あべこべ幻想郷で転生生活を!   作:てへぺろん

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あらすじ
ミナト「あぶない!」
マスタースパーク「やぁ♪」
ミナト「うわぁあああ!!」
幽香「ミナトー!!」


地底編突入でござる!


本編どうぞ!




16 落っこちてここはどこ?地底ですってヤマメさん!

 <とある洞窟内>

 

 

 ???「暇だね~いい男とか落ちてこないかなぁ」

 

 ???「ヤマメ早くしてよ~!仕事終わらないよ」

 

 ヤマメ「わかってるって。なんで私がこんなことしなくちゃいけないのよ……」

 

 ???「勇儀の奴がお酒取られて暴れたって聞いたわよ。取られる酒があるだなんて妬ましいわパルパルパル……」

 

 ヤマメ「パルスィってなんでも嫉妬しちゃうんだね……」

 

 ???「酒にまで嫉妬するなんて……引く」

 

 パルスィ「キスメも頭骨集めなんて引くわぁ……」

 

 キスメ「いいもん。他人の趣味なんて勝手でしょ」

 

 キスメ:パルスィ「「ふん!!」」

 

 

 ここは地上から切り離された場所地底

 ここには忌み嫌われた者達の住まう土地である。地上にいた鬼もここで大半が住んでいる。厄介者も多くここには住み着いている。そんな者達がワイワイガヤガヤしているのが旧都と呼ばれるところ。数日前そこで一匹の鬼が楽しみにしていた酒を誰かが取ってしまった。そのおかげでその鬼は暴れて大騒ぎ!地上にまで届く穴を開けてしまい、その修理を頼まれてしまった。

 黒谷ヤマメ それが私の名前だ。天井に穴が開いて地上の雨がそのまま地底に降り注いでしまうために修復工事を頼まれていた。人気はないところでの仕事だった。そんな私を見に、暇つぶしに来た キスメ と 水橋パルスィ が私の仕事を見に来た。それなら手伝っておくれよと言いたい……他の連中は私が仕事をするはめになった()()()のご機嫌とりに行っている。どうせ、あの人のことだから新しい酒を頬張っているに違いないし、連中はそれのおこぼれをもらいに行ったに決まっている。(前もそんなことあった)私だってお酒飲みたいのにこんなことやらされている身になってほしいのに……。

 

 

 キスメ「ヤマメまだ?」

 

 パルスィ「早く直しなさいよ。そうじゃないと先に店行っちゃうわよ」

 

 ヤマメ「そんなに早く直せるわけないじゃろがい!!」

 

 キスメ「ヤマメ怒るとシワ増えるよ?」

 

 パルスィ「怒れるだけの元気があるだなんて妬ましいパルパルパル……!」

 

 ヤマメ「怒らせてるの誰なんですかねぇ!!」

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 ヤマメ「おのれ~!!(たばか)ったな!!」

 

 

 見てのとおり私は一人になった。あまりにも遅いのでキスメとパルスィは先に店に行き、「ヤマメの分まで楽しんでくるね♪」って……ちくしょう!!これさえなければ飲みに行けたのに!!

 

 

 ヤマメ「……はぁ、なにやってるんだか……」

 

 

 一人虚しく作業を進めて後は、私が作った糸玉で穴を塞げば、後は勝手に自然の風で穴に砂や泥が堪って塞いでくれるようになる。人一人が入るぐらいの穴だからこれぐらいで作業はいいだろう。

 そう思って糸玉を穴に詰めようと近づいたときだった!

 

 

 

 

 

 ドカッ!

 

 

 ヤマメ「ひゃぅう!?」

 

 

 穴から飛び出した何かにぶつかった。

 

 

 ヤマメ「いった~い……なんなの……!?」

 

 

 その何かを見て固まってしまった。その何かとは……?

 

 

 ヤマメ「お、おおおおおおとこ!!?」

 

 

 ------------------

 

 

 空を飛んでいた。またか……なんでボクってこんなに飛ばされるんだろうと疑問に思いながらも……。

 

 

 ミナト「(……とにかく風見さんが無事でよかった……)」

 

 

 ミナトの意識が薄れていった。

 

 

 

 

 

 飛んで行った先には小さな穴が開いていた。その穴は人が一人通れるだろうという大きさだった。このままでは穴にはまってしまうはずだと普通なら考える。が、いくつもの奇跡が重なりあった。穴に対して円を描くように降下していき、穴がその円と同じように地下に続いていて、ミナトの身体は大きいサイズではなかったために引っかかることなく穴に吸い寄せられていった。

 

 

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 幽香「……ミナト……」

 

 

 あまりに突然のことだった。彼がいきなり私を押したと思ったら、彼が光に包まれて私の目の前から消えた。一体何が起こったの!?脳はパニックになっていた。だが、私の記憶が思い出させる。あの特徴的なパワー重視の放出の仕方あれは間違いない!

