本編です!どうぞ!
どこまで続くかわからない竹林の中をボクはただひたすらに走り続けていた……。
ミナト「一体どこまで続いているのさ!?なに!?よくゲームとかであるイベントや正規ルートを通らないと出られないやつなんじゃ……もしそうだったらどうしたらいいの!?」
いきなり見知らぬ場所に居たり、尻尾や触角?が生えた状況の中でどうしたらいいのかわからず焦っていた。それに空を見上げると明らかに夜の星々達が輝いている。お月様もこんばんわしている時刻であることからしてボクはここで野宿するしかないのかを心の底で不安に駆られていた……。
ボクは同世代の中では身長は高いとはいえないし、幼顔で、友人と一緒だと兄弟に間違われたりすることがよくある(兄ではなく弟のほう)運動もそれほど得意じゃなく、勉強もクラスでは下から数えた方が早いぐらいの知性しかない……つまり何が言いたいかと言うと、サバイバルの知識なんて皆無のボクが見知らぬ竹林で取る行動なんてたかが知れている。
ミナト「誰かたすけてください!!」
人を探し続けることしか選択肢が出てこなかった。きっと誰かに出会えると走り続けてたが……。
ミナト「誰かたすけてく(ボコォ!)ぬぅわぁ!?」
一匹の妖怪?が地面に消えた……。
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<早朝の竹林で>
???「もう師匠ったら人使いが荒すぎるわよ!」
????「私達は妖怪だけどねぇ~!」
???「薬草の在庫がなくなってたこと私が師匠に伝えていたのに、すっかり忘れてたなんて……」
????「お師匠様も長生きしても人間ってことだねぇ」
一人は足元に届きそうな薄紫色の髪に、赤い瞳、頭にはうさ耳を生やし、制服的な衣装に身を包んでいる。もう一方は短めの黒髪に、ふわふわしたうさ耳に半袖のワンピースを着用している。
鈴仙・優曇華院・イナバと因幡てゐは二人でこんなことを話していた。
鈴仙「永遠亭に好き好んでやってくる人っていないわよ。ちょっとぐらいの怪我なら「永遠亭に行くより、買った薬で治した方がいい」って言われるぐらいの
てゐ「鈴仙も私も人のこと言えないけど、姫様がダントツだもんね」
鈴仙「てゐ……あんた姫様に今の言葉伝わったらどうなるかわかってるの?」
てゐ「大丈夫!姫様はこれぐらいで折れる心を持ってない御方だから心配ないウサYO!」
鈴仙「まったく姫様が優しいからって悪戯しないでよ」
てゐ「大丈夫!大丈夫!!悪戯は鈴仙に仕掛けたほうが面白いからね!」
鈴仙「(―こいつ!)」
てゐが鈴仙をからかっているそんなときに茂みから一匹のモブウサギがてゐの元にやってきた。
てゐ「ん?お前どうしたの?」
鈴仙「てゐなんて言ってるの?」
てゐ「なんでも、落とし穴に落ちてる妖怪がいるって言ってるね」
鈴仙「落とし穴に引っかかるだなんてマヌケな妖怪ね」
てゐ「(鈴仙がそれを言うか……。)」
てゐが鈴仙に心の中でツッコミを入れながら、二人は落とし穴に引っかかった妖怪を見に行くことにした。
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鈴仙「よくこんな深い落とし穴作ったわね……」
てゐ「単純に深い落とし穴を作って遊んでいたんだけど、すっかり忘れてて放置してたやつだね」
鈴仙「(妖怪だったからよかったけど、人間だったらどうなっていたことか……)」
てゐ「早速引き上げてみるウサ!鈴仙!これ!」
鈴仙「それ河童が作ったアームじゃない?なんでてゐが?」
てゐ「今はどうでもいい!それで引き上げて面白いマヌケ顔を見てやる!!」
私は飽きれながらアームを操作し、穴に落ちた妖怪を引き上げることにした。
私達はまだこの時まで知らなかった。穴に落ちた妖怪が男だったことに!!
