MDRが面接を受けている頃BLACKWATCH内では社長のブランが頭を抱えていた
BLACKWATCH内での兵器やらの事をビーストに投げ付けBLACKWATCHの外からの面倒事、つまり仕事の依頼に関する事や社員の報告書等の確認をやっていた
ふと顔を上げると百式が来客用テーブルでブランの仕事の手伝いをしている
来る依頼内容を見て受けるなら部隊を選定しサイバーブレインに伝える
受けない依頼は担当部署に言って断らせる
単純そうに見えるがかなり頭を使う
報告書は誤字脱字等もチェックしながら内容の確認
正直これらだけならそこまで問題では無い
1番の問題は始末書関係だ
内容は些細なことから結構ヤバいものまでピンキリだ
些細なものは作戦中に酒を呑み酔っ払って作戦中止になったり
ヤバいのは表に出せないレベルのものでかなりヤバい
戦前にこれをやらかしたら大戦1歩手前の国際問題レベルだ
そんなヤバいモノの中に報告書を見つける
先にヤバいかヤバくないかある程度分けられている書類の束だがこの報告書はヤバいモノに分けられている
報告書のヤバいモノという時点で嫌な予感しかしない
それを取って内容を見る
「……クソがっ!もっとマシなの残しやがれっ!!」
いきなりキレたブランに百式がビクッと反応する
「なんでソ連の負の遺産が普通に残ってんだよ!」
内容は旧ソ連の秘密設計局を発見し、残っていた資料等から生物兵器や毒兵器の類を作っていたと判明した
施設は地上部は壊れているが地下はほぼ無傷で残っていたらしく現状詳しくは調べられなかったが状況次第ではかなりヤバいらしい
「ホントウゼェなァ!!!ブレイン!チーフとブラックドックを向かわせろ!後バイオ連中といくつかの部隊もだ!」
地上部で発見された資料は全てこちらにあるが進捗状況やらは一切分からない
『了解です、防護服と火炎放射器の準備で少し時間がかかります』
「出来る限り急がせろ!後、エージェントに繋げ!」
『少々お待ちを』
これが表に出れば最悪の事態が発生する
それより先に消滅させなくては
数時間後
「最近私ら出ずっぱりじゃない?酒作れないんだけど」
「グリズリーがやってるだろ」
「そうなんだけどねぇ、グリズリーってムーンシャインをメインで作ってるんだよ」
AEKとPKPが密造酒の話をしている
現在7機のブラックホークと護衛のアパッチ4機でソ連の秘密設計局に向かっている
PKP達が乗っているブラックホークにブラックドックの3人だけ、パイロットはいるが
キラーはブラックドックでは無いので居なくイングラムは別件で来ていない
「私のを呑みますか?結構ありますよ?」
「……靴クリームやら燃料やらじゃ無ければ考えるよ」
「大丈夫ですよ、靴クリームは塗る物なので、液体はキュウリローションやポリッシュなので」
「せめてオーデコロンにしろ!」
「そういう問題じゃないよね…」
「あ、サマゴンもあります」
後にパイロットは語る
酒クズとは聞いていたがまさかムーンシャインとサマゴンがまともな酒って思える日が来るなんてな…
ムーンシャイン
アメリカで代表的な密造酒
作る人次第だが美味いらしい
サマゴン
ソ連の代表的な密造酒
名前の由来は自分で蒸留する、で一時期はウォッカの消費量を超えた
サマゴン作りが流行った為砂糖が消えた
オーデコロン
酒の代わり品
そこそこポピュラーだった
キャンプの時に虫除けとして親に持たされる
一気に1本呑み干すのが普通
副作用は特に無かったらしい
美味くはなかった模様
個人差はあるが砂糖を入れると呑みやすいらしい
キュウリローション
化粧品売場に売られている
水で割って呑む
不味い
経験豊富なアル中は炙ったナイフをコップに移したキュウリローションに突っ込んで呑んでいた
毒性が消えるとか、根拠はない
ポリッシュ
元々木製品のツヤ出し用だがアル中達に愛されていた
100~300gをストレートで一気飲み
よく呑んでいる人は皮膚が紫色になった
その様な人々はナスと呼ばれていた
夏と冬で呑み方が違う
ロシアではプーシキンがどのように死んだかを誰も知らないが、ポリッシュをどのように濾せばいいのかならだれでもわかる
と言う言葉がある
靴クリーム
最早液体ですらない
最終手段
靴クリームをパンに塗る
暫く置く
頃合を見てパンにアルコールが移ったら靴クリームをそぎ落としてパンをたべる
これらの酒の代用品はほぼ全てソ連若しくはロシアのです
酒の代用品は他にもいろいろありますので調べて見てください
工業用アルコールとか接着剤とか
ムーンシャインとサマゴン以外は全て酒の代用品です
呑んで何かあっても知りませんので試さない様に