 

 

 幽香「マスタースパーク!!」

 

 

 よく知っている。だってあれは私の技だもの。そんな技を使えてこの魔法の森にいる人物なんて一人しかいない!!

 

 

 魔理沙「ふ~う!火力を強くしすぎたかな?」

 

 幽香「魔理沙!!」

 

 魔理沙「おわ!?幽香かよ……なんでこんなところにいるんだよ?」

 

 幽香「マスタースパークを撃ったのはあなたね……?」

 

 魔理沙「ん?ああそうだぜ。さっきの妖怪(筋肉ダルマの方)にぶっ放したぜ」

 

 幽香「さっきの妖怪(ミナトのこと)……」

 

 魔理沙「そうだぜ。あいつをこのまま人里に行かせたらやばかったから退治させてもらっうわぁ!?」

 

 

 魔理沙の後ろにあった木に穴が開いていた。幽香の放った弾幕が当たったのだ。だが、どこから見てもお遊びの弾幕で無いことがわかる。魔理沙はいきなりのことで冷や汗をかいたが、もっと恐ろしいものが目の前にあった。

 

 

 幽香「魔理沙……あなたがそこまで外道だなんて知らなかったわ。安心しなさい。骨まで残さないようにしてあげるから!」

 

 

 赤く真っ赤に真紅に光る瞳が魔理沙を見据えていた!幽香の周りから禍々しいオーラが漂い、日傘が今では恐ろしい鈍器に見える。身体から汗が流れ出る。魔理沙は今まで多くの異変を解決してきたが、目の前にいる()()は比べ物にならないほどだった。足が硬直し、視界から離れられない……殺される!魔理沙は生まれて初めての途方もない危機に瀕していた。

 

 

 輝夜「待ちなさい!」

 

 

 思いがけない人物が現れた。仮面を被っているが、忘れもしない。私と霊夢を三途の川まで追いやった永遠亭の汚姫様(輝夜)だった。その後に神霊廟で見かけた仙人達に命蓮寺のネズミと虎も一緒に居る。ウサギが2匹も付いてきていた。魔理沙にとってこれほどの助けはなかった!

 

 

 魔理沙「お、おい!幽香の奴がおかしいんだ!どうにかしてくれ!!」

 

 星「幽香殿が!?」

 

 

 その怪物(幽香)は笑った。

 

 

 ------------------

 

 

 <数刻前>

 

 

 輝夜達は星と共に無縁塚でナズーリンと出会い、ミナトを探してもらうよう頼みに行った。そして、事情を知った永琳が鈴仙とてゐを向かわせ、合流した形となっていた。輝夜、てゐ、鈴仙、神子、屠自古、布都、青娥、芳香、星、ナズーリンと10人も集まった。一人にこれだけの人数を費やす必要があるのかとお思いだろうが、男が行方知れずとなったらこれぐらいでも少ない規模である。輝夜がいることもあっておおやけにできなかったこともある。だが、探しのプロのナズーリンがいるなら問題ないと星はそう思っていたのであった。

 

 

 星「では、ナズ。ミナト殿がどこにいるのか探してほしいのです」

 

 ナズーリン「聖とご主人の命だから仕方なくだけどね。どれどれ……?」

 

 

 ナズーリンがダウジングを初めて小さな知恵者はこう伝える。

 

 

 ナズーリン「捉えたよ。案外簡単に見つかりそうだね」

 

 鈴仙「よかったですね姫様!」

 

 輝夜「まだよ。まだ会うまでは気を抜いちゃダメよ」

 

 屠自古「それでどっちの方角なんだ?」

 

 

 指さす方向に顔を向ける。中には晴れない顔をしているものがいた。

 神子と青娥である。なぜかって?それは指をさした方角にはとある場所があることを知っていたからだ。そこにいる妖怪は危険で、人間にも妖怪にも恐れられる孤高の花の妖怪がいる。もしその妖怪と出会うようなことがあるならば、この者達を守る義務がある。

 

 

 神子「青娥……」

 

 青娥「もしもの時はなんとか致しますわ」

 

 神子「うむ……」

 

 

