G&Kの猟犬   作:試作型機龍

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oldsnake様の破壊の嵐を巻き起こせとのコラボ回です

作者はドリーマーが大嫌いです


アウターミッション10(コラボ回)

「奇妙な動き?」

 

地下鉄から戻って以降何もやる事なく暇な日々を過ごしていたビーストは百式の言葉を退屈そうに聞いていた

 

「はい、F05地区で鉄血の部隊が集結しつつあります、衛星画像ではジュピターも確認されています」

 

「F05って確か廃工場団地だよな?奇襲には良い場所だが奇襲にジュピターはやり過ぎだろ」

 

「奇襲かどうかは分かりませんが、ハイエンドモデルが確認されています」

 

「ほっとけ、一応戦争しないって暗黙の了解があるんだ」

 

これは百式も知っている

これがあるから各地区はバカ連中が動けるのだ

BLACKWATCHと鉄血が戦争をすれば両者の被害は甚大だ、それにF地区は壊滅するだろうし隣接する地区にも飛火して大惨事だろう

 

同じく部屋で寝っ転がっていたインセクトも乗り気では無さそうだ

だが鉄血を野放しにしておけばそれこそ面倒事しか起きない

なので百式は

 

「確認されているハイエンドモデルですがドリーマーとアルケミストです」

 

ジョーカーを出す

アルケミストは問題無いがドリーマーは問題だ

過去に起きた大規模な抗争の原因の殆どがドリーマーによるもの

 

基本BLACKWATCHの部隊が鉄血を見つけても攻撃され無ければ見て見ぬ振りだ

ハイエンドモデルが入ればまず戦闘は起きない

だがドリーマーは別だ

ドリーマーは見て見ぬ振りをした部隊を後ろから撃ったのだ

これにより幹部がキレて戦争1歩手前までいったのだ

そのドリーマーの名前を出せば

 

「…サイバー、ゼノモーフの部隊を貸せ!ブラックドックは出撃準備!HarryHarry!」

 

当然こうなる

 

『まだ実戦投入は速いと思いますが?』

 

「問題ねぇよ」

 

そう言ってビーストは部屋を出た

インセクトは行かないらしくソファで寝始めた

 

「サイバーブレイン、彼女に連絡を」

 

残された百式は戦争にならない様に手を打つのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間後

ブラックホーク内部にはビースト、PKP,AEK,9A91,イングラム.キラーそして異様な出で立ちのゼノモーフ部隊4名が居た

 

「ゼノモーフは俺とこい、ブラックドックはジュピターやらの破壊で可能ならジュピターを回収しろ」

 

「ジュピターの回収って…無茶言いますね…」

 

「安心しろ、話は通したから回収は楽な筈だ、回収したらイーグルが回収チームを連れて来る手筈だ」

 

「わかった、お前はどうするんだ?」

 

PKPの言葉にビーストが殺気立つ

一瞬ヘリがブレる

 

「妄想芋砂のガラクタをちょっとな」

 

「………了解、アルケミストはどうする?」

 

「着いた頃にいるか居ないかだな、ほっといて良い」

 

「わかりました、終わったら気分転換に飲み会しましょう」

 

「良いねぇ、あんなの片すんだしやろう」

 

「…死にたくないので私はパスします」

 

そんな話をしながらポイントに着いた

 

 

 

 

 

 

40分後

 

ドリーマーはオープンチャンネルで裏切りのデストロイヤーを釣ろうとしたのだが無線が繋がらなかった

 

「?」

 

こちらのジャマーかと思ったが何かおかしい

 

「一体何が……?」

 

ドリーマーがペイロードを見るとペイロードはドリーマーをみて驚いた顔をしていた

いや、正確にはドリーマーの後ろだ

 

「何が……?!」

 

振り返ったドリーマーの視線の先に居たのは黒いスーツに黒い仮面の男、ビーストが居た

ビーストは屋上の隅でタバコを吸っている

 

「……なんで貴方が居るのかしら?」

 

ドリーマーは落ち着いて聞く

焦れば終わる、間違えれば終わる

そう確信出来るだけの殺気をビーストが出している

 

「………」

 

だがビーストは何も答えない

ただタバコを吸っている

 

(見た感じ武器は持っていない、殺せるかしら?)

