あべこべ幻想郷で転生生活を!   作:てへぺろん

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天邪鬼であるあの子が登場です!



本編どうぞ!


暑い季節がやってきた。それでもボクらは止まらない!
35 すべてをひっくり返してやる!天邪鬼の奮闘記!


 暑い季節がやってきた。虫達が元気いっぱいに飛び回り、子供達は外で水遊びをする。大人たちも汗水流して今日と言う日を過ごしている。そんな人里で、蒸し暑いのに、顔を布で隠してコソコソしている者がいた。

 

 

 ???「(くっそ!こんな時に氷の妖精は何してやがる!あの(バカ)頭なら騙して里を氷漬けにするぐらいの異変を起こしてやろうと思ってたのによ……どこに行きやがったんだ?)」

 

 

 チルノは現在ピクニック中であった。それを知らなかった布頭巾の人物は汗だくになりながら探すも、決して見つかるはずはなかった。

 

 

 ???「(ちくしょう……こんな暑い中で頭巾なんて被ってられねぇぜ……)」

 

 

 布頭巾を外すとそこには小さな角が2本あり、黒髪に白と赤のメッシュが混在した髪が特徴的。一目で妖怪だと判断できる彼女は人目を避けて行動している。彼女の名は 鬼人 正邪 お尋ね者である。人が嫌がることを好み、人を喜ばせると自己嫌悪に陥るなどの性格をしている。彼女は天邪鬼であった。天邪鬼は嫌われることを好み、好かれることを嫌う変わった妖怪なのだ。そんな彼女は異変を起こし一度、巫女に退治され、その後は様々な追跡を逃げ切り隠れていた。時々、こうして隠れながら人里に来ては次の下剋上の準備をしていたのであった。

 

 

 正邪「(今日はついてねぇ……人里に来たが(バカ)はいねぇし、蒸し暑いし、昨日から何も食べてないから腹が減った……仕方ねぇ、帰るか……)」

 

 

 正邪は帰ろうとした時に、気になる会話が聞こえて来た。

 

 

 幻想郷に3人の男が入って来たこと。それに、3人とも妖怪らしい。この人里にもその男がいるらしいが、今日は寺子屋にはいなかった。2人のうち、一人はどこかわからないが、もう一人は迷いの竹林にある永遠亭と呼ばれる所に住んでいるらしい。この情報を手に入れた正邪はケタケタと笑っていた。

 

 

 正邪「(幻想郷に男だと?しかも3人か、いいこと思いついたぜ!そいつらを利用して、連中共を私の思い通りに動かしてやる!)」

 

 

 正邪は人里から駆け出していた。向かうは勿論……。

 

 

 正邪「(待ってろよ!永遠亭!!)」

 

 

 ------------------

 

 

 ミナト「おお♪モフモフだ~♪」

 

 

 現在、モブイナバ達に囲まれて天国気分のミナト。暑い季節になって、縁側で涼んでいたらモブイナバ達が集まって来た。モブイナバ達を撫でてやるととても気持ちよさそうにしてくれる。みんな「やって!やって!」っとねだるように纏わりついて、モフモフがとても気持ちよい。

 

 

 てゐ「撫でてもらっているのかお前達?」

 

 ミナト「あ、てゐちゃん。みんな撫でてあげると気持ちよさそうにしてくれるんだよ」

 

 

 モブイナバを撫でる。トロトロ顔になるモブイナバの表情を見ると、とても心晴れ晴れになる。暑さなんて吹っ飛んでしまいそうだ。

 

 

 てゐ「ふ~ん……そう……」

 

 

 なぜがてゐちゃんはボクから少し離れた所に三角座りした。チラチラとこっちを見ているけど、何しているのかな?

 

 

 ミナト「?どうしたの?」

 

 てゐ「……別に……なんでもない……」

 

 

 口ではそう言ってるけど、何度もチラチラ見てくるてゐちゃん。こっちもどうしていいのかわからない状況だった。するとモブイナバ達がボクの服を引っ張ってきた。一匹のモブイナバが他のモブイナバを撫でる……そんな光景をボクに見せてくる。それもてゐちゃんの方に向かって見えるようにして……!ティンときた!!

