本編どうぞ!
輝夜「さぁ、ミナト準備はいい?」
鈴仙「姫様本気で行くんですか……?」
輝夜「当たり前よ。私だって外出したいんだから」
永琳「輝夜、私との約束覚えてるわよね?」
輝夜「<絶対に仮面は外さない>ことよね。大丈夫、今日は覆面にしてあるから取れたりしないわ」
姫様の被っているそれって、タイ〇ーマスクだよね。どこで売ってるの?ボクもほしい……。
今日は姫様とてゐちゃんと一緒に神霊廟の屠自古さんに会いに行くことにしました。なぜって?昨日紫さんに人里へ返してもらった後に、屠自古さんと布都ちゃんに出会って、雷の扱い方を教えてもらう約束してたし、布都ちゃんが元気なかったので、遊びに行くことにしたんだ。それを聞いた姫様も付いて行くって聞かなくて永琳さんが条件付きでってことになった。鈴仙さんは永琳さんの手伝いがあって無理だったけど、てゐちゃんは付き添いで来てくれるみたい……顔が(;゚Д゚)になってた。余程前に追いかけられたのが答えてるみたい。それでも、付いてきてくれるてゐちゃんが優しすぎる……。
永琳「てゐ?聞いてるの?」
てゐ「(;゚Д゚)……。」
鈴仙「ちょっとてゐ……戻って来なさいよ」
ミナト「てゐちゃん……」
てゐ「―は!ここは何処?私は誰?」
輝夜「ちょっとてゐはどうしたのよ?」
ミナト「前に神霊廟で、いろいろあって……」
永琳「てゐしっかりしなさい。さもないと、実験のテストに付き合ってもらうわよ?」
てゐ「!!それだけはご勘弁を!!」
永琳さん実験ってなんの実験なんだろう……聞かない方がいいのかもしれない。
鈴仙「ミナトさん気をつけてください。特に邪仙には!」
永琳「輝夜も問題は起こさないでね。あなたが外に出るなんて何年・何百年・何万年以来なんだから」
輝夜「大丈夫よ。優曇華の時とは違うわ!」
鈴仙「そんなぁ……」
二人に見送られ、神霊廟へ向かうボク達だった……。
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今日は身体がとても軽く感じる。今まで外に出るのが嫌で仕方なかった。外を歩けば、周りの者達が倒れていき、姿を見せれば、皆逃げていく。私は嫌いなモノばかりだった。でも、今はそんなもの何も感じなくなっていた。
輝夜「~♪」
つい鼻歌を歌ってしまっていた。人里を突っ切らずに遠回りで神霊廟向かうルートだ。そうしないと、人里の人間に私が外に出たことがばれてしまい大騒ぎになる。そうならないようにのルートだが、ミナトと隣を歩けることが嬉しくて、気分が好調してしまう。好きな人と一緒にお出かけできるなんて夢のようだけど、夢じゃない!こんなに幸せな時間が私に訪れることが嬉しかった。
ミナト「姫様、今日はいつも以上に機嫌がいいですね?」
輝夜「あなたと一緒だもの♪」
ミナト「永遠亭に居る時も一緒ですよ?」
輝夜「優曇華や永琳もてゐもいるじゃない。それとはちょっと違うっていうか……」
永遠亭に居る時とは全く違う感じ……これは女なら誰もが体験したい……。
ミナト「なんだか、デートみたいですね」
彼からそんな言葉が出てくるとは思わなかった私は意識してしまった。男と女が一緒に歩いてお出かけすることをそれはすなわちデート!今私達はデートしてるの!?そんなことを意識してしまって、身体に緊張が走った。期待していなかったと言えば、嘘になるし、ミナトから言ってくれるとは思ってなかったからドキリとした。
輝夜「そ、そうね///私達恋人みたいね///」
ミナト「そ、そうかな///」
私は何を言っているのかわからなかった。自然に出て来たのが「恋人みたい」なんて誘ってるみたいじゃない!私は痴女じゃないし、男を誘惑して襲わせるなんて女として最低なことよ!でも、ミナトなら襲われたいかも……って!何言ってるのよ!?ミナトにそんなことさせていいわけないじゃない!!ミナトも反応困ってるし!!私ってこんなはしたない女だったの!?