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悪気はなかった……私はただ悪戯心で落とし穴を掘って、忘れていただけで私は悪くない……この落とし穴は鈴仙を落とそうとしたものじゃなく、私のただの自己満足のお遊びで掘っただけなんだ。他人を気遣うことだってできるただの兎妖怪なんだ。私のせいじゃない!私のせいで……!!
鈴仙:てゐ「「お、おとこぉおお!!??」」
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忘れ去られし者達の最後の楽園幻想郷
この世界において、外の世界で忘れ去られた存在……神や妖怪や伝説上の物語の生き物たちが集う世界であり、その者達の居場所がここである。だが、この世界に生きる者には大きな問題がある。
それは、男女の比率が極端すぎることであることだ。外の世界では男女の比率は4:6で女性の方が少し多いぐらいである。ここではその比率が2:8で男性の方が希少であり、人里に住む人間ばかりなのだ。この幻想郷で男とは宝であり、女たちが
もし、そんな世界で男性に危害を加えたと知られたら、飢えた
てゐ「れ、れいせん……!!」
てゐは知らず知らずに涙を浮かべていた。男に危害を与えれば博麗の巫女が必ず動く。しかし、今回はそれ以上の出来事だった。
私達の目の前にいるのは
男妖怪……それはこの幻想郷においては伝説の生き物とまで言われている。男が2割しか存在せず、しかも人間ばかりだ。人里の男たちは私達のようなブサイクには見向きもしないし、嫌がられるのは当然だ。人間の男は人間の女を好きになり、愛を育んでいく。子供が生まれ、老いて死んでいく。まず、人間は妖怪と一緒になろうとする考え自体無い。だから、私が初めて香霖堂の亭主を見た時は世界が桃色ピンクになったのは言うまでもない。(白黒魔法使いに退治されちゃったけど)
妖怪は幻想郷にたくさんいる。でも、男の妖怪は一生生きているなかで、一度会えただけでも奇跡と言われるぐらい珍しい!師匠や姫様も見たことないと言っていた。男の妖怪がいるとなれば、香霖堂の亭主のように、幻想郷の妖怪達が求婚しにやってくるに違いない!だが、どうだろうか……目の前には落とし穴に掛かってボロボロの姿をした状態だ。こんなことが他の連中に知られたら!!!
てゐ「れ、れいせん!ど、どうしよう!?」
鈴仙「だだだだbぃじょうぶぶぅよぉお!!ま、まだ息はあるわけだし!わ、わたしたちは見なかったことにしたらいいことじゃないかしら!?」
てゐ「ダメだよ!!誰かに見つかったら私だってばれちゃう!!それに死んだら地獄の閻魔に永遠地獄に投獄されちゃうから!!」
鈴仙「じゃ、じゃどうするのよ!!?」
てゐ「とりあえずお師匠様に相談しよ!!鈴仙早くして!!」
鈴仙「ええ!?男の人背負ったことなんてないわよ私!?」
てゐ「そんなこと言っている場合じゃないよ!!私の人生が掛かってるの!!だから早くして!!」
鈴仙「わ、わかったわよ!!」
二人は急いで永遠亭に戻るのであった……。
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???「紫様、結界を通り抜けて何者かが幻想郷に入って来たみたいです」
紫「そう……藍、それは男?」
藍「いえ、そこまでは……ただ妖気を感じましたので、妖怪には違いありません」
紫「外の妖怪かしら?男だったらいいのに……」
藍「そのような夢のまた夢なことをおっしゃらないでください」
紫「藍ひどいじゃない?私だって夢見る乙女なのよ?」
藍「……冗談は顔だけにしてください」
紫「あなたも人のこと言えないじゃない……」
藍「それは承知しております……話が逸れましたが、その妖怪の現れた場所を特定しておきました」
紫「さすがね藍!それで、その妖怪はどこにいるのかしら?」
藍「それが……迷いの竹林のようです……」
私の名は八雲紫 <妖怪の賢者>と呼ばれ、他の妖怪から恐れられる存在。しかし、私の力よりも
迷いの竹林 それは
私は心の中で妖怪さんの無事を祈ることしかできなかった……。
なんとか二話目投稿できました!
仕事がしんどいので、書いていけるか毎回心配になります。
わずかな時間を見つけて書いていこうと思います。