ミニ八卦炉便利だなぁ……。
本編どうぞ!
15 お花畑でご挨拶!ドSなフラワーマスター参上!?
ミナト「……ここは?」
目が覚めた。瞬時に理解してしまった。この展開体験したことがある。まさか……!!
???「目が覚めてたのね。おはよう……」
そこには花のように可憐な女性がいた。
ミナト「あ……どうも……」
やっぱりね。これで3度目だよね。この展開体験しているから驚きません。
それで、ボクの目の前にはカッターシャツに赤のロングスカート、チェック柄のベストを着用した緑髪の女性がいた。この人はどこかで見たことがある。どこだったか……。
???「身体に異常はないかしら?」
ミナト「え?ああ、大丈夫です」
???「よかった。花達があなたのこと心配していたから……」
ミナト「花達……?」
花……そうだ!東方で花関連ならたった一人しかいない!この人は……!
ミナト「風見幽香 さんですよね」
幽香「……なぜ私の名を知っているのかしら?」
ミナト「あなたのことはここじゃ有名ですから(ゲームで知ってるってことは避けておこう)」
幽香「そう、有名なのね……私」
ミナト「ええ。ボクの友人もあなたのこと知ってますから」
幽香「……」
ミナト「……風見さん?」
幽香「なんでもないわ……待ってなさい。お茶を用意するから」
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<数刻前のこと>
ここは太陽の畑で、綺麗な花達が太陽の光を浴びて輝かしく生きている場所。そんなところに一人で住む妖怪がいた。
幽香「みんな何を騒いでいるのよ」
幽香である。幽香には<花を操る程度の能力>がある。そのおかげで、こうして花達の声を聞くことができる。花達は幽香に「誰か倒れている」っと言ってた。幽香は内心嫌々だった。自分の容姿を気にせず、誰にも会うことのないこの場所で自分とはかけ離れた美しい花達に囲まれて過ごしていた。なのに、誰かここに入って来たら自分の醜い姿を他人に見せてしまう。でも、このまま放っておくわけにもいかず、花達が騒いでいる場所へ向かっていた。
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幽香「あら?なにやら花たちが騒々しいと思ったら……珍しいお客さんね♪」
花達に囲まれて気を失っている妖怪がいた。珍しかったのだ。みんな幽香のことを「暴力的で弱いものいじめが好きで、誰も近づいていけない」っと言われていた。アルティメットサディスティッククリーチャとまで呼ばれる彼女であった。幽香はどこぞの妖怪が好き好んで迷い込んだのだろうと思い、起こそうとしたが……。
幽香「……え?」
その妖怪は男だったのだ。
幽香「……え……ええ!?」
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幽香「連れてきてしまった……」
私は何をどうしたらいいかわからなかった。男と話したこともなかったし、触れることなんて私みたいな女があり得なかったが、花達に急かされて背負って自宅まで連れて来た。背中に感じる暖かみに私の身体が硬直しそうになりながら帰って来た。
問題はこの後だ。この男が目を覚まして私を見たら恐怖するかもしれない。噂では私のことをドSとか言っているみたいだけど……そんなことないもん!私は誰も傷つけることなんてしないもん!誤解だもん!私のこの姿を見せないようにしてるだけだもん!私だって友達の一人や二人……作りたい……。でも、いつの間にかそんなこと言われるようになったのか知らない。みんな私を怖がってしまう。妖精達もここへは来ないようにしているみたいだし……ずっと花達と話していくしかないのかしら……。
そんなときに妖怪が目を覚ました。
ミナト「……ここは?」
ええ!?どうしよう!?どうしたらいいの!?他人と話しをしたことなんて数えるほどしかしたことないし、男の方と話しなんてしたことないんだけど!!そ、そうだ!冷静に対処したら大丈夫よ!頑張れ私!!
幽香「目が覚めてたのね。おはよう……」
ミナト「あ……どうも……」
きゃあああ!話しちゃった!男の方と話しちゃったよ!大丈夫よね!?変なこと言ってないよね!?私とても自然に話せたはずだけど……と、とにかく会話を途切れさせないようにしないと!!
