G&Kの猟犬   作:試作型機龍

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アウターミッション44

日本、とある街

 

ノーツ「まったく…なんで僕がこんな事やってるんだ」

 

とあるビルの屋上でノーツはぼやくが

 

トモエ「仕方ないじゃないですか、渡航者が死んだりしては大変な事になりますし」

 

ノーツ「…ならせめて無傷じゃない事を祈るか…」

 

BLACKWATCH1の医者であるノーツは怪我人や病人以外興味がない

そんなノーツがここにいる理由は渡航者を生かすためだけだ

 

ノーツ「戦闘でも始まればまだマシだが…」

 

言いながら双眼鏡で渡航者を探す

トモエはため息を吐きつつ周囲を見渡す

現在、日本は殆ど滅びている

生き残っている場所は1部の離島だけ

その他の場所にはELIDが蔓延っている

 

ノーツ「…目印が居たぞ」

 

ノーツの言葉にトモエはノーツの見ている方向を見る

そこには複数のELIDが居た

それらは南東に向けて走っている

それだけならわからなかったが他の場所でもELIDが同じ方向に向かっていた

 

トモエ「…なるほど、ならこの先に……」

 

ELIDを目で追っていく

そして見つけた

距離は2.5キロ程でそこには4人の子供達がELIDと戦っていた

いや、死角にまだいるようだ

 

トモエ「…随分と可愛らしい渡航者ですね」

 

ノーツ「たまに足元に陣ができるな…魔法使いか?」

 

トモエ「なら随分と近代的な魔法使いですね、今2丁の銃が双剣になりましたよ…あ、大剣になりました」

 

ノーツ「一番小さいのは悪魔か何かか?何も無い所からヤバそうな手を出しているぞ」

 

トモエ「とりあえずビーストに連絡ですね、すいませんがお願いします、無線機持ってくるのを忘れてしまって…」

 

ノーツ「…医者が無線機持ってると思っているのか?」

 

「「………」」

 

沈黙が走る

まさかの2人とも無線機を持っていなかった

近衛隊であるトモエは基本的にカラス頼みでノーツの場合はそもそも戦場には出ず基本医務室か研究室に引きこもっているので無線機は必要ない

 

トモエ「……とりあえず渡航者を援護します、すぐにゼノモーフが気づくでしょう…」

 

ノーツ「…そうだな、ついでに渡航者も射抜け」

 

トモエ「お断りします」

 

言いながらトモエは弓矢を持ち矢をつがえ弦を引く

するとただの矢が燃え上がる

それが当然の如くトモエは気にせずに更に引き、放つ

 

矢は渡航者から少し離れた場所にいたELIDを射抜き爆炎を上げた

爆炎はすぐに消えたが火は多数のELIDを焼いた

爆炎に呑み込まれながらも生きていたELIDも居たが自身に付いた火が消えず悶え焼け死んだ

 

爆炎が上がり10秒もしないでゼノモーフの雄叫びが周囲に響き渡る

どうやら気付いた様だ

それから数秒でゼノモーフがELIDに襲い掛かるのが見えた

渡航者は混乱している様だがすぐに状況を理解しゼノモーフを避けながらELIDを攻撃していく

 

トモエ「状況判断が早いですね、良い兵士に育ちますよ」

 

ノーツ「言ってる場合か、とっとと行け」

 

トモエは関心していたがノーツの言葉に軽く返事をしビルから飛び降りて行った

 

ノーツ「……怪我人は…いないか…」

 

ノーツは双眼鏡で再度確認してみるが渡航者に怪我人はいないようだ

そんな中ジャックが戦闘に参戦した

 

ノーツ「……無傷で終わりか……向こうに期待す……愚患者は呼んでないぞ」

 

ノーツが振り向くと屋上出入口から三体のELIDが出てきた

ELIDはノーツを見つけると雄叫びを上げながらノーツへ向けて走り出す

 

ノーツ「黙れ愚患者共」

 

いうやいなや三体のELIDは固まった様に体が止まった

ELIDが立ち止まったのではなくELIDだけが凍ったように止まったのだ

しかし走っていた勢いはそのままで急に止まったのでELIDは床に倒れノーツの横を滑りそのまま屋上から落ちていった

 

ノーツ「動くな、喋るな、口出しするな、僕の患者で居たいならこれくらい守れ、愚患者共が」

 

そういうとノーツは隣のビルに飛び移った

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