G&Kの猟犬   作:試作型機龍

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アウターミッション6

補給をすませ地下鉄探索を再開したブラックドッグはリホーマーと遭遇した駅まで戻っていた

駅でラヴェジャーの破壊された場所の確認中サイバーブレインから無線が入った

 

『ハウンド、ブラックドッグ、聞こえますか』

 

『聞こえる』

 

『ハウンド良好』

 

『先程、本部に試作反物質炉が届きました、既に研究開発班が解析に入っています、まだ途中ですが量産及び小型化も視野に入れ解析しているとの事です』

 

『それはいいが一体何に使うか位は教えてくれてもバチは当たらないと思うが?』

 

『お前らはうちのエネルギー不足の原因を知ってるか?』

 

『発電所が少ないからじゃないのか?』

 

『いんや、発電所自体はあるが発電量が少ないんだ、原子力発電もあるがそっちは研究所を優先にしているし』

 

『発電量?』

 

『本来なら敷地内で使いまくってもお釣りが来る程度には発電量はあるんだが大型のレールガンやメーサー砲が思いのほか電気を食っているんだ』

 

『大型レールガンは知っていたがメーサー砲は初耳だ』

 

『一応基地防衛の最終兵器だしな、知っているのは幹部組と研究所メンバーだけだ、そんでそれ等のエネルギーの個別化等で使われるって訳だ、試作反物質炉の小型、量産されればメーサー砲の小型化も期待出来るぞ、メーサー砲の理論は分かってるしな』

 

『その内メーサー砲が個人携行出来るのか』

 

『流石にそれはキツいが車両や航空機に搭載は考えてる、その内4割の戦車を改修してメーサータンクにする予定だ』

 

『怪獣とでも戦うのか私達は』

 

『いれば楽しそうだが…俺らの敵は多いぞ?最終的には世界とも戦うの事を想定して軍備拡大しているしな、最も本当に戦うかは別だがな』

 

『……なるほどな、それで量産はどれくらいかかるんだ?』

 

『研究所曰く1年以内に小型、量産出来る様にするとの事です』

 

『アイツらなら半年でやり遂げそう…』

 

『確かにな、残りを更なる小型化や生産に費やしてな』

 

『そういや、試作反物質炉ってどれ位の大きさなん?』

 

『リホーマーが手を加えたのかも知れませんがこちらに運ばれて来たのは大体電車1両程です、ブラックドッグの攻撃や衝突等で使えない可能性もあったのですが普通に使えたとの事です』

 

『意外と耐久性があるのかリホーマーが付け加えたのかは知らんがそれはいいか』

 

『そっちは任せる、それでこっちに何か新しい情報は?』

 

『それについて一つだけ、先程万能者と蛮族戦士が地下から出て来るのが衛星で確認されました、その後2人は別れています』

 

『何やってんだ?』

 

『それはわかりませんが天井ぶち抜いて出て来ました、もしかしたら何かいるのではと数分前にビーストとインセクトが向かいました、そろそろ着きます』

 

『おいハウンド、あの暇人共を止めろ』

 

『無理、止めれたら勲章ものだ』

 

『あ、着きました』

 

『場所はまだ先か?』

 

『結構先です』

 

『アイツらが満足して出て行ったらこちらも探索を再開する』

 

『頑張れ〜』

 

『黙れ』

 

無線は切られた

 

 

 

 

敗北した我々が移動しようとした時それは起きた

先程逃げられ塞がった穴が崩れた

幸いにも瓦礫が当たる事は無かったが開いた穴からソレは入って来た

 

ソレは先程逃げた獲物より大きく我々に近い姿のソレは入って来ると同胞達を喰い始めた

我々はソレに攻撃をしようとするが穴から砂のようなものが降って来た

ソレがかかった同胞達はいきなり悶え苦しみそしてバラバラなって死んだ

何が起こったのか考えるよりも早く更に穴から入って来た

ソレは逃げた獲物より小さかった

 

その内の1匹が死んだ同胞を喰い始めた

攻撃しようにも最初に入ってきた奴が暴れていて何も出来ない

集団で襲おうにも砂のようなものソレが体につき喰われる

 

そんな中気づいた

最初に入ってきた奴がアレに似ていると

あれは我々よりも小さかったが牙に毒を持ち同胞を苦しめた奴だ

だが気づいた所で状況は変わらない

我々は逃げる事にした

 

同胞達が一目散に逃げる

だが地面からアレと同じ奴が出て来た、アレよりかは小さいが

飛んで逃げようとしたら穴から小さく飛んでいる奴が入って来て飛んでいる同胞達の羽を破く

落ちた所をアレに喰われる

 

我々は同胞達を見捨てる覚悟でヤツらから逃げた

我々は頂点では無かった、我々が頂点だと思っていたのはただの高台だったのだ

我々はここでは頂点かもしれないが外には我々よりも強いのがいた

我々は群れという事、速いという事を利用して逃げ出す事に成功した

だが逃げれたのは群れの1割にも満たなかったが他の同胞達が少ないが卵を運び出した

しかし喜んでいる暇は無い、すぐに移動する、ヤツらが来ない場所に……

 

 

 

 

 

数分後、そこはゴキブリ型のELIDの残骸が転がっていた

その1つに腰掛け葉巻を吸う人物とELIDの残骸を喰らう人物がいた

 

黒のスーツに黒のロングコート、赤の長いマフラー、そして顔には四つ目の黒い狐面を被ったビースト

残骸を喰らうのは同じ様な格好だがマフラーは白く被っている面は四つ目の白い狐面のインセクト

 

BLACK WATCHの最高幹部にして実質BLACK WATCHトップ

PKPの言う所の暇人共、ここに来た理由はまさに暇だったから

 

「結局はこんだけか、退屈しのぎにもならないな」

 

「……ん、確かにね、ちょっと期待したのに残念だよ」

 

ビーストの呟きにインセクトは食べるのを辞めて答える

 

「コーラップスの味がするから被爆したんだろうけど」

 

「……あれって味すんのか…お前らは解るか?」

 

「我等にはわかりませんが味の違いはありますね、どれがそうなのかはわかりませんが」

 

暗闇から答えが返って来る

天井の穴から月明かりが入って来るが殆ど意味が無い

 

「まぁどうでもいいか、インセクト、喰い終わったら行くぞ」

 

ビーストはまだ生きているゴキブリを持って奥に消えていった




ゴキブリのELIDは試作強化型アサルト様の危険指定存在俳諧中からです


危険な虫の駆除は危険な野獣と蟲に任せます
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