自分自身の意外な一面を見てしまった輝夜がそわそわしてると……。
てゐ「姫様なにやってるの?」
輝夜「ぐやぁん!!」
変な声が出てしまった!恥ずかしい///てゐがいることをすっかり忘れていた。さっきのずっと見られていたってことよね?すると身体が熱くなってきた。覆面で顔は隠れているのに、手で顔を隠してしまう。
辺りには鳥の鳴き声しか聞こえなくなっていた。
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神霊廟にやって来てしまった。ここにはこの前追いかけられた
芳香「おお~!ウサギまた来たのか~!まってたぞ♪」
いきなり対面してしまった。隣には
ミナト「すみません。いきなりお願いしちゃって……」
屠自古「い、いや!別に大丈夫だ!わ、わたしも暇していたところだったし///」
芳香「そうなのか~?今日はいつもよりも気合を入れて掃除や化粧してたのにかぁ?」
屠自古「芳香///だ、黙っていてくれ!」
神子「(ふふふ♪素直じゃないな)」
てゐ「(注意がそれた!今のうちに!!)」
ダァッ!
てゐはもうスピードで中に入って行った。
芳香「ああ~!どこへ行くんだ~!!」
神子「おや?追わなくていいんですか?芳香?」
芳香「追いかけるのだぁ!待て~!!」
芳香も後を追って行ってしまった。
神子「さてと、話すことは山ほどあるので、こちらへどうぞ」
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布都「……すまなかった。我のせいで……」
ミナト「もう済んだことだから気にしないで」
布都「ふむ……」
空気が重い……客間に通され、布都ちゃんから謝られた。昨日もそうだったけど、元気がないみたい。余程こってり怒られたらしい。神子さんの方に目をやると「
それから布都ちゃんといろいろお話していると……。
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布都「そうであろう!ミナトは話がわかる奴だったのじゃな!ミナトお主我に弟子入りせぬか!」
ホラモウタチマチゲンキニナリマシタ……え!?立ち直り早すぎじゃないの?話をして5分しか経ってないんだけど!?まぁ、元気になってくれたのはいいけど、神子さんの顔が引きつってるけど……気にしないでおこう。
それはそうと、さっきから姫様と屠自古さんが一言もしゃべらないけど、どうしたんだろう……?
静かな戦いが隣で行われていることなど知らない……。
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輝夜「……」
屠自古「……」
周りの音という音が遮断され、その空間には二人がいた。
輝夜『あなたはなに?ミナトに用でもなるの?』
屠自古『ミナトから
もちろん二人は会話をしていない。テレパシー?そんなんでもないが、この二人だけにしかわからない空間でお互いに相手がことが手に取るようにわかってしまう……どこの
輝夜「(この亡霊絶対ミナトのことが好きね!優曇華とは違いなんかモヤモヤしてしまう。なんで……それにこの亡霊からあの
屠自古「(ミナトと一緒に生活している所の姫か……思っていたよりガキっぽいようだ。太子様から聞いていたが……わ、わたしだって女なんだ!私の胸はこいつよりも大きいし、ミナトは私をか、かわいいと言ってくれたんだ。だからなんだ!私だってやればできる!やってやんよ!!)」
輝夜『それで、あなたは私のミナトに
屠自古『あんたには関係ないだろ?あんたは
二人の間に火花が散る。二人の空間だけ他の空間から切り離された重みを放っている。
輝夜「(ムカつく!この態度本当にあいつに似てる!!ここに来てまさかこんな奴に会うだなんて思ってなかったわ!)」
屠自古「(あんたがミナトが言う美人なら、私は到底勝てるとは思えない……だが!違うところで勝ってやるよ!負けてたまるか!)」
屠自古『ミナトは妖怪になって力の使い方がわかってない。だから私が教えるんだ。<雷を起こす程度の能力>を持ってる私がね』
輝夜『よかったわね♪その能力がある
屠自古『ああ。顔しか
輝夜『ミナトは私を見て綺麗って言ってくれたわよ♪』
屠自古『私はカッコイイともかわいいとも言われたぞ。それに掃除に家事をやっていることを褒めてくれたぞ?あっ!姫には無縁でしたっけ♪』
輝夜『ぐぎぎ!やる気のようね!!』
屠自古『ガキの面倒は毎日みてるんだ。きつくいくぞ?』
輝夜『あ?(威圧)』
屠自古『お?(威圧)』
ミナト「二人共なにやってるの?」
二人の戦いの場が崩れ去った。声をかけられた二人はようやく落ち着きを取り戻すことができた。
輝夜「い、いえ、なんでもないの!」
屠自古「ああ!気にしないでくれ!」
ミナト「???」
