉︎」

「こんなに人手はいらん!5.6人でいい!他は熱冷ましと水、風邪薬とか体温計を用意しろ!」

立花は悪夢と微熱で2日間魘されていた。不調が続き、目を覚ましても顔が赤くなっている。

 

「立花…まだ熱になってるから、夕食うどんな?」

「あの、正輝さん。ごめんなさい」

「まぁ、こういう時だってある…」

 

 

まだ調子が悪い状態で、寝込みがちになっていた。正輝もやることが一通り終えた後に晩の短い時間の間、立花の部屋に入って要望を聞いている。

 

「あの…喉が乾きました」

「…コンビニの方でスポーツ飲料買ってくる。もう早く寝とけ」

 

そして3日目には立花の体調が良くなり熱も冷まし、立花はとてもハイテンションの様子になっていた。

 

「おっばよーございまーす!皆様のおかげでとても元気になりました!」

「おお、よかったな」

(身体の方は問題無いが、心はどうなんだ?)

 

 

正輝はどうして気分が悪くなったのかを話そうと立花を誘おうとする。しかし、

「おい立花」

(⁉︎)

立花は正輝の顔を見ると、すぐに避けるようになっていた。魅杏の処遇や嶺による反省会の影響のもあるが、それだけではないと正輝は思った。無理矢理掴んで連れて行こうとすれば隔たりを大きくし、壁を作り、余計に気まずくなって話せなくなる。正輝が話そうとするものの立花が避け続けるというのが2日間も続いていいる。正輝は立花との隔たりを気にし、新たな世界に行くこともできずに延期することとなった。

 

ようやく4日目で

 

「突然キレたり怒らん…ちょっと話がある。頼むから来てくれ」

「…分かりました」

 

立花と正輝の二人によるシンフォギア編で介入し、立花とクリスとの話し合いを正輝が拒絶して以来揉めあいは長く続いた。

「身体の方は大丈夫か?」

「あ、はい。大丈夫です」

「そうか…良かった」

 

正輝の過去を見たとは限らない。立花が逃げようとする理由も聞けずに、気まずい空気のままだった。

「あの…もう帰っていい」

「立花…俺には何も、聞かないんだ」

立花は笑って誤魔化している。

「え、えーと。なんのことやら私にはさっぱり」

「…率直に言うぞ。俺のマスターオブザリンクには副作用としてお互いの過去を見ることができる。俺はお前の過去を見た。お前が二年前のツヴァイウイングの件でいじめられていたのを」

 

失礼を覚悟して立花に話した。たとえ正輝の予想が間違っていたとしてもそれを承知の上で。

 

「ま、正輝さん?何を言っているのかよくわからな「俺だけじゃない、お前も見たはずだぞ。俺の過去を。俺もいじめにあったけどお前にとっては相当ヤバかったはずだ。

俺の過去を見ていないのなら見ていないって答えていい」」

 

その話を聞いて立花の表情が一変し、立花の両手が震え、さっきまで笑顔だった顔が苦しそうな顔になり、正輝の話で動揺している。

そんな状態を見て、確信した。

(やっぱり…お前も俺の過去を)

「正輝さんの手が血で…真っ赤で…いやっ‼︎あんなの、私…あぁぁっ」

 

まるで悪夢を思い出したかのように手で頭を抱えており、顔が青くなって、呼吸が段々と早くなり、パニックになっている。

 

 

【パシン!】

 

正輝は立花の緊張を解くために、目の前で一回拍手をした。

 

「私、えっ。あれっ?なんで」

「…落ち着いたか?思い出させてしまってすまない。でもこれで確信した。

 

体調が悪かったのはやっぱり…お前は俺の過去を見たってわけだな」

 

立花はまだ身震いしていたが、少しずつ落ち着きを取り戻している。

 

「俺の方はどこまで見た?言いたくないのなら言わなくていい」

「正輝さんが…家族と離れて一人暮らしまでは。私、過去を見て…なんて話せばいいか私…」

(俺が四肢切断の方も見てるなこりゃあ…どうりで俺を避けるわけだ)

 

今度は立花が正輝の過去を見たことによって、どう正輝と接すればいいか困っていた。接しようとすれば嫌がられ、提案を言えば何度か断る。下手なことを言えば最初は非殺傷設定の殺傷設定で潰そうとするんじゃないかと。

 

立花は正輝にそう言った。

 

「…前にも言ったが本心としてお前らには危険な目にあってほしくないんだ。その力は人を守る為に正しいもののために使って欲しい。

誰かを傷つけたり、俺のようにならないで欲しい…俺の手は既に血に染められている。人を殺して、目的の為なら手段は選ばない。そんな生き方はしないで欲しいんだ…俺も…お互い過去を見られてるから、一体どんな顔でお前に会えばいいのか、ってな…。

確かに最初はお前に否定的だった。

 

でもあの二年前の事件のこと、お前が周囲から偏見な目で見られたこと…なんて言えばいいか。

俺が助けたのは奏、お前や一般市民じゃない。それがこんな結果になるだなんて本当に思わなかった」

「私も…考えてました。あんなものを見てて、触れちゃいけないような気がして…思い出すだけで怖かったです。

あれから…どんな気持ちで会えばわからなくて…正輝さんに会うたびに過去のことを思い出してずっと避けてばかりで、失礼なのは分かってました。

 