幽香「身体に異常はないかしら?」
ミナト「え?ああ、大丈夫です」
幽香「よかった。花達があなたのこと心配していたから……」
ミナト「花達……?」
やっちゃった!初めてなのに花と会話する女なんて頭のおかしい奴だと思われちゃう!!ど、どうしよう……!
ミナト「風見幽香 さんですよね」
ええ!?私のこと知ってるの!!?
幽香「……なぜ私の名を知っているのかしら?」
ミナト「あなたのことはここじゃ有名ですから(ゲームで知ってるってことは避けておこう)」
幽香「そう、有名なのね……私」
ミナト「ええ。ボクの友人もあなたのこと知ってますから」
幽香「……」
やっぱりだ。私の噂は耳に届いていたし、この方もきっと心の中では気味の悪い奴とか怖がられているんだわ……早く帰ってもらわないと……。
ミナト「……風見さん?」
幽香「なんでもないわ……待ってなさい。お茶を用意するから」
また私は友達ができなかった……。
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ミナト「綺麗な部屋だ」
屠自古さんといい勝負だと思う。棚の上に花が飾れていて、壁には花の絵が飾れていて、テーブルもマットもこのベットでさえ花柄だ。風見さん本当に花が好きなんだね。
幽香「お待たせ……どうぞ」
ミナト「ありがとうございます」
幽香「……。」
ミナト「あ、おいしい」
幽香「え……!」
ミナト「とってもおいしいですよ。ハーブティーってやつですよね?」
幽香「え、ええ……心を落ち着かせるには丁度いいから……」
ミナト「すみません。ご迷惑おかけしまして……」
幽香「それはいいのよ。それで、あなたなんで私の花畑にいたのかしら?」
ミナト「実は……」
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彼の名はミナトと言った。例の仙人達の住処から飛ばされてきたって一体何があったの……そんな話をしていて私は一つおかしいことに気がついた。彼はまったく私と話をしていても嫌そうな顔をせず、私とお話ししてくれている。ドウイウコトナノ?私のこと知ってるなら私を怖がってもいいのに……。
ミナト「風見さんどうかしました?」
幽香「あ、いえ……一つ聞いていいかしら?」
ミナト「なんでしょうか?」
幽香「あなたは私を知っているのでしょう?何か思わないの?」
ミナト「何かって?」
幽香「ほら、私噂じゃいろんなこと言われているから……」
私は彼に早く帰ってもらいたかった。彼が嫌とかじゃなく、私を見ていると彼に悪いと思ったから。<花を扱う程度の能力>を持って生まれたのに、花達とは比べ物にならないほどの
ミナト「風見さんってヒマワリみたいな方ですね」
幽香「やっぱり私のこと嫌って……へ?も、もう一回言ってくれないかしら?」
ミナト「太陽に照らされるヒマワリみたいで可憐ですよ」
幽香「可憐……私が?」
ミナト「うん。花を守ってる強そうなイメージあったけど、しゃべってみるとなんだが、優しさが伝わってくるのを感じて……守ってあげたくなるような気持ちになっちゃいました」
幽香「私が可憐?私を見ても嫌じゃないの?醜いって思わないの?」
ミナト「思いませんよ
幽香「!!?」
ブシャァアアア!!
ミナト「風見さん!!?」
鼻から鮮血を噴出した幽香であった。
・
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私は夢を見ているのかしら……目を開けたら実は夢でしたなんてことだったら私立ち直れない……彼が私に言った言葉。「
チラッ……。
ミナト「風見さん大丈夫ですか?」
私はベットの上に寝かされていた。そして、真っ先に目に入ったのは心配そうにしている彼の顔だった。
幽香「/////」
ミナト「風見さんなんで顔隠すの?」
幽香「そ、その……どうして私を見ても醜いと思わないの?」
ミナト「?ああ!そのことですか?新聞見てないのですか?」
幽香「新聞?あの天狗の新聞なら掃除したときに使ってないわ」
ミナト「(そっか。掃除する時、新聞紙便利だもんね)」
幽香「その新聞がどうかしたのかしら?」
ミナト「それはですね……<かくかくしかじか>―なんです」
とても便利なかくかくしかじか!