その後、屠自古さんに雷の扱い方を教えてもらった。その間、姫様からの視線がなぜか怖かった……屠自古さんはなんだかボクに密着しそうにまで近づいて教えてくれた。近くてドキドキして、なかなか集中できなかった。でも、少しは身についたと思う。身体の中に電気の出し入れの仕方を習得できたのは大きかった。これで、お風呂に入る時苦労せずにすみそうだ♪途中で青娥さんの乱入や布都ちゃんの暴走があったけど、それはまた今度……。
とてもみんな楽しそうで笑っていた……ボクはこの世界に来てよかったと思った。
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青娥「あらぁ~もうこんな時間ですわ」
神子「本当だ。時間が経つのが早く感じるね」
青娥「ふふ♪」
神子「何を笑っている?」
青娥が笑うので、どうしたものかと聞いてみた。
青娥「豊聡耳様がこんなに笑っているのも久しぶりに見たものですから。いつもは人里に行っても、笑っていることの方が少ないことが多かったので」
神子「そうだな、私を悪く言う声がどうしても聞こえてしまって……私達のことをわかってもらおうとしても簡単にはいかないことぐらいわかってるつもりですがね……」
正直辛い。私達をよく思ってくれる方達もいるが、よく思わない者達もいる。気にしないつもりですが、私にも心があるのです。辛くないなんて……そう思っていると肩に手が置かれた。
青娥「でも、今日はとても楽しかったでしょ?」
私が向いた先には、黒焦げになった布都とにらみ合う屠自古と輝夜殿にわけがわからない様子のミナト殿がいる。彼が来てくれたおかげで、今日は充実した日々を暮らせた気がします。
神子「そうですね♪彼には感謝しないと」
青娥「ふふ♪その勢いですわ。これには屠自古ちゃんも頑張ってもらわないとね♪」
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<一方そのころ>
てゐ「(どこまで追いかけてくるんだ!?あいつの体力は底なしか!!)」
まだ逃げていた。隠れてもあのキョンシーは私を見つけてくる。屋根の上に登っても、地面の中に隠れても、それでも追いかけ見つけてくる。飽きを知らないのかあいつは!!
芳香「こっちだなぁ~!ウサギ一口でいいから食わせろ~!!」
絶対やなこった!こうなったら次の所で私の罠にかけてやる!
てゐは最終ポイントへ向かうのであった。
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神子「ミナト殿、そろそろ時間ではないかな?」
ミナト「え?」
みんなで大騒ぎしていた気が付かなかったが、帰る時間になっていた。楽しい時間は早く過ぎてしまうとはよく言ったものだ。
ミナト「姫様、そろそろお時間ですよ!」
輝夜「もうそんな時間なの?仕方ないわね。今日はこれくらいで許してあげるわ」
屠自古「はん!それはこっちのセリフだけどな」
輝夜「ぐぬぬ!」
屠自古「うぬぬ!」
姫様と屠自古さんあんなに仲良くなって羨ましいなぁ……ああ!そういえば、てゐちゃんのことを忘れていた!行けない!すぐに探しに行かないと!
ミナト「神子さん、青娥さんは姫様をお願いします。ボクはてゐちゃんを探してきますので!」
神子「ああ、こっちは任せてくれ」
青娥「ついでに芳香ちゃんもお願いね♪」
ミナト「はい、少し待っていてください」
この選択が新たな出会いを生むのであった。
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曲がり角の先にてゐは居た。そこでは……。
てゐ「ぬふふ!さぁ!来るなら来い!この因幡てゐは逃げも隠れもしないぞ!」
仁王立ちで廊下の真ん中に佇んでいる。てゐはここに罠を張って芳香を仕留めるつもりだ。
てゐ「(曲がり角から現れた時が最後だ!私を追いかけまわしたことを公開するがいい!)」
先から足音がこちらに近づいて来た。てゐは手に
てゐ「(来た!もうちょい……もうちょい……)」
どんどん足音が近づいて来た。そして、その足音が曲がり角のすぐそばまで来た時!
てゐ「(くらえ!バカキョンシー!!)」
ミナト「あ!てゐちゃんこんなところに居た。探したんだよ!」
てゐ「……へ?」
遅かった。手はもう
ドガッ!バリィイイン!!
てゐの目の前には巨大な丸太とガラスの破片が散らばっている光景だけが残っていた。
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<とある場所>
???「あら?なにやら花たちが騒々しいと思ったら……珍しいお客さんね♪」
花に囲まれた所で気を失っている
不幸な目に遭う主人公。これから先どうなるんでしょうかね……。
関係ないことですが、神子さんの耳髪ってやっぱりワックスとか使って固めているんですかね……気になります。