チートもハーレムも救いもないような作品になっていくつもりですが、よろしければご愛読ください。
それではどうぞ
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素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――
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私の祖父の、祖父の、そのまた祖父の頃に在った、魔術師の戦い――――――聖杯戦争によって用いられた魔術と本に書いてある。
大雑把に考えて、200年程前―――――――ヒトの時間としては遠く感じるが、魔術の世界で考えれば短く感じる。
そう考えつつ私はコマドリの首を掻っ切り、その血で魔法陣を描く。全くもって気分が良くないが、しなければならない。
かの高名なロード・エルメロイⅡ世はニワトリの血で征服王を従えたと言い伝えられている――――――――――ならばそこらにいるコマドリでも差はないはずだ。
「さて…紛い物なら私が恥をかくだけ、本物なら望みが叶う――――――――ならば賭けない理由はないわ」
さほどもない回路を無理やりこじ開ける。脳に文言を思い出させる。体の震えを止めようとする。
準備はできている。全て上手くいくはずだ――――――――――
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―――――――――目を覚ますと、最初に目に入ったのは気持ちのいい青空。
空には雲一つなく、太陽が燦々と輝いており暖かい。
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「うわっ…」
慌てて俺は体を飛び起こす、しかしガラス張りの部屋にでもいるのか、全く落ちる気配はない。
俺の慌てふためく声に呼応して、年老いた声が脳内に響く。
「おお、漸く目覚めたか。死んだかと思ったぞ」
「誰なんだアンタは。なんで俺はこんな所に居るんだ」
「それは話せば長くなる。まあ要点を話すなら、お前は死んでしまった。しかも全く予期していない理由で」
―――――――――俺は死んだのか?そう思うと、段々と記憶が思い出されてくる。嗚呼…確かに、俺は死んだ。それも―――――――――通り魔に出逢ってしまって。
「思い出せたようだな、しかしと言っては何だが…急に死なれたから天国も地獄も空きがないから入れん、このまま過ごすと輪廻転生の環にも入れず地縛霊コースだな」
「いや、地縛霊って――――――――――おかしいだろ、それは。なんで死んだ奴が損をするんだよ。どうにかならないのか」
「まあ慌てるな。実際この問題は深刻でな、天国でも地獄でも度々議論されてきた。そしてその結果として生まれた対策が――――――――――異世界プランというものだ」
異世界―――――――なるほど、ネット小説でよくあるのを実際に取り入れたのか、確かにそれだったら日本人に受ける。誰にとっても都合のいい場所に行けるしな。
「そして急死してしまったお前も、無事そのプランの対象だ。さぁ好きな世界を言え、それっぽい所に連れて行ってやる」
「ただし時間設定だけは少しずれる。この時間帯には
「極端に言えば過去か未来に飛ぶぞ、ってことだ」
そうなると、死んだことがラッキーに思えてきた。自分が行きたいところに行けるのなら、簡単にこの世界なんか捨てれる。
とりあえず…過去の世界に行くのはやめよう、文化レベルが違い過ぎてストレスが溜まる事間違いない。
それと、日本語が通用する作品にしよう。あと可愛い女の子も出てきて、望み通りの事が叶う世界にしたい。
…そう考えると、一つ思い浮かんだ。
「Fateって作品の世界は…どうなんだ?」
「ああ、あそこか。凄く人気だな。お前が行けるのだと…200年くらい後の世界に転生させてやれるぞ」
「それは最高だ、早速連れて行ってくれ。未知のテクノロジーなんかもありそうだし、自分に従ってくれるキャラクターもいるはずだ」
「ならここで決まりだな。話が早くて助かった」
「では、目を瞑って眠ってくれ。目覚めた頃には世界が変わっている」
俺は言われる通りに動いた。
なんだか暖かいモノに包まれたような気分になって、懐かしい匂いがしてきた。
全然なかった眠気が、どこからかやってきて――――――――俺は、誘われるように眠ってしまった。
「――――――逝ったか。スムーズに進めば進むだけいい、まだ業務は残っているしな。」
「説明なんて全く出来なかったが、あの様子なら何とかなるだろう」
「さて―――――――簡単に死んで業務を増やす事だけは、してくれるなよ」
キャラの名前もサーヴァントも願いも何も出ていませんが、これで第一話となります。よくオリジナルサーヴァントを出したいって言ってこれで出せたなこいつ。
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