幹部会2日目
本来なら1日で終わる筈だったがビーストとトラチヨが休憩中ブランが目を離した隙に飲み会を始めた為2日目をやる羽目になった
「2日目なんてやらなくて良いだろ、つまんねぇし」
「つまんねぇなら2日目をやる羽目になった理由でも言ってやろうか?ゴルァ」
『私のボディが半年延長された話でもしましょうか(泣)』
「正直どうでもいい、とっとと終わらせんぞ」
『その前に1つ面白い話が』
「何だ?」
『正規軍が万能者の捕獲若しくは討伐作戦をやるらしいです、そこで参加者を募っています』
「……チャンスではあるな」
「実戦データが入りますし何だったら他の連中のデータも入りますしね」
「まぁ、誰を派遣するかって問題があるが」
「特戦隊が妥当だろ、後は監視と回収の部隊を幾つか」
「そうと決まれば即行動」
「会議終了〜」
「勝手に終わらしてんじゃねぇよ!」
2日目の幹部会は10分もしないで終わった(勝手に終わらせた)
そしてビーストは直ぐに特戦隊へ召集をかける
数分後別の会議室に百式、KSG、グリズリー、ベクター、ドラグノフの5人と後方部隊の隊長3人が集まる
「お前らの任務は正規軍と協力し万能者の捕獲若しくは撃破だ、まぁ表向きはだが」
「実際は?」
「特戦隊は万能者の戦闘データだ、後は万能者の組織片、裏方は特戦隊の援護、及び他の連中のデータ回収だ、なので勝てなくても構わん、てか勝てる見込みが少ない」
「つまり使い捨てって事?」
「そうじゃない、ちゃんと逃げるプランも考えてある、使い捨ては他の連中だ」
『人形達はやられた時のことを考えて新しいボディを用意してあります、人間はやられないようにしてください』
「出来る限りのデータを集める為に無人機を用意する、物は戦車10とラプターとハリヤーだ、ただしラプターとハリヤーはAC-130の護衛がメインだ、AC-130は撤退にも使うから落とされんなよ」
『手段は問いませんので可能な限り多くの戦闘データと組織片を回収して下さい、他の連中がどうなろうが構いません、組織片は何でも構いません、爪でも髪でも皮膚でも血液でもどれでもですが種類豊富なら大歓迎です』
「質問いいですか?」
ビーストとサイバーブレインが説明している中KSGが手を上げる
「なんだ?」
「新人が言うのもアレですが貴方が出た方が確実なのでは?」
その言葉に隊長3名と百式が反対する
「KSG?!馬鹿な事言わないで下さい!」
「おまっ?!コイツが出たら戦闘予定地域が滅ぶぞ!」
「なんなら地図が変わるぞ!下手すりゃ消し飛ぶんだぞ!!?」
「俺らが出る理由考えろ?!っても俺らが殺られたら万能者と全面戦争だけどな!」
「因みに最悪の事態として蛮族戦士が出てくる可能性もあるからな」
「全面戦争待ったなし?!」
「まぁ不確定要素が多過ぎるから可能な限りの戦力をすぐ出せるようにはする」
「頼むからテメェは出てくんなよ…」
「そこまで言うならヘルハウンドをすぐ出せr「「「やめろよ!!?」」」……しょうがねぇな…」
ビーストは溜息をつきながら机の下からいくつかの物を出す
50cm程のボックスと銃型の注射器、そして手榴弾の様なものが2種類
「これは?」
「特戦隊の物だ、ボックスはフルトン回収、注射器はそのままで使い方は相手に刺してトリガーを引けば1秒でカートリッジが満タンになる、カートリッジは幾つか渡しておく、手榴弾はAC-130へのポイント指定のスモークと発信機だ、ピンを抜いて相手に当てると引っ付く」
「つまり?」
「ピンを抜いて3秒後に作動し発信機に向けて本部からミサイルがポイントに向けて撃ち込まれる、範囲内にお前らが居なければフレシェットミサイルが来るからな、通常は対艦ミサイル」
「すいません、フルトンって何ですか?」
「それは後でやってもらう」
「ただただ不安」
「諦めな、そんで後方は…コイツを持ってけ」
ビーストが出したのはRPG7の様なもの
違いは肩に担いで撃つのでは無く腰だめ撃ちという事と弾頭が赤く丸い事
「………おい、これってまさか……」
「そのまさかのデイビー・クロケットだ、特戦隊の撤退後万能者へぶっぱなせ」
デイビー・クロケット、戦術核兵器の1つで手軽な核兵器とも言われている
威力は通常の核兵器よりも低いがそれでも通常兵器に比べたらかなり強い(TNT爆薬換算で10トン~20トン)
また発生する放射線強度も400m離れていてもほぼ死亡するレベルで150m圏内は即死レベル
因みに無反動砲ではあるが物によっては100kgを超える為個人使用は不可能
「正規軍が黙っちゃいねぇぞ!」
「先に通達する無理なら諦めるが、安心しろ射程は10kmまで伸ばしたし命中率も上がってるからお前らが被爆する事は無い、何だったら何処ぞの大佐見たく撃っても構わんぞ」
「そういう問題じゃねぇよ!」
デイビー・クロケットはとりあえず正規軍の回答待ちになった
1時間後
ビーストは特戦隊と外に出た
隊長達は準備の為戻った
「そんじゃフルトンの使い方の説明だ、ボックスを開けっと中にバルーンが入ってるからそれを取り出しバルーンの下に付いてるバルブを開く、するとバルーンが膨らみ上に飛ぶ、バルブを開いて必要高度に行くまで約20秒、その間にボックス内にあるハーネスを着る」
ビーストは説明しながら実演し特戦隊もそれを見ながらやる
「ハーネスはキツイくらいで丁度いいからな、緩いと回収時の勢いで落ちるぞ」
「?勢い、どれくらいなの?」
ベクターが最もな質問をする
「体感した方が早いが少なくともパラシュート降下時よりは少ない、後出来ればバルーン膨らませるのは出来れば50m以内に何も無い所にしろ」
「何で……ねぇ、輸送機がこっちに突っ込んで来てるんだけど…」
「あれが回収機だ、ほら後ろの方に僅かにフックが見えるだろ?」
グリズリーの言う通り輸送機のC-130が高度を下げながらこっちに来ている
「…待ってください、フックってまさか…」
百式が気付くが時すでに遅し
C-130のフックがバルーンのワイヤーを引っ掛けかなりの速度で引っ張られる
そしてそのワイヤーの先にはビーストと特戦隊
特戦隊は直ぐにハーネスを外そうとするが
「もう遅い」
ビーストが言うと同時にビーストはワイヤーに引っ張られ飛んで行く
そして百式、グリズリー、KSG、ベクター、ドラグノフの順にられた
「「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!!?!!」」」」」
6人は引っ張られながら飛んで行った
特戦隊はフルトン回収を二度としないと心に誓った
デイビー・クロケットを使うか使わないかは任せます(丸投げ)
正直デイビー・クロケットで倒せる気がしない……
フルトン回収
人員や物品の回収に使われる
衝撃はパラシュート降下時より少ないらしい(経験者談)
使い方は本編参照
BLACKWATCHでは少数撤退時によく使われる
ヘリより迅速に回収出来るがバルーンが破壊されたら終わり
BLACKWATCHはバルーンを防弾にし破壊されるのを防いでいるがそれでも破壊される事がある
輸送機回収なので結構怖い
一応ヘリ回収も可能だが余り現実的ではない
因みにBLACKWATCHではAC-130での回収の場合AC-130が敵を攻撃しながら回収するという無茶苦茶なことをやる