G&Kの猟犬   作:試作型機龍

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アウターミッション■■■

僕は死んだ

仲間たちに看取られネットの世界で現実では病院のベットで確かに死んだ

落ちていく感覚があった

酷く暗く冷たい中へと落ちていく感覚

これが死んだという感覚かのかもしれない

目を開いても何も見えない

自身の体も見えない

それどころか体が動いているのかさえ分からない

目を開いて、と言ったが開いているのかも分からない

もう、何もワ カ ラ ナ …?

そう思った時何故か意識がはっきりした

体を動かす感覚もあった

目を開いても相変わらず何も見えないが

 

?「…なんで?」

 

喋ると彼女自身の声も聞こえた

落ちている感覚もあるが底に着く様子はないので手探りで確認する

 

指を動かしてみる

ゲームならこれでメニューが表示されるが何も出ない

 

?「ゲームじゃない?」

 

次は手探りで着ているものや持ち物を確認する

調べる

 

?「ふむふむ……なるほど」

 

着ているものは死亡時ゲームで着ていたもののようだ

左腰には剣があった

柄を握り剣を抜き刃で切らないように注意しながら触って見る

刀身に触れた時ヒヤッとした感覚があった

今まで無かった初めての事だ

 

?「…僕の剣だ……でもなんで?」

 

剣を戻し他を調べてみるが何も無い

少し考えある事を思い出した

ゲームで飛べたという事だ

とは言っても今の状況で飛べたとしてもなんの役にも立たない

だが今現在落ちる感覚を楽しむくらいしかやる事がないので物は試しと言うのでやってみる

ゲームの感覚で羽を出して

 

?「よっ、と……飛べるんだ」

 

飛ぶ事ができた

それにより落ちる感覚は無くなった

気持ちに少し余裕が出来たので周囲を見渡してみる

 

?「ん〜……やっぱり何も無いや…」

 

周囲は完全な暗闇で失明を疑うレベルだ

少しでも明かりがあれば…

そう思うが明かりなんてない

魔法を使えば!とも思ったが魔法なんて殆ど覚えていない

考えた結果スキルを使う事にした

 

?「ふぅ…はぁっ!」

 

突きの連撃を放つ

 

?「………」

 

放った彼女は沈黙する

ぶっちゃけると使うスキルを間違えた

 

?「…あれ?」

 

しかしあながち間違えてはないのかもしれない

というのも放った所にヒビが出来てそこから光が漏れていた

彼女はヒビの周りを剣先で突いてみるが壁がある訳でもない

 

?「バグかな……でもとりあえず…!」

 

彼女は躊躇なくヒビに斬撃を入れた

するとその場所は砕け人が通れるくらいの穴になる

しかし穴がすぐに修復し始めた為彼女は喜ぶよりも先に開いた穴へと入る

 

穴の先はまさにネット空間、という感じだった

様々な文字や映像などが飛び交っている

スゴい、と思ったがすぐに現実が見えた

というのも様々なものが飛び交っている為何処へ行けばいいのか全く分からないのだ

飛び交っているモノは右へ左へ、上へ下へ、前へ後ろへと縦横無尽に飛び交っている

 

?「どうしよう…」

 

周囲を見渡してみる

飛び交っている全てがいきなり軌道を変えてある程度飛ぶと消える、を繰り返している

そんな中振り返るとあるものが見えた

それは様々なモノがコピーなのか2つに別れ一方が扉に入っていく、というものだ

扉はたまに現れコピー?を入れると消える

 

?「う〜ん…どうするかな…」

 

考える

扉の先がどうなっているのかは分からない

ただゴミ箱の様な削除待ちにはならないだろうが

 

?「…行っちゃえ!」

 

彼女は扉が出現するが辺りに位置取り現れるのを待つ気でいたが扉はすぐに現れ開く

彼女は他のものを一緒に中に入りそれ等を追っていく

 

追っていってだいたい2分くらいたった

今だ某大乱闘ゲームのボスステージの様な所を進んでいる

しかし遠くに光が漏れている

 

?「もう少し………へ?!」

 

まだ距離があると思い最大速度で飛んでいたが急にホールの様な場所に着いた

彼女は急いでブレーキをかけるも間に合わず壁に激突する

ゴンッ!といい音が響くのが彼女にはわかった

 

?「〜〜っ!!?」

 

頭を抑えうずくまる

 

1分後

ある程度痛みが引いたのでぶつけた所を触る

タンコブが出来たかも知れないが血は出ていない

 

?「っ〜……ここは?」

 

見渡すと広いホールかと思ったこの場所だが高めの本棚が何列も奥まで続いていた

 

?「…図書館?」

 

彼女はネットワーク内の図書館らしき場所に着いた




彼女はかなり特殊な渡航者です
誰なのかはもしかしたら分かるかも…
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