「「「「………」」」」
特戦隊の4人は固まっていた
百式からの連絡が途絶えたと思ったら万能者が百式の入ったビルに入って行き何を思ったのか百式をお姫様抱っこして自分達の目の前に現れたのだから
百式は生きてはいるが気絶しているのか全く動かない
「……ハッ!」
10秒程でグリズリーが正気に戻り万能者から百式をひったくる様に奪い万能者から少し離れた場所に寝かす
グリズリーは百式を調べるが特に怪我は無く打撲痕等も無い
「…薬物か!」
結論に至ったグリズリーは近くに置いてあった百式短機関銃を取り自身のリミッターを第5まで外し万能者へ銃を向ける
「うちの隊長に何しやがった!」
「おいおいおい!?落ち着け!俺じゃない俺じゃない!俺がビルに入った時には寝てたんだ!?」
万能者は両手をあげて誤解を解こうと言い訳にしか聞こえない事実を話す
と言うのもグリズリーからは百式と同等くらいの実力を感じていた
グリズリーだけならともかく残りの3人もそれに近いものを感じていた
(負ける事はないだろうが下手すればこっちも無傷じゃすまない!)
BLACKWATCHの情報はある程度分かっていたが個人の実力までは流石に分からない
(どんな経験積めばこうなるんだよ!)
誤解が解けるまでの約1分半、万能者は若干冷汗をかきながら事実を話し説得した
数分後
誤解が解けてからグリズリーが呼んだメディックとイーグルが部屋に入って来た
2人は万能者を見るやいなや戦闘態勢に入るがグリズリーの無視しろの一言で戦闘態勢を解くがかなり警戒している
と言うか百式を心配しているが全員が万能者へ最大限の警戒をしている
万能者が念の為に回収していた百式の刀を出した時にもヤバい殺気が万能者へ放たれた
「……人形用の麻酔薬の1種ですね、ただかなり強力です、生物でいえば象等の大型動物のものですが…」
「…コイツじゃないとなると…EAの連中か」
「恐らく、それに万能者が持っていても意味は無い気がします」
「だから俺じゃn「黙ってろ」……はい」
しかし万能者は別の事を考えていた
それは万能者自身を監視しているイーグルだ
話を聞いている限り同じBLACKWATCHの人形の指揮官ではなくBLACKWATCHの別部隊なのは分かった
(なら人形達の指揮をしている人物がいるが…それ以前に……)
万能者はイーグルを見る
イーグル自身もかなりの実力者で指を僅かに動かしただけで殺気立ち警戒を強めている
(そもそもコイツ…
今まで見てきた人間とは何かが違う
まるで人間の皮を被った得体の知れないナニカだ
(BLACKWATCHは思ってた以上に仲間意識が強いな…正直使い捨て、とまでは行かないが酷い物と思っていたが……しかしデカいナニカを隠しているのは確かだ、それに敵に対しては個人にもよるだろうが絶対に容赦はしない、警戒はするに越したことはないな)
万能者は考えることをやめ百式の方を見るとメディックが注射器を取り出し薬品を入れる
話を聞いている限りどうやら、人形用のきつけ薬のようだ
そしてメディックはそれを人間でいう心臓辺りに突き刺し一気に薬品を投与した
「……え?」
流石の万能者も思考が止まったが1秒もせずに百式は飛び起きた
「はぁはぁ………ソレ…改良出来ませんか…割と本気で」
「それは開発元に言って、とりあえず簡易的な物だけどバイタルチェックするからマフラー取って、後これ」
メディックは百式に袋を渡す
百式はマフラーを取ると袋をもらう
「?」
万能者が疑問に思うがメディックは百式の首の後ろにコードを刺してノートパソコンを操作する
操作をしだして1分くらいたった時百式の顔がどんどん真っ青になっていく
しかし周りは同情の表情で見ているだけだ
そして
「■■■■■■ッ」
百式が吐き出した