ビースト「いつまで遊んでるんだ?」
ビーストの声がいやに響く
先程まで戦闘でうるさかったから、というのもあるだろう
トモエ「…何に怒ってるんですか?」
トモエの言葉にゼノモーフが隠れる
怒っているビーストに近付いてはいけない
BLACKWATCHなら誰でも知っている
現にそのビースト(インセクトもいたが)に喧嘩を売って両足が義足になった人形がいる
ビーストは進路の邪魔なELIDを殴り飛ばしながら進む
殴られたELIDは他のを巻き込み吹っ飛ばされる
ビースト「さっき面倒なのに絡まれてな、姿見せないし気配も何も無いしでかなりウザかったンだよ」
トモエ「そんなの居たんですか…とりあえず渡航者は無事です」
絶対に違うとトモエは思ったが無視する
触らぬ神になんとやらだ
ビースト「それは何よりだ……とりあえず邪魔だからオマエら消えろ」
ビーストが言うとELIDの身体は力無く倒れ落ち崩壊した
シュテル「…さすがというかなんと言うか」
ビースト「…あぁ、お前らが今回の渡航者か、随分と物騒な魔法使いだな」
ディアーチェ「見ていたのか、ならとっとと終わらせて貰いたかったものだな」
ビースト「知らんヤツの戦闘を観察するのは基本だぞ?何も知らん相手に勝てると言える奴はただのバカか相手が本当の雑魚な時だけだ」
ディアーチェ「くくっ、違いないな」
シュテル「ひとまず礼を次いでに自己紹介も、助太刀ありがとうございます」
ビースト「気にすんな、アレの駆除も俺らの仕事だ…そんじゃとりあえずなんか自己主張の激しい水色から自己紹介どうぞ」
レヴィ「ふっふっふっ、僕は力のマテリアル!レヴィ·ザ·スラッシャー!そしてこの戦斧はバル二フィカス!」
シュテル「良く噛まず言えました」
レヴィ「エッヘン!それd…モゴッ?!」
シュテルがレヴィの口を塞いで喋れないようにする
ビースト達は?を浮かべ聞こうとするが
シュテル「すいません、タイムお願いします」
ディアーチェ「少し待っておれ!」
2人が言うと同時に渡航者の全員が飛んで100m程離れる
ビースト「……飛べんのかってか魔法使い?なら普通か?なんで飛んで逃げなかったのかは気になるが…」
ノーツ「むしろ貴様が追わないことに驚きだがな」
気付くとノーツが近くにいた
いつ来たのかはさておきノーツは若干不貞腐れている
ビースト「100mなら逃げるより早く捕まえられるからな」
トモエ「ですね、そういえばそろそろ太平洋に向かったヘリが戻って来ると思いますよ、そのうち無線が入るのでは?」
ビーストが地面にマップを写すと太平洋上のヘリのマークがこちらに近づいているのが写っている
すぐにでも無線の範囲内に入る距離だ
そして入ったとほぼ同時にコールが入る
ビースト「ナイスタイミングだな……状況は」
?『 負傷者3名艦種は駆逐1に重巡が2!いずれも大破状態!』
ビースト「ノーツを合流させる、指定ポイントのビルを通過しろ」
?『 了解!それと深海棲艦の死骸と生きた個体の回収出来た!』
ビースト「良くやった、アウト」
ビーストは無線を切るとノーツに言う
ビースト「喜べ、駆逐1の重巡2が大破状態だ、かなり切羽詰まってるからヤバい状況だろうな、指定ビルはそこのビルだ」
ノーツ「良くやった!」
言うやいなやノーツは全力疾走でビルを駆け上がって行った
2分後、ハインドが通過するタイミングでノーツはハインドに飛び乗っていった
…心做しかその顔は笑顔に見えた
太平洋側の渡航者は軍艦系