 

 ミナト「てゐちゃん、もしかして撫でてほしいの?」

 

 てゐ「!!?」

 

 

 耳がピコンと跳ねあがった。てゐの頬はほんのりと薄い赤みを帯びていた。

 

 

 ミナト「撫でてほしいんでしょ?いいよ。こっち来て」

 

 

 ポンポンと隣の場所を軽くたたくミナト。少しの沈黙の後にてゐはミナトの隣までやってきて……ちょこんとミナトの膝の上に座った。

 

 

 ミナト「え?てゐちゃん……?」

 

 てゐ「……撫でて……」

 

 ミナト「……うん」

 

 

 何も聞かずに優しく頭を撫でる。いつもはツンケンした妹が兄に甘えてくるような光景が広がっていた。モブイナバ達もその光景を邪魔しないように静かに見守っていた。そんな光景を見ているのはモブイナバ達だけではなかった……。

 

 

 ------------------

 

 

 正邪「くそぉおお!迷子になったぁああああああ!!!」

 

 

 うっかりしていた。正邪は永遠亭に向かっていたが、まず初めに迷いの竹林を抜ける必要があったのだが、暑さのせいなのか男がいると知って興奮したのか定かではないが、案内人無しで竹林に足を踏み入れてしまったのだ。これではこの竹林から脱出するのは難しいのである。

 

 

 正邪「私としたことが……!このまま飢え死になんてまっぴらごめんだ!取りあえず道を探さないと!」

 

 

 道など整備されていない所にあるわけがなかった。正邪は焦っていた。この竹林はそう簡単に出ることは叶わない。最悪このままこの竹林の中で飢え死にもあり得るからだ。そんなときに一匹のモブイナバを正邪は見つけた。

 

 

 正邪「あれは・・・!」

 

 

 正邪は知っていた。この辺りに生息するウサギは全て永遠亭で飼われていることを、それはナイスタイミングで竹林の奥地へと向かっていた。その後を付けていけばこの竹林から抜けることもできるし、目的地の永遠亭へ行くことが出来る。早速、モブイナバに見つからないように隠れながら尾行することにした。

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 正邪「(ケケケ!思った通りだ♪)」

 

 

 思った通りに永遠亭にたどり着いた。モブイナバは門を潜るとそのまま庭の方に向かって行った。

 

 

 正邪「(中に入るのはまずいな……門の外から様子を見て見るか)」

 

 

 庭の方の壁によじ登り、中の様子を確かめようとした。そこには、正邪の目に驚くべき光景が映っていた。

 それは、話に聞いていた男妖怪がいたことは驚くことはなかった。だが、その男の膝の上で、しかも頭を撫でられている悪戯ウサギの姿だったのだ。その男は嫌な顔をせずに、醜く、意地汚く、可愛げが全くないウサギを撫でていたのだ。これには正邪も驚きだった。仕入れた情報には美醜逆転のことはなかったため、正邪はこの男妖怪はただ者ではないと感じ取った。

 

 

 正邪「(あいつ、あんなにきたねぇガキが好きなのか!?変わった野郎だ……!)」

 

 

 目の前の光景に夢中になっていた。しばらく見ていると廊下を歩く音が聞こえてきた。

 

 

 正邪「(ゲェ!?あの仮面野郎は!!)」

 

 

 正邪でも会いたくない相手……蓬莱山輝夜がやってきた。仮面を外せばそこに待っているのはだ。(むご)たらしく最も死にたくない死に方をしてしまう。そんな核兵器の塊と同じ奴が来たら流石のあいつも逃げ出すはず……しかし、そんなことには当然ならなかった。

 

 

 輝夜「意外ね。てゐが甘えてるなんて♪」

 

 てゐ「あ、甘えてない!ミナトが撫でたいって言ったから……」

 

 ミナト「あれ?ボクそんなこと言ってないよ?」

 

 てゐ「シー!!」

 

 輝夜「ふふ♪てゐも甘えん坊さんね♪」

 