 

ドリーマーは撃った

レーザーはビーストの胴体に直撃した

ビーストはそのまま屋上から落ちていった

 

「………ふふ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

 

ドリーマーは狂ったように笑い始めた

 

「こんなのに警戒していたの?バッカみたい!ハハハハ!」

 

ドリーマーは振り返る、そして吹き飛ばされた

 

「ガっ?!」

 

何があった、ドリーマーが起き上が…れなかった

 

「…!?………!!!?」

 

動けない上に声も出せない

 

(何!?なんなのよ!!!?)

 

そして視界にそれが写った

黒い軍服に鉄の仮面を付けた者達

それはドリーマーを見下ろしていた

 

(何こいつら……何見下ろして…??!!!)

 

見下ろしていた連中の後ろにビーストが居た

先程自分が撃ちそして屋上から落ちた筈なのにビーストは先程と変わらない姿でそこに居る

 

(なんで!なんで生きてんのよ!!」

 

「もう喋れんのか、少し弱いな…まぁ良いか」

 

「何1人で納得してんのよ!なんで生きて居るのか聞いてんのよ!」

 

「うるせぇな…さっきより多く入れろ」

 

黒い軍服、ゼノモーフ隊の1人の背後から尻尾現れドリーマーを突き刺す

そして先程と同様に喋れなくなった

 

「………!?…!!!?!」

 

「てめぇは暗黙のルールを無視し抗争を引き起こし自分は蚊帳の外でほくそ笑んでいた、舐めてんなよ、ガラクタ風情が」

 

ビーストが指示を出すとゼノモーフの1人がペイロードを担いで外壁を降りていく

ビーストはそれを確認すると端末を弄る

数秒で空中に画面が現れる、そこにはエージェントが映っていた

 

「?!!??」

 

『ドリーマー、貴女の出した損害は最悪よ、まさかビーストに手を出すとは思わなかったわ、この件は最早見過ごせないわよ、それとアルケミストからの伝言よ、「やる事はやった後は勝手にしろ」よ』

 

「ウロボロスの方がこんなカスよりよっぽど役にたったしな、エルダーブレインがコイツを切らない意味がわからん」

 

『あの御方は優しいですから、ですのであの御方はBLACKWATCHとの抗争も望んでおりません』

 

「これでコイツはエルダーブレインに近づけなくなったな(笑)」

 

『近付けさせません、今後ドリーマーはこちらで監視します』

 

「ちゃんとやれよ?次は全面戦争だからな?こっちが核撃っても文句言うなよ」

 

ビーストは通信を切った

そしてゼノモーフが戻ってきたのを確認して

 

「表面の肉は喰っていいぞ、殺さない程度にな」

 

言うとゼノモーフ達は仮面を外しドリーマーに貪り着いた

それを見ながら通信を飛ばす

 

「そっちはどうだ?」

 

『既に終わってる、ジュピターは移動するとは思わなかったが、今さっきチームがジュピターを回収した私達も戻るがそっちはどうだ』

 

「今ゼノモーフが食事中だがすぐに終わるだろう、ヘリをこっちにまわせ」

 

『わかった、10分で着く』

 

通信を切りゼノモーフを見ると喰い終わったらしくそこには中身が剥き出しになったドリーマーが居た

ちゃんとまだ生きている

 

「10分で回収のヘリがくる、ドリーマーと武器は持って行くぞ」

 

その後迎えに来たヘリにドリーマーを乗せたらイングラムが吐いたが特に気にしなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後

F地区の廃協会で逆十字架に括り付けられたドリーマーが発見された

ドリーマーはバラバラの状態で括り付けられており頭部は祭壇にナイフで固定されていた

また、ドリーマーは識別が不可能なほど焼かれていた

(頭部は焼かれていなかった)




様々な駄目出しやバッシングを言われる覚悟は出来ています<(_ _)>

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