それでも今日、正輝さんが諦めずに声ををかけてくれました。

 

 

 

ずっと…翼さんと同じように誰にも頼らず一人だったんですね。周りに何て言われても自分であるがままに…孤独で、命令のままに生きて…。正輝さんが私を憎む気持ち…今なら凄くわかる気がします。どうして私を批難したか…」

お互いの過去を見られているから分かる。が、二人とも複雑な心境のまま話し合っていた。立花は正輝の過去を見て具合を悪くしていた。

 

「辛い思い…させてしまったな。怖かったろ?俺のことが」

「二年前に…逃げていた私のこと、軽蔑して…」

「んなわけないだろ。お前は何も悪くない、そんなことになってしまったのは俺のせいでもある」

立花は抱きついてきて、とうとう泣きだした。

正輝の過去の方は立花の過去よりも別の意味で流血や非情、気持ち悪くなったり不快な思いになってしまうものだ。

立花の方はいじめられていた彼女が断じて悪いわけではない。あの事件の際に生き残った彼らを戒めるかのように周囲は嘲笑っていた。

 

「正輝さんは、泣かないんですか?」

「俺はもう、クリスに泣いて甘えさせてもらったからな」

 

正輝は雪音クリスに過去を見られて、もう他の人に過去を見られても、見た相手が拒絶しない限りは慣れていた。

泣き止んだ後に立花の目の当たりが赤くなっている。

 

「それと…後で堕天使の二人にも謝っておけよ。あの発言でまだ怒っているからな」

「あの…」

 

立花は困ったような表情をして、正輝に相談しようとしていた。

「直接正直に頭を下げて謝るしか…」

「はぁ…俺も一緒に考えるから」

 

*****

そして、正輝と対話した次の日

「あの、いいですか?」

立花が勇気を出して、レイナーレ達に話しかけていた。正輝と一緒だと、無理矢理和解させるような雰囲気になってしまうので立花一人で行かせている。

(ふざけずに、一言でいい。そうすれば二人にも伝わる。後ろで応援するから、めげんな)

 

もし、堕天使が逆上して立花を攻撃しようとしたら正輝が止める。そのために正輝は気配遮断をしながら立花の後ろで眺めていた。

「本当は二人のことをどうでもいいつもりで言ったわけじゃないんです!本当にごめんなさい!」

 

立花は頭を下げて謝った。誤解を招くようなことになっているために、レイナーレ達は立花を敵視している。立花は二人に悪気があったわけじゃないと正直に言うこと。

 

(誠意を見せれば、ちゃんと分かってくれる)

「ハァ…もういいわよ。あれが本心じゃないのは分かっているわよ」

「最初っからそう言えば良かったんすよ?」

二人は立花を許し、強張った顔でなくなった。正輝だけではなく嶺にも散々言われて、もうこれ以上立花のことについては言うつもりもなかった。悪気があるのなら、堕天使二人は立花に信頼など一つもない。

「そんなの決まってるじゃない。貴方もまた…正輝の仲間だからでしょ?」

「まぁ、無視は良くないっすからね」

 

 

*****

「俺のあのやり方じゃあ…ダメなんだよなぁ」

 

正輝は試練編の時に立花を斬り倒し、反逆者達と麻紀達全員を敵にまわし、自分一人で潰しに向かっていた。その結果何やってるのかなと姉に叱られ、反省することとなった。過去を見られることに恐れ、仲間にあまり頼らずほとんど自分の手で決着をつけようとする。

(一人で戦ってるわけじゃない、か…色々変えないとな)

正輝は衛宮達だけじゃなく姉にも相談することにした。

「あー、衛宮。ちょっと四人連れて会議室で話し合うけどいいか?ちなみに俺のお姉さんも加えて」

「おう、良いぞ?」

「ん、分かった」

その後、会議室にて相談することとなった。

*****

立花の件については

危険な人物かどうかを正輝以外にも他の仲間が判断して、調べてみてかなり危険な人物(殺人鬼や殺者の楽園などの下衆な連中)だった場合は何が何でも近づかせないようにする。正輝の許可が下りるまでは一人で絶対に行かない。

立花の要求で困る内容であれば、正輝一人で決めるのはなく、他の仲間も一緒に考えて最終的にどうするかを正輝以外にも他の5.6人が責任を持って決める。

 

正輝の件については、

自分一人で解決しないこと

リーダーの身だから、悪気が無く、カチンとくる言葉を仲間に言われても、怒りに飲まれて暴力で黙らせないようにすること。本当に困った時は血の繋がりの姉である嶺に『連絡』という手段を取る。

*****

 

以上のことから口約束から、神様の規約としてではなく仲間全員の規約として決められることとなった。その次の日、正輝とアーチャーの二人が口約束の件を昨夜に改正したものをまどか達や立花達にそのことについて話し、全員納得がいった。

「別に問題ないわ」

「それなら大丈夫だ。悪い点はない」

正輝と立花の仲はまだ良好とは言えないが、二人の隔たりをゆっくりでも少しづつ取り除いくというのは正輝達全員の確かな一歩だった。

 

*****

マスター・オブ・ザ・リンク

副作用

リンクに繋がれた相手の過去を知ろうとすると、相手の過去を見てしまい、自分の過去もまたその相手に見られる。

しかし、これは低確率によって起こる

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