 

 口が塞がらなかった。あの悪戯ウサギだけでなく、あの汚姫様(輝夜)と一緒に、しかも()()()話してやがる。あいつはミナトとか言っていたな……あの妖怪、天邪鬼には見えない。触角と変わった尻尾を付けている……だが、そんなことはどうでもいい!どうなってんだ!?あんなブサイクに囲まれて平気でいられるわけがない!私だって我慢できずに吐いてしまう自信がある。だが、そんなときに一つの案が思いついた。

 

 

 正邪「(そうだ!あいつをレジスタンスに引き込んで、異変を起こせば、博麗の巫女だってそう簡単に手出しが出せないはずだ!これはチャンス!!)」

 

 

 正邪にみなぎる暑い闘志が宿っていた。近くにあった大きな岩に手をかざした。

 

 

 正邪「(よし!早速……!)」

 

 

 逆転「リバースヒエラルキー」!!!

 

 

 てゐが座っていた場所に突然岩が現れた……!

 

 

 ------------------

 

 

 ミナト「……あれ?」

 

 

 いきなり景色が変わった。これは竹?よく見ているからわかる。目の前にあるのは竹林だ。さっきまではてゐと姫様とお話ししていたのに……すると、いきなり誰かに抱き上げられた!

 

 

 ミナト「え!なに!?」

 

 正邪「少し黙ってな!ケケケ!」

 

 

 そう言ってボクをお姫様抱っこする女の子。お姫様抱っこなんて人生で初めて経験した……胸キュンしちゃう……じゃなくて!女の子にお姫様抱っこされているボクってどうよ!?男として情けなくない?それにいきなりで反応できなかったけど、この子どこかで見たことがあるぞ?……そうだ!天邪鬼の……!

 

 

 ミナト「君って……鬼人正邪ちゃんだよね?」

 

 正邪「私を知ってるのか?今はまぁいい!それより黙ってろ!走れねぇだろ!」

 

 ミナト「あ、すみません」

 

 

 黙ってしまった。一生懸命にボクを抱っこしながら走って汗を掻いている姿に何も言えなかった。そして、走り続けていた正邪ちゃんが足を止めた。

 

 

 正邪「はぁ……はぁ……ここまで来ればそう簡単に追いつけないだろ……はぁ……」

 

 ミナト「大丈夫?水は……持ってないね……どうしようか……」

 

 

 持ち物なんて何も持っていなかった。それもいきなり女の子、正邪ちゃんに連れ去られちゃったんだから持てるはずなんてなかった。それにしても、なんで正邪ちゃんがボクなんかを……?

 

 

 ミナト「ねぇ、一つ聞きたいんだけど?」

 

 正邪「はぁ……なんだ……はぁ……?」

 

 ミナト「正邪ちゃんはなんでボクを連れ去ったの?」

 

 

 しばらくして息を整えると正邪は堂々と話始めた。

 

 

 正邪「ふふん♪お前を私のレジスタンスに加えてやろうかと思ってな!」

 

 ミナト「レジスタンス?」

 

 正邪「ああ、お前みたいな変わり者でも大歓迎だ!私と一緒にこの幻想郷に革命を起こそうぜ!」

 

 

 ナニイッテルノカヨクワカラナイデス……あ!正邪ちゃんと言えば天邪鬼だ。天邪鬼は好きが嫌いになって、嫌いが好きになるあべこべの性質を持つ妖怪の設定だ。それで、一度異変を起こしたんだっけ。それに、変わり者って……正邪ちゃんは新聞読まない派かな?ボクは読まない派です。

 

 

 ミナト「えっと……新聞読んでないの?」

 

 正邪「新聞だぁ?鴉天狗の奴のか?あんなのケツ拭く紙にしかならないもん読むかよ」

 

 ミナト「(文さんかわいそうに……ひどい言われようだ)」

 

 正邪「そんなことより私と手を組め!革命が起きればお前は好きな女をいっぱい抱けるんだぜ!」

 

 ミナト「ボク、そんな安い男じゃありませんよ?」

 

 

 それから甘い言葉で落とそうとするが、ミナトの反応は全てイマイチだった。

 

 

 正邪「(くそ!手ごわいな!こうなったら力ずくでも……!)」

 

 

 

 

 

 グゥ~……。

 

 

 正邪「……」

 

 ミナト「……お腹空いたの?」

 

 正邪「空いてない!!」

 

 

 

 

 

 グゥ~……!