 皆の後ろをついて行く。この二人の予感が的中してしまうとは誰も知らない……。

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 ナズーリンの持つダウジングロッドが反応する。目的のモノが近いことを感じ取らせる。

 そこは魔法の森だった。森に入ろうとした時に何かに気づくものがいた。芳香が気づいて空を見上げる。

 

 

 布都「む?どうしたのじゃ芳香?」

 

 芳香「あれ~!」

 

 てゐ「あれって……」

 

 鈴仙「見たことがあります。あれは魔理沙さんのマスタースパークです。」

 

 星「嫌な予感がしますね……先を急ぎましょう!」

 

 輝夜「(ミナト待っててね!)」

 

 

 急いでしまったために、光から零れ落ちていく一つの影に気が付かなかった……。

 

 

 

 

 

 芳香「お?」

 

 

 

 

 

 芳香以外は……。

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 輝夜「待ちなさい!」

 

 

 私は前に出ていた。そこにいたのはミナトじゃなかった。けど、片方は異変を解決した時にエキスを吐いた白黒魔法使いの霧雨魔理沙がいた。そして、もう片方は……見るからにとても危険なオーラを放ち、確実に魔理沙を殺そうとしている妖怪。永琳から聞いたことがあった。太陽の畑には恐ろしい妖怪が住み着いているって……まさかそれって!!

 

 

 ()()が笑った……私達を見て、魔理沙を見て笑った。とても不気味な笑顔だった。この私も長年生きてきてこれほどの恐怖は味わったことがない。私でも恐怖したのにてゐや鈴仙達が大丈夫なわけがなかった。てゐと鈴仙にナズーリンと布都が震え、腰を抜かし、泡を吹いて倒れていた。他のみんなも気力で立っている感じだった。なんで、こんなことになっているのか知らないけど、流石に見て見ぬふりなんてできないわ!

 

 

 輝夜「ちょっと、止めなさいよ。怖がってるじゃないの」

 

 幽香「あなたには関係ないわ……引っ込んでて……」

 

 輝夜「関係ないけど、見て見ぬふりなんでできないわよ。私もそこまで鬼じゃないしってか蓬莱人ですしね」

 

 幽香「邪魔しないでくれるかしら……私は今とても腹が立ってるのよ!!」

 

 

 この女から妖気が溢れだす。周りの動物達も昆虫達も逃げて残っているのは私達のみ。これはもう覚悟決めるしかないのかしら……。

 

 

 神子「待ってくれ!あなたは風見幽香殿ですね?私は豊聡耳神子!なぜ、彼女に危害を加えようとするのです!」

 

 幽香「危害を加えられて当然のことをしたから……死んでも仕方ないわね♪」

 

 星「幽香殿!」

 

 幽香「あなた達全員いらっしゃい!そこのおもちゃを壊れないように守ってみなさい!!」

 

 青娥「(まずいことになったわね……)」

 

 

 ------------------

 

 

 ヤマメ「……」

 

 

 辺りを見回すが誰もいない。旧都から少し離れた洞窟に糸で丸められた物体を担いで戻って来た。ここがヤマメの住処である。洞窟の中には小さな小屋があり、そこをねぐらにしている。

 

 

 ヤマメ「だ、だれもいないね……気配もなし……」

 

 

 自分の小屋なのに忍び寄るヤマメ。誰もいないことを確認してからドアを開け、物体を布団の上に置き糸を取っていく。すると中から出てきたのは!

 

 

 ヤマメ「……やっぱり男だ……!」

 

 

 仕事してたら男が穴から飛び出して来た。知らない者から聞けばなんのこっちゃって感じだけど、本当のことなんだからどうしようもないじゃん。私だっていきなり男が目の前に現れたら持って帰るじゃん。え?持って帰らない?そんなことはどうでもいいんだよ!取りあえずどうしたらいい!?ここに男がいることがばれたら連中が黙っていない。ケダモノの巣窟になってしまう!私の取り分が……じゃなくて!この妖怪なんで穴から?

 

 

 妖怪の顔をじっくり見ようと近づいたその時……。

 

 

 ヤマメ「あ!?」

 

 

 ドサッ!

 

 

 ミナト「ううん……ん?」

 

 

 ミナトの上に乗るメス蜘蛛がいた。

 

 




魔理沙が勘違いされる話。

ごめんなさい。魔理沙には犠牲になってもらいました。でも、大丈夫!どこかできっといいことある……かな?


地底に行く理由がなければ作ればいいだけだ!っというノリでやってしまった。自分でもなんでこんな展開にしたのかわからない……。
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