本部に戻ったティスはバイクを適当な場所に置きヘリアンを探していた
そろそろ1時間経つが何故かヘリアンが見当たらない
ティスはヘリアン探しをやめ自室に戻ると常備してあるタバコを取り火をつける
そしてそのまま銃のクリーニングを始める
「〜♪」
鼻歌交じりにやりつつトールハンマーとHk416をのクリーニングを終わらせソーコムをバラしたところで部屋の扉が開く
振り返るとG11が中に入って来る所だった
G11は寝ぼけているのかは分からないがふらふらとティスの横を通り過ぎベットに入り込む
数秒後には寝息が聞こえてきた
それを気にせずクリーニングを再開する
ソーコムのクリーニングを終わらせ組み立て軽く動作確認をし根元まで吸い火の消えたタバコを灰皿に入れ新たなタバコに火をつける
吸いながら銃を片し冷蔵庫に入っている度数の低い酒を数本取り出し机に置きパソコンを起動させる
ネットサーフィンをしているとまたしてもドアが開けられる
今度は乱暴にだ
「ノックの仕方知ってるか?」
酒を飲みつつ聞いてみる
「マスターキーで3発撃つんでしょ」
「3以外何も合ってねぇよ、てか壊す気か」
マスターキーとはアンダーバレルショットガンの事で建物内へ侵入する際にショットガンで錠前を破壊し、侵入後はアサルトライフルに持ち変える。というシチュエーションの際に使われるシステムでどのような鍵でも(錠前を壊して)開けられることから付けられた
入って来たのはHK416とUMP45そしてその妹のUMP9の3人
「それで?何の用だ」
聞きつつ酒瓶を3人に投げ渡す
「暇だったから♪」
「右に同じく!」
「G11の回収よ」
上から45、9、416が酒をキャッチして答える
ティスが諦め勝手にしろと言うと45と9は部屋にあるゲーム機を起動させ416はG11を起こそうとする、が起きない
「そういやぁ、誰かヘリアン見たか?呼んどいといて居ねぇんだけど」
「こっちもよ、だから暇潰しに来たのよ」
聞くが同じらしい
「それであの人形の異動の方は?」
「できる限りの事はやった、手を廻したし圧もかけた、後はブランの胃痛被害が増えれば完璧、それと同時にアリスもこっちに合流する」
「社長も可哀想に」
45はそう言うがクスクスと笑っている
因みに社長とはグリフィンのクルーガーでは無くこの部屋にいるもの達が所属するBLACKWATCHの社長
彼等はブラックウォッチ所属でグリフィンに居るのは派遣されている為
「それでヘリアンはどこかしら」
416が話を戻す
「合コンでしょ」
「サボって合コンか」
「誰がサボるか!」
バンッと扉が勢いよく開き噂のヘリアンが入って来た
「とうとう顔合わせでハブられたか…可哀想に」
「貴様ら…!」
ヘリアンが怒りをあらわにするが怒った所で意味は無いのは分かっているようでため息をつき
「…まぁいい、それよりも」
ヘリアンは書類ををティスに投げ渡す
「なんだ?合コンでお前をフッた男のリストか?」
「違う!異動についてだ」
そう言われG11以外が書類を見る
紙には異動場所ややる事などが書かれていた
「異動は良いが何でG地区なんだよ」
G地区はハイエンドモデルが少ないが鉄血人形がかなり多い事で有名な地区でヘリや車両等で強襲して来る等面倒だらけの場所だ
「てか何で今なんだよ、さっきまでG地区にいたのに」
「其方の社長と話がついたのはついさっきだからな」
ヘリアンが言い終わると同時に引越し業者の制服を着た人形が入って来る
「今からかよ!」
「今からだ、なにぶん時間が無かったのでな」
「荷物もまとめられねぇーのか!」
「ご心配無く、荷物梱包も我々の仕事です」
「お前らにきいてねぇよ!てか雇い主は誰だ!」
「BLACKWATCH様です」
「あのロリガキがァ!だァー!銃と一部の物はこっちで運ぶから日用品からにしろ!」
「分かりました」
「屋上ヘリポートにチヌークが止まっているのでそれに積んでくれ、お前らはハインドだ、何処からあの絶版品を手に入れたんだか…後、お前たちの部屋のは既に積んであるからな」
そう言い残してヘリアンはティス達、フェンリル隊を残し去って行った
「あの合コン52連敗がァ!」
ティスの叫びはヘリアンには聞こえなかったが騒ぎを聞きつけてやって来たシスターの様な恰好をしたハンドガンの戦術人形が聞いていた
後日、グリフィン本部はヘリアンの合コン連敗の話で持ちきりになった
45、9、416、G11はBLACKWATCH所属で404小隊ではありません