 

 

 正邪「/////」

 

 

 腹が否定した。昨日から何も食べていなかったので、ものごっつ腹が減っていたのだ。正邪の顔がほんのり赤くなった。

 

 

 ミナト「減ってるじゃないか」

 

 正邪「減ってないって言ってるだろ!」

 

 

 天邪鬼の性質からか正邪ちゃんは否定するけど、さっきからお腹が鳴っている。竹林の中を走っていたが、幸いにもこの近くに見知った景色が目に入った。運よく竹林から抜け出せそうだ!

 

 

 ミナト「正邪ちゃん、こっち来て」

 

 正邪「は?なんだよ……?」

 

 

 ミナトと正邪の二人は竹林から抜け出した。するとそこには寺があった。<命蓮寺>と書かれていた。正邪は知らず知らずに命蓮寺側に向かっていたのだ。

 

 

 正邪「ゲェ!?ここは!!」

 

 ミナト「知ってるの?なら話が早いね。」

 

 正邪「私はいかねぇぞ!捕まるのがオチだ!」

 

 

 断固拒否するといった形で距離を取る正邪ちゃん。でも、お腹減ってるみたいだし、こんな暑い中に一人で放っては置けない。仕方ないので、正邪ちゃんの手を取り誘導する。

 

 

 正邪「お、おま!?なにしやがる!!?」

 

 ミナト「お腹ペコペコなんでしょう!大丈夫だよ。ボクの知り合いって言えば大丈夫だから……」

 

 正邪「い、いや……私顔知られてる……」

 

 ミナト「白蓮さんいますかー?」

 

 正邪「話きけー!!」

 

 

 抗議も虚しく、強制的に命蓮寺の門を潜るミナトと正邪。奥から出て来たのは茶色の垂れ耳と小さな尻尾を持った響子が走ってきた。

 

 

 響子「ミナトさん!おはようござい……アアアアア!!!」

 

 

 響子は山彦であるためその声は寺中に響き渡った!

 

 

 一輪「ちょっとなによ!?」

 

 ぬえ「響子うるさいよ!」

 

 星「一体どうしたのですか?」

 

 村紗「なんだよ……賢者タイムぐらい静かにしろって男!!?村紗!!ヘヴンへの階段へ向かっていきまー「南無三!」ぐえぇ!!」

 

 

 響子ちゃんの声にみんな集まってきた。白蓮さんも奥からもの凄い勢いでやってきて、村紗さんを鎮めたね。やっぱりすごいや。

 

 

 聖「ミナトさんと……鬼人正邪……」

 

 

 白蓮さんが警戒を強める。無理もないけど、今は正邪ちゃんのために警戒を解いてもらわないと……。

 

 

 ミナト「白蓮さん!聞いてください!実はですね……」

 

 

 <かくかくしかじか>

 

 

 聖「―なるほど……理解しました。ミナトさんがそこまで言うんですから私からは何も言いませんよ」

 

 ミナト「ありがとうございます!」

 

 

 白蓮さんは話しがわかる人で本当によかったと思った。しかし、周りのみんなはさっきからボクを凝視(ぎょうし)してくる。白蓮さんと話をしている時でもずっとだ。本当にどうしたの?

 

 

 聖「つかぬことを(うかが)いますけど……どうして手を?」

 

 ミナト「―あ!」

 

 

 忘れていた。さっきからずっと正邪ちゃんの手を握っていたことを……正邪ちゃん怒ってるだろうと思って、恐る恐る見てみると……。

 

 

 正邪「ッ/////」

 

 

 顔を真っ赤にして目に涙を浮かべている正邪ちゃんの姿だった!