私は彼の事情がわかった。ええ!なにその夢のような世界!私も行ってみたいなぁ♪もしかしたらそこで私男の方にナンパされたり、友達なんかも作れたりして!でも、私が醜く見えないなんて羨ましい!私もそこに行きたいよぉ~!
ミナト「風見さん本当に大丈夫?」
幽香「はッ!大丈夫よ。問題ないわ」
ミナト「そう?それにしても、ここってとても綺麗なところですね」
幽香「……もしよかったら、案内するわよ?」
ミナト「え!本当ですか。見てみたいです!」
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ミナト「綺麗なお花畑ですね!」
心からそう思える。一面花だらけの光景で神秘的としか言いようのない。花の種類はよく知らないけど、花達が風に揺られている。その一つの動きだけでもこの花達が大切に育てられてきたことが伝わってくる。流石に花を操るほどである。でも、風見さんの優しさがないとできないことだと思うよ。
ミナト「この花達なんだか嬉しそうですね♪」
幽香「わかる?花達もあなたが来て嬉しいみたいよ」
ミナト「どうして?」
幽香「……ここには誰も来ないからね」
風見さんの表情が暗くなるのが見えた。何か理由があるのだろう。姫様や屠自古さんの時もそうだったけど、この幻想郷のみんな闇を抱えてそうなんだよね……風見さんもそうなのかも。
ミナト「風見さん……辛そうだけど……?」
幽香「辛いことはない……ことはないけど、あなたには関係ないわよ」
ミナト「そんなことはないですよ。こうして出会えたんですから悩みぐらいなら聞きますよ。何もできないと思いますけど、愚痴って気持ちが楽になるならいくらでも付き合いますよ」
幽香「……どうしてそこまで私にこだわるのかしら……?」
ミナト「助けてもらいましたし、もうボクと風見さん友達じゃないですか」
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<友達>
私にそんな言葉が帰ってくるとは思わなかった。今まで頑張って友達作ろうかと何度も挑戦したけど、結果は失敗だらけ。敵とみなされることの方が多かった。でも、彼は私のことを友達と言ってくれた。初めての友達が男の方だけどそれどころじゃなかった。いつの間にか目から水滴が零れ落ちていた。
ミナト「風見さんどうしたの!?」
幽香「ご、ごめんなさい……うれ、うれしくて……は、はじめて……どもだぢっていわれだがら!!!」
ミナト「か、風見さん泣かないで!ほら、ハンカチで涙拭いて!」
幽香「ありがどう!!」
・
・
・
ミナト「落ち着きました?」
幽香「……はい」
恥ずかしい……人前であんなに泣いたのは初めてだった。それも彼の目の前で泣いてしまった。でも、それほど嬉しかったんだからしかないもん。彼……ミナトが私の友達になってくれたんだから!
幽香「みっともない姿を晒しちゃったわね」
ミナト「そんなことないですよ。意外な一面を見れてよかったです」
幽香「あぅ///」
これが友達がいるという感覚なのかしら?なんだか不思議な感じがする。ミナトを見ているとなんだか気持ちが落ち着いてるけど、鼓動が早くなる感じがする。友達がいるってこんな感覚なの?
花達が私に語り掛けてくる。「頑張れ!」「ガンガンいこうぜ!」「告っちゃいなよYOU!」何を言っているのかしらこの子達は?時々わからないことを言ってくるのね。
ミナト「風見さん今日はありがとうございました」
幽香「え?」
ミナト「そろそろ帰らないと姫様達に心配かけてしまいますので」
幽香「え……そう……」
なんだろう……帰ってほしくない気持ちが膨れていく。ミナトが友達になってくれたんだけど、彼から少しでも一緒にいたいと思っている。けど、少し違う感じがする……。
ミナト「ところで人里ってどっちですか?」
幽香「……送って行ってあげるわよ」
もう少しだけ一緒にいたい……。
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ミナト「太陽の畑から人里ってこんなに遠いんですね」
幽香「え、ええまぁ……そうね……」
幽香「(私ったらなにしてるのよ!)」
ミナトを人里に送って行くといい、案内しているのだけど遠回りして向かっていた。確かにもう少しだけ一緒にいたいって気持ちはあったけど、人里通り過ぎて魔法の森まできちゃった!どうしようこれ以上は迷惑かけちゃうし、彼はまったく疑ってない……罪悪感がすごい……。
ミナト「こっちでいいんですよね?」
幽香「え、ええ……」
何してるのよ私!?そっちは妖怪の山に行っちゃうのよ!素直に「ぼ~としてたら道間違えました!てへぺろ♪」って言うのよ私!!素直に言えば許してくれるに決まってるわ。え?友達だからに決まってるから許してくれるはず……。
彼と私は友達……よね?友達のはずなんだけど、何なのよこの気持ちは……?彼と友達であることはいいけど、それだけじゃなんだか寂しい気がする。初めての友達のはずなのに……私どうしちゃったの!?
