作戦本部からゴーストが撤退した頃
戦闘地帯である廃都市
「………」
万能者はどこかと通信している百式を待っていた
この隙に攻撃は出来るが万能者はやらなかった
何故かと言われればたまたま、としか言えない
「……了解です」
百式は通信を切ると落胆した表情をするが深呼吸しその表情を捨てる
「では今から行儀良く戦うのは辞めます」
「…どういう意味だ」
「こういう事です」
そう言うと百式は黒桜を鞘に戻した
万能者は疑問に思うがすぐに百式が万能者へ走り出す
(…っ居合か!)
百式の行動に気付き様々な武器を撃つ
だが百式はそれらを全て躱す
(片目片腕で掠りもしないのかよ!?)
驚く万能者だが百式が自身の間合いに入ったので撃つのを辞めチェーンソーを振り下ろす
百式も間合いに入り屈んで黒桜を掴む
(こっちの方が早いが向こうは居合!)
百式が黒桜抜いた瞬間、万能者の背中に砲弾が直撃し万能者は百式の上を通り過ぎ5m吹き飛ばされた
「っ?!」
幾ら装甲があるとはいえ直撃の衝撃までは防げない
何が起きたかは明白だ
万能者は起き上がると同時に砲撃したAC-130を見る
上空を旋回しているAC -130だが砲門は全て万能者へ向けられている
(…こういう事か!)
先程の百式の言葉は自分1人で戦うのは辞めると言う意味だった
「……いきなり辞めるとか卑怯じゃないか…」
「何言ってるんですか?ちゃんと宣言しましたよ?それにこちらは刀だけで銃も仲間の援護も使ってないのに貴方はチェーンソー以外を普通に使ってるんです、今まで行儀良く戦っていた事に感謝して欲しいものです」
「……あー」
万能者は覚えがあった
百式は戦う前に銃を捨てた
そして今まで1度も援護射撃は無かった
なのに自分はチェーンソー以外も使い百式を負傷させた
「………」
万能者は反論出来なかった
「ですがそれも終わりです、貴方は今まで通り使って良いですよ、
(…挑発しているな、下手に突っ込むと不味い)
万能者はアナザーアイで空の動きを監視しようとするがアナザーアイからは何も来ない
(?…まさかこのタイミングで故障か…)
万能者が空を見上げるとちょうど少し前にどっかに行ったラプターとハリヤーが上空をとうりすぎた
(…まさか見つかって破壊された?だが光学迷彩はちゃんと機能してたはず…)
考える万能者だが百式が向かって来たので考えるのをやめ戦闘に集中する
百式は黒桜を抜き万能者を斬ろうとする
万能者は避けチェーンソーを振るうが避けられる
(どのタイミングで来るか…)
百式と斬り合いながら考えるが援護射撃はない
その時、百式がほんの少しだけ体制を崩した
考えながら斬り合いをしていた万能者が運良く気付いた僅かな隙
万能者はチェーンソーを振り下ろした
隙をつかれた百式は避ける事が出来ない
百式は黒桜を盾にする
黒桜は切られるが一瞬止まれば、と思っていた
だが良い意味で百式の予想外の事になった
黒桜が万能者のチェーンソーを受け止めたのだ
チェーンソーの回転で大量の火花が発生し刀身がどうなっているかは見えない
万能者もまさか受け止められるとは思っておらず驚いた
予想外で一瞬気が抜けた百式だがすぐに黒桜の峰を蹴り上げチェーンソーを押し返しそのまま万能者の胸の装甲を切る
黒桜は装甲、そして万能者の生身まで届いたらしく少しだけ血が見えた
火花がと万能者は同時に後ろに下がる
万能者は切られた場所を
百式は黒桜を見る
(装甲を完全に切りやがった…!あの状態だったから薄皮1枚ですんだが……てかホント何なんだよあの刀!)
(……本当にコレ何で出来てるんでしょうか…何か不安になってきます……とりあえず戻ったら聞いてみますか)
黒桜には傷どころか刃こぼれひとつない
よく分からない沈黙があったが百式が顔を叩いて沈黙を破りお互い構える
嵐はまだ続いている
後3話居ないで戦闘を終わらせます終わります!
それまでもう少しだけお付き合い下さい!(焼き土下座