 

 

 ミナト「(えぇ!?ボクそんなに嫌がられてるの!?)」

 

 

 実際は照れていたのであったが、ミナトは感じとれなかった。変な所で鈍感なのである。

 

 

 ぬえ「(あの正邪が照れてる!?ありえないだろ!?)」

 

 星「(あの天邪鬼を……ミナト殿は侮れないですね)」

 

 一輪「(ミナトさんと手を!?この天邪鬼羨ましいことを!!)」

 

 響子「(いいなぁ……♪)」

 

 村紗「(なななななななにぃいいい!?手を!?手をぉおお!繋いでいるだとぉおお!!私だってミナトの手をしゃぶりつくして、交わりたいのにぃいい!!!このアマ!!絶対許さんぞおぉおお!!!)」

 

 

 知らずに殺気を向けられる正邪だったが、そんなことは気にならない。命蓮寺の連中に見つかって、聖に説明し終わるまで手を握っていたのだ。正邪だって女の子……恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。それも、自分の容姿も気にも留めない変わり者(正邪がそう思っているだけ)に握られているのだ。耐えられずに羞恥心に支配されてしまっていた。

 

 

 正邪「―うぅう!!」

 

 

 恥ずかしくて声が出せない。どんどん汗が流れていく。気温のせいじゃない……こいつに握られて身体がどうしようもなく暑かったのだ。

 

 

 ミナト「ご、ごめん!正邪ちゃん!」

 

 

 慌てて手を離すミナト。正邪の掻いた汗で濡れていた手を見てしまって、正邪は何故かこう思った。

 

 

 

 

 

 寂しい……。

 

 

 

 

 

 マミゾウ「……これは……天下の天邪鬼様も男には勝てぬか♪」

 

 

 その光景を屋根から見て笑う狸がおったそうだ。

 

 

 ------------------

 

 

 逆転「リバースヒエラルキー」!!!

 

 

 目の前にいた彼がいきなり大きな岩に変わった。

 

 

 輝夜「……ふぇ?」

 

 

 気の抜けた声が出た。岩の上に乗っているのは、先ほどミナトの膝に乗っていたはずのてゐだった。輝夜とてゐはあまりにもいきなりの事だったので唖然としていたが、てゐが竹林に向かって走り去って行く影を見つけた。それはあの悪名高きお尋ね者の正邪の姿を見た。

 

 

 てゐ「あ……ああ!天邪鬼だ!それにミナトが連れて行かれちゃったよ!!」

 

 輝夜「天邪鬼……ですって!」

 

 

 輝夜は拳を握りしめた。手から血がにじみ出るほど力を入れていたことに気づく間もなく輝夜は走り出した!

 

 

 輝夜「あの天邪鬼!絶対に許さないわ!!」

 

 てゐ「あ!姫様!!」

 

 

 てゐの声は届かなかった。ミナトがさらわれたことに怒る輝夜。それも悪名高き鬼人正邪にである。もし、ミナトに手を出すようであれば私があいつを……!

 

 

 永琳「待ちなさい!そんなに慌てて一体どうしたの輝夜?」

 

 輝夜「退()いて永琳!天邪鬼がミナトをさらって行ったのよ!」

 

 永琳「天邪鬼……あのお尋ね者のことね」

 

 

 永琳の耳にも正邪の噂は入っていた。輝夜の状態から察するに、現状を把握した。しかし、このまま輝夜を野放しにしてしまえば、天邪鬼はともかく犠牲者が出てしまう可能性がある。仮面の下からでもその凶悪(ブサイク)フェイスが今にも姿を現しそうだったのだ。

 

 

 永琳「わかりました。しかし、輝夜一人だけ行かせる訳にはいきません。私もついていきます。優曇華、てゐの二人は留守番お願いね」

 

 鈴仙:てゐ「は、はい!」「わかった!」

 

 

 輝夜と永琳は騒ぎを聞きつけた鈴仙と追いついたてゐに留守を頼み、竹林に向かうのであった。

 

 




命蓮寺メンバーと正邪と絡みあ~うことになっていきます。
ゲスロリの正邪もいいけど、かわいい正邪……ありだと思います!
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