ミナト「ん?風見さん?どうかしたんですか?」
幽香「ぶつぶつ……」
ミナト「あの~風見さん聞いてますか?」
幽香「友達のはず友達のはず……」
ミナトは困った。森の真ん中で動かなくなった幽香に声をかけても反応がない。一体どうしたんだと考えていると森が騒がしい感じが肌を通してやってきた。
ミナト「あれ?あれは……!?」
暗闇の森の奥が光照らされ、まばゆい光が見えた。その光は真っすぐこちらに向かっていき……!
ミナト「(あれはまさか!?)」
ドンッ!
幽香「きゃッ!」
ボクはまばゆい光の閃光に包まれた!
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<魔法の森のどこか>
妖怪「邪魔をするな人間風情が!!」
???「そうはいかないぜ!私に見つかったのが運の尽きだな!」
片側だけおさげにし、髪は金髪、リボンのついた魔法使いが被るような帽子……いや、見るからに魔法を使いそうな白のエプロンに黒の服、更には箒を所持している。この姿を見れば、誰もが魔法使いだろうと見える姿の白黒少女は……。
魔理沙「そう、この 霧雨魔理沙 様に見つかったのがな!」
彼女は霊夢の親友であり、東方作品のもう一人の主人公。そんな彼女が今、目の前にしているのは、巨体で筋肉がムチムチの妖怪が魔理沙の前に立っている。この妖怪は今から人里を襲いにいくつもりなのだ。襲うと言っても欲が抑えられなくなり、人里に男をあさりに行くつもりだったのだ。だが、そんなときに異変解決を得意とする魔理沙に出会ってしまい、退治されそうになっていたのだ。これには妖怪の方はカンカンである。
妖怪「退かぬか!我は早く男を抱きとうて仕方ないのじゃ!見逃してくれるならお前にもおこぼれをやるぞ?」
魔理沙「へ!私は純愛が好きなんだ!それに里の男だって筋肉ダルマのお前に抱かれたくないだろうぜ」
妖怪「なにぃ!!」
筋肉ダルマの妖怪が血管をピキピキ言わせて殴りかかっていった。
魔理沙「そんなのろまな攻撃当たるかってんだ。それと弾幕勝負しろよ!」
妖怪「そんなもん知らぬ。我はお前をぶちのめしてその醜い顔を更に醜くしてやろう!」
魔理沙「へ!やれるもんならやってみやがれ!それにルールを守らないならこっちだって考えがあるぜ!」
魔理沙は懐から取り出したモノはミニ八卦炉だった。ミニ八卦炉に光が集束していく……魔理沙の顔に笑みが生まれ、手に収まっているミニ八卦炉を妖怪に向ける。
妖怪「何の真似だ?」
魔理沙「私のとっておき受けてみろ!」
魔理沙は妖怪に向けてこう言い放つ!
恋符「マスタースパーク」!!!
極太の光の光線が妖怪を包んでいった……。
魔理沙「へ!ざまぁみろってんだ!」
魔理沙は知らない……この後に待ち構えているものを……。
光と共に吹っ飛ばされる男がいたことを!
不運に見舞われる主人公。テンプレなのでお気になさらずに!
作者「ごめん……飛べないなら飛ばされればいいと思って……。」
ミナト「(ノД`)シクシク」
シン「元気だせよ……。」
主人公達は空飛べない設定なので、移動手段が限られてしまいまして……ホントにごめんよ。