本部地下、実験場
研究員「………モニターでは異常はないが楯以外で何か違和感とかはあるか?」
タイラント「………」フルフル
研究員の言葉に首を横に振るタイラント
楯に違和感があったが先に言われてしまった
改修したのならば説明があるはずだ
研究員「ならいい、まずはお前の気になっているであろう楯の説明をする、楯は前回蛮族戦士に切られたから更に強化した…が蛮族戦士のあの攻撃にはある程度しか耐えられん、他の変更点は楯を三重構造にして間にハニカム構造と衝撃が加わると瞬時に硬化する液体金属が入っている」
タイラントは楯を軽く押してみると僅かながら動いた
研究員「ハニカム構造と液体金属でクッションの様になっているから前のよりかは衝撃を緩和出来る筈だ、それと縁の部分はかなり強化して剣のようになっているが切れ味は皆無だ、まぁ斧みたく使ってくれ」
楯の縁を見ながら楯をふる
研究員「次は、楯のグリップの横にあるボタンを押してみろ」
タイラントは楯の内側にあるグリップ横のボタンを押す
するとパイルバンカーの杭が40cm程飛び出してきた
研究員「それは接近戦様だ、上手く使えば高硬度の装甲も貫ける、試験では万能者の装甲を容易く貫いた代物だ」
タイラントはそのままトリガーを引き杭を打ち出す
杭は更に60cm瞬間的に打ち出された、それも音よりもかなり早くだ、合計1mの未知の黒い金属の杭が楯から伸びている
トリガーを離すと杭は40cmまで戻りスイッチをもう一度押すと杭は完全に収納された
研究員「今回の杭は1種だけだが研究が進めば複数種の杭が使える様になる」
タイラントは完全に収納された状態からトリガーを引き杭を打ち出す
反動はあるが楯の重量とタイラント自身のパワーで完全に相殺されている
研究員「杭はビーストから許可が出たからソレを使ってる、強度は十分過ぎる筈だ、それと…」
研究員が言おうとした時別の作業員がフォークリフトで何かを運んで来た
フォークリフトの爪に乗っているのは3m近いアタッシュケースの様なものだ
フォークリフトはケースを降ろすと実験場から出ていった
研究員「ちょうどいいなタイラント、お前専用だ、開けてみろ」
タイラントがケースを開ける
中には2.5m程のコンバットナイフの形をした大剣の様なものがあった
タイラントは大剣を手に取りていると研究員から説明が入る
研究員「全長約2800mm、刃渡りは約2300mm、重量は大体132キロだ、お前専用に作ってあるし刀身は黒い金属、因みに鉈で切れ味はお察しレベル」
100kg超えの代物だがタイラントは片手で難なく降る
どう見ても片手剣では無いがタイラントは右手に大鉈、左手に楯で軽く動いてみる
研究員「因みにその大鉈だがお前の背中、若しくは楯の内側に収納出来るようになっている、使わない時はどっちかに閉まっておけ、取り出す時は大鉈を持てばいい」
言われて楯の内側を見ると留め具の様なものがあり大鉈をそれに当てるとカチャン、と留め具が閉まった
大鉈を持つと留め具が外れた
次に大鉈を背中に持って行く、その時に何処に留め具があるか分からない事に気付いたがカチャン、という音が聞こえ手を離しても落ちなかったのである程度適当にやっても大丈夫だろうと納得する
だがタイラントは研究員を見つめる
研究員「…わかってる、お前がこの大鉈に満足しないのはわかってしお前自身の改造が成されていない事も、改造は待ってくれ、幾つか案はあるがそこはお前と決めるのと新しい技術が入るからそれまで待ってくれ」
タイラントは不満げだが新しい技術と言う言葉に納得する
研究員「大鉈に関しては予備だ、メインとして回収された削岩機を魔改造しているところだ、出来上がり次第テストしてからお前に渡す予定だ」
ある程度納得したタイラントは身振り手振りで研究員に伝える
研究員「ならいいが、とりあえず訓練しとくか?」
タイラントが頷くと研究員は実験場から出ていった
その数分後床からイージスやテュポーン等が出て来た
それ等が動き出すと同時にタイラントも動き出した
タイラント準備完了
大鉈
タイラント様に造られた大鉈で未知の黒い金属で出来ている
コンバットナイフをそのままデカくした見た目で腹には血抜き用に溝が掘られ峰の後端にはノコギリの様なものが着いている
見た目はコンバットナイフだが大鉈である
切れ味はお察しレベルだがタイラントのパワーと大鉈の重さで大体のものは叩き切れる
楯とタイラント自身の背中に留め具がありそのに収納可能(タイラントは基本的に背中に収納している)
黒い金属
BLACKWATCHが生み出し未知の黒い金属
現状生産コスト等の関係上幹部達や1部のメンバーにしか渡っていない(使用者例、ティスのブラットラスト、百式の黒サクラ、タイラントの大鉈)
非常に丈夫で温度変化等にも強くレーザー等の光学兵器の攻撃も防げる
デメリットが殆どないがあえて言うなら生産コストと異常なまでの加工のしづらさ、がある程度
まるで分かっていない為1部からは少し危険視されている